JPH0447185Y2 - - Google Patents

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JPH0447185Y2
JPH0447185Y2 JP17382887U JP17382887U JPH0447185Y2 JP H0447185 Y2 JPH0447185 Y2 JP H0447185Y2 JP 17382887 U JP17382887 U JP 17382887U JP 17382887 U JP17382887 U JP 17382887U JP H0447185 Y2 JPH0447185 Y2 JP H0447185Y2
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cooling water
hydraulic
oil
circulation path
heat exchanger
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は油圧エレベータの油冷却装置に関す
る。
〈従来の技術〉 油圧エレベータの油冷却装置としては、実開昭
55−92673号公報において、油タンクに油冷却器
を連結して取り付け、この油冷却器に対して冷却
水を通水し或は通水を停止することにより、油タ
ンク内の作動油の温度を、例えば45℃〜50℃の温
度範囲に保持するようにしたものが提案されてい
る。
〈考案が解決しようとする問題点〉 前述の提案に係る油圧エレベータの油冷却装置
によると、このようにして油圧エレベータの作動
油の温度を、例えば45℃〜50℃の所定の温度範囲
に保持して、油圧エレベータの運行を安全に行わ
せることが出来る。
しかし、提案の方式では作動油を冷却した後の
冷却水はすべて廃水として処理されるため、水道
水を冷却水として使用する場合には特に装置の運
転コストが増大するという難点がある。
本考案は、前述したようなこの種の油圧エレベ
ータの油冷却装置の現状に鑑みてなされたもので
あり、その目的は冷却水の消費量を低減させ、且
つ効率のよい冷却動作を行わせることが可能で運
転コストを大幅に削減させることが出来る油圧エ
レベータの油冷却装置を提供することにある。
〈問題点を解決するための手段〉 前述の目的を達成するために、本考案では油圧
エレベータの乗かごを昇降させる油圧装置の作動
油を冷却する油圧エレベータの油冷却装置におい
て、前記作動油の流管に取り付けられた熱交換器
と、この熱交換器に前記流管に対して熱交換可能
に並設され、冷却水が流される循環路と、この循
環路に設けられた放熱器と、前記循環路に設けら
れ、前記冷却水を前記熱交換器と前記放熱器間で
前記循環路内を環流させる循環ポンプとを有する
構成となつている。
〈作用〉 本考案では、温度が上昇した作動油の熱が、熱
交換器で冷却水に与えられ、冷却水の温度が上昇
し、加熱された冷却水が循環ポンプによつて、循
環路を熱交換器側から放熱器側に移動する。
そして、放熱器において加熱された冷却水と大
気との熱交換が行われ、冷却水の温度が低下して
冷却水は冷却能力を回復し、この冷却水によつて
熱交換器で作動油の冷却が行われる。
このようにして、熱交換器における冷却水によ
る冷却によつて、作動油の温度は常に例えば45℃
〜50℃に保持され、油圧エレベータの最適条件で
の安定した制御が行われる。
また、冷却水は循環路内を循環して再使用され
効率的な冷却動作が行われる。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を第1図及び第2図を用
いて詳細に説明する。
ここで、第1図及び第2図はそれぞれ、本考案
の第1及び第2の実施例の構成を示す説明図であ
り、同一部分には同一符号が付されている。
第1図に示すように、本考案の第1の実施例に
おいては、図示せぬ乗かごの昇降に使用される油
圧装置1は、油タンク2と図示せぬシリンダ及び
プランジヤを含む構成となつていて、前述の油タ
ンク2には作動油の流管13が組付けられ、この
流管13には作動油を流管13内に環流させるた
めの油ポンプ3が取り付けられている。
また、流管13には熱交換器4が取り付けら
れ、冷却水の循環路5が熱交換器4を通つて配さ
れ、循環路5は熱交換器4部分で流管に並設さ
れ、熱交換器4により流管13内の作動油と、循
環路5内の冷却水との間で熱交換が可能となつて
いる。
さらに、循環路5には冷却水を環流させるため
の循環ポンプ6が取り付けられ、熱交換器4の両
端近傍において、循環路5には手動弁12がそれ
ぞれ取り付けられている。
そして、循環路5には放熱器7が取り付けら
れ、この放熱器7は循環路5内の冷却水と大気と
の間での熱交換が可能な構成となつている。
即ち、放熱器7内に配された循環路5には、多
数の細孔14が形成され、放熱器7の側壁には大
気の流通スリツト15が形成され、放熱器7の上
部にはフアン7Aが取り付けられ、放熱器7の底
板が循環路5に通じている。
このようにして、細孔14から放出される高温
の冷却水と、フアン7Aの作動と共に流通スリツ
ト15を通過する大気との間で熱交換が行われ冷
却水の温度が低下するようになつている。
また、放熱器7の側壁下方には冷却水補給装置
8が設けられ、フロート16によつて冷却水の液
面を検知しながら、冷却水の補給が可能な構成と
なつている。
このような構成の本考案の実施例について、そ
の動作を次に説明する。
油圧エレベータが運動状態となると、油圧装置
1が作動を開始するために、油ポンプ3、循環ポ
ンプ6及び放熱器7のフアン7Aが駆動される。
そして、油タンク2内の作動油が、油タンク2
から流管13内を熱交換器4を通過して油タンク
2に戻るように環流する。
一方、循環ポンプ6により循環路5内の冷却水
が、熱交換器4内に送り込まれて冷却水より高温
の作動油との間で熱交換が行われ、作動油の温度
が例えば45℃〜50℃の範囲で予め選定された温度
に設定される。
そして、このように予め選定された所定温度の
作動油によつて、油圧エレベータの乗かごの昇降
が、最適の制御条件下で安定に行われる。
前述したようにして、作動油を冷却して昇温し
た冷却水は循環路5を通つて放熱器7に達し、細
孔14から放熱器7内に流入される大気に放出さ
れ、大気との間で直接熱交換が行われて冷却さ
れ、ほぼ32℃〜35℃程度の温度となる。
このようにして、放熱器7で冷却能力を取り戻
した冷却水が、再び循環ポンプ6により循環路5
内を熱交換器4に送り込まれ作動油を冷却する。
また、冷却水補給装置8はフロート16によつ
て冷却水の液面を検出しており、冷却水が不足し
たことが検出されると、図示せぬタンクから冷却
水が補給される。
このようにして、本考案の第1の実施例による
と、常に一定量の冷却水で所定の温度を作動油に
設定し、最適の制御条件で油圧エレベータの乗か
ごの昇降が安定に行われる。
この場合、冷却水は循環路5内を循環して繰り
返し使用されるので、冷却水の消費量が少なく装
置の運転コストが大幅に低減される。
第2図に構成を示す本考案の第2の実施例は、
すでに説明した第1の実施例に対して、熱交換器
4の両端近傍の循環路5間を互いに直結する側路
9が設けられ、この側路9の一端側にこの側路9
への流入冷却水量を調節する流量調節弁10が設
けられている。
そして、油タンク2の作動油の温度を検出する
温度センサ11が設けられ、この温度センサ11
の検出信号によつて流量調節弁10の開度が調節
可能になつている。
この第2の実施例では、温度センサ11で油タ
ンク2の作動油の温度が予め設定された下限値を
越えて低下したことが検出されると、温度センサ
11からの検出信号によつて流量調節弁10の開
度が大となる。
このために、側路9を流れる冷却水が増加し、
熱交換器4を通過する冷却水が減少するので、熱
交換器4での作動油の冷却効果が低下し、作動油
の温度は設定値に戻る。
また、温度センサ11で油タンク2の作動油の
温度が予め設定された上限値を越えて上昇したこ
とが検出されると、温度センサ11からの検出信
号によつて流量調節弁10の開度が小となる。
このために、側路9を流れる冷却水が減少し、
熱交換器4を通過する冷却水が増加するので、熱
交換器4での作動油の冷却効果が向上し、作動油
の温度は設定値に戻る。
この第2の実施例は、油圧エレベータの油冷却
装置が頻繁には使用されず、稼働時間が集中して
いるために休止時間も比較的多い場合に最適で、
休止時間での作動油の冷却過多状態を防止するこ
とが出来る。
その他の部分の構成、動作及び効果はすでに説
明した第1の実施例と同一なので、重複説明は省
略する。
各実施例においては、油圧エレベータ油冷却装
置専用の熱交換器を使用したものを説明したが、
本考案は実施例に限定されるものではなく、ビル
の空調装置用のクーリングタワーの冷却水用配管
に循環路を結合し、空調用冷却水の一部を作動油
の冷却に使用する構成とすることも出来る。
また、実施例においては直接接触形のターリン
グタワー型の放熱器を使用した場合を説明したが
本考案は実施例に限定されるものでなく、熱交換
器とフアンからなり、伝熱管などの隔壁を介して
熱交換が行われる形式の放熱器を使用して、不凍
液を使用可能とすることも出来る。
〈考案の効果〉 以上詳細に説明したように、本考案によると冷
却水の消費量を低減させ、効率のよい冷却動作を
行つて運転コストを大幅に削減することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例の構成を示す説
明図、第2図は本考案の第2の実施例の構成を示
す説明図である。 1……油圧装置、2……油タンク、3……油ポ
ンプ、4……熱交換器、5……循環路、6……循
環ポンプ、7……放熱器、9……側路、10……
流量調節弁、11……温度センサ、13……流
管。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 油圧エレベータの乗かごを昇降させる油圧装
    置の作動油を冷却する油圧エレベータの油冷却
    装置において、前記作動油の流管に取り付けら
    れた熱交換器と、この熱交換器に前記流管に対
    して熱交換可能に並設され、冷却水が流される
    循環路と、この循環路に設けられた放熱器と、
    前記循環路に設けられ、前記冷却水を前記熱交
    換器と前記放熱器間で前記循環路内を環流させ
    る循環ポンプとを有することを特徴とする油圧
    エレベータの油冷却装置。 (2) 循環路が、開閉自在で熱交換器を通らない側
    路を具備している実用新案登録請求の範囲第(1)
    項記載の油圧エレベータの油冷却装置。
JP17382887U 1987-11-16 1987-11-16 Expired JPH0447185Y2 (ja)

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JP17382887U JPH0447185Y2 (ja) 1987-11-16 1987-11-16

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JP17382887U JPH0447185Y2 (ja) 1987-11-16 1987-11-16

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Publication Number Publication Date
JPH0178671U JPH0178671U (ja) 1989-05-26
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