JPH0443288A - 真空溶解炉 - Google Patents

真空溶解炉

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JPH0443288A
JPH0443288A JP15209390A JP15209390A JPH0443288A JP H0443288 A JPH0443288 A JP H0443288A JP 15209390 A JP15209390 A JP 15209390A JP 15209390 A JP15209390 A JP 15209390A JP H0443288 A JPH0443288 A JP H0443288A
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vacuum chamber
crucible
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extracting
opening
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JP15209390A
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Yoichi Nakanishi
洋一 中西
Hideaki Matsuo
英明 松尾
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Daido Steel Co Ltd
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Daido Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は真空室内に誘導加熱により金属を溶解させるル
ツボを設けてなる真空溶解炉に関するもので、さらに詳
しくはその保守1作業性を改善するための全体構造に関
するものである。
〔従来の技術とその課題〕
真空溶解炉は、周知のように、真空室内に設けられたル
ツボの周壁に一体的に誘導加熱用コイルが設けられ、該
ルツボ中に鋼材等の金属材料を入れ該材料を真空中で誘
導加熱により溶解するようにしたものである。この炉に
おいではルツボを定期的に補修するため、或いは鋼種変
更などのために該ルツボの交換を要するようになるが、
従来の真空溶解炉ではこの誘導加熱用コイルと一体的な
ルツボを交換するに際しては、真空室の上蓋を移動させ
て真空室の上部を開口した後、該真空室内に人が入り、
誘導加熱用コイルに給電および冷却水W1環をさせてい
る給電排水管の継手を外し、傾動輪を分解した後、該ル
ツボをクレーンで吊り上げ、新しいルツボに交換した後
、再びその誘導加熱用コイルに給電給排水管を該真空室
内にて接続する作業を要する。しかし真空室内は非常に
狭いため作業し難く、重量物の吊り上げには危険が伴な
うと共に、給電給排水管の接続部の絶縁性や真空シール
性が不完全になり易いと共に、その接続が不完全である
と真空室内で通電不良、或いは漏水を起こし重大事故に
継かりかねないなどの問題があった。従って交換の度に
約5時間程度の作業時間が必要であった。
また溶解後の誘導加熱用コイルは1000℃程もあるの
でこれが冷えてからでないとその冷却水の循環を止める
ことはできず上記交換作業を始めるに際しては溶解後ル
ツボが冷えるまで6〜8時間を要しその点もこの作業性
、生産性を非常に悪いものにしている原因であった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の真空溶解炉は上記課題を解決しようとするもの
で、側壁に開口を設けた真空室と、誘導加熱用コイルを
備えたルツボおよび前記開口を閉塞し得る盲板が立設さ
れた引出台車とよりなり、前記誘導加熱用コイルに給電
及び冷却水循環をさせる給電給排水管を前記盲板に貫挿
し、引出台車を進出させルツボを前記真空室に装入した
とき前記盲板が該真空室の開口を気密に閉塞し得るよう
にしたことを特徴とするものである。
〔実施例〕
次に図面に従い本発明の一実施例を説明する。
図において、1は真空室、2はその上部に開閉自在に設
けられた上蓋、3は該真空室内に設けられた鋳型、4は
該鋳型3を該真空室1内に出し入れするために設けられ
た昇降扉である。上@−2上には架台5が設けられ該架
台5上に突出するように原料添加装置6と目視用覗窓7
と測温およびサンプリングのための抽出装置8が設けら
れている。
真空室1の一側壁には開口9が設けられ該開口9より真
空室l内に以下に説明するように引出台車10Aまたは
10Bにてルツボ11が装入できるようになっている。
即ち2台の引出台車10A、IOBは同し構造であるの
でその一方につき説明すると、車輪12を備えた引出台
車10Aは、その後部に取付台13を固設し、該取付台
13に前記間口9を閉塞し得る盲板14を立設し、該盲
板14の前面より片持状に載台15を延設している。該
載台15上には一対の支柱16を樹立し、該支柱16の
上端部にピン17を支点として旋回自在なるようにルツ
ボ11を支持している。真空室1の床板18の下にはレ
ール19が敷設され該レール19に沿って引出台車10
Aがこの床板18下の空隙に進入し得るようにしている
。そして引出台車10Aをこの空隙に進入させたとき前
記載台15は真空室l内に進出しルツボ11を真空室1
内に装入できる。ルツボ11はその周壁に一体的に誘導
加熱用コイル20が埋設されている。該誘導加熱用コイ
ル20は内部に冷却水が通水できるように中空状の導電
性パイプで出来ている。そして該誘導加熱用コイル20
の両端からは該誘導加熱用コイル20に給電及び冷却水
循環をさせるための可撓性の給電給排水管21が導出さ
れている。22は前記取付台13上に固設した取付枠で
ある。盲板14の一部には第3図に示したように絶縁板
23を固着し、該絶縁板23に前記給電給排水管21の
先端部24を貫挿している。25はルツボ11を傾動さ
せるために載台15上に設けられた油圧シリンダ(図示
せず)に作動油を供給するための給油配管で、該給油配
管25は盲板14を貫通している。
真空室lの開口9前には前記レール19と直交するレー
ル26が敷設され、該レール26に沿って往復動じ得る
ように車輪27を備えた交換台車2日が設けられている
。該交換台車28は2台の引出台車10A10Bが塔載
できるようなスペースがある。そして、両スペースには
前記レール19と直線状に継かり得るレール29.30
が配設されている。31Aはレール29上に乗り得る引
出台車10Aを該レール29に沿って進退動させるため
交換台車28に設けたシリンダ、31Bは同じくレール
30上に乗る引出台車10Bを該レール30に沿って進
退動させるため交換台車28に設けられたシリンダであ
る。また、33A、33Bは交換台車28と引出台車1
0A、IOBとを継ぐように設けられたケーブルベヤで
、該ケーブルヘヤ33A33B中には前記給電給排水管
21と連なる給電給排水管および給油配管25に連なる
給油配管が配設されている。また、34は給排水源、給
電源および給油源と交換台車28とを継ぐ給排水管、給
電線、給油配管を収容しているケーブルヘヤである。
このように構成された真空溶解炉では、シリンダ31を
伸長させることによって引出台車10Aを真空室1の床
板下に進入させることにより載台15上のルツボ11を
真空室1内に装入する。そのとき盲板14は真空室1の
開口9に合着し該開口9を気密に閉塞する。なお気密を
保持するためにクランプ等の締付手段(図示せず)を使
用してもよい、そして真空室1内を真空ポンプ(図示せ
ず)を作動させて減圧すると共に、ケーブルベヤ33A
中の給電給排水管および給電給排水管21を介して誘導
加熱用コイル20に給電および冷却水循環をさせて、ル
ツボ11中の金属材料をその真空下で溶解する。
ルツボ11中の金属材料の溶解状態は目視用覗窓7゜抽
出装置8により監視され必要に応じ原料添加装置6より
原料が添加される。こうしてルツボ11中で溶解された
金属材料は該ルツボ11をピン17を支点に傾動させる
ことによって鋳型3に注湯される。
こうして一方の引出台車10Aのルツボ11について溶
解が行なわれている間に、交換台車28上のもう一台の
引出台車10Bのルツボ11は補修等必要な整備をして
次の溶解に備える。そして両引出台車10A、IOBの
ルツボ11を交換するに際しては、先ずシリンダ31A
を収縮させ引出台車10Aを交換台車28上に移動させ
る。なおそのとき誘導加熱用コイル20に冷却水を循環
させたままで引出台車10Aを移動することができるの
でルツボ11の冷却を待って移動させなくてもよい、そ
して引出台車10Aが交換台車28上に移動できたら交
換台車28をレール26に沿って横移動させ引出台車1
0Bを真空室1に対峙させる。そして引出台車10Bの
ルツボ11に金属材料を投入した後、シリンダ31Bを
伸長させ引出台車10Bを前記と同様に真空室lの床板
下に進出させそのルツボ11を真空室1内に装入し盲板
14をもって開口9を密閉する。
このようにルツボ11は引出台車の後部より片持状に延
設された載台15上に載置されているので、引出台JI
ILIOAまたは引出台車10Bは真空室1内に装入し
ないでもルツボ11を真空室1内に装入できる。このた
め真空室1の容積を小型化できると共に、引出台車の車
輪等が高温にさらされない利点がある。
こうして引出台車10Bの進出によりルツボ11を真空
室1内に装入でき盲板14により開口9が気密に閉塞で
きたら、給電給排水管21はすでに誘導加熱用コイル2
0に接続しであるので、すくに通電通水し、誘導加熱に
よる溶解が開始できる。そしてその間に他方の引出台車
10B上のルツボ11は次の溶解に備えて保守すること
ができる。
(発明の効果〕 このように本発明の真空溶解炉によれば、引出台車を引
出すだけでルツボの交換が安全にしかも簡単にでき、従
来のように真空室内で給電、給排水管等の接続を行なわ
なくてもよいので、交換に要する作業時間が大幅に短縮
できると共に、真空室内での通電不良や漏水事故などの
おそれが少なくなり操業の安全性および生産性が向上す
るなど有益な効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る真空溶解炉の一実施例を示したもの
で、第1図は縦断面図、第2図は第1図のX−X線断面
図、第3閏は第1図の要分拡大断面図である。 l・・・真空室、9・・・開口、IOA、IOB・・・
引出台車、11・・ルツボ、14・・・盲板、15・・
・載台、18・・・床板、20・・・誘導加熱用コイル
、21・・・給電給排水管、28・・・交換台車。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)側壁に開口を設けた真空室と、誘導加熱用コイル
    を備えたルツボおよび前記開口を閉塞し得る盲板が立設
    された引出台車とよりなり、前記誘導加熱用コイルに給
    電及び冷却水循環をさせる給電給排水管を前記盲板に貫
    挿し、引出台車を進出させルツボを前記真空室に装入し
    たとき前記盲板が該真空室の開口を気密に閉塞し得るよ
    うにしたことを特徴とする真空溶解炉。
  2. (2)引出台車を少なくとも2台塔載し得るスペースを
    有した交換台車を具備してなる請求項1に記載の真空溶
    解炉。
  3. (3)引出台車の後部に盲板を立設し該盲板の前面より
    片持状に載台を延設し該載台上にルツボを載置すること
    により、該引出台車を真空室の床板下に進入することで
    ルツボを該真空室に装入し得るようにしたことを特徴と
    する請求項1に記載の真空溶解炉。
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