JPH0445018B2 - - Google Patents

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JPH0445018B2
JPH0445018B2 JP29848187A JP29848187A JPH0445018B2 JP H0445018 B2 JPH0445018 B2 JP H0445018B2 JP 29848187 A JP29848187 A JP 29848187A JP 29848187 A JP29848187 A JP 29848187A JP H0445018 B2 JPH0445018 B2 JP H0445018B2
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JP
Japan
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wireless transmitter
shield plate
portable wireless
loop antenna
conductive shield
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JP29848187A
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English (en)
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JPH01138823A (ja
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Koichi Okumura
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、携帯用ワイヤレス発信器の改良に関
する。
[背景技術] 近時、看護を要する老人が独り歩きしたり、病
人が看護人から離れたりしたときに、緊急事態の
発生を微弱電波を用いて報知するようにしたワイ
ヤレス発信器が開発されている。
第12図は、その使用例を示した図である。図
に於て、寝た切り老人等mがベツドに寝ていると
きは、ワイヤレス発信器aはベツド傍らのホルダ
ー内に収容されており、この状態ではワイヤレス
発信器aからは信号は発信されない。しかし、老
人mがワイヤレス発信器aをホルダー内より取り
出しベツドより離れてワイヤレス発信器aを携行
しているときに、緊急事態が発生し、その操作ス
イツチを操作すると、緊急信号が電波信号として
発信され、受信器b側で検知され、住宅情報盤c
などの警報手段が鳴動して、緊急事態の発生を報
知する。
ところで、このような携帯用ワイヤレス発信器
の従来のものを説明すると、第11図はこの構造
を示しており、押釦スイツチ201を設けた上部
ケース200の一部に、蓋カバー300を別ピー
スとして取り外し可能に取着できるようになつて
おり、蓋カバー300を取り外すと、露顕する上
部ケース200と本体500ケースの一部に電池
の収容部と、各種スイツチ401,402を設け
た構造となつており、蓋カバー300はその係合
凸部301を上部ケース200の対応した個所に
設けた凹所203に係合させることにより一体結
合され、この係合を解除すると取り外されるよう
になつている。
しかしながら、ワイヤレス発信器をこのような
3ピース構造の外殻とすることは本体そのものの
厚さも増し、部品点数が増える上に使用時に部品
の一部を紛失したりするなどの問題があつた。
また、このような携帯用ワイヤレス発信器の用
途を考えると、振動や衝撃の多い環境条件で使用
されることもあり、このため送信しようとする電
波の周波数安定度を得るために、水晶振動子を用
いた水晶発振回路が好ましくは採用されるが、発
信周波数に対して低い周波数帯域の安価な水晶振
動子が使用されている。このため水晶振動子によ
る発振周波数を周波数逓倍し、目的とする送信周
波数を得る方法が一般的に用いられる。
ところが、周波数逓倍は水晶振動子自体の発振
周波数を歪ませることにより多数の高調波成分を
生じさせ、その中から目的の高調波を共振回路で
選択する構成を採るため、周波数逓倍回路の配線
パターンや部材等からは目的とする発信周波数以
外の多数の高調波、低調波が輻射されることにな
り、この周波数逓倍時に生じる高調波、低調波が
他の電気機器、例えばテレビ受像機やラジオ受信
機に妨害を与えることになる。また、近時では電
波障害を防止する観点から通信機の送信周波数は
もとより、高調波、低調波に対しても法的規制が
非常に厳しくなつて来ており、携帯用ワイヤレス
発信器においても、このようなスプリアスの無い
ことが早急に解決すべき課題となつている。
[発明の目的] 本発明は、上記事情に鑑みてなされるもので、
周波数逓倍回路から発生する多数の高調波、低調
波を簡単な構成で低減でき、スプリアス輻射の少
ない携帯用ワイヤレス発信器を提供することを目
的とする。
[発明の開示] 上記目的を達成するため提案される本発明の携
帯ワイヤレス発信器は、ループアンテナと周波数
逓倍回路を有した発信回路部を絶縁基板の片面に
実装し、該絶縁基板の他面で上記ループアンテナ
部を除く部分に導電シールド板を設けて成る薄板
本体を備えたことを特徴とする。
実施例 以下に図面を参照して、本発明の実施例を説明
する。
第1図、第2図は、本発明のワイヤレス発信器
の一実施例を示す分解斜視図で、第1図は表面よ
り見た図、第2図は裏面より見た図である。
本発明の携帯用ワイヤレス発信器Aは、これら
の図に示されるように、薄いカード状の本体ケー
ス2の表面に形成した3つの凹所20……に、3
つの操作スイツチ3a〜3cを設けており、電池
ケース4を着脱可能に挿着できる構造となつてい
る。
3つの押釦操作スイツチ3a〜3cは、発信目
的に応じて操作され、例えば3aは単なる連絡
用、3bは伝送エリア外に出る場合の報知用、3
cは緊急用などと定められる。
本体ケース2の裏面構造は、第2図に示したよ
うに、本体ケース2の上面に回路基板6をビスな
どで取付け、本体ケース2に形成した空所21に
電池ケース4を挿脱する。
電池ケースを収容するために設けたこのような
空所21には、係止爪21a,21aが形成され
ており、電池ケース4の脚部41,41の先端に
設けた対応した爪41a,41aを係合させて、
取付ける。図例では電池ケース4は、円形の水銀
電池5に応じた凹所40が設けられており、この
部分に水銀電池5が嵌入される。
電池を収容する凹所40には、また複数の小突
出を櫛刃状に設けた導電板42が載せられてお
り、この導電板42の小突片は、電池ケース4が
本体ケース2の空所21に挿入された時、回路基
板6側に設けた導電パターン15に接触して、回
路基板6に実装したIC素子16の端子を選択的
にON,OFFさせてハウスコードを設定する。
第3図は、上記回路基板6の部材面側を示した
図であり、11は発振回路部、12は周波数逓倍
及び電力増幅回路部、13はループアンテナ、1
4は動作表示のためのLED、15は導電板42
の小突片が選択的に接触して、ハウスコードを設
定するパターン、16は本ワイヤレス発信器の発
信回路部、周波数逓倍及び増幅回路部とループア
ンテナ部を除く他の回路が集積されたICを示し
ている。
また、第4図は上記回路基板6の部材面と反対
側の図であり、ループアンテナ13に対応する部
分以外の領域は回路基板6の銅箔1がそのまま残
されている。このようにして回路基板6には、発
信回路部10が形成され、第5図はその発信回路
部の構成を電気回路として示したものである。
この発信回路部10は、発振回路11、周波数
逓倍部12とループ・アンテナ13より構成され
ており、図において、Q1は水晶発振回路のトラ
ンジスタでありこのトランジスタQ1は直流的に
抵抗R1,R2でバイアスされ、また抵抗R3に
よつて直流負帰還が掛けられる。また水晶振動子
X、コイルL1、コンデンサC1で定まる周波数
で発振するが、発振動作の安定を保つために、コ
ンデンサC2により正帰還、またコンデンサC
3,C4、コイルL2により負帰還量が決定され
て安定な発振を維持する。発振回路部11の出力
はコンデンサC6を通じて、抵抗R4,R5でバ
イアスされたトランジスタQ2に加えられ、コイ
ルL3、コンデンサC7で形成される共振回路の
周波数の高調波が選択増幅されてコンデンサC
8,C10を通じてループアンテナ13に供給さ
れる。ここでコンデンサC9、コイルL4で形成
される並列共振回路は、目的の発信周波数に同調
されており、他の周波数に対しては低インピーダ
ンスになることにより、妨害波を除去するフイル
ターの動作をしている。またループアンテナ13
に接続されているコンデンサC11はループアン
テナ13のインダクタンス成分とコンデンサC1
1で共振させ、輻射効率を上げている。
この様な回路基板6を薄板本体として有したワ
イヤレス発信器Aの場合、表面に形成された発信
回路部10の発振回路11及び逓倍増幅回路部1
2より生じる高周波数が導電シールド板1に入射
した場合、この高周波磁界によつて導電シールド
板1に渦電流を誘起し、この渦電流を阻止しよう
とする磁界が生ずるため、到来磁界は打ち消さ
れ、更に導電シールド板1に電流が流れることに
よる導電シールド板1の抵抗による熱損失も減衰
に寄与する。
本発明における導電シールド板1のようなフロ
ーテイング状態の導電板によるシールド効果は電
磁気理論によれば、電磁波が導電体表面に到来し
たときに一部はその導電体表面で反射され、他の
電磁波は導電体内部に吸収され、そのいずれの場
合においても減衰を伴うことが明らかにされてお
り、絶縁された導電シールド板に電波が入射した
場合、反射及び吸収による損失に加えて、上記逆
起電力と抵抗損失によつて電波は減衰を受けるこ
とになる。
第6図は、上記導電シールド板が無い場合の発
信周波数とスプリアス輻射の電界強度を示したス
ペクトル図であり、第7図は上記シールド板を設
けた場合のスペクトル図を示している。図から、
本発明の導電シールド板によつてスプリアス輻射
の低減が実現できることが明らかである。
第8図は、本発明の要部である薄板本体の製造
例を示したものである。
第8図の例では、絶縁基板の表、裏両面に、銅
箔を貼着した両面銅張積層板が使用されており、
その片面はエツチング加工されて、回路パターン
が形成され、必要な電子部品が実装されて発信回
路部10がループアンテナ13とともに形成され
る(a図参照)が、絶縁基板の裏面は、表面のル
ープアンテナ13の形成された部分を除く部分の
銅箔を残して導電シールド板が形成される(b図
参照)。
第9図は、片面銅張積層板を使用して本発明の
薄板本体を形成する工程を示している。
積層板の片面に貼着された銅箔は、第8図の場
合と同様に、エツチング加工して発信回路部10
とループアンテナ13が形成されるが、導電シー
ルド板1は、積層板の銅箔の貼着されていない部
分に、表面のループアンテナ13を除く部分に別
の銅箔を貼着して形成される。
第10図は、本発明のワイヤレス発信器Aの使
用例を説明する図である。
独り歩きの老人や看護人から離れた状態にある
病人などが携帯し、緊急事態が生じてその押釦3
cを押圧操作すると、ハウスコードの付加された
電波信号が発信回路部10で形成され、そのほん
たい内部のループアンテナより電波信号の形で輻
射される。この場合の電波信号の伝送は、例えば
FSK方式などが採用され、輻射された電波信号
は、受信器B側で受信され、ホストコンピユータ
(不図示)などに送られて必要な措置がなされる。
このような薄板本体を有した本発明のワイヤレ
ス発信器においては、薄板本体の導電シールド板
を貼着した面を発信器の外面としてそのまま使用
し、その面に塗装されたシールを貼付け、説明書
きを印刷するなどすれば、銘板としても使用出
来、このような態様のものでは、より一層薄いワ
イヤレス発信器が得られる。
[発明の効果] 本発明により、周波数逓倍方式を利用したワイ
ヤレス発信器において問題となつていたスプリア
ス輻射が大幅に低減することが可能となり、その
結果目的の送信周波数の電力を規制値まで上げる
ことが実現でき、携帯用ワイヤレス発信器の電波
の通達距離が著しく改善されることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のワイヤレス発信器の一実施例
を表面より見た図、第2図は裏面より見た分解斜
視図、第3図は本発明の要部をなす薄板本体に実
装された発信回路部とループアンテナの部品配置
図、第4図は薄板本体に形成された導電シールド
板を示す図、第5図は発信回路部の回路図、第6
図、第7図は、本発明によるスプリアス輻射軽減
作用の説明図、第8図、第9図は、いずれも薄板
本体の製造工程図、第10図は本発明を使用した
セキユリテイーシステムの説明図、第11図は従
来の携帯用ワイヤレス発信器の構造説明図、第1
2図はその使用例図である。 符号の説明、1……導電シールド板、2……本
体ケース、6……薄板本体(回路基板)、10…
…発信回路部、12……逓倍増幅回路部、13…
…ループアンテナ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ループアンテナと周波数逓倍回路を有した発
    信回路部を絶縁基板の片面に実装し、該絶縁基板
    の他面で上記ループアンテナ部を除く部分に導電
    シールド板を設けて成る薄板本体を備えたことを
    特徴とする、携帯用ワイヤレス発信器。 2 上記絶縁基板が、両面銅張積層板をエツチン
    グ加工して回路パターンを形成しており、上記導
    電シールド板が該銅張積層板の銅箔面をそのまま
    残して形成されている、特許請求の範囲第1項記
    載の携帯用ワイヤレス発信器。 3 上記絶縁基板が、片面銅張積層板をエツチン
    グ加工して回路パターンを形成しており、上記導
    電シールド板が該銅張積層板の銅箔面の形成され
    ていない面に別の導電板を貼着して形成されてい
    る、特許請求の範囲第1項記載の携帯用ワイヤレ
    ス発信器。 4 上記シールド板が、上記ワイヤレス発信器の
    外面に露見する銘板として形成されている、特許
    請求の範囲第2項または第3項記載の携帯用ワイ
    ヤレス発信器。
JP29848187A 1987-11-26 1987-11-26 携帯用ワイヤレス発信器 Granted JPH01138823A (ja)

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