JPH0448013Y2 - - Google Patents

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JPH0448013Y2
JPH0448013Y2 JP685686U JP685686U JPH0448013Y2 JP H0448013 Y2 JPH0448013 Y2 JP H0448013Y2 JP 685686 U JP685686 U JP 685686U JP 685686 U JP685686 U JP 685686U JP H0448013 Y2 JPH0448013 Y2 JP H0448013Y2
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signal
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noise
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  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、自動音量調整装置に関し、特に騒音
信号及びオーデイオ信号の各信号レベルに基づい
て自動的に音量調整を行なう装置に関するもので
ある。
背景技術 従来この種の装置として第3図に示すものがあ
つた。図において、周囲騒音は騒音センサ1でピ
ツクアツプされ、電気信号に変換されて騒音信号
として騒音検出回路2供給され。騒音検出回路2
は入力される騒音信号の信号レベルの基準レベル
に対する対数値を出力する。騒音検出回路2の出
力は増幅器3を経て減算器4の一入力となる。入
力端子4を経て入力されるオーデイオ信号は可変
利得回路6及び信号検出回路7に供給される。信
号検出回路7はオーデイオ信号の信号レベルの基
準レベルに対する対数値を出力する。この信号検
出回路7の出力は増幅器8を経て減算器4の他入
力とする。減算器4は増幅器3の出力から増幅器
8の出力を減算し、その減算出力によつて可変利
得回路6の利得を制御する。オーデイオ信号6の
出力はパワーアンプ9で電力増幅され、スピーカ
10から再生音として出力される。
なお、騒音検出回路2及び信号検出回路7とし
ては、周知の構成の対数アンプ等が用いられる。
かかる構成において、騒音信号レベルn、基準
騒音信号レベルをnr、オーデイオ信号レベルを
s、基準オーデイオ信号レベルをsr、増幅器3,
8の利得をβ,α(β,α<0)とすると、増幅
器3の出力は、 β×20log(n/nr)=β(20logn−20lognr) =β(N−Nr) =βΔN となり、又増幅器8の出力は、 α×20log(s/sr)=β(20logs−20logsr) =β(S−Sr) =βΔS となる。そして、減算器4の減算出力は、 βΔN−αΔS となる。可変利得回路6の利得制御信号対利得の
係数を1とすると、可変利得回路6の利得Gは、 G=βΔN−αΔS となる。すなわち、騒音信号の信号レベルが増大
すると利得Gは増加し、オーデイオ信号レベルが
増大すると利得Gは減少するのである。これによ
り、楽音聴取の際、周囲騒音が増大すると、利得
Gが上昇して出力レベルが上がり、騒音によるい
わゆるマスキングを防止でき、また音楽入力レベ
ルが増加すると、利得Gが減少して出力レベルが
下がり、過大出力による騒々しさを防止できるこ
とになる。
ここで、入力レベルをS[≠V]、出力レベルを
So[≠V]とすると、 So=S+(βΔN−αΔS) なる関係式で表わされ、この入出力特性は第4図
に示す如くなる。
第4図において、S軸のSsは信号検出回路7
の検出可能下限レベルであり、又信号レベルによ
る利得減少の開始点でもある。通常、信号検出回
路7は検出可能下限レベルSsと基準レベルSrと
は一致するように設計されており、入出力特性の
グラフはパラメータであるΔNが増加する程上方
に平行移動する。また、Scは検出可能上限レベ
ルであり、このレベル以上では信号圧縮は行われ
ない。
このように構成された従来装置においては、入
力レベルSが基準レベルSrにて音量圧縮は開始
するが、出力レベルとしては一定せず、その時点
での騒音レベルにより、出力での音量圧縮開始点
が変化することになる。しかしながら、聴感上、
音量圧縮の開始点は騒音レベルによらず一定の方
が好ましいと言える。
考案の概要 本考案は、上述した点に鑑みなされたもので、
ある一定出力レベルより音量圧縮を開始すること
により、聴感上、より良好な音量調整動作を可能
とした自動音量調整装置を提供することを目的と
する。
本考案による自動音量調整装置は、騒音信号の
信号レベルの基準レベルに対する対数値を検出す
ると共に、オーデイオ信号の信号レベルを検出
し、該騒音検出出力の逆対数値を得てこの逆対数
値と該信号レベル検出出力とを乗算し、更にこの
乗算出力レベルの基準レベルに対する対数値を検
出し、この検出出力レベルの該騒音検出出力レベ
ルに対する差に基づいて音量調整をなす構成とな
つている。
実施例 以下、本考案の実施例を図に基づいて詳細に説
明する。
第1図は、本考案の一実施例を示すブロツク図
であり、図中第3図と同等部分は同一符号により
示されている。図において、入力レベル検出回路
11、乗算器12及び逆対数増幅器13が新たに
設けられた以外は第3図の構成と同じであり、こ
れらに関しての説明は重複するのでここでは省略
する。入力レベル検出回路11は入力信号である
オーデイオ信号の信号レベルを検出して乗算器1
2の一入力とする。逆対数増幅器13は増幅器3
の出力の逆対数値を検出して乗算器12の他入力
とする。逆対数増幅器13としては周知の構成の
ものを用い得る。乗算器12は入力レベル検出回
路11及び逆対数増幅器13の各出力を乗算し、
その乗算出力は信号検出回路7に供給されて基準
レベルに対する対数値が検出される。この乗算器
12及び逆対数増幅器13によつて演算回路が構
成されている。
かかる構成において、増幅器3の出力は、第3
図の従来装置の場合と同様に、βΔNで表わされ
る。一方、オーデイオ信号に関しては、その信号
レベルSが入力レベル検出回路11で検出され、
乗算器12にて増幅器3の出力(βΔN)の逆対
数変換された信号と乗算されるので、乗算器12
の出力端での信号S′は、 S′=S×10BAN/20 と表わされる。この信号S′は、信号検出回路7で
基準レベルSrに対する対数値に変換され、増幅
器8でα倍される。その結果、増幅器8の出力
は、 α×20log(S×10BAN/20/20) =α(S+βΔN−Sr) =α(S+βΔN)−αSr) となる。また、減算器4の減算出力は、 βΔN−{α(S+βΔN)−αSr} となる。この減算出力が可変利得回路6の利得制
御信号となり、利得Gは、 G=βΔN−{α(S+βΔN)−αSr} となる。そして、入力レベルをS[≠V]、出力レ
ベルをSo[≠V]とすると、 So=S+G =(S+βΔN)−α{(S+βΔN)−Sr} となり、第2図に示す如き入出力特性となる。
第2図から明らかな如く、S+βΔNは基準レ
ベルSrに達しないとき、信号検出回路7の特性
により零となり、出力SoはSo=S+βΔNとなつ
て騒音により音圧が上昇するのみとなる。しか
し、So=(S+βΔN)がSrに達すると、そのα倍
だけ出力は落ちる。すなわち、オーデイオ信号に
よる音量圧縮の開始は、入力レベルでなく出力レ
ベルで決定され、ある一定の出力レベルSosから
行なわれることになる。
考案の効果 以上説明したように、本考案による自動音量調
整装置によれば、オーデイオ信号による出力音量
の圧縮が、ある一定出力レベルより開始されるの
で、聴感上より良好な音量調整動作が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すブロツク図、
第2図は第1図における可変利得部の入出力特性
を示すグラフ、第3図は従来例を示すブロツク
図、第4図は第3図における可変利得部の入出力
特性を示すグラフである。 主要部分の符号の説明、1……騒音センサ、2
……騒音検出回路、6……可変利得回路、7……
信号検出回路、9……パワーアンプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. オーデイオ信号を入力とする可変利得回路を備
    え、騒音信号の信号レベル及び前記オーデイオ信
    号の信号レベルに基づいて前記可変利得回路の利
    得を制御することによつて音量調整を行なう自動
    音量調整装置であつて、前記騒音信号の信号レベ
    ルの基準レベルに対する対数値を出力する騒音検
    出回路と、前記オーデイオ信号の信号レベルを検
    出する入力レベル検出回路と、前記騒音検出回路
    の出力の逆対数値を得てこの逆対数値と前記入力
    レベル検出回路の出力とを乗算する演算回路と、
    前記演算回路の出力レベルの基準レベルに対する
    対数値を出力する信号検出回路とを含み、前記騒
    音検出回路の出力レベルと前記信号検出回路の出
    力レベルとの差に基づいて前記可変利得回路の利
    得を制御するようになされたことを特徴とする自
    動音量調整装置。
JP685686U 1986-01-20 1986-01-20 Expired JPH0448013Y2 (ja)

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JP685686U JPH0448013Y2 (ja) 1986-01-20 1986-01-20

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JPS62119013U JPS62119013U (ja) 1987-07-28
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