JPH0446348Y2 - - Google Patents

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JPH0446348Y2
JPH0446348Y2 JP13866984U JP13866984U JPH0446348Y2 JP H0446348 Y2 JPH0446348 Y2 JP H0446348Y2 JP 13866984 U JP13866984 U JP 13866984U JP 13866984 U JP13866984 U JP 13866984U JP H0446348 Y2 JPH0446348 Y2 JP H0446348Y2
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JP
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gas
insulating gas
temperature
side bellows
insulating
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  • Transformer Cooling (AREA)
  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)
  • Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案はガス密度継電器に関し、絶縁ガスが封
入された電気機器のガス密度を精度良く管理でき
るように企図したものである。
<従来の技術> ガス絶縁電気機器には、冷却と絶縁のために絶
縁ガス(例えばSF6)が封入される。この絶縁ガ
スは、徐々に電気機器のシール部や容器溶接部の
欠陥等より漏れ、長期に亘つてみるとその密度が
低下する。このように絶縁ガスの密度が低下する
と冷却能力と絶縁能力が低下する。そこでガス絶
縁電気機器の絶縁ガスの密度を管理する必要があ
る。
第3図は絶縁ガスを管理する従来のガス密度継
電器をガス絶縁変圧器に備えた態様で示す。同図
に示すように変圧器の外箱1内には絶縁ガス
(SF6)2が封入されており、この絶縁ガス2は
循環しつつ変圧器本体3を冷却し放熱器4で放熱
をする。一方ガス密度継電器の検査側ベローズ5
は外箱1に連通するため、検査側ベローズ5内に
も絶縁ガス2が入る。基準側ベローズ6と基準ガ
ス感温筒7は連通しており、両者には、前記絶縁
ガス2と同種類の絶縁ガス8が封入されている。
そして基準側ベローズ6は、その端面が検査側ベ
ローズ5の端面に対面しており、また基準ガス感
温筒7は外箱1に形成した凹部1aに挿入され
る。検査側ベローズ5の端面と基準側ベローズ6
の端面とは連結棒9で連結されており、この連結
棒9は検査側ベローズ5と基準側ベローズ6の圧
力差に応じて移動する。更に警報スイツチ10は
ロツド11を介して連結棒9に接続されている。
なお第3図において12はベローズ8を支持する
支持腕、13はロツド11を回動自在に枢支する
とともに警報スイツチ10を支持する支持腕、1
4は基準ガス感温筒7を支持する支持腕である。
かかる従来技術において絶縁ガス2を封入した
ばかりでその密度が設定値どおりであるときに
は、検査側ベローズ5内の絶縁ガス2の圧力と、
基準側ベローズ6内の絶縁ガス8の圧力とは等し
く平衡し、連結棒9は停止したままとなつてい
る。しかも絶縁ガス8の温度は、凹部1aに挿入
された基準ガス感温筒7により、外箱1内の絶縁
ガス2の温度にほぼ等しくなるため、変圧器の温
度が変化しても上述した絶縁ガス2,8の平衡状
態はほぼ確保され連結棒9は停止したままとなつ
ている。このように連結棒9が停止しているため
ロツド11も動かず警報スイツチ10は作動しな
い。
また変圧器が長期間使用されると、絶縁ガス2
は変圧器シール部や容器溶接部の欠陥等よりガス
漏れし密度が低下するのに対し、絶縁ガス8は基
準側ベローズ6及び基準ガス感温筒7内に完全封
入されているのでその密度は変化しない。このた
め基準側ベローズ6内の絶縁ガス8は検査側ベロ
ーズ5内の絶縁ガス2より高圧力となる。もちろ
ん変圧器の温度が変化しても、基準ガス感温筒7
の働きにより絶縁ガス8は絶縁ガス2とほぼ同温
になり、上述した圧力関係は保たれる。このよう
に絶縁ガス8の圧力の方が高いため、基準側ベロ
ーズ6が伸びるとともに検査側ベローズ5が縮み
連結棒9が図中左方に移動する。連結棒9の移動
によりロツド11が回動し警報スイツチ10が作
動し警報が発せられる。この警報により外箱1に
封入した絶縁ガス2の密度が低下したことがわか
る。
<考案が解決しようとする問題点> 上述した変圧器において絶縁ガス2の温度は一
般に不均一であり、その温度は外箱1の底面側で
低く上面側で高い。ところで従来技術では、絶縁
ガス8の温度を、温度が不均一な絶縁ガス2の平
均温度に合わせることができるように基準ガス感
温筒7の取付位置を一箇所だけ決めている。しか
し負荷変動により変圧器本体の発熱量が変化し更
に絶縁ガス2が循環していることもあつて、絶縁
ガス8の温度は、基準ガス感温筒7を挿入した凹
部1a近傍の絶縁ガス2の温度には等しくはなつ
ても、絶縁ガス2の平均温度にならないことがあ
る。このように絶縁ガス2の平均温度と絶縁ガス
8の温度に差が出ると、圧力は温度(絶対温度)
に比例するため、絶縁ガス2,8の密度が等しい
場合であつても絶縁ガス2,8の圧力に差が生じ
ベローズ5,6が伸縮して警報スイツチ10が作
動したり、逆に絶縁ガス2,8の密度に差がある
場合であつても絶縁ガス2,8の圧力が等しくな
り警報スイツチ10が作動しないという誤動作を
生じることがあつた。
本考案は、上記従来技術に鑑み、基準側ベロー
ズ及び基準ガス感温筒内に封入した絶縁ガスの温
度を、電気機器に封入した絶縁ガスの平均温度に
等しくすることによつて精度よくガス管理のでき
るガス密度継電器を提供することを目的とする。
<問題を解決するための手段> 上記目的を達成する本考案は、基準側ベローズ
に連通して電気機器の外箱に取り付けられる基準
ガス感温筒を複数備えたことを特徴とする。
<実施例> 以下本考案の実施例を図面に基づき詳細に説明
する。なお従来技術と同一部分には同一符号を付
す。
第1図は本考案の実施例を示し、第2図は本実
施例をガス絶縁変圧器に備えた態様を示す。両図
に示すように、本実施例では外箱1内に封入され
た絶縁ガス(SF6)2は、外箱1に連通して設け
られた検査側ベローズ5内にも入つている。検査
側ベローズ5と基準側ベローズ6とは連結棒9で
連結されており、更に警報スイツチ10はロツド
11を介して連結棒9に接続されている。なお絶
縁ガス2は放熱器4で冷却されるとともに変圧器
本体3を冷却する。更に本実施例では基準側ベロ
ーズ6に連通して2つの基準ガス感温筒20,2
1が備えられており、この基準ガス感温筒20,
21は、外箱1の上部及び下部に形成した凹部1
a,1bに夫々挿入される。基準側ベローズ6及
び基準ガス感温筒20,21内には、絶縁ガス2
と同一種類の絶縁ガス8が封入されている。
かかる本実施例では、上部の凹部1aに挿入し
た基準ガス感温筒20と、下部の凹部1bに挿入
した基準ガス感温筒21の働きにより、絶縁ガス
8の温度は、凹部1a近傍の絶縁ガス2の温度と
凹部1b近傍の絶縁ガス2の温度を平均した温度
となる。この温度は、絶縁ガス2全体の平均温度
にほぼ等しい。この結果、本実施例に係るガス密
度継電器は、負荷変動による変圧器内絶縁ガス2
の温度変化により誤動作することなく、絶縁ガス
2,8の密度差に基づく圧力差に応じて作動す
る。即ち、絶縁ガス2の密度が設定値どおりであ
るときには絶縁ガス2,8の圧力差は零であり警
報スイツチ10から警報は出されず、また絶縁ガ
ス2の密度が低下してくると絶縁ガス2の圧力が
低下し基準側ベローズ6が伸びるとともに検査側
ベローズ5が縮み、連結棒9及びロツド11によ
り警報スイツチ10が作動し警報が発せられる。
もちろん各状態において温度変化があつても正常
動作を確保すべく、絶縁ガス8の温度が絶縁ガス
2の平均温度にほぼ等しくなるよう基準ガス感温
筒20,21により温度補償がされる。
なお上記実施例では2個の基準ガス感温筒2
0,21を備えたが、基準ガス感温筒の数をこれ
以上増やしてもよく、このようにすると更に絶縁
ガス8の温度が絶縁ガス2の平均温度に精度よく
一致する。
また本考案による検査対象機器は、ガス絶縁変
圧器のみならずガス封入しや断器等、絶縁ガスを
封入した各種電気機器に及ぶ。
<考案の効果> 以上実施例とともに具体的に説明したように本
考案によれば、基準ガス感温筒を複数にしたた
め、基準ガス感温筒及びこれに連通する基準側ベ
ローズに封入した絶縁ガスの温度は、検査側ベロ
ーズに入つてくる電気機器の絶縁ガスの平均温度
と等しくなる。このため温度変化による誤動作が
なくなり正確にガス密度を監視することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す構成図、第2図
はこの実施例をガス絶縁変圧器に備えた態様を説
明するための断面図、第3図は従来のガス密度継
電器をガス絶縁変圧器に備えた態様で示す断面図
である。 図面中、1は外箱、2は絶縁ガス、5は検査側
ベローズ、6は基準側ベローズ、7,20,21
は基準ガス感温筒、8は絶縁ガス、9は連結棒、
10は警報スイツチである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 絶縁ガスが封入された電気機器に連通する検査
    側ベローズと、この検査側ベローズに対して伸縮
    方向が同一で且つ端面が相対向するよう配置され
    るとともに絶縁ガスが封入された基準側ベローズ
    と、検査側ベローズと基準側ベローズとの端面相
    互を連結する連結棒に接続されており連結棒の移
    動により作動する検出子と、基準側ベローズに連
    通するとともに絶縁ガスが封入されており且つ前
    記電気機器の外箱の少なくとも上下2箇所に取り
    付けられる複数の基準ガス感温筒とでなることを
    特徴とするガス密度継電器。
JP13866984U 1984-09-14 1984-09-14 Expired JPH0446348Y2 (ja)

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JP13866984U JPH0446348Y2 (ja) 1984-09-14 1984-09-14

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13866984U JPH0446348Y2 (ja) 1984-09-14 1984-09-14

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Publication Number Publication Date
JPS6153840U JPS6153840U (ja) 1986-04-11
JPH0446348Y2 true JPH0446348Y2 (ja) 1992-10-30

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JP13866984U Expired JPH0446348Y2 (ja) 1984-09-14 1984-09-14

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2836768B2 (ja) * 1991-10-18 1998-12-14 三菱電機株式会社 ガス絶縁電気機器のガス漏れ監視装置

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JPS6153840U (ja) 1986-04-11

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