JPH0448449Y2 - - Google Patents

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JPH0448449Y2
JPH0448449Y2 JP7744088U JP7744088U JPH0448449Y2 JP H0448449 Y2 JPH0448449 Y2 JP H0448449Y2 JP 7744088 U JP7744088 U JP 7744088U JP 7744088 U JP7744088 U JP 7744088U JP H0448449 Y2 JPH0448449 Y2 JP H0448449Y2
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は湯沸かし室や洗面所あるいは浴室等に
配設する貯湯温水器に関するものである。
[従来の技術] 従来、湯を迅速に効率良く供給するための貯湯
温水器として温水器10の上部と下部にそれぞれ
貯湯用の上タンク3と下タンク1とを設けたもの
が種々提供されている。例えば実公昭48−5317号
に示されるものがある。この貯湯温水器は第2図
に示すように温水器10の内部に仕切板11を設
けて上タンク3と下タンク1とを形成してあり、
下タンク1内に下タンク1内の貯湯を加熱するた
めのヒータ2を設けてある。下タンク1内と上タ
ンク3内とは流入量を多くするために上端を上タ
ンク3内の底部に位置するように仕切板11に設
けた流入管4にて連通させてあり、上タンク3内
に溜めた貯湯を流入管4を介して下タンク1内に
補充し、ヒータ2により加熱して給湯管9から給
湯することができるようにしてある。そして下タ
ンク1内のヒータ2の制御は上タンク3内の底部
に配設した感知器7にて下タンク1に供給される
上タンク3内の貯湯の有無を検出して行うという
ものである。つまり、感知器7が貯湯に浸かつて
いることで上タンク3内から下タンク1内へ貯湯
の供給が行なわれているという状態を感知器7が
検知してヒータ2への通電が行なわれ、また、感
知器7が貯湯に浸かつていないことで上タンク3
内から下タンク1内に貯湯の供給を行うことが出
来ないという状態を感知器7が検知してヒータ2
への通電を停止するというものである。このとき
ヒータ2による下タンク1内の貯湯の加熱に伴い
下タンク1内に発生して下タンク1内の上部に一
定以上溜まつた蒸気は下タンク1の上部から上タ
ンク3の水面上方に亘つて連出された排出管5に
て下タンク1外に排出するというものである。
[考案が解決しようとする課題] しかし上述のような従来例にあつては、下タン
ク1内に溜まつた蒸気は排出管5を介して下タン
ク1内の貯湯を伴つて排出管5から上タンク3の
上方に向けて排出されるが、下タンク1内の貯湯
の水温がヒータ2の加熱により沸騰温度近くまで
上昇している場合には排出管5から貯湯と共に蒸
気が激しく噴出することとなり、噴出により騒音
が大きくなると共に激しい噴出により温水器10
全体が振動するという問題があつた。また、流入
管4の上端は上タンク3内の底部付近に開口して
いるためごみやみずあか等が流入されやすく、ご
みやみずあか等により流入管4が閉塞した状態に
なつていると下タンク1内に上タンク3内から流
入管4を介して貯湯を供給することができず、下
タンク1内は空状態となる。この状態で下タンク
1内の貯湯を加熱するためにヒータ2が作動した
場合、ヒータ2を制御する感知器7は上タンク3
内の底部に配設されているため、流入管4が閉塞
した状態では貯湯内に浸かつた状態となつてお
り、このことから下タンク1内に上タンク3内の
貯湯が供給されている状態であることを検知し、
誤動作してヒータ2に通電を行い、下タンク1内
が空焚き状態となり、オーバーヒートするという
問題があつた。
本考案は上記問題点を解決しようとするもので
あり、その目的とするところは、サブタンク内の
貯湯の加熱に伴い発生する蒸気を噴出音を抑制し
ながら排気管を介して排出することができ、蒸気
の噴出に伴う温水器の振動を防止することがで
き、また、サブタンク内が空焚き状態になるのを
防止することができる貯湯温水器を提供するにあ
る。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案における貯
湯温水器は、サブタンク1にサブタンク1内の貯
湯を加熱するための熱源部2を設け、サブタンク
1に隣接して加熱されたサブタンク1の熱伝導に
より貯湯を加熱するメインタンク3を配設し、サ
ブタンク1内とメインタンク3内の貯湯の水面上
方とを排気管5により連通し、下端をサブタンク
1内の下部に位置させた流入管4の上部をメイン
タンク3内に開口させ、排気管5の上部開口に排
気管5を介してサブタンク1内に溜まる空気を側
方に向けて分散噴出させるためのスリツト6を設
け、サブタンク1内にサブタンク1内の貯湯の有
無を検出して熱源部2を作動及び停止させるフロ
ートスイツチ7を設け、メインタンク3内の下部
付近にメインタンク3内に給水を行うための給水
管8を設け、サブタンク1内の上部付近からサブ
タンク1内の貯湯を給湯するための給湯管9を連
出したものである。
[作用] サブタンク1内の貯湯の加熱に伴いサブタンク
3内に発生する蒸気は排気管5を介してメインタ
ンク1の上方にまで送られ、排気管5の上部開口
に設けたスリツト6により側方に向けて分散排出
され、分散排出されることにより、排出による噴
出を抑制しながら噴出に伴う噴出音を抑制すると
共に噴出による温水器10の振動を防止する。ま
た、サブタンク1内に設置されたフロートスイツ
チ7によりサブタンク1内の貯湯の有無を検知し
て熱源部2を作動あるいは停止させサブタンク1
内が空焚き状態になるのを防止する。
[実施例] 湯沸かし室や台所等に配設される給湯を行うた
めの貯湯温水器の内部には第1図に示すようにメ
インタンク3を形成してあり、メインタンク3の
下部には熱伝導性のよい仕切板11を設けてメイ
ンタンク3よりも容量の小さいサブタンク1を設
けてある。このサブタンク1内にはサブタンク1
内の貯湯を加熱するための熱源部2を配設してあ
る。熱源部2としてはヒータ2aであり、サブタ
ンク1内の下部に配設してある。このとき熱源部
2はサブタンク1内の貯湯を加熱することができ
るのであればサブタンク1の下部に位置させるよ
うにしてもよい。このヒータ2aはメインタンク
3内に設けた温度感知器12により制御される。
また、サブタンク1内にはサブタンク1内の貯湯
の有無を検知して熱源部2を作動及び停止させる
フロートスイツチ7を配設してある。つまり、熱
源部2は温度感知器2により貯湯の水温が低い場
合に作動するようにしてあると共にサブタンク1
内が空焚き状態になるのを防止するためにサブタ
ンク1内に貯湯があることをフロートスイツチ7
が検知した場合に作動するようにしてある。そし
てサブタンク1内の貯湯を熱源部2により加熱す
ることで熱伝導によりメインタンク3内の貯湯も
加熱することができるようにしてある。メインタ
ンク3内の貯湯の水面上方とサブタンク1内とは
内部に流入管4が配設された2重の排気管5によ
り連通させてある。この排気管5は下端をサブタ
ンク1の上面に取着してあり、上部開口をメイン
タンク3内の貯湯の水面上方に位置させてある。
排気管5の内部に配設された流入管4は上端をメ
インタンク3内に開口させてあり、下端はサブタ
ンク1内の下部でヒータ2aに近接するように位
置させてある。つまり、熱伝導により加熱された
メインタンク3内の貯湯を流入管4を介して図中
矢印ロに示すようにサブタンク1内に流入するこ
とができるようにしてある。そしてヒータ2aに
よるサブタンク1内の貯湯の加熱に伴つてサブタ
ンク1内の上部には蒸気が溜まるが蒸気は排気管
5を介して図中矢印イに示されるように流れてサ
ブタンク1外に排出される。このとき排気管5の
内部に流入管4を設けて排気管5を流入管4とを
2重にして一体にしてあるので、流入管4を介し
てサブタンク1内に流入される貯湯は排気管5内
の高温水により加熱されることとなり、蒸気の排
気を行うと共に流入される貯湯を加熱することが
でき、排気される蒸気と流入される貯湯との熱交
換を効率よく行うことができる。排気管5の上端
にはスリツト6を設けてあり、このスリツト6に
より排気管5を介して排気管5の上部開口よりメ
インタンク3内の貯湯の水面上方に向けてサブタ
ンク1内から送られてくる蒸気は側方に向けて分
散噴出されるようにしてある。このように蒸気を
側方に向けて分散噴出させることにより蒸気の噴
出を抑制することとなり、噴出に伴う噴出音を抑
制し、騒音を防止すると共に噴出による温水器1
0の振動を防止する。このとき、上記スリツト6
の下端がメインタンク3内の貯湯の水面下にある
とスリツト6を介してメインタンク3内の貯湯が
サブタンク1内に流入することとなり、サブタン
ク1内の加熱された貯湯がメインタンク3内の貯
湯と混合してサブタンク1内の貯湯の水温上昇が
遅くなるためスリツト6の下端は常時メインタン
ク3内の貯湯の水面上方に位置するようにするの
が好ましい。すなわち、メインタンク3内の貯湯
の水面は加熱に伴い膨張することとなり、この膨
張により水面が略15mm〜20mm上昇するためスリツ
ト6の下端は加熱される前の貯湯の水面よりも略
20mm以上上方に位置させるのが好ましい。また、
スリツト6の上方に傘状の覆い片13を設けるよ
うにして蒸気の上方への噴出を防止するようにし
てもよい。9は給湯を行うための給湯管であり、
サブタンク1内から温水器10外に向けて連出さ
せてあり、この給湯管9の先部に給湯カラン(図
示せず)を配設してある。メインタンク3内に給
水を行ための給水管8はメインタンク3の上部に
配設してあり、この給水管8によりメインタンク
3内に給水を行うことができるようにしてある。
このときメインタンク3内には給水管8からの給
水をメインタンク3内の下部にガイドすることが
できるようにガイド板14を配設してある。この
ガイド板14はメインタンク3内の水面上部から
メインタンク3内の下部に亘つて配設してあり、
下部にはメインタンク3内に連通する開口部14
aを設けてある。すなわちメインタンク3内に給
水管8から給水が行なわれた場合に給水はメイン
タンク3内の下部からメインタンク3内に給水さ
れるようにしてあり、メインタンク3内の水面付
近の熱い貯湯を冷まさないようにしてある。この
とき給水管8の先部には支持棒15aを介してボ
ールタツプ15を取着してあり、このボールタツ
プ15によりメインタンク3内の貯湯が減つて水
面が減少することにより自動的にメインタンク3
内に給水を行うようにしてある。
温水器10より給湯を行う場合には給湯管9か
らサブタンク1内の加熱された貯湯を給湯する。
そしてサブタンク1内の貯湯が給湯されて減少す
ることにより流入管4を介してメインタンク3内
の貯湯がサブタンク1内に流入される。そしてメ
インタンク3内の貯湯が減少することで給水管8
からメインタンク3内に給水が行なわれる。そし
てこの給水によりメインタンク3内の貯湯の温度
が低下するとサブタンク1内の貯湯の温度も低下
することになるので、メインタンク3内に給水が
おこなわれて水温が低下すると温度感知器12に
より熱源部2が通電されサブタンク1内の貯湯が
ヒータ2aにより加熱される。このとき、給湯さ
れる湯はサブタンク1内の貯湯だけを熱源部2に
より加熱するだけでよいので、貯湯の加熱に時間
がかからず立ち上がりが速く迅速に給湯を行うこ
とができる。また、サブタンク1内の貯湯を加熱
することに伴つてサブタンク1内の加熱された貯
湯が仕切板11を介してメインタンク3内の貯湯
に熱伝導することとなり、サブタンク1内の貯湯
を加熱することによりメインタンク3内の貯湯の
加熱も行うことができ、熱伝導により加熱された
メインタンク3内の貯湯を使用してサブタンク1
内で加熱することにより加熱を少ない時間で行う
ことができる。
[考案の効果] 本考案は叙述のように構成したので、サブタン
ク内の貯湯の加熱に伴いサブタンク内に発生する
蒸気は排気管を介してメインタンクの上方にまで
送られ、排気管の上部開口に設けたスリツトによ
り側方に向けて分散排出され、分散排出されるこ
とにより、蒸気の噴出を抑制しながら噴出に伴う
噴出音を抑制することができ、噴出による温水器
の振動を防止することができるものである。ま
た、サブタンク内に設置されたフロートスイツチ
によりサブタンク内の貯湯の有無を検知して熱源
部を作動あるいは停止させることによりサブタン
ク内が空焚き状態になるのを防止することができ
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の断面図、第2図a
は従来の貯湯温水器の側断面図、第2図bは第2
図aにおけるA−A′線断面図であつて、1はサ
ブタンク、2は熱源部、3はメインタンク、4は
流入管、5は排気管、6はスリツト、7はフロー
トスイツチ、8は給水管、9は給湯管である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. サブタンクにサブタンク内の貯湯を加熱するた
    めの熱源部を設け、サブタンクに隣接して加熱さ
    れたサブタンクの熱伝導により貯湯を加熱するメ
    インタンクを配設し、サブタンク内とメインタン
    ク内の貯湯の水面上方とを排気管により連通し、
    下端をサブタンク内の下部に位置させた流入管の
    上部をメインタンク内に開口させ、排気管の上部
    開口に排気管を介してサブタンク内に溜まる空気
    を側方に向けて分散噴出させるためのスリツトを
    設け、サブタンク内にサブタンク内の貯湯の有無
    を検出して熱源部を作動及び停止させるフロート
    スイツチを設け、メインタンク内の下部付近にメ
    インタンク内に給水を行うための給水管を設け、
    サブタンク内の上部付近からサブタンク内の貯湯
    を給湯するための給湯管を連出して成ることを特
    徴とする貯湯温水器。
JP7744088U 1988-06-10 1988-06-10 Expired JPH0448449Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP7744088U JPH0448449Y2 (ja) 1988-06-10 1988-06-10

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7744088U JPH0448449Y2 (ja) 1988-06-10 1988-06-10

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Publication Number Publication Date
JPH02550U JPH02550U (ja) 1990-01-05
JPH0448449Y2 true JPH0448449Y2 (ja) 1992-11-16

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JP7744088U Expired JPH0448449Y2 (ja) 1988-06-10 1988-06-10

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JPH02550U (ja) 1990-01-05

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