JPH0448545A - 低圧放電灯 - Google Patents
低圧放電灯Info
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- JPH0448545A JPH0448545A JP15514890A JP15514890A JPH0448545A JP H0448545 A JPH0448545 A JP H0448545A JP 15514890 A JP15514890 A JP 15514890A JP 15514890 A JP15514890 A JP 15514890A JP H0448545 A JPH0448545 A JP H0448545A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、低圧放電灯に係り、特にバックライト用蛍光
ランプのような細径の低圧放電灯に関する。
ランプのような細径の低圧放電灯に関する。
熱陰極放電灯および冷陰極放電灯については、照明学会
編の照明ハンドブック(昭和53年5月。
編の照明ハンドブック(昭和53年5月。
オーム社)の第759頁から第760頁に記載されてい
る。また、熱陰極形の蛍光灯については、同じ文献の第
160頁に記載されている。また、熱陰極の構造につい
ては、照明学会編のライティングハンドブック(昭和6
2年11月、オーム社)の第121頁に記載されている
。
る。また、熱陰極形の蛍光灯については、同じ文献の第
160頁に記載されている。また、熱陰極の構造につい
ては、照明学会編のライティングハンドブック(昭和6
2年11月、オーム社)の第121頁に記載されている
。
上記従来の熱陰極形低圧放電灯においては、電極を通電
によって加熱するために、1個の電極の両端に接続され
た2本のリード線が必要であり、放電管の管端の構造が
複雑になるという欠点があった。特に、放電容器の寸法
が小さい場合には、上記の欠点は致命的であった。なお
、冷陰極形低圧放電灯は、リード線は電極1個につき1
本であるが、陰極降下電圧が高く、したがって効率が低
いという欠点があった。
によって加熱するために、1個の電極の両端に接続され
た2本のリード線が必要であり、放電管の管端の構造が
複雑になるという欠点があった。特に、放電容器の寸法
が小さい場合には、上記の欠点は致命的であった。なお
、冷陰極形低圧放電灯は、リード線は電極1個につき1
本であるが、陰極降下電圧が高く、したがって効率が低
いという欠点があった。
また、電流が0.1A以下で、動作中の放電用ガスの圧
力が100Torr以下で、定常点灯状態において陰極
を加熱しない、いわゆる自己加熱形の熱陰極を有する低
圧放電灯においては、アークスポットが安定に形成され
ず放電が不安定になり、かつ寿命が短いという欠点があ
った。なお、高圧水銀灯などのように、放電電流が0.
5A以上で。
力が100Torr以下で、定常点灯状態において陰極
を加熱しない、いわゆる自己加熱形の熱陰極を有する低
圧放電灯においては、アークスポットが安定に形成され
ず放電が不安定になり、かつ寿命が短いという欠点があ
った。なお、高圧水銀灯などのように、放電電流が0.
5A以上で。
動作中における放電用ガスの圧力が千T orrにもな
るいわゆる高輝度放電灯は、自己加熱形の熱陰極である
が、放電用ガスの圧力が高く、かつ放電電流が大きいの
で、アークスポットが安定に形成され、従って、1個の
熱陰極に対して1個のリード線方式が可能になる。放電
電流が0.1A以下、放電用ガスの圧力が100Tor
r以下であるような低圧放電灯においては、アークスポ
ットが安定に形成できないため、1個の熱陰極に対して
1個のリード線方式は実現されていない。
るいわゆる高輝度放電灯は、自己加熱形の熱陰極である
が、放電用ガスの圧力が高く、かつ放電電流が大きいの
で、アークスポットが安定に形成され、従って、1個の
熱陰極に対して1個のリード線方式が可能になる。放電
電流が0.1A以下、放電用ガスの圧力が100Tor
r以下であるような低圧放電灯においては、アークスポ
ットが安定に形成できないため、1個の熱陰極に対して
1個のリード線方式は実現されていない。
本発明の目的は、管端部の構造が単純で、放電が安定で
、長寿命で、かつ高効率である低圧放電灯を提供するこ
とにある。
、長寿命で、かつ高効率である低圧放電灯を提供するこ
とにある。
上記目的は、金属板の表面あるいは少なくとも、二枚の
金属板の間に電子放射物質を保持したことを特徴とし構
造の熱陰極採用し、かつ前記熱陰極の一端のみをリード
線に接続する方式にすることによって達成される。
金属板の間に電子放射物質を保持したことを特徴とし構
造の熱陰極採用し、かつ前記熱陰極の一端のみをリード
線に接続する方式にすることによって達成される。
なお、ここで言う熱陰極とは、陰極降下電圧が60V以
下である電極であり、具体的には、二つの電極を15m
+以下の間隔で設置し、放電を行ったときの放電電圧(
実効値)が60V以下になる電極である。
下である電極であり、具体的には、二つの電極を15m
+以下の間隔で設置し、放電を行ったときの放電電圧(
実効値)が60V以下になる電極である。
少なくとも、二枚の金属板の間に電子放射物質を保持し
たことを特徴とした構造にすると、二枚の金属板の間で
アークが絞られアークスポットが安定に形成され、放電
が安定になる。また、二枚の金属板の一端のみを支持す
る構造なので管端の構造が単純になるという利点も生じ
る。また、金属板の表面に電子放射物質を保持だことを
特徴とした構造にすると、電極における電子放射物物質
の表面積が大きくなるため、始動的にグロー放電からア
ーク放電に移行しやすくなる。また、電極の多くの部分
が電子放射物質で被われているため、始動時のグロー放
電の高い陰極降下電圧によるタングステンやリード線等
からのスパッタによる電極黒化も非常に少ないという利
点も生じる。
たことを特徴とした構造にすると、二枚の金属板の間で
アークが絞られアークスポットが安定に形成され、放電
が安定になる。また、二枚の金属板の一端のみを支持す
る構造なので管端の構造が単純になるという利点も生じ
る。また、金属板の表面に電子放射物質を保持だことを
特徴とした構造にすると、電極における電子放射物物質
の表面積が大きくなるため、始動的にグロー放電からア
ーク放電に移行しやすくなる。また、電極の多くの部分
が電子放射物質で被われているため、始動時のグロー放
電の高い陰極降下電圧によるタングステンやリード線等
からのスパッタによる電極黒化も非常に少ないという利
点も生じる。
前記二枚の金属板間の距離を0.5−以上2m以下にし
、金属円筒の肉圧を0.05m以上0.3■以下にする
と、アークスポットが安定に形成され安定な放電が得ら
れる。すなわち、前記二枚の金属板間の距離が0.51
未満においては電極損失が大きくなり、2■を越えると
アーク安定化の効果が小さくなる。また、金属板の肉圧
が0.05a未満であると金属板にアークスポットが発
生し、金属板が高温度になって破損することがあり、0
.3mを越えると熱伝導率、熱容量が大きくなって放電
始動電圧が高くなるという欠点が生じる。
、金属円筒の肉圧を0.05m以上0.3■以下にする
と、アークスポットが安定に形成され安定な放電が得ら
れる。すなわち、前記二枚の金属板間の距離が0.51
未満においては電極損失が大きくなり、2■を越えると
アーク安定化の効果が小さくなる。また、金属板の肉圧
が0.05a未満であると金属板にアークスポットが発
生し、金属板が高温度になって破損することがあり、0
.3mを越えると熱伝導率、熱容量が大きくなって放電
始動電圧が高くなるという欠点が生じる。
金属板の厚みが0.05m以上0.3mm以下の範囲に
あると、電極の活性化を高周波加熱で行う際に加熱が容
易になるという利点が生じる。
あると、電極の活性化を高周波加熱で行う際に加熱が容
易になるという利点が生じる。
前記金属板の材質を鉄、ニッケルあるいは両者の合金に
すると加工が容易になる。
すると加工が容易になる。
前記金属板の形状を概略矩形とし、矩形の短辺を長さを
3m以下にすると、電極損失が小さくなり高効率が得ら
れる。すなわち、熱電子は矩形の長辺部から放出される
が、矩形の短辺の長さが3mm以上においては、長い距
離の狭い空間を通して電子が放出されるので、電極損失
が大きくなるという欠点が生じる。
3m以下にすると、電極損失が小さくなり高効率が得ら
れる。すなわち、熱電子は矩形の長辺部から放出される
が、矩形の短辺の長さが3mm以上においては、長い距
離の狭い空間を通して電子が放出されるので、電極損失
が大きくなるという欠点が生じる。
上記の効果は、放電用ガスの主成分を希ガスとし、希ガ
スの原子量をMとするときTorrで表した希ガスの圧
力が280/M以上で2000/M以下にすることによ
り、よりいっそう達成される。
スの原子量をMとするときTorrで表した希ガスの圧
力が280/M以上で2000/M以下にすることによ
り、よりいっそう達成される。
前記熱電子放射物質としてB a 2 Ca W Ob
sBa、Y、WO,,5BaC12AQ、O,、La
BGの中から選ばれた少なくとも一種を使用すると、こ
れらの物質は空気中で安定で、活性化も不要なので、電
極を高周波加熱などをする必要が無く、ランプ製造が簡
単になるという利点が生じる。
sBa、Y、WO,,5BaC12AQ、O,、La
BGの中から選ばれた少なくとも一種を使用すると、こ
れらの物質は空気中で安定で、活性化も不要なので、電
極を高周波加熱などをする必要が無く、ランプ製造が簡
単になるという利点が生じる。
第1図に、本発明の第1の実施例を示す、内面に蛍光体
被膜3を備えた直管状の放電容器4の両端に、熱陰極1
,2が封入されており、熱陰極1゜2はそれぞれ1本の
リード線5.6に接続されている。リード線が1本なの
で、放電管の管端の構造が単純になり、製造が簡単であ
るという利点が生じる。管端の構造が単純であるどう利
点は、放電管の内径が6m以下の場合に、その効果が大
になる。
被膜3を備えた直管状の放電容器4の両端に、熱陰極1
,2が封入されており、熱陰極1゜2はそれぞれ1本の
リード線5.6に接続されている。リード線が1本なの
で、放電管の管端の構造が単純になり、製造が簡単であ
るという利点が生じる。管端の構造が単純であるどう利
点は、放電管の内径が6m以下の場合に、その効果が大
になる。
第1図の実施例に使用した電極の一部断面図を。
第2図に示す、鉄−ニッケル合金からなる二枚の金属板
10.10’の間に熱電子放射物質12を塗布した二重
コイル11が挿入されており、二枚の鉄−ニッケル合金
板10.10’の端部に一本の支持線13が取付けられ
ている。熱電子放射物質12は二重コイル11に強く付
着しているので、金属板10.10’の間に単に熱電子
放射物質12を保持するより、熱電子放射物質12が脱
落しにくいという利点が生じる。
10.10’の間に熱電子放射物質12を塗布した二重
コイル11が挿入されており、二枚の鉄−ニッケル合金
板10.10’の端部に一本の支持線13が取付けられ
ている。熱電子放射物質12は二重コイル11に強く付
着しているので、金属板10.10’の間に単に熱電子
放射物質12を保持するより、熱電子放射物質12が脱
落しにくいという利点が生じる。
金属板10.10’は矩形状であり、その短辺は1.7
+m、長辺は6■、金属板10.10’の厚さは0.1
5閣である。二重コイル11の金属素線の直径が50μ
m以下なので、二重コイル部の熱容量が小さく、アーク
スポットは、金属板10.10’上ではなく、二重コイ
ル11上に発生する。金属板10.10’の厚みを0.
05閣以上にすると金属板10.10’ にアークスポ
ットが生じないので、金属板10.10’の材質として
は、高輝度放電灯に使用されているようなタングステン
、タンタル、モリブデンのような高融点金属を使用する
必要がなく、融点が1400℃以上の金属であれば充分
であり、電極の加工が簡単になるという利点が生じる。
+m、長辺は6■、金属板10.10’の厚さは0.1
5閣である。二重コイル11の金属素線の直径が50μ
m以下なので、二重コイル部の熱容量が小さく、アーク
スポットは、金属板10.10’上ではなく、二重コイ
ル11上に発生する。金属板10.10’の厚みを0.
05閣以上にすると金属板10.10’ にアークスポ
ットが生じないので、金属板10.10’の材質として
は、高輝度放電灯に使用されているようなタングステン
、タンタル、モリブデンのような高融点金属を使用する
必要がなく、融点が1400℃以上の金属であれば充分
であり、電極の加工が簡単になるという利点が生じる。
支持、1Q13の材質として、鉄、ニッケルおよび鉄、
ニッケルを含んだ合金が、加工性の面から最適である。
ニッケルを含んだ合金が、加工性の面から最適である。
熱電子放射物質12としては、通常の放電灯に使用する
ものでよいが、 B a2Ca WO6r L a B
atB a、Y、WO,、5B a O−A Q、○、
、5BaCL2AQ、03・3Ca○、Ba5rCaW
O,を使用すると、電極に塗布してからの脱ガスが容易
であるという利点が生じる。
ものでよいが、 B a2Ca WO6r L a B
atB a、Y、WO,、5B a O−A Q、○、
、5BaCL2AQ、03・3Ca○、Ba5rCaW
O,を使用すると、電極に塗布してからの脱ガスが容易
であるという利点が生じる。
リード線5.6は放電管4の管軸と同軸に設けられてい
る。従来は放電管4の管端に口金を設けたり、放電管4
の管壁の一部を固定する方法などによって放電管4を光
学的に一定な場所に設置していたが、本実施例のように
、リード線5,6と放電管4の管軸とが同軸の場合には
、リード線5および6だけによって光学的な位置ぎめが
8来、すなわち、リード線5.6だけでランプを固定で
きるという利点が生じる。
る。従来は放電管4の管端に口金を設けたり、放電管4
の管壁の一部を固定する方法などによって放電管4を光
学的に一定な場所に設置していたが、本実施例のように
、リード線5,6と放電管4の管軸とが同軸の場合には
、リード線5および6だけによって光学的な位置ぎめが
8来、すなわち、リード線5.6だけでランプを固定で
きるという利点が生じる。
放電管4の内面の少なくとも一部に、蛍光体3が塗布さ
れている。蛍光体塗布膜3が存在する場合には、電極1
.2を挿入する際に電極1.2が蛍光体膜3に接触し蛍
光体3が脱落することがあるが、この不良に対して、本
発明のように電極−端を支持する方式は、従来の電極の
両端を支持する方式に比べ、特に有利になる。
れている。蛍光体塗布膜3が存在する場合には、電極1
.2を挿入する際に電極1.2が蛍光体膜3に接触し蛍
光体3が脱落することがあるが、この不良に対して、本
発明のように電極−端を支持する方式は、従来の電極の
両端を支持する方式に比べ、特に有利になる。
第1図において、放電管4を内径5■、長さ270閣の
ソーダガラス管とし、内面に蛍光体3として希土類蛍光
体Y、O,: Eu、 MgA 1211011: C
e、Tb、38 r、(PO,)、・Ca(1に、の混
合物を塗布した。放電用ガスは、20Torrのアルゴ
ンと水銀蒸気である。
ソーダガラス管とし、内面に蛍光体3として希土類蛍光
体Y、O,: Eu、 MgA 1211011: C
e、Tb、38 r、(PO,)、・Ca(1に、の混
合物を塗布した。放電用ガスは、20Torrのアルゴ
ンと水銀蒸気である。
上記の本発明の低圧放電灯を30kHz、20mAの放
電電流で点灯したところ、放電始動時にはグローが二枚
の金属板10.10’の間に入り。
電電流で点灯したところ、放電始動時にはグローが二枚
の金属板10.10’の間に入り。
良好な始動特性を示し、電極1,2は、陰極降下電圧が
13Vの熱陰極として安定に動作し、二枚の金属板10
.10’ によってアークが絞られアークスポットも安
定であり、輝度は14000ntが得られ、冷陰極蛍光
ランプの約1.7倍の効率が得られた。また、リード線
5,6だけによって放電灯を固定するだけで、光学的に
最適な位置を保つ事ができた。このように、単純な支持
構造で光学的位置を確保できるので、薄形化が強く要求
される液晶用のバックライトに最適である。
13Vの熱陰極として安定に動作し、二枚の金属板10
.10’ によってアークが絞られアークスポットも安
定であり、輝度は14000ntが得られ、冷陰極蛍光
ランプの約1.7倍の効率が得られた。また、リード線
5,6だけによって放電灯を固定するだけで、光学的に
最適な位置を保つ事ができた。このように、単純な支持
構造で光学的位置を確保できるので、薄形化が強く要求
される液晶用のバックライトに最適である。
前記の実施例では一本の支持線13を使用した場合につ
いて述べたが、支持線13が二本であっても電極の一端
のみを支える構造の電極なので、構造は従来よりもはる
かに単純になる。
いて述べたが、支持線13が二本であっても電極の一端
のみを支える構造の電極なので、構造は従来よりもはる
かに単純になる。
第3の実施例は、第2図に示す電極において、金属板1
0.10’の外面にコージェライト(2Mg0・2AQ
、03・5 S i O2)等の赤外線領域における放
射率が0.5以上である物質の粉末を、水ガラスをバイ
ンダーにして塗布したものである0通常の鉄−ニッケル
合金の波長数μm〜数十μmにおける放射率が0.3以
下であるのに対して、コージェライトの放射率は0.8
程度はあるので、熱の放射が大きく、金属板10.10
’の温度が低下し、電極が長寿命になった。また、コー
ジェライト、水ガラスは電気絶縁物であるので、放電始
動時にグローは確実に金属板10゜10′の間に集中し
、良好な始動特性が得られた。
0.10’の外面にコージェライト(2Mg0・2AQ
、03・5 S i O2)等の赤外線領域における放
射率が0.5以上である物質の粉末を、水ガラスをバイ
ンダーにして塗布したものである0通常の鉄−ニッケル
合金の波長数μm〜数十μmにおける放射率が0.3以
下であるのに対して、コージェライトの放射率は0.8
程度はあるので、熱の放射が大きく、金属板10.10
’の温度が低下し、電極が長寿命になった。また、コー
ジェライト、水ガラスは電気絶縁物であるので、放電始
動時にグローは確実に金属板10゜10′の間に集中し
、良好な始動特性が得られた。
金属板10.10’の放射率を大きくする方法としは、
鉄−ニッケル合金の板の表面を酸化したり、クロムを加
えて酸化させる方法が簡便である。
鉄−ニッケル合金の板の表面を酸化したり、クロムを加
えて酸化させる方法が簡便である。
アルミナ、ジルコニア、チタニア、SiCなどのセラミ
ックスやカーボンの粉末を塗布しても良好な特性が得ら
れる。
ックスやカーボンの粉末を塗布しても良好な特性が得ら
れる。
第3図は1本発明の別の実施例の電極を示したものであ
る。−枚の矩形状金属板lOのおおよそ半分の部分に、
熱電子放射物質12を塗布した二重コイル11を巻きつ
けた後、金属板1oを折り曲げて熱電子放射物質12を
金属板10で挾んだ構造である。この実施例は、コイル
↓1の固定が確実であるという利点が生じた。
る。−枚の矩形状金属板lOのおおよそ半分の部分に、
熱電子放射物質12を塗布した二重コイル11を巻きつ
けた後、金属板1oを折り曲げて熱電子放射物質12を
金属板10で挾んだ構造である。この実施例は、コイル
↓1の固定が確実であるという利点が生じた。
本発明の実施例に使用した電極の一部断面図を。
第4図に示す、鉄−ニッケル合金からなる金属板10の
外側に熱電子放射物質12を塗布した二重コイル11が
形成されており、鉄〜ニッケル合金板10の端部に一本
の支持線13が取付けられている。熱電子放射物質12
は二重コイル11に強く付着しているので、金属板10
の外側に単に熱電子放射物質12を形成するより、熱電
子放射物質が脱落しにくいという利点が生じる。
外側に熱電子放射物質12を塗布した二重コイル11が
形成されており、鉄〜ニッケル合金板10の端部に一本
の支持線13が取付けられている。熱電子放射物質12
は二重コイル11に強く付着しているので、金属板10
の外側に単に熱電子放射物質12を形成するより、熱電
子放射物質が脱落しにくいという利点が生じる。
金属板10は矩形状であり、その短辺は1.7閣、長辺
は6nn、金属板10の厚さは0.15mmである。二
重コイル11の金属素線の直線が50μm以下なので、
二重コイル部の熱容量が小さく、アークスポットは、金
属板10上ではなく、二重コイル11上に発生する。金
属板10の厚みを0.05m以上にすると金属板10に
アークスポットが生じないので、金属板10の材質とし
ては、高輝度放電灯に使用されているようなタングステ
ン、タンタル、モリブデンのような高融点金属を使用す
る必要がなく、融点が1400℃以上の金属であれば充
分であり、電極の加工が簡単になるという利点が生じる
。支持線の材質として、鉄。
は6nn、金属板10の厚さは0.15mmである。二
重コイル11の金属素線の直線が50μm以下なので、
二重コイル部の熱容量が小さく、アークスポットは、金
属板10上ではなく、二重コイル11上に発生する。金
属板10の厚みを0.05m以上にすると金属板10に
アークスポットが生じないので、金属板10の材質とし
ては、高輝度放電灯に使用されているようなタングステ
ン、タンタル、モリブデンのような高融点金属を使用す
る必要がなく、融点が1400℃以上の金属であれば充
分であり、電極の加工が簡単になるという利点が生じる
。支持線の材質として、鉄。
ニッケルおよび鉄、ニッケルを含んだ合金が、加工性の
面から最適である。
面から最適である。
熱電子放射物質12としては、通常の放電灯に使用する
ものでよいが、B a、Ca WO,、L a B、。
ものでよいが、B a、Ca WO,、L a B、。
B a z YzWOl H5B a OA Q203
.5 B a O”2Au、O,・3CaO,Ba S
rcaWo、を使用すると、電極に塗布してからの脱
ガスが容易であるという利点が生じる。
.5 B a O”2Au、O,・3CaO,Ba S
rcaWo、を使用すると、電極に塗布してからの脱
ガスが容易であるという利点が生じる。
リード線5,6は放電管4の管軸と同軸に設けられてい
る。従来は放電管4の管端に口金を設けたり、放電管4
の管壁の一部を固定する方法などによって放電管4を光
学的に一定な場所に設置していたが、本実施例のように
、リード線5,6と放電管4の管軸とが同軸の場合には
、リード線5および6だけによって光学的な位置ぎめが
出来。
る。従来は放電管4の管端に口金を設けたり、放電管4
の管壁の一部を固定する方法などによって放電管4を光
学的に一定な場所に設置していたが、本実施例のように
、リード線5,6と放電管4の管軸とが同軸の場合には
、リード線5および6だけによって光学的な位置ぎめが
出来。
すなわち、リード線5,6だけでランプを固定できると
いう利点が生じる。
いう利点が生じる。
放電管1の内面の少なくとも一部に、蛍光体3が塗布さ
れている。蛍光体塗布膜3が存在する場合には、電極1
,2を挿入する際に電極1,2が蛍光体[3に接触し蛍
光体3が脱落することがあるが、この不良に対して、本
発明のように電極−端を支持する方式は、従来の電極の
両端を支持する方式に比べ、特に有利になる。
れている。蛍光体塗布膜3が存在する場合には、電極1
,2を挿入する際に電極1,2が蛍光体[3に接触し蛍
光体3が脱落することがあるが、この不良に対して、本
発明のように電極−端を支持する方式は、従来の電極の
両端を支持する方式に比べ、特に有利になる。
第1図において、放電管4を内径5膿、長さ270■の
ソーダガラス管とし、内面に蛍光体3として希土類蛍光
体YzO,: Eu、MgALxoxs:Ce、Tb、
3 S r、(P O4)、・Ca CQz の混合物
を塗布した。放電用ガスは、2QTorrのアルゴンと
水銀蒸気である。
ソーダガラス管とし、内面に蛍光体3として希土類蛍光
体YzO,: Eu、MgALxoxs:Ce、Tb、
3 S r、(P O4)、・Ca CQz の混合物
を塗布した。放電用ガスは、2QTorrのアルゴンと
水銀蒸気である。
上記の本発明の低圧放電灯を30kHz、20mAの放
電電流で点灯したところ、放電始動時にはグロー放電時
間が約0 、5 sec以下でアーク放電に移行すると
いう、良好な始動特性を示し、電極1.2は、陰極降下
電圧が13Vの熱陰極として安定に動作し、輝度は14
000ntが得られ、冷陰極蛍光ランプの約1.7倍の
効率が得られた。
電電流で点灯したところ、放電始動時にはグロー放電時
間が約0 、5 sec以下でアーク放電に移行すると
いう、良好な始動特性を示し、電極1.2は、陰極降下
電圧が13Vの熱陰極として安定に動作し、輝度は14
000ntが得られ、冷陰極蛍光ランプの約1.7倍の
効率が得られた。
また、リード線5,6だけによって放電灯を固定するだ
けで、光学的に最適な位置を保つ事ができた。このよう
に、単純な支持構造で光学的位置を確保できるので、薄
形化が強く要求される液晶用のバンクライトに最適であ
る。
けで、光学的に最適な位置を保つ事ができた。このよう
に、単純な支持構造で光学的位置を確保できるので、薄
形化が強く要求される液晶用のバンクライトに最適であ
る。
前記の実施例では一本の支持線13を使用した場合につ
いて述べたが、支持線13が二本であっても電極の一端
のみを支える構造の電極なので、構造は従来よりもはる
かに単純になる。
いて述べたが、支持線13が二本であっても電極の一端
のみを支える構造の電極なので、構造は従来よりもはる
かに単純になる。
第5図は1本発明の別の実施例の電極を示したものであ
る。−枚の矩形状金属板10の両側にニッケルメツシュ
14(350以上)を溶接し、メツシュ内に熱電子放射
物質12を塗布した構造である。この実施例は、コイル
を巻きつける必要が無く、加工が容易という利点が生じ
た。
る。−枚の矩形状金属板10の両側にニッケルメツシュ
14(350以上)を溶接し、メツシュ内に熱電子放射
物質12を塗布した構造である。この実施例は、コイル
を巻きつける必要が無く、加工が容易という利点が生じ
た。
本発明によれば、放電が安定で、始動的のグロー放電時
間が短く、寿命が長く、かつ高効率である低圧放電灯が
得られる。また、単純な管端構造の低圧放電灯が得られ
、製造方法が簡単になり、放電灯の取りつけも容易にな
るという利点が生じる。
間が短く、寿命が長く、かつ高効率である低圧放電灯が
得られる。また、単純な管端構造の低圧放電灯が得られ
、製造方法が簡単になり、放電灯の取りつけも容易にな
るという利点が生じる。
第1図は本発明の一実施例の断面図、第2図は本発明の
実施例の電極の一部断面斜視図、第3図〜第5図は本発
明の別の実施例の電極の斜視図である。 1.2・電極、10.10’・・・金属板、11・・・
コイル、12・・・熱電子放射物質、13・・支持線。 14・・・ニッケルメツシュ。 舅 回 冗t2轟護 ■ 図 第 図
実施例の電極の一部断面斜視図、第3図〜第5図は本発
明の別の実施例の電極の斜視図である。 1.2・電極、10.10’・・・金属板、11・・・
コイル、12・・・熱電子放射物質、13・・支持線。 14・・・ニッケルメツシュ。 舅 回 冗t2轟護 ■ 図 第 図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、少なくとも、二枚の金属板の間に電子放射物質を保
持した熱陰極を有することを特徴とした低圧放電灯。 2、前記熱陰極が、二枚の金属板の間に少なくとも電子
放射物質を塗布した折れ曲がった金属細線を収納した構
造であることを特徴とした特許請求の範囲第1項記載の
低圧放電灯。 3、放電用ガスの主成分を希ガスとし、希ガスの原子量
をMとするときTorrで表した希ガスの圧力が280
/M以上で2000/M以下であることを特徴とする特
許請求の範囲第1項あるいは第2項記載の低圧放電灯。 4、前記金属板の肉厚が0.05mm以上0.3mm以
下であることを特徴とする特許請求の範囲第1項から第
3項までのいずれか1つの項に記載の低圧放電灯。 5、前記金属板の形状を概略矩形とし、矩形の短辺の長
さが3mm以下にしたことを特徴とする特許請求の範囲
第1項から第4項までのいずれか1つの項に記載の低圧
放電灯。 6、前記熱電子放射物質としてBa_2CaWO_6,
Ba_3Y_2WO_9、5BaO・2Al_2O_3
,LaB_6の群から選ばれた少なくとも一種を使用し
たことを特徴とする特許請求の範囲第1項から第5項ま
でのいずれか1つの項に記載の低圧放電灯。7、金属板
の表面に電子放射物質を保持いたことを特徴とした熱陰
極を有することを特徴とした低圧放電灯。 8、放電用ガスの主成分を希ガスとし、希ガスの原子量
をMとするときTorrで表した希ガスの圧力が280
/M以上で2000/M以下であることを特徴とする特
許請求の範囲第1項記載の低圧放電灯。 9、前記金属板の肉厚が0.05mm以上0.3mm以
下であることを特徴とする特許請求の範囲第7項あるい
は第8項記載の低圧放電灯。 10、前記金属板の形状を概略矩形とし、矩形の短辺の
長さが3mm以下にしたことを特徴とする特許請求の範
囲第7項から第8項までのいずれか1つの項に記載の低
圧放電灯。11、前記熱電子放射物質としてBa_2C
aWO_6,Ba_3Y_2WO_9、5BaO・2A
l_2O_3,LaB_6の中から選ばれた少なくとも
一種を使用したことを特徴とする特許請求の範囲第7項
から第10項までのいずれか1つの項に記載の低圧放電
灯。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15514890A JPH0448545A (ja) | 1990-06-15 | 1990-06-15 | 低圧放電灯 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15514890A JPH0448545A (ja) | 1990-06-15 | 1990-06-15 | 低圧放電灯 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0448545A true JPH0448545A (ja) | 1992-02-18 |
Family
ID=15599587
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15514890A Pending JPH0448545A (ja) | 1990-06-15 | 1990-06-15 | 低圧放電灯 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0448545A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05258715A (ja) * | 1992-03-13 | 1993-10-08 | Matsushita Electric Works Ltd | 放電ランプ用陰極 |
-
1990
- 1990-06-15 JP JP15514890A patent/JPH0448545A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05258715A (ja) * | 1992-03-13 | 1993-10-08 | Matsushita Electric Works Ltd | 放電ランプ用陰極 |
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