JPH0444577A - 屋根消雪装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は屋根滑雪装置に関するものである。

［従来の技術］ 従来この種の屋根雪処理装置として屋根上の積雪を散水
管から散水して消雪する方式や電熱によって融かす方式
、地下水や温水をパイプ内に通して融かす方式のものが
知られている。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながらこれら従来構造の場合、上記電熱方式や温
水方式は多量の熱量を要して電気代やボイラーの燃料代
等の運転費が高くなり、経済性が低く、また地下水を用
いる方式は地下水の枯渇化や地盤沈下を生じさせること
があるという不都合を有している。

［課題を解決するための手段］ 本発明はこれらの不都合を解決することを目的とするも
ので、その要旨は、河川や池等の水源から揚水するポン
プと、屋根上に設けた流水管とを有し、該屋根上の積雪
を流水パイプからの流水によって消雪するものにおいて
、上記屋根に軒先から落下する融雪水及び上記水を下方
に伝わり案内可能な伝水シートを配設し、かつ該屋根の
軒先部と上記水源との間に歩行通路を含んでなる還流路
を形成して構成したことを特徴とする屋根滑雪装置にあ
る。

［作　用］ ポンプにより河川や池等の水源から揚水され、屋根上に
設けた流水管から流水され、屋根上の積雪は流水管から
の流水によって消雪され、屋根を伝って流下する融雪水
及び上記水は軒先から落下し、この融雪水及び上記水は
伝水シートを伝って下方に案内され、屋根の軒下部に落
ちた水は歩行通路を含んでなる還流路を通って水源に還
流する。

［実施例］ 第１図乃至第５図は本発明の実施例を示し、１は建物、
２は屋根、この場合切妻屋根形状で二階建てとなってお
り、棟部分に流水管３が取り付けられ、流水管３には多
数個の流水穴４が長さ方向に沿って開穿され、この流水
穴４の流水方向を略屋根面に対向する方向に設定すると
ともに極力径大な穴にし、騒音の低下を考慮している。

５は水源であって、この場合貯水池となっており、地上
にポンプ６を設置し、ポンプ６の取水管７を水源５内に
挿入し、ポンプ６の送水管８と上記流水管３とを接続管
９によって配管している。

論は伝水シートであって、柔軟性を有する樹脂製にして
上記上側の屋根２の軒先部分に一方辺を取り付けるとと
もに下側の屋根２の軒先下方まで垂れ下げ、折返して上
側の屋根２の軒先部分に他方辺を取付け、折り返し部分
に重錘田を取付けている。

１１は還流路であって、軒下部認と水源５との間に形成
され、この場合建物１の回りに犬走り部訪をコンクリー
トによって形成するとともにその回りに低い隆起部Ｕを
形成し、歩行通路腸としての玄関通路及び道路に連なる
通路の接続部分を含めて形成され、軒下部認に落ちた水
が水源５に流れるように形成されている。

この場合還流路Ｈの適宜位１に仕切堰部謁を形成し、仕
切堰部１６を順次溢れつつ越えて流れるようになってい
る。

この実施例は上記構成であるから、ポンプ６により河川
や池等の水源５から揚水し、接続管９を介して屋根２上
に設けた流水管３へ送水し、流水管８の流水穴４から流
水され、この水により屋根２上の積雪Ｓは消雪される。

そして屋根２を伝って流下する融雪水及び上記流水管３
からの水は上側の屋根２の屋根勾配によって流下し、こ
の水は伝水シート穎を伝って下側の屋根２の軒下部臆に
落ちる。

この軒下部認に落ちた水は歩行通路腸を含んでなる還流
路１１を通って水源５に還流することになる。

したがって水源５、ポンプ６、屋根２、還流路１１を循
環する水によって消雪することができ、地下水の枯渇化
や地盤沈下を生じさせるおそれがなく、丈な上側の屋根
２の軒先から落下する水は伝水シート鱒を伝って下側の
屋根２の軒先部公認に落下するため下側の屋根２への衝
突時に発する騒音を低くすることができ、かつこの場合
流水管３の流水穴４を流水穴４の流水方向に略屋根面に
対向する方向に設定するとともに極力径大な穴にしてい
るため流水距離を短くできるとともに流水圧力を低くで
きて水による騒音を低下することができ、また軒下部認
には犬走り部訪が形成されているため雪が犬走り部Ｂ上
に堆積し易く、犬走り部訪上に堆積した雷によって軒下
部此の還流路１１のコンクリート面に水が衝突する音の
防音効果を得ることになり、またこの軒下部［に落ちた
水は歩行通路５を含んでなる還流路Ｕを通って水源５に
還流することになるためこの水によって歩行通路すの消
雪もなすことができ、この場合還流路１１には適宜位置
に仕切堰部餡が設けられているため水は仕切堰部拓を順
次溢れつつ越えて流れることになり、滑雪効果を高める
ことになる。

尚、屋根構造やポンプ６、伝水シート傾、還流ｎＩＩ、
歩行通路すの構造や形状は上記実施例に限られるもので
はなく適宜設計される。

また上記実施例では水源５が貯水池となっているが河川
や湖沼の水を用いてもよい。

［発明の効果コ 本発明は上述の如く、水源から屋根を及び還流路を介し
て循環する水によって消雪することができ、地下水の枯
渇化や地盤沈下を生じさせるおそれがなく、また軒先か
ら落下する水は伝水シートを伝って下方に案内されつつ
落ちるため衝突時に発する騒音を著しく低くすることが
でき、また軒下部に落ちた水は歩行通路を含んでなる還
流路を通って水源に還流することになるためこの水によ
って歩行通路の消雪もなすことができる。

以上の如く、所期の目的を充分達成することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例であって、第１図は全体説明斜
視図、第２図はその部分断面図、第３図はその部分断面
図、第４図はその側断面図、第５図はその説明ブロック
図である。 Ｓ・・・雪、２・・・屋根、３・・・流水管、５・・・
水源、６・・・ポンプ、ｌ・・・伝水シート、１１・・
・還流路、ｂ・・・歩行通路。 平成　２年　６月１１日

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 河川や池等の水源から揚水するポンプと、屋根上に設け
   た流水管とを有し、該屋根上の積雪を流水パイプからの
   流水によって消雪するものにおいて、上記屋根に軒先か
   ら落下する融雪水及び上記水を下方に伝わり案内可能な
   伝水シートを配設し、かつ該屋根の軒先部と上記水源と
   の間に歩行通路を含んでなる還流路を形成して構成した
   ことを特徴とする屋根消雪装置。