JPH0442759Y2 - - Google Patents

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JPH0442759Y2
JPH0442759Y2 JP1981587U JP1981587U JPH0442759Y2 JP H0442759 Y2 JPH0442759 Y2 JP H0442759Y2 JP 1981587 U JP1981587 U JP 1981587U JP 1981587 U JP1981587 U JP 1981587U JP H0442759 Y2 JPH0442759 Y2 JP H0442759Y2
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JP
Japan
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gas
detector
sampling tube
shield body
cylindrical
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JP1981587U
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JPS63128438U (ja
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  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (従来分野) 本考案は、埋設管等から土壌中に漏洩したガス
を検出する装置に関する。
(従来技術) 埋設ガス輸送管から漏洩したガスは、一旦土中
に拡散した後、広い面積から地上に噴出して大き
な事故を引き起すため、ガス輸送管から漏洩した
ガスは、土壌中に噴出した段階で検出して、処理
対策を講じる必要がある。
このため、ガス検出器を土中に埋設して可及的
速やかに漏洩ガスを検出することが行なわれてい
るが、検出器が常時土中に存在する関係上、検出
器が多温雰囲気中に曝されることになつて検出器
に経時的な変化が生じやすく、頻繁な校正を必要
とする。この目的で、検出器埋設点に標準ガスを
注入して校正、点検することが行なわれている
が、注入されたガスは、検出器ばかりでなく土壌
にも広く拡散、散逸して長時間に亘つて検出器近
傍に停滞することになり、この標準ガスが検出器
に作用して通常のモニター作業に障害を招くとい
う問題があつた。
このような問題を解消するため、検出器を地上
に取り出して校正することも考えられるが、作業
に手間は掛るという問題がある。
(目的) 本考案はこのような問題に鑑みてなされたもの
であつて、その目的とするところは簡単な操作
で、標準ガスが土壌中に無用に拡散するのを防止
しつつ検出器を校正することができるガス検出装
置を提供することにある。
(考案の概要) すなわち、本考案が特徴とするところは、下部
にガス取入れ口が穿設されて埋設可能なサンプリ
ング管にガス検出器を収容するとともに、サンプ
リング管と検出器との間に摺動可能なシールド体
を外部から操作可能に配設した点にある。
(実施例) そこで以下に本考案の詳細を図示した実施例に
基づいて説明する。
第1,2図は本考案の一実施例を示したもので
あつて、図中符号1は、地上から測定深度まで後
述する検出器3を案内するサンプリング管で、先
端部を錐状に形成して水抜き孔2を穿設するとと
もに、検出器3が位置する部分には多数の小孔4
a,4a,4a……を穿設してガス取入れ口4を
形成し、さらに上部には留め金5により着脱かつ
密閉可能な蓋6を設けて構成されている。
第3図は前述の検出器の一実施例を示すもので
あつて、図中符号7は、小孔7a,7a,7a…
…を穿設し、上端と下端にフランジ8,9を形成
した円筒体で、これの周面には水の透過を阻止す
る一方、気体成分を透過ならしめる沸素樹脂等に
よりガス透過層10を形成し、また上端と下端に
蓋体11,12を設けて密封容器13を構成して
いる。この密閉容器13の内部には、位置調整部
材14を介して反射鏡15を配設し、これに対向
するように往路側と復路側の赤外線導光材16,
17の一端、及び標準ガス源に接続した送気パイ
プ18と、サンプリング管1の外部に連通する排
気パイプ19が上部の蓋体11を介して取付けて
られている。これら導光材16,17の他端は、
図示しない赤外ガス検出装置の受光部と発光部に
接続されている。
再び第1,2図に戻つて、20は筒体からなる
シールド体で、ガスサンプリング管1の内面と検
出器3の外周との間に摺動可能に設けられ、上端
と下端には中心方向に向いたフランジ21,22
を形成して、各フランジの下方側の面にはパツキ
ン部材23,24を配設して、下げた状態におい
て検出器3のフランジ8,9に当接するように構
成されている。このシールド体20の上端には、
サンプリング管1の外部に引出された紐25,2
5が取付けられて、サンプリング管1の外部から
上げ、下げ可能に構成されている。なお、図中符
号26は気密用のパツキング部材をそれぞれ示
す。
この実施例において、ガス漏れをモニターすべ
き深さに到達するようにサンプリング管1を打込
み、検出器3の上部フランジ8をシールド体6の
上下のフランジ21,22間に挿通し、紐25,
25とともにサプリング管1のガス取入れ口4ま
で下ろして蓋体6を閉める。
検出器3の校正を行なうべく紐体25,25を
緩めてシールド体20を下すと(第2図)、シー
ルド体20のパツキン部材23,24が検出器3
のフランジ8,9上面に当接して、シールド体2
0が検出器3の外周を気密的に遮蔽することにな
る。このような状態において、チユーブ18から
校正用の標準ガスを注入すると、標準ガスは、検
出器3の筐体をなす容器体13に流入する一方、
余剰分は、チユーブ19を通つて大気中に排出さ
れる。これにより、一方の導光材17から伝搬し
てきた赤外光は標準ガスの濃度に比例して吸収を
受けた後、反射鏡15により反射されて他方の導
光材16を伝搬して測定装置本体に入射する。こ
の過程において導光材17から入射した光は、容
器体13に流入したガスの濃度に比例して吸収を
受けるから、標準ガスの濃度を指示するように測
定装置本体を校正する。一方、この標準ガス注入
時において容器体13の小孔7a,7a,7a…
…、及びガス透過層10からの検出器3外部に漏
洩した標準ガスは、検出器3の外周がシールド体
20により気密的に囲繞されているため、サンプ
リング管1に流出することができず、シールド体
20により区画された狭い空間に閉じ込められ、
土壌中に拡散することを阻止される。
校正が終了した時点で、一方のチユーブ18か
ら清浄な空気を注入すると、検出器3に残留して
いた標準ガスは、空気により押出されて他方のチ
ユーブ19から大気中に排出される。
このようにして校正作業が終了した段階で、シ
ールド体20を検出器3の上端まで引き上げると
(第1図)、検出器3の容器体13は、サンプリン
グ管1のガス取入れ口4と連通して土中ガスの取
入れが可能となり、同時にシールド体20は、検
出器3のフランジ8とサンプリング管1内壁面の
〓間を埋めてサンプリング管1を上下2つの領域
に区画し、検出器3の存在する空間、つまり被検
出ガスの流入空間の容積を可及的に小さくする。
このような状態で、土壌中に漏洩したガスは、サ
ンプリング管1のガス取入れ口4から侵入し、シ
ールド体20下端のフランジ22と容器体13の
上部フランジ8により区分された狭い空間をガス
が直ちに満して検出器3に侵入し、速やかに検出
されることになる。
また、検出器3を点検すべく、蓋体6の留め金
5,5を外して紐25,25を引上げると、シー
ルド体20と検出器3のフランジ8,22が係合
して、両者が一体となつてサンプリング管1を上
昇して外部に引出される。
第4図は、本考案の第2実施例を示すものであ
つて、図中符号30は、環状体で、サンプリング
管1の内周面と可及的に小さな間〓でもつて挿通
可能に形成され、シールド体20を引き上げたと
き、検出器3がガス取入れ口4に対向する位置で
シールド体20の上端に当接するように延長部材
を介して蓋体6に取付けたもので、この実施例に
よれば、検出器3の位置をガス取入れ口4に対向
させた状態でシールド体20の位置決めを行なう
ことができるとともに、モニター時にはシールド
体20の上端が環状体30に当接するため、サン
プリング管1のガス流入空間の容積が小さくな
り、ガス検出時のガス濃度の低下を防止して検出
応答速度と測定精度の向上を図ることができる。
なお、この実施例においては、被検出ガスを光
学的に検出する場合を例に採つて説明したが、半
導体ガス検出器や熱伝導型検出器等、他の形式の
検出手段を用いたものに適用しても同様の作用を
奏することは明らかである。
また、この実施例においては、紐体によりシー
ルド体を移動させるようにしているが、電磁的、
流体的アクチユエータにより移動させるようにし
ても同様の作用を奏することは明らかである。
(効果) 以上、説明したように本考案によれば、サンプ
リング管と検出器との間にサンプリング管軸方向
に移動可能にシールド体を設けたので、校正作業
時にはシールド体により標準ガスの土壌中、及び
検出器外への流出を防止することができて、検出
器をサンプリング管から引出すという作業が不要
となり、もつて校正作業の簡素化を図りつつ校正
作業からモニター作業への切換時間を短縮を図る
ことができるばかりでなく、検出領域外であるサ
ンプリング管の上部空間をシールド体により可及
的に制限して流入したガスを希釈することなく検
出器に作用させ、もつてガス漏洩時点から検出ま
での時間を短縮と測定精度の向上を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1,2図は本考案の一実施例をシールド体を
引き上げた状態と、下げた状態で示す装置の断面
図、第3図は同上装置に使用するガス検出器の一
実施例を示す断面図、及び第4図は本考案の他の
実施例を示す断面図である。 1……サンプリング管、3……検出器、4……
ガス取入れ口、10……ガス透過層、13……容
器体、15……反射鏡、16,17……導光材、
20……シールド体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下部にガス取入れ口が穿設された筒状ガスサン
    プリング管、該筒状ガスサンプリング管の中心軸
    に一致して収容され、前記ガス取り入れ口からの
    被検ガスと、管路を介して外部から校正用ガスと
    を選択的に受けるガス検出器、及び該サンプリン
    グ管の内部で上下方向に移動して前記ガス検出器
    と前記ガス取り入れ口を連通させる位置と、ガス
    検出器と前記ガス取り入れ口を遮蔽する位置とを
    移動するように前記サンプリング管に収容された
    筒状シールド体からなる土中ガス検出装置。
JP1981587U 1987-02-13 1987-02-13 Expired JPH0442759Y2 (ja)

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JP1981587U JPH0442759Y2 (ja) 1987-02-13 1987-02-13

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JP3869384B2 (ja) * 2003-04-01 2007-01-17 大起理化工業株式会社 試料採取補助具
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CN106052964B (zh) * 2016-05-27 2019-03-08 中国地质大学(武汉) 一种钻井压力环境模拟器及其使用方法

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