JPH0445688B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0445688B2
JPH0445688B2 JP17576885A JP17576885A JPH0445688B2 JP H0445688 B2 JPH0445688 B2 JP H0445688B2 JP 17576885 A JP17576885 A JP 17576885A JP 17576885 A JP17576885 A JP 17576885A JP H0445688 B2 JPH0445688 B2 JP H0445688B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pump
pipe
pressure
liquid
suction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP17576885A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6237504A (ja
Inventor
Kazuyoshi Yamamoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Corp
Ebara Research Co Ltd
Original Assignee
Ebara Corp
Ebara Research Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ebara Corp, Ebara Research Co Ltd filed Critical Ebara Corp
Priority to JP17576885A priority Critical patent/JPS6237504A/ja
Publication of JPS6237504A publication Critical patent/JPS6237504A/ja
Publication of JPH0445688B2 publication Critical patent/JPH0445688B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Mixers With Rotating Receptacles And Mixers With Vibration Mechanisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、液液或いは固液2相流を移送中の配
管内で、周期的なキヤビテーシヨンを局所的に発
生させ、2相間の反応或いは混合を移送中に促進
させるようにしたキヤビテーシヨン発生装置に関
する。
(従来の技術) 従来から、キヤビテーシヨン現象は、異種液体
或いは固体と液体との間の化学的反応或いは混合
を促進させる手段として利用されて来た。また、
一方、キヤビテーシヨンの発生手段には、超音波
発信器などの振動発生器を用いる方法、ポンプ吸
込圧力を低下させポンプ羽根車入口部で発生させ
る方法、配管内に弁又はオリフイスなどの絞りを
設け、局所的に低圧部を作り発生させる方法など
がある。
(発明が解決しようとする問題点) 上記した従来のキヤビテーシヨンの発生手段の
一つである、ポンプ吸込圧力を低下させポンプ羽
根車入口部で発生させる方法においては、キヤビ
テーシヨンによりポンプの内部に損傷を生じ、ま
た、配管内に弁又はオリフイスなどの絞りを設
け、局部的に低圧部を作り発生させる方法では、
多大のエネルギ損失を伴うという問題点があつ
た。
本発明は、超音波発生器のような振動発生器を
用いず、エネルギ損失が少ない状態で且つポンプ
損傷させることなく、1台のポンプで液体の移送
と同時に配管内にキヤビテーシヨンを発生させる
装置を得ることを技術的課題としている。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上記した従来技術の問題点及び技術
的課題を解決するために、液液又は固液2相流を
送水する系で、吸込タンク又は水槽と、流量制御
用弁の上流側に設置した吐出しタンク又は水槽と
を有するターボ形ポンプ配管系において、その吸
込管長さLs、吐出し管長さLd、ポンプの等価管
路長さLpを加えた等価管路長さLと、ポンプ回
転数Nと羽根枚数Zとで定まる羽根通過周波数の
定在波の波長λ(=a/NZ,a:音速)とが L≒n/2λ(nは整数) なる関係にあり、その圧力定在波の節の位置にポ
ンプを位置させ、吸込管路途中に周期的にキヤビ
テーシヨンを発生させるようにしたことを特徴と
している。
(作用) 本発明は上記のように構成したことにより、渦
巻ポンプのようなターボ形ポンプを駆動すると、
羽根車の回転に伴つて圧力脈動を発生する。発生
した圧力波は吸込管路及び吐出し管路を伝播し、
それぞれ吸込タンク、吐出タンクで反射する。ポ
ンプからタンクへ向う圧力の進行波と、タンクで
反射した反射波とが干渉して配管内に圧力の定在
波が発生する。この定在波は吸入及び吐出しタン
クを圧力脈動の節として、n/2λとなるモードの ものが存在する。即ち、吸込タンクから吐出しタ
ンクまでの等価管路長さLがn/2λとなるような ポンプの回転数の時、管路内の液柱は共振し、圧
力脈動の腹の部分では大きな圧力脈動が発生す
る。
ポンプは配管系に現れる圧力定在波の節の位置
に設置させると大きな圧力脈動が得られる。従つ
て、管路途中に節が存在する2次、4次…のモー
ドの定在波が現れるような回転数の場合の圧力脈
動値が大きくなる。
このようにして共振を発生させると、ポンプ吸
込管路内で圧力脈動の腹の部分には、圧力が蒸気
以下に到達して周期的なキヤビテーシヨンが発生
する。
(実施例) 次に、本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。
第1図は、本発明の一実施例を示すポンプ配管
系の概略図であつて、吸込タンク1に、長さLs
の吸込管路2、等価管路長さLpの渦巻ポンプの
ようなターボ形ポンプ3、長さLdの吐出し管路
4が直列に接続され、吐出し管路4は更に吐出し
タンク5に接続され、流量制御用弁6が吐出しタ
ンク5に付設されている。
次に作用について説明する。上記のポンプ配管
系においてターボ形ポンプ3を駆動すると、該ポ
ンプの羽根車の回転に伴つて圧力脈動を発生す
る。発生した圧力波は吸込管路2及び吐出し管路
4を伝播し、それぞれ吸込タンク1、吐出しタン
ク5で反射する。ポンプ3からタンク1及び5へ
向かう圧力の進行波と、タンク1及び5で反射し
た反射波とが干渉して配管内に圧力の定在波が発
生する。この定在波は吸入及び吐出しタンク1と
5を圧力脈動の節としてn/2λとなるモードのも のが存在する。即ち、吸込タンク1から吐出しタ
ンク5までの等価管路長さL=Ls+Ld+Lpと、
ポンプ回転数Nと羽根枚数Zとで定まる羽根通過
周波数の定在波の波長λ(=a/NZ,a:音速)
とがL≒n/2λ(nは整数)なる関係にあるような ポンプ回転数の時、管路内の液柱は共振し、圧力
脈動の腹の部分では大きな圧力脈動が発生する。
第2図は、等価管路長さLを一定とし、ポンプ
回転数を変化させた場合の、羽根車通過周波数の
圧力脈動の大きさを示している。24,…に示
すような2次、4次…のモードの定在波が現れる
ような回転数の場合の圧力脈動値が大きく、ポン
プは配管系に現れる圧力定在波の節の位置に設置
すると大きな圧力脈動が得られる。
第3図イ,ロは、本発明のポンプ配管系を共振
させた場合の圧力定在波のモードとキヤビテーシ
ヨンの発生場所を示す二つの場合の説明図であつ
て、これらの図に示すように、共振を発生させる
と、同図イ,ロに示すa,b部分即ち特に、ポン
プ3の吸込側における定在波の腹の部分に周期的
なキヤビテーシヨンが発生する。
この実施例によれば、従来の超音波発信器のよ
うな振動発生器を用いずに、エネルギ損失が少な
い状態で、且つポンプを損傷させることなしに、
1台のポンプで液体の移送と同時に配管内にキヤ
ビテーシヨンを発生させることができる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、等価管
路長さLと羽根通過周波数の定在波の波長λと
を、L≒n/2λになるようなポンプの回転数で回 転させ、圧力定在波の節の位置にポンプを位置さ
せるようにしたことにより、別個の振動発生器を
用いないで管路内の液柱が共振し、圧力脈動の腹
の部分で大きな圧力脈動が得られ、この部分で周
期的なキヤビテーシヨンを発生させることができ
る。
このようにして、1台のターボ形ポンプで2相
流を移送すると同時に吸込管路途中にキヤビテー
シヨンを発生させることができ、液液或いは固液
の反応又は混合が促進されるため、撹拌槽が省略
できるなど、プラントを小形化するのに有効であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すポンプ配管系
の概略図、第2図は等価管路長さ一定の場合の圧
力脈動の大きさと、ポンプ回転数の関係を示す線
図、第3図イ,ロは共振させた場合の圧力定在波
のモードとキヤビテーシヨンの発生場所を示す概
略図である。 1…吸込タンク、2…吸込管路、3…ターボ形
ポンプ、4…吐出し管路、5…吐出しタンク、6
…流量制御用弁。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 液液或いは固液2相流を送水する系で、吸込
    タンク又は水槽と、流量制御用弁の上流側に設置
    した吐出しタンク又は水槽とを有するターボ形ポ
    ンプ配管系において、その吸込管長さをLs、吐
    出し管長さをLd、ポンプの等価管路長さをLp、
    とすると、等価管路長さL=Ls+Ld+Lpと、ポ
    ンプ回転数Nと羽根枚数Zとで定まる羽根通過周
    波数の定在波の波長λ(=a/NZ,a:音速)と
    が L≒n/2λ なる関係にあり(nは整数)、その圧力定在波の
    節の位置にポンプを位置させ、吸込管路途中に周
    期的にキヤビテーシヨンを発生させるようにした
    ことを特徴とするポンプ配管を用いたキヤビテー
    シヨン発生装置。
JP17576885A 1985-08-12 1985-08-12 ポンプ配管を用いたキヤビテ−シヨン発生装置 Granted JPS6237504A (ja)

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JP17576885A JPS6237504A (ja) 1985-08-12 1985-08-12 ポンプ配管を用いたキヤビテ−シヨン発生装置

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JP17576885A JPS6237504A (ja) 1985-08-12 1985-08-12 ポンプ配管を用いたキヤビテ−シヨン発生装置

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JPS6237504A JPS6237504A (ja) 1987-02-18
JPH0445688B2 true JPH0445688B2 (ja) 1992-07-27

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JP17576885A Granted JPS6237504A (ja) 1985-08-12 1985-08-12 ポンプ配管を用いたキヤビテ−シヨン発生装置

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NZ231737A (en) * 1988-12-14 1991-11-26 Mitsubishi Electric Corp Microwave oven feed by oscillating antenna in side wall
EP1336427A1 (en) * 2002-02-18 2003-08-20 Kyowa Vacuum Engineering Co., Ltd. Method and apparatus for preparing slurry from starting materials
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JP7226175B2 (ja) * 2019-07-31 2023-02-21 トヨタ自動車株式会社 配管及びブレーキシステム

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JPS6237504A (ja) 1987-02-18

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