JPH0444538A - 脱臭便器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、便器ボール部内の臭気を排出部へと排気する
脱臭便器に関する。

（従来の技術） 従来、この種の脱臭便器は例えば実開昭６４５９８１号
公報記載の如く、一端側の臭気取入れ口を便器のボール
部に臨ませ、他端側を便器本体内の排水管に臨ませて脱
臭路を形成し、該脱臭路内に脱臭用ファンと該ファンの
下流側で該ファ・ンのＯＮ、ＯＦＦに連動して前記脱臭
路を開閉せしめる開閉弁を備えてなるものがある。

（発明が解決しようとする課題） しかし、脱臭便器はそもそも使用中の便器ボール部内の
臭気を取ることを目的とするものであり、背圧による臭
気の逆流防止にあっては、使用中は前記ファンの吹出し
圧により、又不使用時には前記ファンのＯＦＦに連動し
て開閉弁を閉弁させて臭気の逆流を防止する程度であっ
た。

従って、脱臭用ファンの作動中は、前記開閉弁は常に開
放されているため、前記ファンの吹出し圧よりも高い背
圧が掛かった時には他に何の逆流防止手段もないためボ
ール部内へ臭気の逆流を招く虞れが多分にあり、脱臭便
器としての実効が十分に図れていたものとはいえず改良
の余地を残していたものである。

本発明は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みな
されたものであり、その目的とするところは、脱臭便器
の使用時における確実な臭気の逆流防止を図り脱臭便器
としての実効を図らしめることである。

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために本発明がなした技術的手段は
、一端側が便器のボール部に通じ、他端側か所望な排出
部に通じる脱臭路を形成し、かつ該脱臭路内に脱臭用フ
ァン及び該ファンの下流側で該ファンのＯＮ、ＯＦＦに
連動して前記脱臭路を開閉せしめる開閉弁を備えてなる
脱臭便器において、前記開閉弁の下流側に背圧値を検知
する圧力センサーを配し、該圧力センサーは前記開閉弁
に連絡する制御部と連絡し、前記圧力センサーで検知し
た背圧値が前記制御部にあらかじめ設定された脱臭用フ
ァンの吹出し三値よりも大きな値とした際に、前記逆止
弁を閉弁することである。

（作　用） 上記せる技術的手段により、脱臭用ファンのＯＮに連動
して開閉弁が開弁じ、ボール部内の臭気が脱臭路内に吸
い込まれて前記弁を通過しつつ排出部へと排気される。

そして、この臭気排気中に排出部からの背圧が掛かると
、該背圧値を前記開閉弁の下流側に配した圧力センサー
が検知し、その信号が制御部に送られ、該制御部にあら
かじめ設定されている脱臭用ファンの吹出し三値と比較
する。そして背圧値があらかじめ制御部に設定した脱臭
用ファンの吹出し三値よりも大きな値の時、脱臭用ファ
ンの運転をＯＦＦとし、該ファンに連動して開閉弁が閉
じて逆流が防止される。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を説明すると、本実施例にあっ
ては、第１図及び第３図に示す如く便器本体ａの後部上
面に洗浄タンクｂを載置したいわゆる密語タンク式便器
Ａを示すがこれに限定はされず、便器本体とタンクとを
離して配設するタイプやフラッシュバルブ式の便器等で
あってもよく任意である。

便器本体ａは、ボール部１を備え、該ボール部１０縁に
、前記洗浄タンクｂからの水を流通させながらボール部
１に向けて流下せしめる通水路２ａを設けたリム２を形
成すると共に、脱臭路Ｃを設ける。

該脱臭路Ｃは、前記リム２の背面側下面２ｂに臭気取入
れ口４を設け、該臭気取入れ口４と便器本体ａ後部側と
にわたり、前記通水路２ａと区画して臭気通路５を形成
する。

そして、該臭気通路５の後端を前記便器本体ａの後部上
面３に連絡して吸込口３ａを開設すると共に、該吸込口
３ａに並列せしめて前記後部上面３に排気口３ｂを開設
し、該後部上面３上に、脱臭用ファン６ａ、連絡管６ｂ
及び開閉弁６ｃを内蔵した脱臭ボックス７を、その底面
に設けた吸込ロアａ、排気ロアｂを前記吸込口３ａ、排
気口３ｂに連絡するように備え、そして前記後部上面３
の排気口３ｂ下端側には、排出部とされる便器本体ａの
排水路８に先端９ａを連絡せしめた排気路９を連結し、
ボール部１から排出路８へと連通せしめている。

尚、便器本体ａの側面に一部露出する排気路９をカバー
して隠蔽するか否かは適宜対応せしめるものとする。

また、排気口３ｂから直接排水路８内に排気路９を挿通
せしめるものとするも任意である。

更に、本実施例にあっては便器本体ａの後部上面３を前
記リム２の上面レベルより底上げし、該後部上面３の上
端縁部３゛・・・を夫々上方に向けて立ち上げて所望な
スペース１０を形成しており、図中１１は前記洗浄タン
クｂを載置したときに連絡される水供給室であり、該水
供給室１１を除いた空間に前記脱臭ボックス７が取り外
し自在に備えられもので、該脱臭ボックス７内に内蔵さ
れる脱臭用ファン６８等のメンテナンス時における取り
外し、取り付は作業の容易化を図らしめている。

尚、上記水供給室１１は、水流入口１１ａを通して前記
通水路２ａへと連通せしめている。

また、上記スペース１０（脱臭ボックス７の設置場所）
は−例を示すにすぎず限定されるものではなく、例えば
図示例の如く開放状態とする背面及び上面のどちらか一
方を閉鎖してもよく、又、開閉自在な蓋体としてもよい
ものであり、更に洗浄タンクｂ内に水洗タンク部分と区
画してスペース１０を形成するもの等任意である。

脱臭ボックス７は、そのボックス本体７°の内部に脱臭
用ファン６ａと、該脱臭用ファン６ａの流出側６ａ’　
　とボックス本体７′の排気ロアｂとを連絡する連絡管
６ｂ及び、該連絡管６ｂ内に配される開閉弁６ｃと、そ
の開閉弁６ｃの下流側に、検知部先端６ｄ’を該弁６Ｃ
と反対側に向けて配設せしめた圧力センサー６ｄとを内
蔵してなる（第２図参照）。

ここで、前記脱臭用ファン６ａ、開閉弁６ｃ及び圧力セ
ンサー６ｄの関係を示すと、脱臭用ファン６ａは前記吸
込ロアａ側に設け、該脱臭用ファン６ａの下流側、即ち
排気ロアｂ側の近傍上部に開閉弁６ｃを設け、更にその
下流側に圧力センサー６ｄの検知部先端６ｄ’を排気ロ
アｂ側に向けた状態で配設するもので、前記開閉弁６ｃ
は、脱臭用ファン６ａのＯＮ、ＯＦＦに連動して開閉作
動するもので、例えば図示せる如くソレノイドを使った
簡単な電磁弁等を用い、制御部（図示省略）と連絡して
なり、一方圧力センサ−６ｄも前記制御部（図示省略）
に連絡してなる。

尚、開閉弁６Ｃは、−例を示すにすぎず、電気的に作動
するものであればよく限定されるものではない。

そして前記制御部（図示省略）には、あらかじめ前記脱
臭用ファン６ａの吹出し圧値を設定し、前記圧力センサ
ー６ｄによって検知された排水路（排出部）８からの背
圧値を前記吹出し圧値と比較し、その背圧値が前記吹出
し圧値よりも大きい値の時に、脱臭用ファン６ａの運転
をＯＦＦとして開閉弁６ｃを弁座１２に密接せしめて閉
弁させる。

また、脱臭用ファン６ａの作動は、便器本体ａあるいは
トイレルームの壁面等に配した人体検知センサー（図示
省略）の検知により自動的に始動せしめるか、あるいは
便器利用者の手動によって始動せしめるものとする。

従って第５図の如く、人体検知センサーで着座を検知す
ると（５−１）、脱臭用ファン６ａかＯＮとなると共に
開閉弁６ｃが開弁じ（５−２）、ボール部１内の臭気が
臭気取入れ口４から臭気通路５内に吸い込まれ、そして
脱臭ボックス７内を通過して排気路９を通り、排水路８
内へと排気され、排便終了後人体の離座を検知すると（
５−３）、脱臭用ファン６ａを一定時間運転せしめた後
（５−４）　、脱臭用ファン６ａをＯＦＦとすると共に
開閉弁６ｃを閉弁させる（　５−５）。

そして前記臭気排気中に、排水路８から背圧が掛かった
場合について説明すると、該背圧を圧力センサー６ｄの
検知部先端６ｄ’が検知し、制御部（図示省略）へと送
る。

そして、圧力センサー６ｄから送られた前記背圧値をあ
らかじめ設定しておいた脱臭用ファン６ａの吹出し圧値
と比較しく５−６）、その背圧値が吹出し圧値よりも大
きい時（５−６’　）　、脱臭用ファン６ａの運転をＯ
ＦＦとし、該ファンのＯＦＦに連動して開閉弁６ｃを連
絡管６ｂの内壁面に設けた便座１２へ密着せしめて閉弁
するため（５−５）、逆流してきた臭気は、該開閉弁６
ｃの下流側で止められ、ボール部１側へとは流入せしめ
ない。

また、脱臭ボックス７内にオゾン脱臭装置又は光脱臭装
置等を備えるものとしてもよい。

尚、ＬＥＤのレベルメーターを備えておき、現在の脱臭
風量を点灯表示させて目視できるようにすることもでき
、またそのレベルメーターにより脱臭用ファン６ａが故
障しているか否かも確認できる。

更に、前記脱臭ボックス７の取り外し自在の構造として
は一般に知られている周知の構造でよく、例えば図示せ
しめないが、脱臭ボックス７をスペース１０内に嵌入す
る程度の大きさに形成し、はめ込み式とするか、あるい
はスペース１０の内底面（後部上面）３の所望位置に突
部を設け、一方脱臭ボツクスフの前記突部に相対する底
板所望位置に凹部を設けて嵌合式とするか、またはスペ
ース１０の両サイド１０ａ　、　、１０ａ面に平行な溝
を設け、方脱臭ボックス７の両サイド面７ｃ、　７ｃに
前記溝に対応する突条部を設けて、該突条部を前記溝に
合、わせでスライド式としてもよく任意であり何等限定
されるものではない。

（発明の効果） 本発明は、脱臭用ファンのＯＮ、ＯＦＦに連動せしめた
開閉弁の下流側に背圧値を検知する圧力センサーを配し
、該圧力センサーは開閉弁に連絡する制御部と連絡し、
前記圧力センサーで検知した背圧値が制御部にあらかじ
め設定された脱臭用ファンの吹出し圧値よりも大きな値
とした際に、前記開閉弁を閉弁する脱臭便器であるため
、脱臭用ファンの吹出し圧よりも大きな背圧が掛かった
とき、前記制御部が圧力センサーからの検知信号により
あらかじめ設定したファンの吹出し圧と前記背圧値とを
比較して、前記背圧値が大きいと判断した時、脱臭用フ
ァンの運転をＯＦＦとし、該ファンのＯＦＦに連動して
開閉弁が強制的に閉弁され、排出部、いわゆる排水路等
からの臭気の逆流を確実に防止できるため、脱臭便器と
しての実効が十分に図れ、結果として信頼性か高くなり
商品価値の高いものとなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明脱臭便器の一例を示す分解全体斜視図
、第２図は脱臭ボックスの拡大斜視図、第３図は縦断側
面図、第４図は要部の拡大縦断面図、第５図はフローチ
ャートである。 尚、図中 Ａ・便器 す、洗浄タンク １、ボール部 ５：臭気通路 ６ｂ　　連絡管 ６ｄ：圧力センサー ７、脱臭ボックス １０ニスペース ａ：便器本体 Ｃ１脱臭路 ４・臭気取入れ口 ６ａ：脱臭用ファン ６ｃ：逆止弁 ６ｄ′：検知部先端 ８：排水路 特　許　ａ　願　人　　　　東陶機器株式会社代　　　
　理　　　　人　　　　　早　川　　　政　名　アニ−
１２で　−〜 （フ く

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 一端側が便器のボール部に通じ、他端側が所望な排出部
   に通じる脱臭路を形成し、かつ該脱臭路内に脱臭用ファ
   ン及び該ファンの下流側で該ファンのＯＮ、ＯＦＦに連
   動して前記脱臭路を開閉せしめる開閉弁を備えてなる脱
   臭便器において、前記開閉弁の下流側に背圧値を検知す
   る圧力センサーを配し、該圧力センサーは前記開閉弁に
   連絡する制御部と連絡し、前記圧力センサーで検知した
   背圧値が前記制御部にあらかじめ設定された脱臭用ファ
   ンの吹出し圧値よりも大きな値とした際に、前記開閉弁
   を閉弁する脱臭便器。