JPH044595A - インバータ電源搭載電子レンジ - Google Patents

インバータ電源搭載電子レンジ

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JPH044595A
JPH044595A JP10395890A JP10395890A JPH044595A JP H044595 A JPH044595 A JP H044595A JP 10395890 A JP10395890 A JP 10395890A JP 10395890 A JP10395890 A JP 10395890A JP H044595 A JPH044595 A JP H044595A
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magnetron
temperature
cathode filament
filter box
microwave oven
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Hiroshi Minagawa
皆川 弘
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  • Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明はマグネトロンへ供給する電力を調理者が設定
したレベルに等しくなるように制御できるインバータ電
源搭載電子レンジに関する。
【従来の技術】
一般ニインバータ電源搭載電子レンジは、インバータ電
源によって高周波(数10KHz)の高圧電力と陰極フ
ィラメント電流とをマグネトロンへ入力している。また
、同時に上記インバータ電源によって、上記マグネトロ
ンへ入力する高圧電力を検出して、この高圧電力が許容
範囲となるように高圧電力および陰極フィラメント電流
を制御している。上記マグネトロンは入力側に一体にフ
ィルタボックスを有している。そして、上記高圧電力と
陰極フィラメント電流は、それぞれ高圧電源トランスの
高圧コイル、陰極フィラメント駆動用コイルから、上記
フィルタボックス内に設けられた高周波ノイズ制御用チ
ョークコイルを介してマグネトロンへ供給している。従
来、これらの高圧コイル、陰極フィラメント駆動用コイ
ルは、上記フィルタボックスにそのまま配線で接続する
か、または配線で接続した上、入力を制限するためにフ
ェライトビーズを上記配線に嵌合してインダクタンスを
与えている。また、上記フィルタボックス内では、上記
チョークコイルの両端のリード線をそれぞれこのフィル
タボックスの入力端子とマグネトロンにそのまま配線と
して接続している。
【発明が解決しようとする課li、1 ところで、上記マグネトロンは、発振動作時にマイクロ
波の電力変換損失により発熱すると共に、オーブン庫内
の負荷とのインピーダンス不整合で生ずるマイクロ波反
射波を受けて発熱する。そこで、空冷ファンモータで強
制空冷して、適正な温度(以下[動作平衡温度Jという
。)で平衡するようにしている。このような設計のもと
、第12図中に一点鎖線■。f、Io12または破線1
 、f、 I 、4で示すように、マグネトロンの陰極
フィラメント電流は、動作開始直後に多く流れる。そし
て、発振動作が安定してマグネトロン本体が室温から動
作平衡温度に至るまで、陰極フィラメント電流は減少し
てゆき、動作平衡温度で安定値をとる。ここで、I 、
f。 IoQは、陰極フィラメント駆動用コイルをフィルタボ
ックスにそのまま配線で接続した場合であって、それぞ
れ電子レンジを最大定格で運転したとき、電子レンジを
最小パワーかつ軽負荷で運転したときの陰極フィラメン
ト電流を示している。また、I 、f、 I 112は
、上記配線にフェライトビーズを嵌合してインダクタン
スを与えている場合であって、それぞれ電子レンジを最
大定格で運転したとき、電子レンジを最小パワーかつ軽
負荷で運転したときの陰極フィラメント電流を示してい
る。図かられかるように、従来のインバータ電源搭載電
子レンジは、陰極フィラメント駆動用コイルをフィルタ
ボックスにそのまま配線で接続した状態で、最大定格で
運転した場合、運転開始直後に陰極フィラメント電流I
。fが上限リミットULを超えて過大となる。運転開始
直後に陰極フィラメント電流IOfが上限リミットUL
を超えると、陰極フィラメントの表面をなす金属に格子
欠陥が発生し、またマグネトロンの異常発振動作である
モーデング現象が起こるため、マグネトロンの寿命が著
しく短くなる。一方、上記配線にフェライトビーズを嵌
合してインダクタンスを与えた状態で、最小パワーかつ
軽負荷で運転した場合、動作平衡温度に至ったときに陰
極フィラメント電流1112が下限リミットLLを下回
って不足する。動作平衡温度に至ったとき陰極フィラメ
ント電流rr(lが下限リミットLLを下回ると、オー
ブン庫内が軽負荷であることにより生じたマイクロ波反
射波による自己発熱と相俟って、熱電子不足によりモー
デング現象が起こって、上に述べた場合と同様にマグネ
トロンの寿命が著しく短くなることになる。このように
、従来のインバータ電源搭載電子レンジは、運転開始直
後にマグネトロンの陰極フィラメント電流が過大に流れ
、またはマグネトロンが動作平衡温度に至ったときに陰
極フィラメント電流が不足して、マグネトロンの寿命が
短くなるという問題がある。 そこで、この発明の目的は、運転中、常にマグネトロン
の陰極フィラメント電流を許容範囲内に収めることがで
き、したがってマグネトロンの寿命を延ばすことができ
るインバータ電源搭載電子レンジを提供することにある
。 【課題の解決するための手段】 上記目的を達成するために、第1の発明は、入力側にフ
ィルタボックスを一体に有し、高圧コイルおよび陰極フ
ィラメント駆動用コイルから上記フィルタボックス内に
設けられた高周波ノイズ制御用チョークコイルを介して
高周波電力を受けて動作するマグネトロンと、上記マグ
ネトロンへ入力する高周波電力を検出してこの高周波電
力が許容範囲となるように上記高周波電力を制御゛する
インバータ電源とを備えたインバータ電源搭載電子レン
ジにおいて、室温と上記マグネトロンの動作平衡温度と
の間に閾値温度を有し、上記マ、グネトロンの温度が室
温と上記閾値温度との間にあるときインダクタンスを有
する一方、上記マグネトロンの温度が上記閾値温度を超
えているときインダクタンスが略零となる感熱フェライ
トビーズを、上記フィルタボックス内で上記チョークコ
イルをつなぐ配線に嵌合したことを特徴としている。 また、第2の発明は、高圧コイルおよび陰極フィラメン
ト駆動用コイルから上記フィルタボックス内に設けられ
た高周波ノイズ制御用チョークコイルを介して高周波電
力を受けて動作するマグネトロンと、上記マグネトロン
へ入力する高周波電力を検出してこの高周波電力が許容
範囲となるように上記高周波電力を制御するインバータ
電源とを備えたインバータ電源搭載電子レンジにおいて
、室温と上記マグネトロンの動作平衡温度との間に閾値
温度を有し、上記マグネトロンの温度が室温と上記閾値
温度との間にあるときインダクタンスを有する一方、上
記マグネトロンの温度が上記閾値温度を超えているとき
インダクタンスが略零となる感熱フェライト棒を、上記
フィルタボックス内の上記チョークコイルに嵌入したこ
とを特徴としている。
【作用】
第1の発明は次のように作用する。なお、陰極フィラメ
ント駆動用コイルは、フィルタボックスにそのまま配線
で接続しており、この配線にフェライトビーズを嵌合し
ていないものとする。 上記マグネトロンの温度が室温と感熱フェライトビーズ
の閾値温度との間にあるとき、上記フィルタボックス内
で上記チョークコイルをつなぐ配線に、感熱フェライト
ビーズが有するインダクタンスが与えられる。したがっ
て、運転開始直後に陰極フィラメント電流がこのインダ
クタンスによって制限されて、過大電流が流れなくなる
。一方、上記マグネトロンの温度が上記閾値温度を超え
ているとき、上記感熱フェライトビーズのインダクタン
スが略零となるので、陰極フィラメント電流はほとんど
制限されなくなる。したがって、マグネトロンが動作平
衡温度に至ったとき、陰極フィラメント電流が不足する
ようなことがなくなる。 このように、運転中、常に陰極フィラメント電流が許容
範囲内に収まる。したがって、マグネトロンの寿命が従
来に比して延びることになる。なお、上記感熱フェライ
トビーズは、チョークコイルをつなぐ配線に嵌合されて
いるので、取り付は用金具などの別途の部材を用いずに
取り付けられる。 第2の発明は次のように作用する。なお、この場合も、
陰極フィラメント駆動用コイルはフィルタボックスにそ
のまま配線で接続しているものとする。 上記マグネトロンの温度が室温と感熱フェライト棒の閾
値温度との間にあるとき、上記フィルタボックス内で上
記チョークコイルのインダクタンスは感熱フェライト棒
を嵌入したことにより増加した状態にある。したがって
、運転開始直後に陰極フィラメント電流がこの増加した
インダクタンスによって制限されて、過大電流が流れな
くなる。 一方、上記マグネトロンの温度が上記閾値温度を超えて
いるとき、上記感熱フェライト棒によるインダクタンス
の増加分が無くなるので、陰極フィラメント電流はほと
んど制限されなくなる。したがって、マグネトロンが動
作平衡温度に至ったとき、陰極フィラメント電流が不足
するようなことがなくなる。このように、運転中、常に
陰極フィラメント電流が許容範囲内に収まる。したがっ
て、マグネトロンの寿命が従来に比して延びることにな
る。なお、上記感熱フェライト棒は、チョークコイルに
嵌入されているので、取り付は用金具などの別途の部材
を用いずに取り付けられる。
【実施例】
以下、この発明のインバータ電源搭載電子レンジを実施
例により詳細に説明する。 第3図は第1の発明の一実施例のインバータ電源搭載電
子レンジの構造を示し、第9図はその回路構成を示して
いる。第3図に示すように、このインバータ電源搭載電
子レンジは、本体30の全面に操作パネル20とマイク
ロ波をシールド可能なドア9とを備え、オーブン庫6内
にターンテーブル7を備えている。また、このインバー
タ電源搭載電子レンジは、オーブン庫6の右側で操作パ
ネル20の裏側に、第9図に示すインバータ電源1と、
マグネトロンMAGを備えている。第9図に示すように
、上記インバータ電源1は、上記操作パネル20によっ
て操作される制御用マイクロコンピュータCPU2と、
インターフェース用トランジスタTrsと、駆動用トラ
ンスDTと、パワートランジスタ駆動回路PTDと、パ
ワートランジスタPTrとを有している。高圧トランス
HVTは、1次側にプリコイルPC8および駆動用コイ
ルD Coが巻回され、2次側に陰極フィラメント駆動
用コイルFi、高圧コイルHCoおよび検出コイルSc
oが巻回されている。上記陰極フィラメント駆動用コイ
ルPiは、高圧配線11,12によってマグネトロンM
AGの入力端子13.13にそのまま(フェライトビー
ズを設けずに)接続されている。また、高圧コイルHC
oの端子間にこのコイルHC,の出力を整流する高耐圧
ダイオードHDおよび高耐圧コンデンサHCapが接続
されている。そして、高圧コイルHC,の一方の端子は
高耐圧コンデンサHC,を介して上記高圧配線11の高
圧トランスHVT側の箇所に接続され、高圧コイルHC
,の他方の端子はグランドを介してマグネトロンMAG
の陽極につながっている。 マグネトロンMAGは、第2図に示すような外観を有し
、その等価回路は第10図に示すようなものである。第
2図に示すように、マグネトロンMAGは、マグネトロ
ン本体MTと、このマグネトロンMTの周囲に取り付け
られ放熱を行うヨーク2、マグネトロン本体MTの入力
側に一体に取り付けられたフィルタボックス5からなっ
ている。 なお、15はマイクロ波出力の取出口を示している。第
1図に示すように、上記フィルタボックス5は、壁面に
貫通コンデンサ14を有し、内部に高周波ノイズを制限
するために一対のチョークコイルRFC,RFCを備え
ている。貫通コンデンサ14は一対の入力端子13.1
3をフィルタボックス5内に導いている。チョークコイ
ルRFC。 RFCは、いずれもコイルの巻線を延長してなる配線1
6によって、フィルタボックス5内に導かれた入力端子
13とマグネトロン本体MTに内蔵された陰極フィラメ
ント10とに接続されている。 そして、いずれもフェライト棒FC,がコアとして嵌入
されている。チョークコイルRFCの内径とフェライト
棒FC,の外径とは一致しており、簡単には外れないよ
うになっている。さらに、−方のチョークコイルRFC
と陰極フィラメントIOとの間の配線16に感熱フェラ
イトビーズF’Bが嵌合されている。この感熱フェライ
トビーズFBは接着剤17によって配線16に固定され
ている。このように、取り付は用金具などの別途の部材
を用いずに取り付けられている。なお、第4図は配線1
6の感熱フェライトビーズFBが嵌合された部分を示し
ている。 第5図に示すように、上記感熱フェライトビーズFBは
室温RTとマグネトロンMAGの動作平衡温度Teqと
の間に閾値温度T0(約70℃)を有している。これに
より上記配線16は、第5図中に実線り、で示すように
、インバータ電源1の動作周波数(数10KHz)にお
いて、マグネトロンMAGの温度が室温RTと閾値温度
T。との間にあるときインダクタンス(約3μH)が与
えられる一方、マグネトロンMAGの温度が閾値温度T
0を超えているときインダクタンスがほとんどゼロとな
る。ここで、−点鎖線L0は感熱フェライトビーズFB
が無いときのインダクタンスを示し、また破線L1は一
般のフェライトビーズ(室温RTと動作平衡温度Teq
との間に閾値温度を有しないもの)を設けたときのイン
ダクタンスを示している。なお、フェライトコアFC,
,PC,は、いずれも室温RTと動作平衡温度Teqと
の間に閾値温度を有しない一般のものである。 上記インバータ電源lは、商用電源(例えば120V、
60Hz)をライン・ノイズ・フィルタLNFを通した
後、ダイオードブリッジBD、、チョークコイルLおよ
びコンデンサ5Capを通して直流となして、パワート
ランジスタPTrに電力供給を行う。また、上記ダイオ
ードブリッジBD。 から電流トランスCTによって交流電流を取り出し、ダ
イオードブリッジBD、、抵抗Rl、コンデンサC1を
通して直流となして、制御用マイクロコンピュータCP
U2に電流供給を行う。制御用マイクロコンピュータ2
は、操作パネル20からの指示にしたがって、インター
フェース用トランジスタTrs、駆動用トランスDTを
通してパワートランジスタ駆動回路PTDを駆動する。 パワートランジスタ駆動回路PTDは、駆動用コイルD
 C。 を通してパワートランジスタPTrを駆動する。 パワートランジスタPTrは、高圧トランスHVTの1
次側のプリコイルPC,,コンデンサRCapを介して
、2次側の陰極フィラメント駆動コンデンサFiおよび
高圧コイルHCoに高周波電力を発生させる。マグネト
ロンMAGは、この高周波電力を入力として受けてマイ
クロ波を発生させる。 また、上記制御用マイクロコンピュータ2は、高圧トラ
ンスHVTの2次側のセンシングコイルSCo、抵抗R
3およびダイオードD1を通して上記高周波電力を検出
して、上記高周波電力が許容範囲となるようにこのイン
バータ電源1の各部の制御を行う。 運転開始直後は、マグネトロンMAGの温度は室温RT
と感熱フェライトビーズFBの閾値温度Toとの間の値
になっている。このとき、感熱フェライトビーズFBの
第5図に示した特性によって、一方のチョークコイルR
FCの配線16に約3μHのインダクタンスが与えられ
ているので、この配線16をそのまま陰極フィラメント
lOに接続した場合に比して、陰極フィラメント電流り
月〜2Aだけ減少する。したがって、電子レンジが最大
定格で運転されても、第12図中に実線で示すように、
陰極フィラメント電流1tfは上限リミットULを超え
なくなる。なお、I 、f、 I tcは、こノインバ
ータ電源搭載電子レンジがそれぞれ最大定格で運転され
たとき、最小パワーかつ軽負荷で運転されたときの陰極
フィラメント電流を示している。 運転が継続されて、マグネトロンMAGの温度が感熱フ
ェライトビーズFBの閾値温度T0を超えて動作平衡温
度Teqなると、感熱フェライトビーズFBのインダク
タンスはほとんどゼロとなる。 したがって、陰極フィラメント電流I sr、 I t
Qはそれぞれフェライトビーズを設けていない場合の陰
極フィラメント電流■。f、I。eに一致する。したが
って、電子レンジが最小パワーかつ軽負荷で運転されて
も、陰極フィラメント電流Itsは下限リミットLLを
下回らなくなる。なお、実線■、f。 ■、Q上の点α、βはそれぞれこのインバータ電源搭載
電子レンジが最大定格で上されたとき、最小パワーかつ
軽負荷で運転されたときにマグネトロンMAGが閾値温
度T。となる時点を示している。 このように、このインバータ電源搭載電子レンジは、運
転中、常に陰極フィラメント電流を許容範囲内に収める
ことができる。したがって、マグネトロンの寿命を従来
に比して延ばすことができる。 第6図は、第2の発明の一実施例のインバータ電源搭載
電子レンジを構成するマグネトロンMAG、を示し、第
11図はこのマグネトロンM A G tの等価回路を
示している。なお、このマグネトロンM A G を以
外は、上に述べたインバータ電源搭載電子レンジと同一
構成となっている。 第6図に示すように、マグネトロンM A G tのフ
ィルタボックス5は、第1図に示したマグネトロンMA
Gと同様に、壁面に貫通コンデンサ14を有し、内部に
高周波ノイズを制限するために一対のチョークコイルR
FC,RFCを備えている。 貫通コンデンサ14は一対の入力端子13.13をフィ
ルタボックス5内に導いている。チョークコイルRFC
,RFCは、いずれもコイルの巻線を延長してなる配線
16によって、フィルタボックス5内に導かれた入力端
子13とマグネトロン本体MTに内蔵された陰極フィラ
メントIOとの間に接続されている。そして、第7図に
示すように、チョークコイルRFCには、いずれも感熱
フェライト棒FC,がコアとして嵌入されている。チョ
ークコイルRFCの内径とフェライト棒FC,の外径と
は一致しており、簡単には外れないようになっている。 このように、取り付は用金具などの別途の部材を用いず
に取り付けられている。 ・第8図に示すように、上記感熱フェライト棒FC7は
室温RTとマグネトロンM A G tの動作平衡温度
Teqとの間に閾値温度T、(約68℃)を有している
。感熱フェライト棒F Ctを嵌入したことにより、上
記チョークコイルRFCは、第8図中に実線L4で示す
ように、インバータ電源1の動作周波数(数10KHz
)において、マグネトロンM A G *の温度が室温
RTと閾値温度T、との間にあるとき、インダクタンス
が増加した状態(約3゜4μH)にある。一方、マグネ
トロンMAGtの温度が閾値温度T、を超えているとき
、上記感熱フェライト棒FC,を設けたことによるイン
ダクタンスの増加分がほとんどゼロとなる。なお、−点
鎖線L3は感熱フェライト棒Fewが無いときのチョー
クコイルRFCのインダクタンス(約lμH)を示して
いる。 運転開始直後は、マグネトロンMAG、の温度は室温R
Tと感熱フェライト棒FC3の閾値温度T1との間の値
になっている。このとき、感熱フェライト棒F Ctの
第8図に示した特性によって、2つのチョークコイルR
FC,RFCにそれぞれ約3.4μHのインダクタンス
が与えられているので、チョークコイルRFC,RFC
をそのまま陰極フィラメント10に接続した場合に比し
て、陰極フィラメント電流が1〜2Aだけ減少する。 したがって、先に述べたインバータ電源搭載電子レンジ
と同様に、電子レンジが最大定格で運転されても、第1
2図中に実線で示すように、陰極フィラメント電流1.
fは上限リミットULを超えなくなる。 運転が継続されて、マグネトロンMAGtの温度が感熱
フェライトビーズFBの閾値温度T、を超えて動作平衡
温度Teqなると、感熱フェライト棒FC9によるイン
ダクタンスの増加分はほとんどゼロとなる。したがって
、陰極フィラメント電流r 、r、 r tcはそれぞ
れ感熱フェライト棒FC,を設けていない場合の陰極フ
ィラメント電流I。f。 Io12に一致する。したがって、電子レンジが最小パ
ワーかつ軽負荷で運転されても、陰極フィラメント電流
xtQは下限リミットI、Lを下回らなくなる。 このように、このインバータ電源搭載電子レンジは、運
転中、常に陰極フィラメント電流を許容範囲内に収める
ことができる。したがって、マグネトロンの寿命を従来
に比して延ばすことができる。
【発明の効果】
以上より明らかなように、第1の発明のインバータ電源
搭載電子レンジは、マグネトロンの入力側のフィルタボ
ックス内で、人力経路に設けられたチョークコイルをつ
なぐ配線に、感熱フェライトビーズを嵌合しているので
、運転開始直後に陰極フィラメント電流が過大に流れる
のを防止でき、かつマグネトロンが動作平衡温度に至っ
たときに陰極フィラメント電流が不足するのを防止する
ことができる。したがって、運転中、常に陰極フィラメ
ント電流を許容範囲内に収めることができ、マグネトロ
ンの寿命を従来に比して延ばすことができる。また、上
記感熱フェライトビーズを、取り付は用金具などの別途
の部材を用いずに取り付けることができる。 また、第2の発明のインバータ電源搭載電子レンジは、
マグネトロンの入力側のフィルタボックス内で、入力経
路に設けられたf、a−クコイルに、感熱フェライト防
止を嵌入しているので、運転開始直後に陰極フィラメン
ト電流が過大に流れるのを防止でき、かつマグネトロン
が動作平衡温度に至ったときに陰極フィラメント電流が
不足するのを防止することができる。したがって、運転
中、常に陰極フィラメント電流を許容範囲内に収めるこ
とができ、マグネトロンの寿命を従来に比して延ばすこ
とができる。また、上記感熱フェライト棒を、取り付は
用金具などの別途の部材を用いずに取り付けることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第2図は第1の発明の一実施例のインバータ
電源搭載電子レンジのマグネトロンを示す図、第3図は
上記インバータ電源搭載電子レンジの外観を示す図、第
4図は上記インバータ電源搭載電子レンジの感熱フェラ
イトビーズを示す図、第5図は上記感熱フェライトビー
ズを嵌合した配線のインダクタンスの温度特性を示す図
、第6図は第2の発明の一実施例のインバータ電源搭載
電子レンジのマグネトロンを示す図、第7図は上記イン
バータ電源搭載電子レンジのチョークコイルおよびフェ
ライト棒を示す図、第8図は上記フェライト棒を嵌入し
たチョークコイルのインダクタンスの温度特性を示す図
、第9図は上記インバータ電源搭載電子レンジの回路構
成を示す図、第1O図、第11図はそれぞれ上記各マグ
ネトロンの等価回路を示す図、第12図は上記各インバ
ータ電源搭載電子レンジおよび従来のインバータ電源搭
載電子レンジの陰極フィラメント電流の時間経過を示す
図である。 1・・・インバータ電源、2・・・マグネトロンヨーク
、3・・・空冷用ファン、  5・・・フィルタボック
ス、6・・・オーブン庫、   7・・・ターンテーブ
ル、9・・・ドア、  10・・・陰極フィラメント、
11.12・・・高圧配線、13・・・入力端子、14
・・・貫通コンデンサ、 15・・・マイクロ波出力取出口、16・・・配線、1
7・・・接着剤、20・・・操作パネル、30・・・本
体、CPU2・・・制御用マイクロコンピュータ、D 
Co・・・駆動用コイル、 FB・・・感熱フェライトビーズ、 F C+・・・一般のフェライトコア、FCt・・・感
熱フェライト棒、 Pi・・・陰極フィラメント駆動用コイル、HCO・・
・高圧コイル、HVT・・・高圧トランス、MAG、M
AG、・・・マグネトロン、MT・・・マグネトロン本
体、PCo・・プリコイル、PTD・・・パワートラン
ジスタ駆動回路、PTr・・・パワートランジスタ、 RFC・・・チョークコイル、 SCo・・・センシングコイル。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)入力側にフィルタボックスを一体に有し、高圧コ
    イルおよび陰極フィラメント駆動用コイルから上記フィ
    ルタボックス内に設けられた高周波ノイズ制御用チョー
    クコイルを介して高周波電力を受けて動作するマグネト
    ロンと、上記マグネトロンへ入力する高周波電力を検出
    してこの高周波電力が許容範囲となるように上記高周波
    電力を制御するインバータ電源とを備えたインバータ電
    源搭載電子レンジにおいて、 室温と上記マグネトロンの動作平衡温度との間に閾値温
    度を有し、上記マグネトロンの温度が室温と上記閾値温
    度との間にあるときインダクタンスを有する一方、上記
    マグネトロンの温度が上記閾値温度を超えているときイ
    ンダクタンスが略零となる感熱フェライトビーズを、上
    記フィルタボックス内で上記チョークコイルをつなぐ配
    線に嵌合したことを特徴とするインバータ電源搭載電子
    レンジ。
  2. (2)入力側にフィルタボックスを一体に有し、高圧コ
    イルおよび陰極フィラメント駆動用コイルから上記フィ
    ルタボックス内に設けられた高周波ノイズ制御用チョー
    クコイルを介して高周波電力を受けて動作するマグネト
    ロンと、上記マグネトロンへ入力する高周波電力を検出
    してこの高周波電力が許容範囲となるように上記高周波
    電力を制御するインバータ電源とを備えたインバータ電
    源搭載電子レンジにおいて、 室温と上記マグネトロンの動作平衡温度との間に閾値温
    度を有し、上記マグネトロンの温度が室温と上記閾値温
    度との間にあるときインダクタンスを有する一方、上記
    マグネトロンの温度が上記閾値温度を超えているときイ
    ンダクタンスが略零となる感熱フェライト棒を、上記フ
    ィルタボックス内の上記チョークコイルに嵌入したこと
    を特徴とするインバータ電源搭載電子レンジ。
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