JPH0443220A - ガスタービンの燃焼器 - Google Patents

ガスタービンの燃焼器

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JPH0443220A
JPH0443220A JP14968890A JP14968890A JPH0443220A JP H0443220 A JPH0443220 A JP H0443220A JP 14968890 A JP14968890 A JP 14968890A JP 14968890 A JP14968890 A JP 14968890A JP H0443220 A JPH0443220 A JP H0443220A
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武清 木村
Kenji Mori
建二 森
Junichi Kitajima
潤一 北嶋
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、性能を低下させることなく、大幅な低NO化
を達成することのできるガスタービンの燃焼器に関する
ものである。
(従来の技術) ガスタービンにおいては、排ガス組成に関して厳しい環
境保護基準が設けられており、特に窒素酸化物(NO)
排出量の低減が望まれている。
従来において、No  の低減は、燃焼室内に水又は蒸
気を噴射して火炎温度を下げることにより行なわれてい
た。しかしこの方法では次のような問題があった。即ち
、水を噴射する場合には、水に与えたエネルギーが排ガ
スとなって損失となるため燃費が悪くなる。また水及び
蒸気を噴射する場合には、水質が悪いとタービン等を腐
蝕させてエンジンの寿命を低下させるので水の前処理を
行なう必要があり、初期投資以外にも継続管理費が必要
となる。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、水や蒸気を用いない方法であり、しかも性能
を低下させることなく、大幅な低NoX化を達成するこ
とのできる方法として、燃料を空気と予め混合した後に
燃焼室内に噴出して燃焼させる予混合燃焼方式が知られ
ている。
しかし予混合燃焼方式を実用化するには次のような問題
があった。
■低NOxで安定燃焼する範囲が狭いため、負荷の全作
動範囲にて低No  で安定燃焼させるためには、可変
機構付の空気流量制御方式、又は可変機構無のマルチバ
ーナ方式の燃料制御方式を採用しなければならない。し
かし空気流量制御方式では、空気バイパス用の可変機構
を設けるため制御装置が複雑となり、また可変機構の信
頼性が問題となる。燃料制御方式では、燃料ノズルをマ
ルチ化するため構造が複雑となり、中小型ではターンダ
ウン比を大きくとりにくい。従って全作動範囲にて低N
Oで安定燃焼させるのは困難である。
■低NO燃焼を行なうには、燃料と空気を充分混合した
上で燃焼させなければならないが、高圧の実機条件では
予混合部へ逆火が生じ、焼損する場合か多い。
■急激な負荷変動時に炎が消える恐れがある。
本発明は、簡単に負荷の全作動範囲にて低N。
ゆて安定燃焼させることができるとともに、急激な負荷
変動があっても保炎でき、更には予混合部への逆火を概
ね防止でき、更には燃焼室冷却機構による予混合燃焼の
効率悪化を防止できるガスタービンの燃焼器を提供する
ことを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、燃料を直接燃焼室内に噴出する1個の拡散燃
焼式のパイロットバーナを燃焼室の上流側の中心に設け
、燃料を空気と混合させた後に燃焼室内に噴出する4個
以上の予混合燃焼式の予混合バーナをパイロットバーナ
の周囲にパイロットバーナに近接して設け、着火させる
予混合バーナの数を負荷の変動に応じて変えるようにし
たことを特徴とするガスタービンの燃焼器である。更に
上記予混合バーナは、燃焼室側の端部に旋回スヮーラが
設けられた空気流入管内に、分散型ノズルを有する燃料
管が燃焼室とは反対側から挿入されて構成されており、
分散型ノズルは、燃料管の半径方向に放射状に延び且つ
先端の閉した複数のパイプに多数の噴孔が形成されて構
成されており、分散型ノズルは旋回スヮーラの近傍に位
置している。又は上記予混合バーナは、燃焼室側の端部
に旋回スワーラか設けられた空気流入管内に、邪魔板及
び多数の噴孔を有する燃料管が燃焼室とは反対側から挿
入されて構成されており、邪魔板は、燃料管の長手方向
の少なくとも2箇所にて燃料管の半径方向に放射状に突
出した複数の突出部により流れる空気が蛇行するよう構
成されており、噴孔は、旋回スワーラの近傍の且つ邪魔
板より上流側の燃料管周面に形成されている。更に上記
燃焼室は、側壁が外壁と内壁からなる二重構造となって
おり、空気が外壁に形成した多数の孔を通って内壁に衝
突し内壁に形成された孔を通って燃焼室内に流れること
により冷却されるようになっている。更にパイロットバ
ーナは、燃焼室側の端部に旋回スワーラが設けられた空
気流入管内に、先端部に噴孔を有する燃料管が燃焼室と
は反対側から挿入されて構成されており、燃料管には更
に上流側に噴孔が設けられている。
(作用) パイロットバーナに着火した炎は予混合ノく−ナに移り
、予混合バーナにより予混合燃焼が行なわれる。パイロ
ットバーナは拡散燃焼式であるので、保炎は良好に行な
われる。予混合バーナはノでイロットバーナに近接して
いるため、火移りは容易に行なわれる。着火する予混合
バーナの数を変えると、予混合バーナの1本当たりの等
量比が負荷の変動に応じて変わり、負荷の変動に応じて
低NOゆで高い燃焼効率の燃焼が維持される。
予混合バーナにおいて、燃料は分散型ノズルから分散さ
れて噴出されるため、空気と充分に混合されて燃焼室に
噴出される。または燃料は噴孔から噴出されて空気と共
に邪魔板を蛇行しながら流れるので、空気と充分に混合
されて燃焼室に噴出される。
燃焼室は外壁の孔を通って内壁に衝突する空気により冷
却される。内壁の孔から燃焼室に流入してくる空気は、
比較的高温となっているため、燃焼室の側壁近傍にある
予混合バーナの火炎先端付近は急冷されることはなく、
未燃分の発生が防止される。予混合燃焼方式の燃焼器に
おいて、このような冷却効率の良い複合冷却構造を採用
することによって、冷却空気は減少し、更に低NO化が
図られる。
パイロットバーナでは、上流側の噴孔から噴出された燃
料が予混合燃焼される。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図に基づいて説明する。
第1図は本発明のガスタービンの燃焼器を示す断面図、
第2図は第1図の■−■断面図である。両図において、
11は円筒状の外筒、20は外筒11内に収納された燃
焼室である。外筒11はエンジン側(第1図の右側)の
フランジllaにてエンジン(図示せず)の外壁13の
フランジ13aにボルト固定されている。また外筒11
のエンジンとは反対側(第1図の左側)は蓋板12で塞
がれている。円筒状の燃焼室20のエンジンとは反対側
は蓋21で塞がれている。
30は燃料を直接燃焼室20内に拡散させて噴出する拡
散燃焼式のパイロットバーナ、40は燃料を空気と混合
させた後に燃焼室20内に拡散させて噴出する予混合式
の予混合バーナである。パイロットバーナ30は燃焼室
20の上流側の中心に1個だけ設けられている。予混合
バーナ40は第2図に示すように、燃焼室20の上流側
にパイロットバーナ30を囲んで且つパイロットバーナ
30に近接して8個(40a〜40h)が均等に配置し
て設けられている。両バーナ30.40共に、蓋板12
を貫通し、先端が燃焼室20の蓋21を貫通して燃焼室
20内に位置するよう設けられており、パイロットバー
ナ30の先端は予混合バーナ40の先端よりLまたけ燃
焼室20側に突出している。なおLlは、後述するよう
に所定の大きさの範囲内に設定されている。
第3図に拡大して示すように、パイロットバーナ30に
おいて、31は空気流入管、32は内筒、33は燃料管
、34は燃料供給菅である。空気流入管3〕の燃焼室2
0側の先端30aはテーパ状こ開いている。そして空気
流入管31の燃焼室20側の端部には円環状の旋回スワ
ーラ35が内トされている。旋回スワーラ35は半径方
向に延びた羽根か空気流入管3]の長手方向に対して所
定の角度たけ傾けられた状態て円周方向に並設されて構
成されている。内筒32は空気流入管31内に挿入され
、先端部が旋回スワーラ35に内嵌されている。内筒3
2は台座32aを介して蓋板12にボルト固定されてい
る。燃料管33は内筒32に内嵌されており、先端部に
は多孔ノズル36か固定されている。多孔ノズル36の
噴孔36aは斜め外向きに且つ第4図に示すように円周
方向に複数個が均等に配置されて形成されている。なお
第4図は第3図の多孔ノズル36を■方向から見た図で
ある。また空気流入管31の流入口31bより少し燃焼
室20側寄りの燃料管33の周面には多数の噴孔33a
が形成されている。なお内1j32の周面にも噴孔33
aに連通する孔32bが形成されている。
第5図は予混合バーナ40の拡大断面図である。
41は空気流入管、42は燃料管である。空気流入管4
1の燃焼室20側の端部には円環状の旋回スワーラ43
が内嵌されている。旋回スワーラ43の構造は旋回スワ
ーラ35と同様である。燃料管42は、先端に分散型ノ
ズル44を有しており、先端部が空気流入管41内に挿
入されている。分散型ノズル44は旋回スワーラ43の
近傍に位置しており、両者の間隔は狭くなっている。分
散型ノズル44は第5図及び第5図のVl−Vl断面図
である第6図に示すように、燃料管42の半径方向に放
射状に延び且つ先端が閉じた6本の突出パイプ44aに
、多数の噴孔44bが形成されて構成されている。噴孔
44bは全てが燃料管42に対して直角な平面に位置す
るよう形成されている。
第1図において、51は点火栓、52は空気圧縮機(図
示せず)に通じる隙間である。またパイロットバーナ3
0の予混合バーナ40に対する上述した突出量L1は、
予混合バーナ40の空気流入管41の内径の2倍以内に
設定されている。Llは、旋回スワーラ35.43の先
端間の距離である。
また燃焼室20の側壁は第7図に拡大して示すように1
.外壁61と内壁62とからなる二重構造となっており
、両壁61.62間には隙間がある。
また両壁61.62には多数の貫通孔61J1%62a
が上流側に偏って規則正しい配列で(第1図)形成され
ている。なお貫通孔61aと貫通孔62aとは両壁61
.62に対して直角方向(第7図の上下方向)から見た
場合に重ならないよう形成されている。これにより燃焼
室20の冷却機構が構成されている。
このような構成の燃焼器では、パイロットバーナ30に
おいては、空気圧縮機からの圧縮空気は隙間52を通っ
て空気流入管31に矢印Aのように流入し、旋回スワー
ラ35を通って燃焼室20内に渦巻きながら拡がる。ま
た燃料管33に供給された燃料はその多くが多孔ノズル
36の噴孔36aから噴出される。噴孔36aから噴出
された燃料は旋回スワーラ35を通ってきた空気により
噴出された瞬間に拡散される。旋回スワーラ35を通っ
てきた空気は渦巻きながら拡がっていくので、その渦巻
きの中心部には安定した保炎部が生しる。なお燃料管3
3内の燃料は噴孔33aからも噴出されるが、この燃料
は空気流入管31内にて空気と混合された後に旋回スワ
ーラ35を通って燃焼室20内に噴出される。一方、予
混合バーナ40においては、隙間52を通ってきた圧縮
空気は空気流入管41に矢印Bのように流入する。
燃料管42に供給された燃料は分散型ノズル44の噴孔
44bから噴出される。噴孔44bから噴出された燃料
は空気と混合された後に旋回スワーラ43を通って燃焼
室20内に拡散されて噴出される。このとき燃料管33
内の燃料は、分散型ノズル44により空気流入管41内
に分散されて噴出されるので、噴孔44bから旋回スワ
ーラ43までの距離が短くても空気と充分に混合される
点火栓51によりパイロットバーナ30への着火が行な
われると、予混合バーナ40はパイロットバーナ30に
近接しているため、予混合バーナ40も8昌に着火する
。こうして燃焼室20内で燃料が燃焼され、エンジンを
駆動する高圧の燃焼がスが生しる。
燃焼室20内での燃焼において、拡散燃焼は1個のパイ
ロットバーナ30によるだけであり、殆んどが予混合バ
ーナ40による予混合燃焼であるのて、No  ffl
は充分に低減される。また予混合バーナ40においては
、分散型ノズル44から旋回スワーラ43までの距離か
短くなっているので、火が空気流入管41に逆流する逆
火は殆んど生しることはない。また燃焼室20の冷却は
第7図に示す構造で行なわれている。即ち、隙間52を
通ってきた比較的低温の空気が矢印Cに示すように、外
壁61の貫通孔61aを通り内壁62に衝突し、内96
2に沿って流れながら内v62を冷却し、貫通孔62a
を通って燃焼室20内に流入する。
燃焼室20内に流入してきた空気は比較的高温となって
いるので、燃焼室20の側壁近くに位置している予混合
バーナ40の先端は比較的高温に晒されることとなり、
予混合バーナ40における燃焼効率の悪化は防止される
。なお貫通孔61a162aは燃焼室20の上流側に偏
って設けられており、燃料の燃焼により高温となる部分
は確実に冷却されるようになっている。またパイロット
バーナ30の先端が予混合バーナ40の先端よりもLl
だけ突出しているので、予混合バーナ40の先端近傍に
は燃焼室20内での燃料の燃焼により高温となったパイ
ロットバーナ30の空気流入管31の壁が位置している
。従って予混合バーナ40の先端近傍は高温に晒されて
おり、予混合バーナ40における燃焼は効率良く行なわ
れる。
そして上記構成の燃焼器では、負荷の変動に応じて着火
させる予混合バーナ40の数を変えることにより、簡単
に負荷の全作動範囲にて低NOxで安定した燃焼が行な
われる。即ち、第8図に示すように、無負荷状態で予混
合バーナ40a及び40e(第2図)を着火するよう開
けておき、負荷が増えるに従って予混合バーナ40b及
び40f1次いで予混合バーナ40c及び40g1次い
で予混合バーナ4Dd及び40hを開けていく。
なお8個の予混合バーナ40は第2図に示すように、円
周方向に順に40a〜40hとする。これにより第9図
に示すように、負荷の全作動範囲にて低NOで高い燃焼
効率の燃焼即ち安定した燃焼が行なわれる。なお第8図
において、横軸は負荷の変動を示し、縦軸は開けた予混
合バーナを示す。また第9図において、横軸は負荷及び
空燃比(A/F)を示し、縦軸は排ガス中のNO含有率
及び燃焼効率(η、(%))を示す。第9図において、
予混合バーナ40a及び40eを開けた状態で無負荷条
件から負荷を増していくと、NO8含有率は・に示すよ
うに、また燃焼効率は◆に示すように増加していく。こ
の状態で更に負荷を増していくと、予混合バーナの等量
比が1に近づいていくためNo  は大幅に増加し始め
る。そこでNOxのピークを下げるために(例えば実機
運転時の最大No  に1が70ppm (16%02
)以下となるように)、負荷が30%の付近て更に予混
合バーナ40b及び40fを−開け、予混合バーナの1
本当たりの等量比を0.6付近まで下げる。これにより
NOが急激に下がり、NOはx           
                 xムに示すように
、また燃焼効率はマに示すように変化する。次に負荷が
60%の付近で更に予混合バーナ40c及び40gを開
ける。これによりNOは△に示すように、また燃焼効率
はに示すように変化する。最終的には負荷が70%で更
に予混合バーナ40d及び40hを開け、即ち全ての予
混合バーナを開ける。NOは○に示すように、また燃焼
効率は◇に示すように変化する。このとき一般的に使わ
れているガスタービンの負荷範囲(70〜100%)で
NO排出量は35ppm以下となる。このように負荷の
変動に応じて着火させる予混合バーナ40の数を変える
ことにより、簡単に負荷の全作動範囲にて低No  で
安定した燃焼が行なわれる。そして急激な負荷の変化が
あっても、拡散燃焼方式のパイロットバーナ30を用い
ているので、保炎は良好にbなわれる。
なお燃焼室20内での燃料の燃焼において、負荷の増加
に伴ないパイロットバーナ30により拡散燃焼される燃
料の割合は減少するが、高負荷条件て更にその割合を減
らすためにパイロットバーナ30の噴孔33aからも燃
料を噴出させて予混合燃焼させることにより、更にNO
排出量が低減される。
(発明の効果) 以上のように本発明のガスタービンの燃焼器によれば、 (])1個の拡散燃焼式のパイロットバーナ30を燃焼
室20の上流側の中心に設け、8個の予混合燃焼式の予
混合バーナ40をパイロットバーナ30の周囲に設け、
これにより燃焼室20ての燃料の燃焼を行なうようにし
たので、NO排出量を低減できる。しかも拡散燃焼式の
パイロットバーナ30を用いているので、保炎を良好に
行なうことができる。更に全ての予混合バーナ40をパ
イロットバーナ30に近接して設けたので、パイロット
バーナ30から予混合バーナ40への火移りを容易に行
なわせることができる。そして燃焼させる予混合バーナ
40の数を負荷の変動に応じて変えるようにしたので、
負荷の全作動範囲にて低No  で安定した燃焼を行な
わせることができる。
(2)分散型ノズル44を用いて燃料を噴出するよう予
混合バーナ40を構成したので、燃料を空気と充分に混
合するのに長いスペースを不要とでき、噴孔44bと旋
回スワーラ43との距離を短くできる。従って予混合燃
焼の際の逆火を概ね防止できる。
(3)燃焼室20の側壁を外壁61と内壁62との二重
構造とし、隙間52を通る空気を貫通孔61aを通して
内壁62に衝突させ貫通孔62aを通して燃焼室20内
に流すことにより燃焼室20を効率良く冷却するように
したので、予混合バーナ40の火炎先端を高温の状態の
ままに晒すことができる。従って予混合バーナ40にお
ける燃焼効率の悪化を防止できる。また冷却効率の良い
複合冷却構造を採用しているので、冷却用の空気量を減
らし、予混合用の空気量を増やすことができ、更に低N
O化を図ることができる。
(4)パイロットバーナ30の上流側に噴孔33aを設
けているので、噴孔33gからも燃料を噴出させること
により、パイロットバーナ30に供給される燃料の一部
を予混合燃焼させることができ、パイロットバーナ30
における燃焼ガスのNo 1を低減することができる。
(別の実施例) 予混合バーナ40は第10図の構造のものを用いてもよ
い。第10図において、71は空気流入管、72は燃料
管、73は旋回スワーラである。
燃料管72には長手方向の2箇所に邪魔板74が設けら
れている。また邪魔板74の少し上流側の燃料管72周
面には多数の噴孔75が形成されており、噴孔75から
旋回スワーラ73までの距離は比較的短く設定されてい
る。邪魔板74は、燃料管72の半径方向に放射状に突
出した複数のパイプ74a、74bにより構成されてい
る。パイプ74a、74bは第10図のXI−XI断面
図である第11図に示すように、それぞれ4本ずつが円
周方向に90度の角度をなすよう設けられ、且つパイプ
74aと74bとがX1方向に見て重なることのないよ
う設けられている。このため噴孔75から噴出された燃
料はパイプ74a、74bに衝突しながら流れることに
より、蛇行して流れる。従って噴孔75から旋回スワー
ラ73までの距離が短くても、燃料は空気と充分に混合
される。モして噴孔75から旋回スワーラ73までの距
離が短いので、予混合燃焼における逆火が防止される。
設ける予混合バーナ40の数は8個に限らないが、4個
以上が望ましい。
また上記実施例ではパイロットバーナ30の先端を予混
合バーナ40の先端よりLlだけ燃焼室20側に突出さ
せているが、これは必ずしも突出させる必要はない。あ
るいは予混合バーナ40の先端をパイロットバーナ30
の先端よりLlだけ燃焼室20側に突出させてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のガスタービンの燃焼器を示す断面図、
第2図は第1図の■−■断面図、第3図はパイロットバ
ーナを示す拡大断面図、第4図は第3図の多孔ノズルを
■方向から見て示す図、第5図は予混合バーナを示す拡
大断面図、第6図は第5図のVl−VI断面図、第7図
は燃焼室の側壁の冷却構造を示す断面図、第8図は8個
の予混合バーナの負荷に応じた切換えを示す図、第9図
は第8図の切換えに応じたNO含有率及び燃焼効率の変
化を示す図、110図は予混合バーナの別の例を示す拡
大断面図、第11図は第10図のXI−XI断面図であ
る。20・・・燃焼室、30・・・パイロットバーナ、
40(40a〜40h)・・・予混合バーナ、41.7
1・・・空気流入管、42.72・・・燃料管、43.
73・・・旋回スワーラ、44・・・分散型ノズル、4
4a・・・パイプ、44b・・・噴孔、61・・・外壁
、62・・・内壁、61 a s 62 a・・・貫通
孔、74・・・邪魔板 第2図 第3図 炉、糾管 第4図 貫場梵 第6図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)燃料を直接燃焼室内に噴出する1個の拡散燃焼式
    のパイロットバーナを燃焼室の上流側の中心に設け、燃
    料を空気と混合させた後に燃焼室内に噴出する4個以上
    の予混合燃焼式の予混合バーナをパイロットバーナの周
    囲にパイロットバーナに近接して設け、着火させる予混
    合バーナの数を負荷の変動に応じて変えるようにしたこ
    とを特徴とするガスタービンの燃焼器。
  2. (2)予混合バーナは、燃焼室側の端部に旋回スワーラ
    が設けられた空気流入管内に、分散型ノズルを有する燃
    料管が燃焼室とは反対側から挿入されて構成されており
    、分散型ノズルは、燃料管の半径方向に放射状に延び且
    つ先端の閉じた複数のパイプに多数の噴孔が形成されて
    構成されており、分散型ノズルは旋回スワーラの近傍に
    位置している特許請求の範囲第1項記載のガスタービン
    の燃焼器。
  3. (3)予混合バーナは、燃焼室側の端部に旋回スワーラ
    が設けられた空気流入管内に、邪魔板及び多数の噴孔を
    有する燃料管が燃焼室とは反対側から挿入されて構成さ
    れており、邪魔板は、燃料管の長手方向の少なくとも2
    箇所にて燃料管の半径方向に放射状に突出した複数の突
    出部により流れる空気が蛇行するよう構成されており、
    噴孔は、旋回スワーラの近傍の且つ邪魔板より上流側の
    燃料管周面に形成されている特許請求の範囲第1項記載
    のガスタービンの燃焼器。
  4. (4)燃焼室は、側壁が外壁と内壁からなる二重構造と
    なっており、空気が外壁に形成した多数の孔を通って内
    壁に衝突し内壁に形成された孔を通って燃焼室内に流れ
    ることにより冷却されるようになっている特許請求の範
    囲第1項記載のガスタービンの燃焼器。
  5. (5)パイロットバーナは、燃焼室側の端部に旋回スワ
    ーラが設けられた空気流入管内に、先端部に噴孔を有す
    る燃料管が燃焼室とは反対側から挿入されて構成されて
    おり、燃料管には更に上流側に噴孔が設けられている特
    許請求の範囲第1項記載のガスタービンの燃焼器。
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