JPH0443285Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0443285Y2 JPH0443285Y2 JP1985069654U JP6965485U JPH0443285Y2 JP H0443285 Y2 JPH0443285 Y2 JP H0443285Y2 JP 1985069654 U JP1985069654 U JP 1985069654U JP 6965485 U JP6965485 U JP 6965485U JP H0443285 Y2 JPH0443285 Y2 JP H0443285Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- supply port
- wood
- spout
- main shaft
- cutting blade
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 30
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Debarking, Splitting, And Disintegration Of Timber (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
本考案は木材をパルプの原料になるチツプに切
削するデイスクチツパに関する。
削するデイスクチツパに関する。
(ロ) 従来技術
従来、デイスクチツパのケーシングに穿設した
供給口は第2図に鎖線で示すように切削刃の回転
軌跡幅bを1辺とする高さhの略矩形状となし、
スパウトは第4図に示すように角型の樋状に形成
されていた。
供給口は第2図に鎖線で示すように切削刃の回転
軌跡幅bを1辺とする高さhの略矩形状となし、
スパウトは第4図に示すように角型の樋状に形成
されていた。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点
一般に木材は株元側と末口側とでは直径が異な
るばかりでなく曲がりや節を有する。
るばかりでなく曲がりや節を有する。
このような木材を前記既知のデイスクチツパで
切削する時、切削が進行して前記曲がりや節がケ
ーシングの供給口又はスパウトに入つているとそ
れらに詰つて進行しなくなり、切削幅が著しく狭
くなつて不良品が発生する。
切削する時、切削が進行して前記曲がりや節がケ
ーシングの供給口又はスパウトに入つているとそ
れらに詰つて進行しなくなり、切削幅が著しく狭
くなつて不良品が発生する。
このような場合作業を中断して前記詰りを除去
しなければならないが、木材が前記供給口の両側
縁間又はスパウトの両側板間に喰い込んでいるの
で、除去作業が極めて大変であつた。
しなければならないが、木材が前記供給口の両側
縁間又はスパウトの両側板間に喰い込んでいるの
で、除去作業が極めて大変であつた。
(ニ) 問題点を解決するための手段
本考案はケーシング内に複数の切削刃が装着さ
れている円板を主軸に装着し、該ケーシングの切
削刃回転軌跡と対向する部位に供給口を設けると
共に該供給口にスパウトを取付けたデイスクチツ
パにおいて、前記供給口の外側縁を下縁端部から
略直線状に起立した部分とそれに続いていて切削
刃の回転軌跡の外側縁に沿う部分とで構成し、内
側縁を主軸の上方へ向けて斜めに延長することに
より外側縁の直線状起立部と内側縁とを上方が拡
開するように構成し、前記スパウトの主軸側の側
板を斜め外側方へ向けて傾斜させて両側板の上部
を拡開させることにより、太さが変化したり、節
や曲がりのある木材が切削抵抗により供給口及び
スパウトの幅内に無理に押込まれようとする時、
切削刃の切削衝撃により木材が拡開した上方へ浮
き上がり得るようにして詰りを防止すると共に万
一詰りを生じても上方へ上げ易く、それにより木
材の姿勢を容易に変化させることができるように
して前述の問題点を解決した。
れている円板を主軸に装着し、該ケーシングの切
削刃回転軌跡と対向する部位に供給口を設けると
共に該供給口にスパウトを取付けたデイスクチツ
パにおいて、前記供給口の外側縁を下縁端部から
略直線状に起立した部分とそれに続いていて切削
刃の回転軌跡の外側縁に沿う部分とで構成し、内
側縁を主軸の上方へ向けて斜めに延長することに
より外側縁の直線状起立部と内側縁とを上方が拡
開するように構成し、前記スパウトの主軸側の側
板を斜め外側方へ向けて傾斜させて両側板の上部
を拡開させることにより、太さが変化したり、節
や曲がりのある木材が切削抵抗により供給口及び
スパウトの幅内に無理に押込まれようとする時、
切削刃の切削衝撃により木材が拡開した上方へ浮
き上がり得るようにして詰りを防止すると共に万
一詰りを生じても上方へ上げ易く、それにより木
材の姿勢を容易に変化させることができるように
して前述の問題点を解決した。
(ホ) 作用
ベルトコンベア等により木材をスパウトから供
給口に挿入すると円板と共に回転している切削刃
は木材をその一端から順次切削する。
給口に挿入すると円板と共に回転している切削刃
は木材をその一端から順次切削する。
その際、木材の節があたり、それが曲がつてい
て切削時に投入口又はスパウトの幅内に無理に押
込まれるような場合、木材は間欠的な切削衝撃に
よりスパウトの長さ方向からめて主軸の上方へ浮
き上がつて供給可能になり、又万一詰りを生じた
場合でも、該木材を拡開した上方へ容易に引出し
て切削することができる。
て切削時に投入口又はスパウトの幅内に無理に押
込まれるような場合、木材は間欠的な切削衝撃に
よりスパウトの長さ方向からめて主軸の上方へ浮
き上がつて供給可能になり、又万一詰りを生じた
場合でも、該木材を拡開した上方へ容易に引出し
て切削することができる。
(ヘ) 実施例
本考案の一実施例を図面について説明すると、
円板1は従来のものと同様傾斜したケーシング2
内に主軸3により軸支されており、その板面に設
けた複数の刃口4…にはそれぞれ切削刃5…を取
付け、前記ケーシング2の一側の切削刃回転軌跡
と対向する部位には供給口6を穿設し、該供給口
6の外側縁6aを第2図に示す如く点線で示す従
来のものより切削刃回転軌跡に沿つて大きく立上
がらせ、内側縁6bは主軸3の略直上部に亘つて
中心側へ傾斜させ、それらの上端を上縁6cにて
連結することにより構成してあり、前記内側縁6
bは点線6b′で示すように主軸3の上方へ大きく
膨出させる場合もあり、前記供給口6の外側縁6
aの略直線状をなす部分の上部と内側縁6bとの
幅A乃至上部近傍より下方の幅は下縁の幅Bより
も広くなつている。即ち、供給口6の通常木材が
挿入される部分は上部が拡開している。
円板1は従来のものと同様傾斜したケーシング2
内に主軸3により軸支されており、その板面に設
けた複数の刃口4…にはそれぞれ切削刃5…を取
付け、前記ケーシング2の一側の切削刃回転軌跡
と対向する部位には供給口6を穿設し、該供給口
6の外側縁6aを第2図に示す如く点線で示す従
来のものより切削刃回転軌跡に沿つて大きく立上
がらせ、内側縁6bは主軸3の略直上部に亘つて
中心側へ傾斜させ、それらの上端を上縁6cにて
連結することにより構成してあり、前記内側縁6
bは点線6b′で示すように主軸3の上方へ大きく
膨出させる場合もあり、前記供給口6の外側縁6
aの略直線状をなす部分の上部と内側縁6bとの
幅A乃至上部近傍より下方の幅は下縁の幅Bより
も広くなつている。即ち、供給口6の通常木材が
挿入される部分は上部が拡開している。
また、スパウト7の前記外側縁6aに接続する
側板7aは横断面が略水平な底板7bに対して略
垂直であるが、内側縁6bに接続する側板7cは
外側方へ向けて傾斜している。
側板7aは横断面が略水平な底板7bに対して略
垂直であるが、内側縁6bに接続する側板7cは
外側方へ向けて傾斜している。
更に前記スパウト7にはチエンコンベア又はベ
ルトコンベア8を連設してあり、該ベルトコンベ
ア8の側壁9,9も前記スパウト7の側板7a,
7cと一連になるように一方を略垂直にし他方は
外側方へ向けて傾斜するか又は両側壁を外側方へ
向けて傾斜させて上部が拡開するように構成して
ある。
ルトコンベア8を連設してあり、該ベルトコンベ
ア8の側壁9,9も前記スパウト7の側板7a,
7cと一連になるように一方を略垂直にし他方は
外側方へ向けて傾斜するか又は両側壁を外側方へ
向けて傾斜させて上部が拡開するように構成して
ある。
前述のデイスクチツパにおいて、皮剥した木材
をベルトコンベア8に載せて側壁9,9に案内さ
せながら送込むと、その先端が供給口6からケー
シング2内に入つて円板1と共に回転している切
削刃5…により切削され、切削されたチツプは図
示してないが従来のものと同様前記供給口6と正
面視で反対側にある排出口から放出される。
をベルトコンベア8に載せて側壁9,9に案内さ
せながら送込むと、その先端が供給口6からケー
シング2内に入つて円板1と共に回転している切
削刃5…により切削され、切削されたチツプは図
示してないが従来のものと同様前記供給口6と正
面視で反対側にある排出口から放出される。
そして、供給された木材の突出した節又は曲が
つた部分がスパウト7又は供給口6に供給された
状態で、切削刃5…が切削すると、木材は切削刃
5…により供給口6又はスパウト7の下部に押込
まれる。
つた部分がスパウト7又は供給口6に供給された
状態で、切削刃5…が切削すると、木材は切削刃
5…により供給口6又はスパウト7の下部に押込
まれる。
その時、木材の先端部が切削刃5により衝撃を
受けると、後端部供給口6の上方が拡開している
と共に高くなつており、また、スパウト7も上方
が主軸3の上方へ向けて拡開しているので、木材
の後部が浮き上がることとなり、それにより木材
が抵抗の小さな方へ回動して節等の突出した部分
が供給口6の内側縁6b(又は6b′)及びスパウ
ト7の側板7cに沿う膨出した部分に入り、こじ
れることなく供給して切削することができる。
受けると、後端部供給口6の上方が拡開している
と共に高くなつており、また、スパウト7も上方
が主軸3の上方へ向けて拡開しているので、木材
の後部が浮き上がることとなり、それにより木材
が抵抗の小さな方へ回動して節等の突出した部分
が供給口6の内側縁6b(又は6b′)及びスパウ
ト7の側板7cに沿う膨出した部分に入り、こじ
れることなく供給して切削することができる。
また、万一詰りを生じた場合、トビ等で上方へ
引張ると容易に抜け出させることができる。
引張ると容易に抜け出させることができる。
(ト) 考案の効果
本考案は前述のようにケーシング2内に複数の
切削刃5…が装着されている円板1を主軸3に装
着し、該ケーシング2の切削刃回転軌跡と対向す
る部位に供給口6を設けると共に該供給口6にス
パウト7を取付けたデイスクチツパにおいて、前
記供給口6の外側縁6aを下縁端部から略直線状
に起立した部分とそれに続いていて切削刃5…の
回転軌跡の外側縁に沿う部分とで構成し、内側縁
6bを主軸3の上方へ向けて斜めに延長すること
により外側縁6aの直線状起立部と内側縁6bと
を上方が拡開するように構成し、前記スパウト7
の主軸3側の側板7cを斜め外側方へ向けて傾斜
させて両側板7a,7cの上部を拡開させたの
で、木材の節が突出した部分又は曲がつた部分が
供給口6に侵入した状態で切削された時、木材は
供給口6の下部の幅内に押込まれて詰ろうとする
が、切削時の衝撃により木材が供給口6及びスパ
ウト7の拡開した上方部分に向けて多少浮き上が
り、それにより木材の向きが変化して前記節等の
突出した部分が供給口6の主軸3の上方へ向けて
膨出した部分へ移行することとなり、木材が供給
口6の下部に詰ることがなく、木材を略所定寸法
ずつ供給してチツプの長さが短くなることを防止
することができる。
切削刃5…が装着されている円板1を主軸3に装
着し、該ケーシング2の切削刃回転軌跡と対向す
る部位に供給口6を設けると共に該供給口6にス
パウト7を取付けたデイスクチツパにおいて、前
記供給口6の外側縁6aを下縁端部から略直線状
に起立した部分とそれに続いていて切削刃5…の
回転軌跡の外側縁に沿う部分とで構成し、内側縁
6bを主軸3の上方へ向けて斜めに延長すること
により外側縁6aの直線状起立部と内側縁6bと
を上方が拡開するように構成し、前記スパウト7
の主軸3側の側板7cを斜め外側方へ向けて傾斜
させて両側板7a,7cの上部を拡開させたの
で、木材の節が突出した部分又は曲がつた部分が
供給口6に侵入した状態で切削された時、木材は
供給口6の下部の幅内に押込まれて詰ろうとする
が、切削時の衝撃により木材が供給口6及びスパ
ウト7の拡開した上方部分に向けて多少浮き上が
り、それにより木材の向きが変化して前記節等の
突出した部分が供給口6の主軸3の上方へ向けて
膨出した部分へ移行することとなり、木材が供給
口6の下部に詰ることがなく、木材を略所定寸法
ずつ供給してチツプの長さが短くなることを防止
することができる。
また、万一、詰りを生じても、木材を上方の拡
開した部分に容易に引出して前記詰りを解消する
ことができる。
開した部分に容易に引出して前記詰りを解消する
ことができる。
図面は本考案の一実施例を示すものであつて、
第1図は縦断面図、第2図はケーシングの供給口
と切削刃の回転軌跡の関係を示す正面図、第3図
はスパウトの横断面図である。 1……円板、2……ケーシング、3……主軸、
5……切削刃、6……供給口、7……スパウト。
第1図は縦断面図、第2図はケーシングの供給口
と切削刃の回転軌跡の関係を示す正面図、第3図
はスパウトの横断面図である。 1……円板、2……ケーシング、3……主軸、
5……切削刃、6……供給口、7……スパウト。
Claims (1)
- ケーシング2内に複数の切削刃5…が装着され
ている円板1を主軸3に装着し、該ケーシング2
の切削刃回転軌跡と対向する部位に供給口6を設
けると共に該供給口6にスパウト7を取付けたデ
イスクチツパにおいて、前記供給口6の外側縁6
aを下縁端部から略直線状に起立した部分とそれ
に続いていて切削刃5…の回転軌跡の外側縁に沿
う部分とで構成し、内側縁6bを主軸3の上方へ
向けて斜めに延長することにより外側縁6aの直
線状起立部と内側縁6bとを上方が拡開するよう
に構成し、前記スパウト7の主軸3側の側板7c
を斜め外側方へ向けて傾斜させて両側板7a,7
cの上部を拡開させたことを特徴とするデイスク
チツパ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985069654U JPH0443285Y2 (ja) | 1985-05-11 | 1985-05-11 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985069654U JPH0443285Y2 (ja) | 1985-05-11 | 1985-05-11 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61186404U JPS61186404U (ja) | 1986-11-20 |
JPH0443285Y2 true JPH0443285Y2 (ja) | 1992-10-13 |
Family
ID=30605532
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985069654U Expired JPH0443285Y2 (ja) | 1985-05-11 | 1985-05-11 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0443285Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5199103A (en) * | 1975-02-28 | 1976-09-01 | Katsuji Yamochi | Chitsupaano mokuzaitonyuko |
-
1985
- 1985-05-11 JP JP1985069654U patent/JPH0443285Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5199103A (en) * | 1975-02-28 | 1976-09-01 | Katsuji Yamochi | Chitsupaano mokuzaitonyuko |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61186404U (ja) | 1986-11-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0775547B1 (en) | Drill Insert | |
US6106208A (en) | Screw with two cut removing curved grooves | |
US4222298A (en) | Cutting tool or the like | |
FI89019B (fi) | Borrande skaerverktyg foer anvaending inom traeindustrin | |
JP2000179275A (ja) | 切削工具または破砕工具、ならびに該工具のためのカッティングインサ―ト | |
JPS61109607A (ja) | 環状カツタ− | |
US11897158B2 (en) | Impellers for cutting machines and cutting machines equipped therewith | |
US20240075646A1 (en) | Impellers for Cutting Machines and Cutting Machines Equipped with Impellers | |
JPH0443285Y2 (ja) | ||
US4557641A (en) | Annular cutter | |
JP3503701B2 (ja) | もやしの根切除水切り方法及び根切除水切り装置 | |
JPS6241767Y2 (ja) | ||
US5129591A (en) | Vegetable cutting machine | |
US5181444A (en) | Multiple barb pick | |
JPH065110Y2 (ja) | スロッタ | |
JP2504235Y2 (ja) | 小径木製材装置 | |
JPS5993209A (ja) | ホ−ルカツタ− | |
JP4647115B2 (ja) | 木片製造装置 | |
JPS5855848Y2 (ja) | ジユ−サ | |
JPS6022008Y2 (ja) | 複数のスクリユコンベヤの吐出口に装設した削屑送出筒 | |
US1714367A (en) | Grating machine | |
US3197040A (en) | Silage handling machines | |
CA3196420A1 (en) | Impellers for cutting machines and cutting machines equipped therewith | |
JPH0344412Y2 (ja) | ||
JPH0448671Y2 (ja) |