JPH044643Y2 - - Google Patents

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JPH044643Y2
JPH044643Y2 JP18071387U JP18071387U JPH044643Y2 JP H044643 Y2 JPH044643 Y2 JP H044643Y2 JP 18071387 U JP18071387 U JP 18071387U JP 18071387 U JP18071387 U JP 18071387U JP H044643 Y2 JPH044643 Y2 JP H044643Y2
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JP
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shaft
positioning
container
applicator
locking plug
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JP18071387U
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JPH0186915U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、マスカラ化粧料の塗布具付容器に関
する。
〔従来の技術〕
従来より多用されてきたマスカラ塗布具付容器
としては、一般的に長さ方向のサイズが短縮化す
る傾向にあることから、塗布軸を把持する側の手
と交錯する逆手方向のまつ毛などを塗布する場合
は、把持する手が顔面に近接し過ぎ、鼻などとの
接触により疎ましさを感じるという使用上の問題
がある。
この不具合を解消するものとして、先に本願出
願人の提案による第3図に示す実開昭61−174515
号公報に記載のマスカラ塗布具付容器がある。即
ち、先端にブラシ2を設けた塗布軸1の基端は球
軸受部3として形成してあり、この球軸受部3を
容器キヤツプ4に360度の全方位で回動自在に軸
支することにより、顔面上の化粧部に対応して使
用中の塗布軸1が任意の角度で傾動できるように
構成されている。これにより、容器キヤツプ4を
把持する側の手を顔面よりも若干前方に位置する
ようにして鼻などとの接触が避けられる。また、
把持する側の手が顔面から余り離れ過ぎないよう
にすることで、化粧部との間の距離感が好適に調
節し易くし、使用感が高められるようになつてい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、この先の提案によるマスカラ塗
布具付容器の場合、塗布軸1を任意の方向に角度
調整できるという使用上の利点がある半面、その
調整した位置での固定感に欠けるという問題点が
ある。
本考案は、これを解消することで更に実用性を
高めたマスカラ塗布具付容器の提供を目的として
いる。
〔問題点を解消するための手段〕
この目的を達成するために、本考案によるマス
カラ塗布具付容器は、次なる構成とした。
即ち、筒状の軸ホルダ11の内部に取付フラン
ジ11aを張り出して設け、頭部開口端には係止
プラグ30が止着してある。そして、先端にブラ
シ13を有した塗布軸12がその基端部を取付フ
ランジ11aに挿通し、この挿通部には弾性軸受
部材20が介装されている。弾性軸受部材20と
しては、挿通部を液密的にするシール部21およ
び付勢バネ部22からなつている。塗布軸12と
しては、こうした構造の挿通部を中心にして定常
位置の長手軸線C−Cに対し360度の全方位に傾
動自在である。
また、塗布軸12の基端部に位置決め端面12
cが形成してあり、この位置決め端面12cが前
記係止プラグ30の内側面に押し当てられる方向
に、塗布軸12全体を前記付勢バネ部22で付勢
している。
ここで、係止プラグ30の内側面には、この中
心位置に前記位置決め端面12cが係脱する定位
置決め凹部30aが設けてあり、更にこの位置決
め凹部30aを中心とする半径方向に放射状に複
数の傾倒位置決め凹部30bが設けてある。
〔作用〕
所望する任意の傾倒角度で塗布軸12を軸ホル
ダ11に対して屈曲させる。即ち、塗布軸12の
位置決め端面12Cを感覚的に係止プラグ30側
の傾倒位置決め凹部30bの1つに係合させる。
これより、マスカラ等の化粧料をまつ毛等の化粧
部に塗布するに際し、軸ホルダ11を持つ手は塗
布軸12の斜め前方となり、顔面よりやや前方に
位置して鼻などに突き当たるのが避けられる。
〔実施例〕
以下、本考案によるマスカラ塗布具付容器の一
実施例について図面を参照しつつ説明する。
第1図a,bおよび第2図において、ペースト
状マスカラ等の化粧料(図示せず)が容器10に
充填され、この容器10の口頸部10aに冠着さ
れたキヤツプ状の軸ホルダ11が使用に際しその
都度取り外されるようになつている。この軸ホル
ダ11には棒状の塗布軸12が係止結合され、先
端の塗布用ブラシ13に化粧料をその都度付着さ
せて塗布使用するようになつている。
また、口頸部10aの内周面に沿つてゴム質の
しごき部材14が固着されており、このしごき部
材14には内側にフランジ鍔状のしごき部14a
が張り出し、容器軸線に対して内方に向かつて若
干傾斜して設けてある。即ち、軸線方向に力が作
用すると弾性で撓むことができるように成形さ
れ、塗布軸12の容器内出し入れに伴い、先端の
ブラシ13がしごき部14aに挿通して摺接する
程度の力の作用で撓むようになつている。しごき
部材14としては、容器10内に入れたブラシ1
3への化粧料付着量を塗布に好適な量とするのに
ある程度しごき落としたり、使用中に補給の必要
が生じてブラシ13を容器10内へ入れ直す際
に、新たな化粧料の付着に備えて残存したものを
しごき落す目的で設けられている。
一方、軸ホルダ11に対する塗布軸12の係止
構造は、塗布軸12の軸棒12aが軸ホルダ11
の内側に張り出した取付フランジ11aに挿通し
ており、この挿通した部分からホルダ内後方の端
部は軸棒12a本体よりも太径の段付部12bと
して成形されている。この段付部12bの最後端
面は球状加工された位置決め端面12cとなつて
いる。また、軸ホルダ11側の取付フランジ11
aには、中央部に軸棒12aの外周径よりも十分
に大きい孔径の貫通孔11bとしてあつて、この
貫通孔11bに係着した弾性軸受部材20を介し
て軸棒12aが取付フランジ11aに挿通し挿通
部を構成している。
この軸棒12a周りに嵌着した形の弾性軸受部
材20はゴムや高弾性ポリマー等による一体成形
品であり、この構成は、軸棒12aを取付フラン
ジ11aに安定して支持し且つ貫通孔11b周り
を液密的にするためのシール部としてのフランジ
座21が設けられている。また、フランジ座21
から延びて付勢バネ部22が軸方向に弾性伸縮可
能に成形され、この付勢バネ部22は塗布軸12
側の段付部12bとの間に介装される形で、弾性
により塗布軸12全体を図の左方向に付勢してい
る。
ここで、頭部を開口端として成形されている軸
ホルダ11には、この開口端を閉塞する係止プラ
グ30が嵌着されており、この係止プラグ30に
内側から塗布軸12の段付部12bの位置決め端
面12cが当接するようになつている。即ち、第
1図bで明らかなように、係止プラグ30の内側
面にはこの中心に1つの定位置決め凹部30a
と、これから半径方向へ放射状に複数の傾倒位置
決め凹部30bが設けられており、これら定位置
決め凹部30aおよび傾倒位置決め凹部30bの
任意の1つに、塗布軸12側の位置決め端面12
cが先の弾性軸受部材20の付勢によつて押し付
けられて係合できるようになつている。
即ち、位置決め端面12cが放射方向の傾倒位
置決め凹部30bのいずれか1つに係合したとき
は、塗布軸12が中央の定位置決め凹部30aに
係合した定常位置の長手軸線C−Cに対して角度
で傾倒している場合であり、このようにして塗布
軸12が軸ホルダ11に対して360度の全方位で
傾倒回動可能な構造となつている。
次に、この実施例の作用は、使用に際して軸ホ
ルダ11を容器10から取り外し、塗布軸12お
よびブラシ13を容器10内から抜き外す。この
後、必要に応じて塗布軸12全体を軸ホルダ11
軸線に対し任意の角度方向に屈曲させるようにし
て傾倒させると、第2図に示すように、位置決め
端面12cが係止プラグ30側の傾倒位置決め凹
部30bの1つに係合して位置決めされる。この
間、定位置決め凹部30aから傾倒位置決め凹部
30bの1つへ、あるいは傾倒位置決め凹部30
b同志の1つから他の1つへの移動は、弾性軸受
部材20の弾性バネ部22による付勢作用であた
かもノツク方式のごとき固定感と着装感が得られ
る。
また、この化粧使用中、塗布軸12を容器10
内に出し入れすると、先端のブラシ13がしごき
部14aに挿通して摺接し、このしごき部材14
の弾性撓みによつて、容器10内に入れたブラシ
13への化粧料付着量を塗布に好適な量とするの
にある程度しごき落とされる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によるマスカラ塗
布具付容器は、塗布軸12側の位置決め端面12
cを感覚的に傾倒位置決め凹部30bの1つに係
合させて、軸ホルダ11に対して塗布軸12を所
望する任意の角度で傾倒調整できるようになつて
おり、まつ毛等の化粧部に化粧料を塗布するに際
し、軸ホルダ11を持つ手が塗布軸12の斜め前
方となり、顔面よりやや前方に位置して鼻などに
突き当たるのを避けることができる。また、逆に
軸ホルダ11を持つ手の位置が顔面からあまり離
れすぎないため、ブラシ13を化粧部に近付ける
際の距離感をつかみやすく、塗布化粧がしやすい
など使用性に優れている。
そして、任意の傾倒位置では、塗布軸12が弾
性軸受部材20の付勢バネ部22によりその傾倒
方向に押圧付勢されているために、使用中に安定
した固定感が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bおよび第2図は本考案によるマス
カラ塗布具付容器の一実施例を示し、第1図a,
bは塗布具全体の断面図および位置決め用の係止
座の正面図、第2図はブラシ使用中の側面断面図
である。第3図は本願出願人によつて先に提案さ
れたマスカラ塗布具付容器の断面図を示す。 10……容器、11……軸ホルダ、11a……
取付フランジ、12……塗布軸、12a……軸
棒、12c……位置決め端面、13……ブラシ、
14……しごき部材、20……弾性軸受部材、2
1……シール部としてのフランジ座、22……付
勢バネ部、30……係止プラグ、30a……定位
置決め凹部、30b……傾倒位置決め凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒状の軸ホルダ11の内部に取付フランジ11
    aを張り出して設け、頭部開口端に係止プラグ3
    0を止着すると共に、先端にブラシ13を有した
    塗布軸12の基端部を取付フランジ11aに挿通
    させて、この挿通部に弾性軸受部材20を介装
    し、この弾性軸受部材20は挿通部を液密的にす
    るシール部21を設け、且つ、このシール部21
    から延びる付勢バネ部22を設けてなり、また、
    挿通部を中心にして塗布軸12が定常位置の長手
    軸線C−Cに対し360度の全方位に傾動自在であ
    り、基端部に形成した位置決め端面12cが前記
    係止プラグ30の内側面に押し当てられる方向に
    塗布軸12全体を前記付勢バネ部22で付勢する
    と共に、係止プラグ30の内側面の中心位置に前
    記位置決め端面12cが係脱する定位置決め凹部
    30aを設け、且つ、この位置決め凹部30aを
    中心とする半径方向に放射状に複数の傾倒位置決
    め凹部30bを設けたことを特徴とするマスカラ
    用塗布具付容器。
JP18071387U 1987-11-27 1987-11-27 Expired JPH044643Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP18071387U JPH044643Y2 (ja) 1987-11-27 1987-11-27

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18071387U JPH044643Y2 (ja) 1987-11-27 1987-11-27

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JPH0186915U JPH0186915U (ja) 1989-06-08
JPH044643Y2 true JPH044643Y2 (ja) 1992-02-12

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ID=31472220

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5892483B2 (ja) * 2011-06-24 2016-03-23 株式会社 資生堂 化粧料容器

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JPH0186915U (ja) 1989-06-08

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