JPH0448500B2 - - Google Patents

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JPH0448500B2
JPH0448500B2 JP62008140A JP814087A JPH0448500B2 JP H0448500 B2 JPH0448500 B2 JP H0448500B2 JP 62008140 A JP62008140 A JP 62008140A JP 814087 A JP814087 A JP 814087A JP H0448500 B2 JPH0448500 B2 JP H0448500B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crushing
crushed
rolls
particle size
gap
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP62008140A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63178857A (ja
Inventor
Nobuhiro Takahashi
Fumio Takagi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nittetsu Mining Co Ltd
Original Assignee
Nittetsu Mining Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nittetsu Mining Co Ltd filed Critical Nittetsu Mining Co Ltd
Priority to JP814087A priority Critical patent/JPS63178857A/ja
Publication of JPS63178857A publication Critical patent/JPS63178857A/ja
Publication of JPH0448500B2 publication Critical patent/JPH0448500B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は、岩石または鉱石等をロールクラツシ
ヤによつて破砕する方法に関し、特に比較的細粒
の産物、例えば製品粒子寸法として5mm以下の破
砕産物を得るための新たな破砕方法に関するもの
である。 従来の技術 従来ロールクラツシヤによつて岩石又は鉱石等
の破砕を行なう場合、破砕比を大きくするため
に、ロール間隙は目的とする産物の粒度と等しい
か、あるいはそれ以下に調整して破砕していた。
特に細粒産物の目標とする場合には、破砕産物中
の細粒分の割合をできるだけ大きくするために、
ロール間隙は目的とする産物の粒度の1/2程度の
寸法とするのが普通である。 第2図に基づいて従来の破砕機構を説明する
と、対向する一対のロール1,1′の間隙Sは被
破砕物の粒子の径Fより小さく、目的とする産物
の粒径Pに等しいか、それ以下である。 そして被破砕物粒子は対向する一対のロールの
表面に接する時点から、対向するロールが最も接
近した場所を通過するまで次第に増加する圧縮荷
重を受けて破砕される。これを、以下単粒子破砕
方式と称する。 更に、理論容量(ロールの幅×周速×ロール間
〓)以上の大量の原料を供給し、かく供給された
原料が両ロール間に一時的に堆積し、個々の粒子
が個々に動くことの出来ない状態で両ロールに噛
み込まれ、両ロールのうち可動ロールが噛み込ま
れた原料粒子群により押し開かれるようにし、そ
の際多重層をなしてロール間〓を通過する粒子群
が相互に押し潰される材料床粉砕方式が提案され
ている(特開昭59−160541号公報)。 発明が解決しようとする問題点 前記の単粒子破砕方式における被破砕物の通過
容量は、ロールの幅、周速および間隙で決まり、
理論通過容量の1/3程度の通過容量になるのが普
通とされている。従つて細粒産物を目的とする場
合には破砕室の通過容量が必然的に減少し、目的
とする産物の生産能力も低下するという問題がさ
けられない。 また上述の第2図による説明のように、従来法
においてはロール間隙の寸法が被破砕物の粒子径
より狭いために、いわゆる単粒子破砕が殆んどで
あつて粒子相互の作用による干渉破砕効果が殆ん
ど利用されていない。 従つて、破砕産物粒子の大きさと形状は一方向
(例えば左右)については間隙Sで規制されるけ
れども、他の二方向(例えば上下、前後)につい
ては規制されないので、破砕産物中には間隙S以
上の寸法を有する粒子が多数含まれ、またよく知
られているように粒子の形状も偏平、偏長のもの
が多くなるという欠点がある。 前記の材料床粉砕方式では、微粉の発生が多く
なり、またロール間隙の変動により周期的な力が
かゝるので、頑丈な基礎を必要とする欠点があ
る。 問題点を解決するための手段及びその作用 本発明は干渉破砕効果を利用して、細粒産物を
目的とするロールクラツシヤの処理能力の飛躍的
向上と、破砕産物粒子の形状を著しく改善するこ
とを目的とするものである。 コーンクラツシヤにおいては、マントルのスロ
ーを大きくして被破砕物粒子の多重層を形成して
圧縮破砕する粒子間破砕の顕著な例として、古く
よりジヤイラデイスククラツシヤが知られてい
る。そしてこの粒子間破砕は干渉破砕効果が著し
く大きな破砕方法であるが、本発明者等は種々研
究の結果、(1)粒子間の干渉破砕効果が破砕室の充
填密度と圧縮比によつて調節が可能なこと、(2)ロ
ールクラツシヤにおいても特定の条件下では干渉
破砕効果が利用できることを知見した。 本発明はこれらの知見に基づいてなされたもの
であつて、対向する一対のロール間に形成される
破砕室に、被破砕物を連続的に供給しつつ、二つ
のロールが互いに逆方向に回転することによつて
被破砕物を巻込み、連続的に圧縮破砕する形式の
ロールクラツシヤにおいて、ロール間の破砕間隙
を被破砕物の80%が通過する粒度の0.6〜1.8倍と
し、かつ被破砕物の通過量が破砕機の理論通過容
量の0.5〜0.8倍の範囲になるように供給量を制限
しつつ破砕することを特徴とするるロールクラツ
シヤによる破砕方法である。 以下、本発明の構成と作用について説明する。
本発明に用いるロールクラツシヤは、第1図に示
すように相対向する一対のロール間に形成される
破砕室に、被破砕物を連続的に供給しつつ、二つ
のロールが互いに逆方向に回転することによつて
連続的に圧縮破砕する形式のクラツシヤである。 そして本発明においては、第1図に示すK,
L,M,Nによつて区画される破砕室を、第2図
に示す従来例に比べて広くすることを特徴とす
る。すなわち第1図において、相対向するロール
1,1′の間隙Sを被破砕物の80%が通過する粒
度の0.6〜1.8倍の寸法に広げる必要がある。ここ
で被破砕物の80%が通過する粒度の0.6倍の寸法
とは、例えば第3図に示す原料(被破砕物)の場
合、残留量20%の粒度が約4.8mmであるからその
0.6倍は約2.9mmとなる。 このように破砕間隙Sを広くすることによつて
上記破砕室が広く形成されるので、多重層の被破
砕物粒子の流れが対向する二つのロール間を通過
することになり著しく通過容量が増加する。 そしてさらに他の条件として、被破砕物の供給
量を十分多くして通過量を理論通過容量の0.5〜
0.8倍の範囲に維持すれば、粒子間破砕を顕著に
するに足る干渉破砕効果を得ることができ、破砕
機の動力引出し量は著しく増加して、破砕産物粒
子は間隙Sで規制される以上に細かく破砕され、
破砕産物の80%粒度は破砕間隙の1/2程度になる。
しかも産物の粒形は著しく向上し、立方形状の角
のとれた粒形の良い産物を得ることができる。し
かし破砕間隙Sを被破砕物の80%粒度の1.8倍以
上に広げると、通過容量はもちろんさらに大きく
なるが、圧縮比が十分な干渉破砕効果を得ること
ができないので産物粒子は粗大化し、実質的な破
砕は行なわれなくなる。 そして破砕間隙Sが被破砕物の80%粒度の0.6
〜1.8倍の範囲内であつても、被破砕物の供給量
が多過ぎて通過量が理論通過容量の0.8倍をこえ
ると、破砕室内(第1図のK,L,M,N)で被
破砕物が圧縮されて行く過程で、被破砕物の圧密
状態を生じ、負荷が過大になるだけでなく、破砕
というよりは粉砕現象を生起して微粉の発生が著
しく増加する。 従つて、必要にして十分な干渉破砕効果を確保
し、かつ過大な圧密状態をさけるためには、前述
した対向するロール間の破砕間隙を被破砕物の80
%が通過する粒度の0.6〜1.8倍とし、被破砕物の
通過量が理論通過容量の0.5〜0.8倍の範囲、好ま
しくは0.6〜0.7の範囲になるように供給量を制限
することが必須の条件となる。 実施例 つぎに本発明による破砕方法と従来の単粒子破
砕方法を比較するために、安山岩の7号砕石を原
料(その粒度構成は第3図に示す)として粒径
2.1mm以下の砕砂の生産を目的として同一のロー
ルクラツシヤを用いて両方法を実施した結果を第
1表並びに第3図、第4図に示す。 表中には両方法によつて生産された製品の粒形
の違いを示すために、JISA5004に基づく砕砂の
粒形判定実積率の測定結果も示した。
【表】 (注) この割合は通過量を容積比に換算
これらの結果によれば本発明と従来方法による
破砕産物の粒度構成は第3,4図の実線並びに破
線で示すようにほゞ同等であるが、粒径2.1mm以
下の生産量動力の引出し量並びに生産量t当りの
消費動力において本発明がはるかに優れ、また実
積率並びに製品の肉眼観察によれば本発明による
製品粒子の形状はほゞ立方形であり、偏平、偏長
のものが多い従来方法に比べて優れていることが
判る。 発明の効果 本発明によれば、細粒産物の目的とするロール
クラツシヤの処理能力が飛躍的に向上するのでコ
ストの低減を図ることができ、かつ破砕製品粒子
の形状を著しく改善することができるので産業上
の利用価値は大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施するロールクラツシヤに
おける破砕状態を示す部分拡大図であり、第2図
は同じく従来方法のそれを示す図である。また第
3図は本発明と従来方法による被破砕物(原料)
並びに破砕産物の粒度分布を示す図であり、第4
図は同じく2.1mm以下の製品の粒度分布を示す図
である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 対向する一対のロール間に形成される破砕室
    に、被破砕物を連続的に供給しつつ、二つのロー
    ルが互いに逆方向に回転することによつて被破砕
    物を巻込み、連続的に圧縮破砕する形式のロール
    クラツシヤにおいて、ロール間の破砕間隙を被破
    砕物の80%が通過する粒度の0.6〜1.8倍とし、か
    つ被破砕物の通過量が破砕機の理論通過容量の
    0.5〜0.8倍の範囲になるように供給量を制限しつ
    つ破砕することを特徴とするロールクラツシヤに
    よる破砕方法。
JP814087A 1987-01-19 1987-01-19 ロ−ルクラツシヤによる破砕方法 Granted JPS63178857A (ja)

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JP814087A JPS63178857A (ja) 1987-01-19 1987-01-19 ロ−ルクラツシヤによる破砕方法

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JP814087A JPS63178857A (ja) 1987-01-19 1987-01-19 ロ−ルクラツシヤによる破砕方法

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JPS63178857A JPS63178857A (ja) 1988-07-22
JPH0448500B2 true JPH0448500B2 (ja) 1992-08-06

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011526538A (ja) * 2008-07-02 2011-10-13 ビューラー・アクチエンゲゼルシャフト 細穀粉及び/又は粗穀粉を製造する装置及び方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59160541A (ja) * 1983-01-24 1984-09-11 クレツクネル−フムボルト−ドイツ・アクチエンゲゼルシヤフト 脆弱粉砕材を連続圧砕するための方法と装置

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59160541A (ja) * 1983-01-24 1984-09-11 クレツクネル−フムボルト−ドイツ・アクチエンゲゼルシヤフト 脆弱粉砕材を連続圧砕するための方法と装置

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011526538A (ja) * 2008-07-02 2011-10-13 ビューラー・アクチエンゲゼルシャフト 細穀粉及び/又は粗穀粉を製造する装置及び方法
US10981177B2 (en) 2008-07-02 2021-04-20 Bühler AG Apparatus and method for producing flour and/or semolina

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JPS63178857A (ja) 1988-07-22

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