JPH0446292Y2 - - Google Patents

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JPH0446292Y2
JPH0446292Y2 JP18903485U JP18903485U JPH0446292Y2 JP H0446292 Y2 JPH0446292 Y2 JP H0446292Y2 JP 18903485 U JP18903485 U JP 18903485U JP 18903485 U JP18903485 U JP 18903485U JP H0446292 Y2 JPH0446292 Y2 JP H0446292Y2
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JP
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pressure roller
silicone rubber
roller
molecular weight
surface coating
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JP18903485U
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  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、加圧ローラに関する。
[従来の技術] 従来、電子写真複写機等の画像の定着手段とし
て加熱定着方式が採用されている。このような画
像の定着を行う熱定着装置は、画像の定着を行う
加熱定着ローラ(ヒートローラ)と、これに周面
で接触しながら回転する加圧ローラ(プレスロー
ラ)とで構成されている。加圧ローラは。耐熱
性、柔軟性、離型性に優れていることが要求され
る。而して、加圧ローラと加熱定着ローラの間
を、被定着体が通過する際に一定の荷重を受けて
所定の画像が定着されるようになつている。
[考案が解決しようとする問題点] 加圧ローラの表面被覆層は、シリコーンゴム層
で形成されており、加圧ローラ或は加熱定着ロー
ラの一方にオフセツト防止液としてシリコーンオ
イルが塗布され、両ローラからの被定着体の離型
性を高めるようになつている。
しかしながら、オフセツト防止液を使用してい
ても印刷枚数が増加するに従つて加圧ローラの表
面離型性が低下してくる。その結果、加圧ローラ
の表面にトナーが付着し、被定着体であるコピー
用紙の絡み付きによる事故が発生する問題があつ
た。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、分子量が2万以下のテトラフルオロ
エチレンオリゴマーを含有したシリコーンゴム層
からなる表面被覆層をローラ芯金上に設けてなる
加圧ローラである。
ここで、テトラフルオロエチレンオリゴマーの
分子量を2万以下としたのは、一般に使用されて
いる分子量100万から1000万のポリテトラフルオ
ロエチレンでは、融点以上に加熱しても流動性が
小さいが、2万以下の分子量のものでは低分子量
であるため融点以上でも十分に流動性があり、シ
リコーンゴム層に対して良好な分散性を示すから
である。
シリコーンゴム層の材質としては、室温硬化型
シリコーンゴム(RTV)、付加反応型シリコーン
ゴム(LTV)、高温硬化型シリコーンゴム
(HTV)等を使用するのが、望ましい。
テトラルフルオロエチレンオリゴマーのシリコ
ーンゴム層に対する配合割合は、シリコーンゴム
層100重量部に対して1〜30重量部、更に好まし
くは1〜15重量部の範囲である。30重量部を越え
ると表面被覆層の引張強度が下つて加圧ローラと
しての実用上の強度を発揮できなくなる。1重量
部に満ない場合は、表面被覆層の離型性が悪くな
り加圧ローラとして適さなくなる。
[作用] 本考案にかかる加圧ローラによれば、ローラ芯
金上に設けられた表面被覆層が、分子量2万以下
のテトラフルオロエチレンオリゴマーを加えたシ
リコーンゴム層で形成されているので、シリコー
ンゴム単体よりも表面エネルギーを著しく下げる
ことができトナーとの離型性を著しく向上させる
ことができる。
[実施例] 以下、本考案の実施例について図面を参照して
説明する。第1図は、本考案の一実施例の概略構
成を示す説明図、第2図は、同実施例の−線
に沿う断面図である。下記の配合組成を有するシ
リコーンゴム組成物を直径50mmのローラ芯金1の
周面に塗布し、150℃の温度で3分間プレス加硫
を施した後、これを研磨して図に示すような表面
被覆沿2を備えた直径60mmの加圧ローラ10を得
た。得られた加圧ローラ10を電子写真複写機
NP500RE(キヤノン株式会社、商品名)の熱定着
装置に使用して複写を行つたところ、10万枚のコ
ピー用紙を複写した時点でもコピー用紙の絡み付
きによる事故は発生しなかつた。
記 重量部 シリコーンゴム 100 (KE54OU, 信越化学株式会社,商品名) テトラフルオロエチレンオリゴマー 10 (TFO−I, セントラル硝子株式会社、商品名) 架 橋 剤 1 (ジクミルパ−オキサイド) 着 色 剤 0.5 (ベンガラ) 次に上記実施例と比較するために行つた比較例
1,2について説明する。
[比較例 1] テトラフルオロエチレンオリゴマーを使用しな
い以外は実施例のものと同様の配合組成を有する
シリコーンゴム組成物を使用して加圧ローラを作
製し、これを同様の熱定着装置に使用して複写試
験を行つたところ、約3万5千枚のコピー用紙の
複写を終えたところで加圧ローラへのコピー用紙
の絡み付き事故を発生し、使用不能となつた。
[比較例 2] テトラフルオロエチレンオリゴマーを分子量が
100万以上の高分子量のもの(FLUON,L169
インペリアル,ケミカル社 商品名)にした以外
は、上記実施例のものと同様の配合組成を有する
シリコーンゴム組成物を用いて、実施例のものと
同様の加圧ローラを得た。得られた加圧ローラを
実施例と同様の複写機の熱定着装置に使用して複
写試験を行つたところ、約4万5千枚のコピー用
紙の複写を終えたところで加圧ローラへのコピー
用紙の絡み付きによる事故が発生し、使用不能と
なつた。
[考案の効果] 以上説明した如く、本考案に係る加圧ローラに
よれば、ローラ芯金上の表面被覆沿の離型作用を
著しく向上して、熱定着装置のコピー用紙の絡み
付きによる事故の発生を防止することができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例の概略構成を示す
説明図、第2図は、同実施例の−線に沿う断
面図である。 1……ローラ芯金、2……表面被覆層、3……
加圧ローラ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 分子量が2万以下のテトラフルオロエチレンオ
    リゴマーを含有したシリコーンゴム層からなる表
    面被覆層をローラ芯金上に設けてなることを特徴
    とする加圧ローラ。
JP18903485U 1985-12-10 1985-12-10 Expired JPH0446292Y2 (ja)

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JP18903485U JPH0446292Y2 (ja) 1985-12-10 1985-12-10

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JP18903485U JPH0446292Y2 (ja) 1985-12-10 1985-12-10

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Publication Number Publication Date
JPS6296665U JPS6296665U (ja) 1987-06-19
JPH0446292Y2 true JPH0446292Y2 (ja) 1992-10-30

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JPS6296665U (ja) 1987-06-19

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