JPH0442917B2 - - Google Patents

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JPH0442917B2
JPH0442917B2 JP57224096A JP22409682A JPH0442917B2 JP H0442917 B2 JPH0442917 B2 JP H0442917B2 JP 57224096 A JP57224096 A JP 57224096A JP 22409682 A JP22409682 A JP 22409682A JP H0442917 B2 JPH0442917 B2 JP H0442917B2
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JP
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transistor
brushless
motor
rotor position
circuit
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Myuureru Rorufu
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Papusuto Motoren Unto Co KG GmbH
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Papusuto Motoren Unto Co KG GmbH
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、少なくとも1本の素線を有する固
定子巻線と、永久磁石製の一個の回転子と、一個
の回転子位置センサ装置と、前記少なくとも1本
の素線に回転子位置に応じて通電するため、回転
子位置に応じて整流される少なくとも2個のトラ
ンジスタを保有し、固定子巻線の通電を制御する
ために使用される半導体装置とを備えたブラシレ
ス直流モータに関する。
〔従来の技術〕
このようなモータは、米国特許第3898544号明
細書により公知であ。この明細書には、全波整流
で動作する2線・4パルスモータが開示されてい
る。ブリツジ回路のトランジスタは、それぞれホ
ール素子の二つの出力信号で駆動され、このモー
タでは出力信号はほぼ正弦波形を呈する。つま
り、立ち上りはゆつくりとしている。従つて、出
力信号はしばらくして付属トランジスタのしきい
値電圧に達する。このため、整流切換時間に電流
の中断期間が生じる。しかし、充分長い電流の中
断期間を発生させる前提には、同じしきい値電圧
のトランジスタと、アナログ出力信号のホール素
子を使用し、このホール素子を制御する磁石部分
をほぼ正弦状に磁化することを利用することにあ
る。これ等の前提は加算されるものであるが、多
くの場合、満足されない。
〔発明の課題〕
従つて、この発明の課題は、整流切換時点の電
流の中断期間が正確で、低経費で作製できる冒頭
に述べた形式のブラシレス直流モータを提供する
ことにある。
〔課題を解決する手段〕
上記の課題は、この発明により、 少なくとも1本の素線25を有する固定子巻線
と、 永久磁石製の一個の回転子11と、 一個の回転子位置センサ装置32と、 回転子位置に応じて前記少なくとも1本の素線
25に電流を流すため、この回転子位置に応じて
整流される少なくとも2個のトランジスタ72,
73と、基準電位導線45に対する制御信号が印
加される二つの制御入力端J1,J2とを保有し
ていて、固定子巻線の通電を制御するために使用
される半導体装置40と、 を備えたブラシレス直流モータの場合、 前記入力端J1,J2の各々にそれぞれ一個の
遅延コンデンサ64,66の一方の電極を接続
し、対応する側の電極に基準電位導線を接続し、 遅延コンデンサの各々にコンデンサの充電状態
を可変するため比較的少ない電流を導入する電流
導入回路59,63が付属していて、制御入力端
J1,J2の各々に、この制御入力端に付属する
遅延コンデンサの急激な充電量の変化に応じて制
御入力端J1,J2を急激に遮断するため、回転
子位置センサ装置32で制御される制御回路5
4,58が付属していて、整流時に遮断すべき前
記少なくとも一個のトランジスタ73または72
の急速な遮断と、整流時に導通させるべき前記少
なくとも一個のトランジスタ72または73を遅
らして導通させることによつて解決されている。
更に、上記の課題は、この発明により、 少なくとも1本の素線25を有する固定子巻線
と、 永久磁石製の一個の回転子11と、 一個の回転子位置センサ装置32と、 回転子位置に応じて前記少なくとも1本の素線
25に電流を流すため、この回転子位置に応じて
整流される少なくとも2個のトランジスタ72,
73と、基準電位導線45に対する制御信号が印
加される二つの制御入力端J1,J2とを保有し
ていて、固定子巻線の通電を制御するために使用
される半導体装置40と、 を備えたブラシレス直流モータの場合、 制御入力端J1,J2の間に一個の遅延コンデ
ンサ87を接続し、 制御入力端J1,J2の各々に、前記遅延コン
デンサに比較的小さい電流を導入する電流導入回
路88,90,95が付属し、 制御入力端J1,J2の各々に、回転子位置セ
ンサ装置32によつて制御され、この制御入力端
J1,J2での電位を急激に可変するため、この
回転子位置センサ装置32で制御される制御回路
54,89,94が付属し、整流時に遮断すべき
前記少なくとも一個のトランジスタ73または7
2の急激な遮断により、このトランジスタ73ま
たはは72に付属する遅延コンデンサ87の電極
の対応する電位変化と、整流時に導通させるべき
前記少なくとも一個のトランジスタ72または7
3の遅らして導通を行うことによつて解決されて
いる。
〔発明の効果〕
上記の構成により、使用するトランジスタのし
きい値電圧、使用する回転子の位置センサの形式
あるいは回転子の磁石の磁化形状等に無関係に、
非常に正確な電流の中断期間を発生させることが
でき、その期間を必要に合わせて設定できる。
この発明により、特に2パルスモータの場合、
狭いスペースに楽に収納できるにも係わらず、極
めて確実に動作する、非常に点数の少ない電子部
品を有するモータを提供できる。
〔実施例〕
以下に、この発明を実施例を示す図面に基づき
詳細に説明する。
第1図には、米国特許第4030005号明細書で知
られているような、単線2極の2パルスブラシレ
ス直流モータが模式的に示してある。
ここで、 2パルスとは、回転子が360゜の回転する毎に固
定子巻線に供給される電流パルスの数で、第1図
に示すモータには、例えば完全に1回転する間に
ほぼ長さの等しい二つの電流パルスが供給され、
一方のパルスは固定子巻線25を一方の方向に、
また他方のパルスは逆方向に流れる。
単線とは、モータの巻線がただ一本であること
で、このようなモータは単相モータと呼ばれてい
る。
2極とは、回転子に2個の極があることを意味
する。
この発明は極数がより多いモータ、例えば4
極、6極等のモータにも適し、同様に、例えば4
パルスまたは6パルスモータにも適する。その場
合、例えば4パルスモータでは、第2図の回路を
2倍に重ねる必要があり、2個のホールICを等
間隔、例えば90゜の電気角、として固定子に配設
する必要がある。
第1図に示すモータ10は、2極の外部回転子
11を備えた外部回転子型モータで、回転子の半
径方向の磁化を通常のようにN,Sで示す。この
磁化は台形状で、極と極の間に狭い〓間14,1
5(例えば、約5〜10゜の電気角)がある。台形
状の磁化は170゜〜175゜の各電気角にわたつてほぼ
一定の磁束密度を与え、次いで磁化曲線が単調減
少する(詳細な説明は西独特許第2346380号明細
書を参照)。
回転子11は外周部12、例えば鋼製の深絞り
キヤツプを保有している。キヤツプの底(図示せ
ず)は回転子の回転軸(図示せず)に連結されて
いる。このキヤツプ12には、永久磁石13、た
いてい所謂ゴム磁石が固定してある。キヤツプ1
2の上には、モータをにより駆動される送風機の
羽根17が溶接されている。ただ1個の羽根17
のみ図示する。第1図には、N極のほぼ一定な磁
束密度の領域をハツチングで、またS極の領域を
点々で示してある。回転方向には符号16が付け
てある。
固定子18は2個の突極を有する。即ち、上極
19と下極20で、両者の間に巻線25を配設す
る溝23,24がある。この巻線の接続端子に符
号27〜29が付けてある。回転子位置センサ3
2は溝24の開口に配設してある。この回転子位
置センサ32は、ここではただ一つの出力信号を
出力するホールICで構成されている。もちろん、
他のセンサ、例えば光センサも使用できる。
固定子の極19の上の空〓33と、この空〓と
同じ形状の極20の上の空〓34とは、前記米国
特許第4030005号明細書に示すように形成されて
いる。例えば、空〓33は溝23から始まつて、
回転方向に最大個所30まで増加を続け、最大個
所30から最大個所d1まで単調に減少する。こう
して、所望のリラクタンス・トルクが発生する
(前記の西独特許第2346380号明細書を参照)。当
然、この発明の直流モータを同じように内部回転
子型モータとして構成することもできる。空〓の
形状は所望のリラクタンス・トルクの形状および
回転子11の磁化形状に依存する。極の〓間1
4,15に傾斜を与えると有利である。第1図の
モータは、以下の回路を容易に理解するため、例
として示したものに過ぎない。当然、同じように
他のモータ、例えば平坦な空〓を備えた内部回転
子型のモータ等にも使用できる。
既に説明したように、電流パルスは巻線25に
端子28から端子29に、次いで端子29から端
子28に交互に流れる。一方でモータの効率を高
く維持し、他方でブリツジ回路を使用する場合、
ブリツジ回路の電力半導体を経由する短絡を防止
するため、連続する二つのパルスの間に電流の中
断期間が設けてある。
第2図には、線分A−Aの右側に4個の電力半
導体開閉器と二つの駆動回路を備えたブリツジ回
路40が示してあり、線分A−Aの左側にブリツ
ジ回路40を駆動する回路41が示してある。こ
の回路41はしばしば駆動回路、整流回路あるい
は選択回路とも呼ばれている。直流電圧の正極
(例えば、24V、48Vまたは60V)から、溶断抵抗
42と逆極性保護用ダイオード43とが正導線4
4に通じている。負導線45と正導線44の間に
は、平滑コンデンサ46(例えば、20〜100μF)
が配設してある。抵抗42はモータが過負荷のと
き溶断するので、ヒユーズとして使用される。
回転子位置センサそして使用されるホールIC
32は、トランジスタ48のエミツタ47に接続
されている。このトランジスタ48のコレクタと
ベースはそれぞれ抵抗49と48を介して正導線
44に接続され、このベースからツエナーダイオ
ード53が負導線45に繋がつている。従つて、
エミツタ47では、例えば5.6Vの定電圧が生じ、
ここに図示していない他の負荷、例えば回転数制
御装置または電流制御装置を接続することもでき
る。しかし、この回路の利点はかなり高いモータ
の出力まで電流制御装置を必要としない点にあ
る。
一方の接続端子が負導線45に繋がるホール
IC32は、出力側にオープコレクタのnpnトラン
ジスタ54を有し、このコレクタは図示するよう
にホールIC32の出力端35を形成している。
この出力端からホールIC32の第一負荷抵抗5
6がエミツタ47の定電圧に通じ、更に抵抗57
が位相反転npnトランジスタ58のベースに通じ
ている。このトランジスタのエミツタは負導線4
5に、コレクタは高抵抗の抵抗59を介して正導
線44に接続されている。この導線44の電位は
図示のように、動作中エミツタ47の電位よりか
なり高い。
出力端55には、更にダイオード62の陰極が
接続されている。陽極はホールIC32の第二負
荷抵抗として働く高抵抗の抵抗63を介して正導
線44に、また遅延コンデンサ64を介して負導
線45に接続されていて、接続点J1を経由して
駆動回路として働くnpnトランジスタ65のベー
スに接続されている。
位相反転トランジスタ58のコレクタも遅延コ
ンデンサ66を経由して負導線45に接続され、
接続点J2をを経由して駆動回路として働くnpn
トランジスタ67のベースに接続されている。
ブリツジ回路40には、4個のダーリントン・
トランジスタ、つまり上の二つの分岐路には2個
のpnpトランジスタ70,71が、下の二つの分
岐路には2個のnpnトランジスタ72,73があ
る。トランジスタ70,71のエミツタは正導線
44に、またトランジスタ72,73のエミツタ
は負導線45に接続している。トランジスタ70
と72のコレクタを互いに接続して、固定子巻線
25の接続端子28に接続してある。トランジス
タ71と73のコレクタも互いに接続され、
PTC(正温度係数)抵抗74を介して固定子巻線
25の接続端子29に接続してある。トランジス
タ70のベースは抵抗75を介して、エミツタが
トランジスタ73のベースに直接接続する駆動ト
ランジスタ65のコレクタに接続されている。ト
ランジスタ71のベースは抵抗76を介して、エ
ミツタがトランジスタ72のベースに直接接続す
る駆動トランジスタ67のコレクタに接続されて
いる。
駆動トランジスタ67が導通状態になると、ブ
リツジ接続のトランジスタ71,72が導通し、
電流は正導線44からトランジスタ71、PTC
抵抗74、固定子巻線25およびブリツジ接続の
トランジスタ72を経由して負導線45に流れ
る。逆に、駆動トランジスタ65が導通状態にな
ると、ブリツジ接続のトランジスタ70,73が
導通し、電流は正導線44からトランジスタ7
0、固定子巻線25、PTC抵抗74およびトラ
ンジスタ73を経由して負導線45に流れる。即
ち、固定子巻線25の電流は先ず接続端子29か
ら接続端子28に流れ、次いで接続端子28から
接続端子29に流れる。PTC抵抗74は回転子
11が止まるとき、加熱によりPTC抵抗74の
抵抗値が著しく増加し、巻線25の電流を安全な
値に低減するので、モータ電流が流れ過ぎるのを
防止する。
2個の駆動トランジスタ65,67を同時にオ
ンにすると、ブリツジ接続の全トランジスタ70
〜73が同時に導通し、正導線44と負導線45
の間が短絡するので、これ等のトランジスタ70
〜73が直ぐ壊れる。この状態は生じてはならな
い。即ち、駆動トランジスタ65,67の制御パ
ルスを時間間隔で分離する必要がある。これに対
して、この発明により特別な処置が講じてある。
ホールIC32は出力端に矩形パルス80を出
力する(第3図Aを参照)。矩形パルス80は、
180゜電気角の間でH(高い、トランジスタ54が
オフ)、次の180゜の電気角の間でL(低い、トラン
ジスタ54がオン)である。
出力端55がHなら、トランジスタ58は比較
的高抵抗の抵抗57を介してオンになる。その
時、遅延コンデンサ66は短時間の間に(例え
ば、1μsの間に)放電するので、放電素子として
働き、駆動トランジスタ67をオフにする。従つ
て、ブリツジ接続のトランジスタ71,72を遮
断する。この状況を第3B図と第3C図に示す。
第3B図はコンデンサ66の電圧U66を示し、第
3C図はトランジスタ71,72のオン状態をハ
ツチングにして示している。
同時に、出力端55がHの時、更にダイオード
62が遮断されるので、高抵抗の抵抗63を経由
して充電電流が遅延コンデンサ64に流れ、第3
D図に電圧U64として示すように、遅延コンデン
サ64を直線的に充電する。遅延コンデンサ64
の電圧が約2Vのしきい値Uth(3個のトランジス
タのベース.エミツタ間のしきい値電圧)に達す
ると、駆動トランジスタ65がオンし、トランジ
スタ70,73も一緒にオンする。
回転子が180゜電気角回転すると、ホールIC32
の出力電位は低下する。即ち、トランジスタ54
がオンする。今度は遅延コンデンサ64がダイオ
ード62と放電素子として働くトランジスタ54
を経由して急速に放電する(例えば、1μs内)。従
つて、今までオンしていた駆動トランジスタ65
は急激に遮断され、このトランジスタで駆動され
るトランジスタ70,73もオフになる。
同時に、比較的高抵抗の抵抗57を介して位相
反転トランジスタ58も遮断されるので、第3B
図のように、遅延コンデンサ66は高抵抗の抵抗
59を介して殆んど一定の電流で、直線的に充電
される。しきい値電圧Uth(ここでは、例えば約
2V)を越えると、駆動トランジスタ67はオン
し、トランジスタ71,72も一緒にオンする。
第3A〜E図から明らかなように、ブリツジ接
続のトランジスタ70,73が導通する時間帯
と、ブリツジ接続のトランジスタ71,72が導
通する時間帯との間には、それぞれ時間間隔82
がある。3000r.p.mの4極モータの場合、例えば
180゜電気角は5msの時間に相当する。この場合、
時間間隔82の接続時間を0.1〜0.5ms、つまり数
μsのコンデンサ64,66の放電時間より大幅に
長く選ぶ。
例えば、かなり高い動作電圧24Vまたは48Vに
ある高抵抗の抵抗59,63は、実際には定電流
源として働き、遅延コンデンサ64,66を直線
的に充電する。これは、エミツタ47に接続した
場合に生ずる指数関数的な充電より正確にターン
オン遅延を与える。更に、この方法でトランジス
タ48の負担が軽減され、より小型にすることが
できる。
第2図の回路では、ホールIC32の内部のト
ランジスタ54は遅延コンデンサ64の放電素子
として使用されている。このことは、特に有利に
で好ましい構成の例である。当然、このために別
な独立したトランジスタを使用できるが、高価に
なる。第二図の回路では、トランジスタ54がオ
フのとき、一方でトランジスタ58を直ちにオン
に、コンデンサ66を直ぐ放電させ、他方でコン
デンサ64を抵抗63を経由してゆつくり充電で
きるようにするため、抵抗57とダイオード62
のデカツプリング素子が必要である。上記の二つ
の素子がないと、コンデンサ64の電圧がトラン
ジスタ58のベース.エミツタ間のしきい値電圧
に制限される。ブリツジ接続のトランジスタ70
〜73には、それぞれ保護ダイオード70′〜7
3′が逆並列に接続されている。
以下に、若干の回路素子の代表的な値を示す。
動作電圧 48VDC モータ 4極、単線、出力15W 端子47の電圧 5.6V ホールIC32 TL170 抵抗56 2.2KΩ 抵抗57,59,63 100KΩ 抵抗器75,76 22KΩ コンデンサ64,66 10μF 第4図に、この発明によるモータの第二実施例
を示す。このモータでは、機能が更に改善され、
部品点数も少ない。このことは、送風機に使用す
る場合、利用できるスペースが制限されるので、
特に重要である。第1〜3図と同じものをまたは
同じ機能の部品には、同じ符号を付け、再び説明
を繰り返さない。
ブリツジ回路40′は、第2図のブリツジ回路
40と原理的に同構造である。即ち、保護ダイオ
ード70′〜73′と、ベース・エミツタのバイパ
ス抵抗70″〜73″を有する4個のダーリント
ン・トランジスタ70〜73とが設けてある。ブ
リツジの接続端子28から固定子巻線25と
PTC抵抗74がブリツジ接続端子30に繋がつ
ている。
上部ブリツジ接続のトランジスタ70,71
は、第2図の回路とは異なる方法で駆動される。
即ち、接続端子28から抵抗85がトランジスタ
71のベースに、また接続端子30から抵抗86
がトランジスタ70のベースに接続されている。
更に、トランジスタ72と73のベースの間に
は、トランジスタ72,73の内部容量が大きい
場合、場合によつては、省略できるコンデンサ8
7が接続されている。
駆動回路41′もホールIC32を使用している
が、当然他の種類のセンサも使用できる(例え
ば、光電検出器)。この発明の優れて利点は、デ
ジジタル出力信号80(第3図)、即ちセンサを
制御する磁界(またはその他の物理量)の大きさ
を非アナログ的に出力するセンサを使用すること
にある。
ホールIC32に並列に、例えば5Vのツエナー
電圧を有するツエナーダイオード53が接続され
ている。ホールIC32の一方の端子は、直接負
導線45に接続され、他方の端子は抵抗49を介
して正導線44に接続されている。ホールIC3
2の内部構造は第2図で説明した。
ホールIC32の出力端55は抵抗88を介し
て正導線44に、更にダイオード89の陰極に直
接接続されている。陽極は接続点J1を経由して
ブリツジ接続のトランジスタ73のベースに接続
され、抵抗90がこのダイオードに並列接続され
ている。
更に、出力端55から抵抗93がnpnトランジ
スタ94のベースに繋がつている。このトランジ
スタのエミツタは直接負導線45に、またコレク
タは接続点j2を経由して直接ブリツジ接続のト
ランジスタ72のベースと、抵抗95を介して正
導線44とに接続されている。トランジスタ94
は位相反転回路として、およびトランジスタ72
の制御入力端を遮断する制御素子として使用され
ている。他方、ホールIC32の内部トランジス
タ54は、ブリツジ接続のトランジスタ73の制
御入力端を遮断する制御素子として使用されてい
る。
第4図の回路には、次の利点がある。
a PTC抵抗74によつてモータとブリツジ回
路40′の過負荷が保護される。
b 過負荷状態が解消した場合、例えば回転子1
1がもはや制動を受けない場合、耐過負荷保護
装置は自動的に正規状態に回復するので、モー
タは再び回転する。
c ブリツジ回路40′が過負荷になつても、駆
動回路41′は機能している。
d ブリツジ回路40′は「デジタル」信号80
を使用するにも係わらず、第一トランジスタ対
のオフと後続トランジスタの対のオンの間にか
なり長い休止時間が、例えば切換周期の1/100
〜1/10の程度の休止時間が生じるように駆動さ
れる。
e 溶断抵抗42によつて、第4図の回路はブリ
ツジ回路40′の障害を保護する。
コンデンサ46は、固定子巻線25のモータ電
流を整流するとき放出されるエネルギを吸収し、
電圧ピークを除去するために使用される。
動作中、ブリツジ・トランジスタ72は位相反
転段93〜95を介して駆動され、ブリツジ・ト
ランジスタ73は位相反転なしで、ホールIC3
2により直接駆動される。例えば、トランジスタ
94が遮断されると、つまりブリツジ・トランジ
スタ72がオンになると、接続端子28の電位は
負導線45の電位にほぼ等しくなる。従つて、ブ
リツジ・トランジスタ71のベースは、抵抗85
を介して、ターンオン電流を受け取るので、この
トランジスタ71はオンになる。それ故、コレク
タ(接続端子30)の電位は正導線44の電位に
ほぼ等しくなり、電流が正導線44からトランジ
スタ71、PTC抵抗74、固定子巻線25およ
びトランジスタ72を経由して負導線45に流れ
る。
逆の場合、トランジスタ73がオンになり、ト
ランジスタ72がオフになると、抵抗86を介し
てベース電流がトランジスタ70に流れるので、
このトランジスタ70はオンし、モータ電流が逆
方向に流れる。つまり、正導線44からトランジ
スタ70、固定子巻線25、PTC抵抗74、ト
ランジスタ73を経由して負導線45に流れる。
この形式のブリツジ回路では、コレクタで互い
に接続している導電性の異なるトランジスタが決
して同時にオンしないことが確実な動作のため重
要である。何故なら、その時の電流は制限され
ず、正導線44と負導線45の間の短絡に相当す
るからである。その場合、トランジスタでの消費
電力は危険な値となる。
上記短絡電流を防止するこの発明による処置
は、トランジスタ72と73の遮断が比較的小さ
い微分内部抵抗を有する、ターンオンした半導体
区間にわたつてかなり急激に生じることにある。
従つて、前記内部抵抗がトランジスタ72,73
のベース・エミツタ間の容量と共に形成する時定
数はかなり短い。トランジスタ73の場合、半導
体区間はダイオード89とホールIC32のター
ンオンした内部のトランジスタ54とから成る。
トランジスタ72の場合、ターンオンしたトラン
ジスタ94が前記半導体区間を構成する。
遮断過程の場合と異なり、導通過程は比較的高
い抵抗の抵抗で生じ、かなり遅いベース電圧の立
ち上りをもたらすベース電流によつて誘起され
る。例えば、トランジスタ94がオフになると、
ベース電流は抵抗95を介してブリツジ・トラン
ジスタ72のベースに流れる。しかし、このベー
スは直前まではほぼエミツタの電位であるので、
トランジスタ72がオン状態なる前に、先ずベー
ス電流はベース・エミツタとベース・コレクタの
容量の蓄積作用に打ち勝つ必要がある。
同じように、ホールIC32の内部トランジス
タ54が遮断されると、トランジスタ73のター
ンオンが遅れる。即ち、トランジスタ73のベー
スを直ぐ前までエミツタ電位で、抵抗88,90
を介してトランジスタ73のベースに流れるベー
ス電流は、トランジスタ73がオンする前に、先
ずトランジスタ73の蓄積作用に打ち勝つ必要が
ある。
最近のトランジスタの容量はかなり小さいの
で、ターンオフに比べてターンオンの説明した遅
延効果は著しくない。一般に、この遅延効果スは
トランジスタ70,72またはトランジスタ7
1,73を経由する直接の短絡電流を阻止するの
に充分である。しかし、この遅延効果は必ずしも
常に完全に除去しえない副効果、例えば導線間の
容量、導線抵抗、個々のトランジスタ間の許容誤
差のばらつきにより簡単に乱れる。
上記の遅延効果は、この発明と特に有利な構成
によれば、強化することが可能である。即ち、ト
ランジスタ72と73のベース間にコンデンサ8
7を接続し、その容量を100pFまたはそれ以上に
することによつて簡単な方法で相当強化される。
コンデンサ87の働きは以下の通りである。
ホールIC32の内部トランジスタ54がオン
していると仮定すると、トランジスタ94,73
はオフであり、トランジスタ72はオンである。
一定時点で、ホールIC32がスイツチング状態
を変えると、即ち、オフになると、トランジスタ
94は殆んど同時にオンし、ブリツジ・トランジ
スタ72のベース・エミツタ間はトランジスタ9
4により実質上短絡する。従つて、トランジスタ
72のベース・エミツタ間の電圧UBEは、以前の
約1.2V〜1.4Vから急激に約0.1V〜0.3Vまで低下
する。トランジスタ72のベースのこの急激な電
位変化は、コンデンサ87を経由してトランジス
タ73のベースに移行するので、このトランジス
タ73のベース電位は短時間に負導線45の電位
以下に低下し、トランジスタ73は抵抗88,9
0を介してターンオン電流がトランジスタ73の
ベースに流れていても、必ず遮断される。この電
流は、トランジスタ73がオンする前に、先ずコ
ンデンサ87を電圧差2xUBEだけ充電する必要が
ある。従つて、かなり長期間トランジスタ72,
73およびトランジスタ70,71も確実に遮断
される。
反対に、ホールIC32の内部トランジスタ5
4が遮断状態から導通電状態に移行すると、コン
デンサ87は全く同じ方法で逆向きに充電され
る。即ち、今までオンしていた約1.2〜1.4Vのト
ランジスタ73のベース・エミツタ間電圧UBE
ホールIC32の内部トランジスタ54によつて、
ダイオード89を経由して短時間内に約0.8Vに
低下する。従つて、トランジスタ73は速く遮断
される。このベース・エミツタ間の電圧は抵抗9
0を経由して幾分ゆつくりと約0.1〜0.3Vまで低
下する。この急激な電位変化はコンデンサ87に
よつてトランジスタ73のベースからトランジス
タ72のベースに移る。従つて、このトランジス
タ72は抵抗95を経由してベース電流が流れる
にも係わらず、遮断状態に維持される。ブリツ
ジ・トランジスタ72がオンになる前に、先ず抵
抗95を介してコンデンサ87を約2xUBEだけ充
電する必要がある。このコンデンサ87は二つの
切換過程、即ちブリツジ・トランジスタ72のタ
ーンオン過程と、ブリツジ・トランジスタ73の
ターンオン過程に対し2重の機能で遅延作用をす
る。
抵抗93はホールIC32の出力端55の(必
然的にかなり大きい)出力電圧とトランジスタ9
4のベース・エミツタ間の低い電圧との間をデカ
ツプリングさせるために使用される。
抵抗88,90,93は、抵抗95によりトラ
ンジスタ72のベースに流れる電流とほぼ等しい
電流がトランジスタ73のベースに流れるように
設計されている。従つて、トランジスタ72のタ
ーンオン時の遅延時間はほぼ等しくなる。
特に、ブリツジ・トランジスタ72,73のベ
ースをコンデンサ87で互いに接続すると、一方
のトランジスタ対のターンオフと、次のトランジ
スタ対のターンオンの間に、切換周期の継続時間
の1/100〜1/10の程度の望ましい比較的長い休止
期間が得られる。その場合、この休止時間の長さ
はコンデンサ87及び/又は抵抗88,95の値
を選定して調節できる。この休止期間により、ブ
リツジ回路40′のトランジスタの熱負荷を軽減
し、効率を向上させ、モータの寿命を延ばすこと
ができる。
トランジスタ70,71のベースとトランジス
タ72,73のコレクタを交差接続して直接駆動
が行われれ、第2図の駆動トランジスタ65,6
7が省略され、回路を著しく簡略できる。
以下に、第4図に対して若干の代表的な値を呈
示する。
動作電圧: 48V(40〜60V) 消費電力: 3000r.p.mで10W ホールIC32 TL170 コンデンサ46 47μF コンデンサ87 3300pF 抵抗49 4.7kΩ 抵抗88 33 kΩ 抵抗90 12 kΩ 抵抗93 27 kΩ 抵抗95 68 kΩ 抵抗85,86 47 kΩ ダイオード89 IN4148 トランジスタ94 BC546 トランジスタ70,71 BD680 トランジスタ72,73 BD689 第5図には、第4図の簡単な変形が示してあ
る。第5図の駆動回路41′は第4図の駆動回路
と完全に一致するので、これ以上説明しない。半
導体装置としては、ここではただ2組みのダーリ
ントン・トランジスタ72,73を有する装置4
0″が使用されている。これ等のトランジスタの
接続と駆動回路41′との接続は、第4図の場合
と同様に行われるので、再度説明しない。両トラ
ンジスタのベース間には、同じようにコンデンサ
87が接続してあり、この容量値は第4図の場合
に等しい。第4図に対して呈示した代表的なデー
タは第5図に対しても同じように当てはまる。
モータ10は、ここでも2線式である。即ち、
巻線25は第1図の中間タツプ27を有し、この
タツプはPTC抵抗74を経由して正導線44に
接続されている。一方の接続端子28(第1図参
照)はトランジスタ72のコレクタに、また他方
の接続端子29はトランジスタ73のコレクタに
接続されている。トランジスタ72がターンオン
すると、電流は第1図の巻線25の上側の半巻線
を経由して、一方の方向へ流れ、この半巻線は第
一巻線である。他方のトランジスタ73がターン
オンすると、電流は第1図の巻線25の下側の半
巻線を経由して反対方向に流れ、この半巻線は第
二巻線である。
容易に理解できるように、両方のトランジスタ
72,73が同時にターンオンしても意味がな
い。何故なら、両半巻線の磁界が互いに相殺し、
ただ巻線25が加熱されるに過ぎず、モータの効
率を低下させるからである。
それ故、第5図の2巻線装置の場合、両方のト
ランジスタ72,73とも短時間(第2図の休止
期間82)オンしない切換区間を発生させると合
理的である。
動作は、第4図で既に詳細に説明した。例え
ば、位相反転トランジスタ94がターンオンすれ
ば、このトランジスタがトランジスタ72を遮断
し、その結果、そのベース・エミツタ間の電圧は
初め1.2V〜1.4Vから0.1V〜0.3Vに低下する。こ
の急激な電位変化は、コンデンサ87によりトラ
ンジスタ73のベースに伝送されるので、そのベ
ース電位は短時間で負導線45の電位以下にな
り、トランジスタ73は差し当たり確実に遮断さ
れる。抵抗88,90を経由してトランジスタ7
3に流れる電流は、トランジスタ73をターンオ
ンさせる前に、先ずコンデンサ87を電圧差
2xUBEだけ充電させる必要がある。従つて、この
充電過程の間、両方のトランジスタ72,73は
同時に遮断され、整流期間で望ましい電流の休止
期間が得られる。
逆に、トランジスタ73が整流の時に遮断され
ると、第4図で詳しく説明したように、逆過程が
生じる。
回転子11を止めようとすると、モータの電流
が著しく上昇する。PTC抵抗74はこの電流に
よつて加熱され、高抵抗値となり、モータ10の
過負荷を保護する。制動を中断すれば、PTC抵
抗74は再び冷えて、モータ10は再び始動でき
る。
この発明は、簡単な構造でも、機能と信頼性の
点で最適であり、部品点数が少ないので、所謂機
器方の送風機に組み込込むのに適している。この
送風機の寸法は、多くの場合、38mmの長さに過ぎ
ず、部品用の占有スペースが非常に制限される。
この発明は、所謂半ブリツジ回路にも利用でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図、送風機を直接駆するために使用される
リラクタンス補助トルクを有する2パルス・ブラ
シレス直流モータの模式図。第2図、第1図のモ
ータを駆動するこの発明による第一実施例のブリ
ツジ回路の回路図。第3A〜E図、第2図の動作
を説明する波形図。第4図、第2図に似たこの発
明による第二実施例の回路の回路図。第5図、こ
の発明による第三実施例の回路の回路図。 図中参照符号:10…ブラシレス直流モータ、 11…回転子、12…キヤツプ、13…永久磁
石、14,15…間〓、16…回転方向、17…
羽根、18…固定子、19,20…固定子の磁
極、25…固定子巻線、27〜29…固定子巻線
の接続端子、32…回転子の位置センサ、40,
40′,40″…ブリツジ回路、41,41′…駆
動回路、58,94…位相反転トランジスタ、6
4,66…遅延コンデンサ、65,67…駆動ト
ランジスタ、74…PTC抵抗、80…回転子の
位置センサであるホールICの出力パルス。82
…時間間〓。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも1本の素線25を有する固定子巻
    線と、 永久磁石製の一個の回転子11と、 一個の回転子位置センサ装置32と、 回転子位置に応じて前記少なくとも1本の素線
    25に電流を流すため、この回転子位置に応じて
    整流される少なくとも2個のトランジスタ72,
    73と、基準電位導線45に対する制御信号が印
    加される二つの制御入力端J1,J2とを保有し
    ていて、固定子巻線の通電を制御するために使用
    される半導体装置40と、 を備えたブラシレス直流モータにおいて、 前記入力端J1,J2の各々にそれぞれ一個の
    遅延コンデンサ64,66の一方の電極を接続
    し、対応する側の電極に基準電位導線を接続し、 遅延コンデンサの各々にコンデンサの充電状態
    を可変するため比較的少ない電流を導入する電流
    導入回路59,63が付属していて、 制御入力端J1,J2の各々に、この制御入力
    端に付属する遅延コンデンサの急激な充電量の変
    化に応じて制御入力端J1,J2を急激に遮断す
    るため、回転子位置センサ装置32で制御される
    制御回路54,58が付属していて、整流時に遮
    断すべき前記少なくとも一個のトランジスタ73
    または72の急速な遮断と、整流時に導通させる
    べき前記少なくとも一個のトランジスタ72また
    は73を遅らして導通させることを特徴とするブ
    ラシレス直流モータ。 2 前記電流導入回路59,63は定電流源回路
    の方式にして形成されていることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項に記載のブラシレス直流モー
    タ。 3 半導体装置40に給電する駆動電圧より低
    い、安定化された出力電圧を回転子位置センサ装
    置32に給電するために使用される一つの電圧制
    御器例えば、48,50,53を備え、 前記電流導入回路は比較的高抵抗の抵抗器5
    9,63として形成されていて、前記安定化され
    た出力電圧より高い電圧に接続し、 前記電流導入回路は好ましくはモータの駆動電
    圧の一極に接続されている、 ことを特徴とする特許請求の範囲第1項または第
    2項に記載のブラシレス直流モータ。 4 比較的高抵抗の抵抗器59,63として形成
    された前記電流導入回路は各遅延コンデンサ6
    4,66の容量値に応じて、必要な充電量の変化
    の時定数を与え、この電量の変化は制御可能な回
    路55,58によつて制御入力端を遮断するため
    必要な時間よりかなり長く導通を遅らせることを
    特徴とする特許請求の範囲第1〜3項のいずれか
    1項に記載のブラシレス直流モータ。 5 電流導入回路として使用される比較的高抵抗
    の両方の抵抗器59,63は、必要な充電量の変
    化のほぼ等しい時定数を得るために形成されてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第4項に記載
    のブラシレス直流モータ。 6 導通過程を遅延させる少なくとも一個の遅延
    コンデンサ64,66の充電量の変化時間は、公
    称回転数の場合、付属トランジスタ72,73の
    理論的に可能な導通期間の最大約10%であること
    を特徴とする特許請求の範囲第1〜5項のいずれ
    か1項に記載のブラシレス直流モータ。 7 固定子巻線の少なくとも1本の素線には、
    PTC抵抗74が直列接続されていることを特徴
    とする特許請求の範囲第1〜6項のいずれか1項
    に記載のブラシレス直流モータ。 8 回転子位置センサ装置として、出力段をトラ
    ンジスタ54で形成したホールIC32が装備し
    てあり、この出力トランジスタ54は制御入力端
    J1,J2を遮断する駆動回路として動作してい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1〜7項い
    ずれか1項に記載のブラシレス直流モータ。 9 回転子位置センサ装置32の出力信号の位相
    を反転させるため、位相反転トランジスタ58が
    装備してあり、この位相反転トランジスタは制御
    入力端J1,J2を遮断する制御回路として使用
    されていることを特徴とする特許請求の範囲第1
    〜8項のいずれか1項に記載のブラシレス直流モ
    ータ。 10 回転子位置センサ装置32の出力端55と
    位相反転トランジスタ58の入力端の間には、好
    ましくは高抵抗のデカツプリング低抗57が装備
    してあることを特徴とする特許請求の範囲第9項
    に記載のブラシレス直流モータ。 11 電流導入回路の一方63はデカツプリング
    回路62,57によつて位相反転トランジスタ5
    8の入力端からデカツプリングされていることを
    特徴とする特許請求の範囲第9項または第10項
    に記載のブラシレス直流モータ。 12 電流導入回路の一方63と回転子位置セン
    サ装置32の出力端の間には、遅延コンデンサ6
    4の充電量の変化を回転子位置センサ装置32を
    介して可能にするダイオード62が装備してある
    ことを特徴とする特許請求の範囲第9項に記載の
    ブラシレス直流モータ。 13 少なくとも1本の素線25を有する固定子
    巻線と、 永久磁石製の一個の回転子11と、 一個の回転子位置センサ装置32と、 回転子位置に応じて前記少なくとも1本の素線
    25に電流を流すため、この回転子位置に応じて
    整流される少なくとも2個のトランジスタ72,
    73と、基準電位導線45に対する制御信号が印
    加される二つの制御入力端J1,J2とを保有し
    ていて、固定子巻線の通電を制御するために使用
    される半導体装置40′;40″と、 を備えたブラシレス直流モータにおいて、 制御入力端J1,J2の間に一個の遅延コンデ
    ンサ87を接続し、 制御入力端J1,J2の各々に、前記遅延コン
    デンサに比較的小さい電流を導入する電流導入回
    路88,90,95が付属し、 制御入力端J1,J2の各々に、回転子位置セ
    ンサ装置32によつて制御され、この制御入力端
    J1,J2での電位を急激に可変するため、この
    回転子位置センサ装置32で制御される制御回路
    54,89,94が付属し、整流時に遮断すべき
    前記少なくとも一個のトランジスタ73または7
    2の急激な遮断により、このトランジスタ73ま
    たは72に付属する遅延コンデンサ87の電極の
    対応する電位変化と、整流時に導通させるべき前
    記少なくとも一個のトランジスタ72または73
    の遅らして導通を行うことを特徴とするブラシレ
    ス直流モータ。 14 前記電流導入回路88,90,95は定電
    流源回路の方式にして形成されていることを特徴
    とする特許請求の範囲第13項に記載のブラシレ
    ス直流モータ。 15 半導体装置40′;40″に給電する駆動電
    圧より低い、安定化された出力電圧を回転子位置
    センサ装置32に給電するために使用される一つ
    の電圧制御器49,53を備え、 前記電流導入回路は比較的高抵抗の抵抗器8
    8,90,95として形成されていて、前記安定
    化された出力電圧より高い電圧に接続し、 前記電流導入回路は好ましくはモータの駆動電
    圧の一極に接続されている、 ことを特徴とする特許請求の範囲第13項または
    第14項に記載のブラシレス直流モータ。 16 比較的高抵抗の抵抗器88,90,95と
    して形成された前記電流導入回路は各遅延コンデ
    ンサ87の容量値に応じて、必要な充電量の変化
    の時定数を与え、この充電量の変化は制御可能な
    回路55,94によつて制御入力端を遮断するた
    め必要な時間よりかなり長く導通を遅らせること
    を特徴とする特許請求の範囲第13〜15項のい
    ずれか1項に記載のブラシレス直流モータ。 17 電流導入回路として使用される比較的高抵
    抗の両方の抵抗器88,90,95は、必要な充
    電量の変化のほぼ等しい時定数を得るために形成
    されていることを特徴とする特許請求の範囲第1
    6項に記載のブラシレス直流モータ。 18 導通過程を遅延させる少なくとも一個の遅
    延コンデンサ87の充電量の変化時間は、公称回
    転数の場合、付属トランジスタ72,73の理論
    的に可能な導通期間の最大約10%であることを特
    徴とする特許請求の範囲第13〜17項のいずれ
    か1項に記載のブラシレス直流モータ。 19 固定子巻線の少なくとも1本の素線には、
    PTC抵抗74が直列接続されていることを特徴
    とする特許請求の範囲第13〜18項のいずれか
    1項に記載のブラシレス直流モータ。 20 回転子位置センサ装置として、出力段をト
    ランジスタ54で形成したホールIC32が装備
    してあり、この出力トランジスタ54は制御入力
    端J1,J2を遮断する駆動回路として動作して
    いることを特徴とする特許請求の範囲第13〜1
    9項のいずれか1項に記載のブラシレス直流モー
    タ。 21 回転子位置センサ装置32の出力信号の位
    相を反転させるため、位相反転トランジスタ58
    が装備してあり、この位相反転トランジスタは制
    御入力端J1,J2を遮断する制御回路として使
    用されていることを特徴とする特許請求の範囲第
    13〜20項のいずれか1項に記載のブラシレス
    直流モータ。 22 回転子位置センサ装置32の出力端55と
    位相反転トランジスタ94の入力端の間には、好
    ましくは高抵抗のデカツプリング低抗93が装備
    してあることを特徴とする特許請求の範囲第21
    項に記載のブラシレス直流モータ。 23 電流導入回路の一方88,90はデカツプ
    リング回路89,93によつて位相反転トランジ
    スタ94の入力端からデカツプリングされている
    ことを特徴とする特許請求の範囲第21項または
    第22項に記載のブラシレス直流モータ。 24 電流導入回路の一方88,90と回転子位
    置センサ装置32の出力端の間には、遅延コンデ
    ンサ87の充電量の変化を回転子位置センサ装置
    32を介して可能にするダイオード89が装備し
    てあることを特徴とする特許請求の範囲第21項
    に記載のブラシレス直流モータ。
JP57224096A 1981-12-23 1982-12-22 ブラシレス直流モータ Granted JPS58144592A (ja)

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