JPH0442450A - 記憶媒体 - Google Patents
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- JPH0442450A JPH0442450A JP2148531A JP14853190A JPH0442450A JP H0442450 A JPH0442450 A JP H0442450A JP 2148531 A JP2148531 A JP 2148531A JP 14853190 A JP14853190 A JP 14853190A JP H0442450 A JPH0442450 A JP H0442450A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、コンピューター、電子カメラ等のファイル記
憶装置用の記憶媒体に係り、特に高密度化、大記憶容量
化に好適な書き換え可能な記憶媒体に関する。
憶装置用の記憶媒体に係り、特に高密度化、大記憶容量
化に好適な書き換え可能な記憶媒体に関する。
(従来の技術)
従来の大容量記憶装置用の記憶媒体としては、磁性材料
が使われることが多い、この様な記憶媒体については、
例えば、オーム社、「磁性材料セラミックス」、桜井、
金丸編、P143 (昭和61年)に記載されている。
が使われることが多い、この様な記憶媒体については、
例えば、オーム社、「磁性材料セラミックス」、桜井、
金丸編、P143 (昭和61年)に記載されている。
又、酸化物を上記記憶媒体として用いた例としては、酸
化物超伝導体を用いて、超伝導臨界温度より低い温度で
記録再生することが特開昭63−268087号公報に
開示されている。しかし、この記憶媒体は超伝導臨界温
度以下の低温で使用することが条件になっている。
化物超伝導体を用いて、超伝導臨界温度より低い温度で
記録再生することが特開昭63−268087号公報に
開示されている。しかし、この記憶媒体は超伝導臨界温
度以下の低温で使用することが条件になっている。
(発明が解決しようとしている問題点)上記従来技術に
おいて、磁性材料を使用する場合は磁性材料の磁化状態
を利用する為、高密度化においては磁区の微小化と検出
する信号強度との関係から14zm程度のビット周期が
限界と考えられ、高密度化が達成出来ないという問題が
ある。
おいて、磁性材料を使用する場合は磁性材料の磁化状態
を利用する為、高密度化においては磁区の微小化と検出
する信号強度との関係から14zm程度のビット周期が
限界と考えられ、高密度化が達成出来ないという問題が
ある。
一方、酸化物超伝導体を利用した記憶媒体においては、
超伝導状態を示す温度まで媒体を冷却し、この状態で酸
素イオンと水素イオンを針状イオン照射源より照射して
超伝導状態と常伝導状態の2状態を2進法の2値信号に
対応させている為、この方式では記憶容量を大きくする
ことは出来るが実用上の問題がある。
超伝導状態を示す温度まで媒体を冷却し、この状態で酸
素イオンと水素イオンを針状イオン照射源より照射して
超伝導状態と常伝導状態の2状態を2進法の2値信号に
対応させている為、この方式では記憶容量を大きくする
ことは出来るが実用上の問題がある。
即ち、現在知られている超伝導体の臨界温度は約160
により低いものばかりであり、実際に記憶する場合には
一100℃以上も冷却しなければならない為、液体窒素
や液体ヘリウム等の特殊な冷却用媒体を使用するか、或
いはクライオポンプ等の特殊な冷却装置を使用しなけれ
ばならないという大きな問題がある。
により低いものばかりであり、実際に記憶する場合には
一100℃以上も冷却しなければならない為、液体窒素
や液体ヘリウム等の特殊な冷却用媒体を使用するか、或
いはクライオポンプ等の特殊な冷却装置を使用しなけれ
ばならないという大きな問題がある。
従って本発明の目的は、記憶容量を磁性材料を使用した
時よりも大きくし、且つ特殊な冷却媒体や冷却装置を使
用することなく情報の書き込み及び読み出しが可能な書
き換え可能な記憶媒体を提供することである。
時よりも大きくし、且つ特殊な冷却媒体や冷却装置を使
用することなく情報の書き込み及び読み出しが可能な書
き換え可能な記憶媒体を提供することである。
(問題点を解決する為の手段)
上記目的は以下の本発明によって達成される。
即ち、本発明は、含有される酸素量に応じてその特性が
変化する酸化物導電体を構成要素として持ち、該酸化物
導電体が基板上又は基板上に形成された電極上に平面的
に堆積された形状に設けられていることを特徴とする記
憶媒体である。
変化する酸化物導電体を構成要素として持ち、該酸化物
導電体が基板上又は基板上に形成された電極上に平面的
に堆積された形状に設けられていることを特徴とする記
憶媒体である。
(作 用)
含有される酸素量に応じてその特性が変化する酸化物導
電体を構成要件とし、該酸化物導電体に含まれる酸素量
を、電気的加熱或は光照射等の手段により制御すること
により、酸化物導電体中の駁素含有量の変化に伴う酸化
物導電体の特性変化を利用し、この状態変化を信号に対
応させ情報の書き込み及び読み出しを行う。
電体を構成要件とし、該酸化物導電体に含まれる酸素量
を、電気的加熱或は光照射等の手段により制御すること
により、酸化物導電体中の駁素含有量の変化に伴う酸化
物導電体の特性変化を利用し、この状態変化を信号に対
応させ情報の書き込み及び読み出しを行う。
例えば、酸化物導電体であるY−Ba−Cu−0系酸化
物において、YBazCuiOv−a (0<δく1
)材料は、δ値が05より大きい場合には、結晶構造は
tetragona l構造であり半導体となり、δ値
が0.5より小さい場合にはorthorhombic
構造であり約90にのTcを持つ超伝導体となる。従っ
て、この様な酸化物導電体中の酸素量の変化により生じ
る電気抵抗率の変化を利用すれば各種情報の記録が可能
となる。
物において、YBazCuiOv−a (0<δく1
)材料は、δ値が05より大きい場合には、結晶構造は
tetragona l構造であり半導体となり、δ値
が0.5より小さい場合にはorthorhombic
構造であり約90にのTcを持つ超伝導体となる。従っ
て、この様な酸化物導電体中の酸素量の変化により生じ
る電気抵抗率の変化を利用すれば各種情報の記録が可能
となる。
しかし、 Y:Ba:Cu= 1 : 2 : 3とす
るとY−Ba−Cu−0系酸化物は比較的安定な物質と
なり、酸素量の変化を起こさせるのは困難である。この
為本発明では、酸化物導電体に含まれる金属成分中にお
けるY等のLn元素の占める割合を、原子数比で7%〜
16%である様にすることにより、書き込みに要するエ
ネルギーが大幅に低減する。
るとY−Ba−Cu−0系酸化物は比較的安定な物質と
なり、酸素量の変化を起こさせるのは困難である。この
為本発明では、酸化物導電体に含まれる金属成分中にお
けるY等のLn元素の占める割合を、原子数比で7%〜
16%である様にすることにより、書き込みに要するエ
ネルギーが大幅に低減する。
又、Y−Ba−Cu−0系酸化物導電体は、アモルファ
ス状態から完全な結晶状態まで、どの様な結晶性を持つ
ものでも含有される酸素量に応じてその特性が変化する
ものである為、必要に応じていかなる結晶性とするかを
任意に選択することが可能である。
ス状態から完全な結晶状態まで、どの様な結晶性を持つ
ものでも含有される酸素量に応じてその特性が変化する
ものである為、必要に応じていかなる結晶性とするかを
任意に選択することが可能である。
更に、本発明では酸化物導電体を、基板上或は基板上に
形成された電極上に平面的に堆積した形状とすることに
より、記憶媒体の持つ分解能を原子オーダーまで高くす
ることが可能となる。例えば、STMを用いた配録方式
を用いる場合でもSTMの限界までの高密度記録が可能
となる。
形成された電極上に平面的に堆積した形状とすることに
より、記憶媒体の持つ分解能を原子オーダーまで高くす
ることが可能となる。例えば、STMを用いた配録方式
を用いる場合でもSTMの限界までの高密度記録が可能
となる。
(好ましい実施態様)
次に好ましい実施態様を挙げて本発明を更に詳しく説明
する。
する。
第1図(a)は1本発明の記憶媒体の構成の例の概略断
面図を示したものであるが、基板1上に形成した電極2
上に、酸化物導電体3が形成されている。
面図を示したものであるが、基板1上に形成した電極2
上に、酸化物導電体3が形成されている。
第1図(b)は、第1図(a)に対する書き込み方法の
一例の概略図を示したものであるが、図の様に、針状電
極4を酸化物導電体層3の表面に近付けた状態で、端子
8.9間に電圧パルスを印加し部分的に加熱を行い、酸
化物導電体層中に特性の変化した部分5を形成し、更に
、針状電極4を走査することでこの特性の変化した部分
5を多数形成して書き込みを行う。
一例の概略図を示したものであるが、図の様に、針状電
極4を酸化物導電体層3の表面に近付けた状態で、端子
8.9間に電圧パルスを印加し部分的に加熱を行い、酸
化物導電体層中に特性の変化した部分5を形成し、更に
、針状電極4を走査することでこの特性の変化した部分
5を多数形成して書き込みを行う。
この場合の電圧パルスの印加回数と特性の変化した部分
5の電気抵抗率の変化の様子の一例を第1図(d)に示
したが、図の様に印加した電圧パルスの数に伴い、酸化
物導電体層3の電気抵抗率は連続的に変化する。従って
、これを利用し多値記録が可能となる。
5の電気抵抗率の変化の様子の一例を第1図(d)に示
したが、図の様に印加した電圧パルスの数に伴い、酸化
物導電体層3の電気抵抗率は連続的に変化する。従って
、これを利用し多値記録が可能となる。
更に、本発明の記憶媒体においては、第3図に示した様
に酸化物導電体層3の上部に保護膜7を設けることも出
来る。
に酸化物導電体層3の上部に保護膜7を設けることも出
来る。
即ち、基板1上に形成した電極2上に酸化物導電体層3
を形成し、その上に保護膜7を形成する。保護膜7の材
質としては、Ag、 Siオイル等の酸素を透過する物
質、或は、■1、Cr等の酸素を吸叡する物質、或はA
u、 5ift、α−3t等の酸素を通さない物質等各
種のものを用いることが出来る。
を形成し、その上に保護膜7を形成する。保護膜7の材
質としては、Ag、 Siオイル等の酸素を透過する物
質、或は、■1、Cr等の酸素を吸叡する物質、或はA
u、 5ift、α−3t等の酸素を通さない物質等各
種のものを用いることが出来る。
この様な物質を用いた保護膜7を形成することで5記憶
媒体としての機能を損なうことな(酸化物導電体層3を
保護することが出来る。
媒体としての機能を損なうことな(酸化物導電体層3を
保護することが出来る。
更に、保護膜7の表面に微小の凹凸をつけることにより
、記録位置のズレが少なくなり、書き込み、読み取りの
精度を向上させることが出来る。
、記録位置のズレが少なくなり、書き込み、読み取りの
精度を向上させることが出来る。
又、針の位置決めも容易となる。
この凹凸形状は酸化物導電体の種類、酸化物導電体層の
上に形成する保護膜の種類によって最適な形状を決める
ことが出来る。
上に形成する保護膜の種類によって最適な形状を決める
ことが出来る。
尚、本発明の記憶媒体への書き込みは、酸化物導電体の
酸素量を微少部分でも変化させ得るものならばどの様な
方法によってもよく、例えば、第1図(b)に示した電
気的加熱のみならず、光照射、トンネル電流を利用する
もの等を用いることが出来る。
酸素量を微少部分でも変化させ得るものならばどの様な
方法によってもよく、例えば、第1図(b)に示した電
気的加熱のみならず、光照射、トンネル電流を利用する
もの等を用いることが出来る。
(実施例)
次に実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明す実施例1
第1図(a)に本発明の第1の実施例の構成概略図を示
す。
す。
基板lとしてガラス(コーニング7059)を用い、そ
の上に抵抗加熱法でCrを30人、Auを500人の厚
さに夫々堆積して電極2を形成した。
の上に抵抗加熱法でCrを30人、Auを500人の厚
さに夫々堆積して電極2を形成した。
次に、その上にRFマグネトロンスパッタリング法でY
−Ba−Cu−0膜を3000人堆積して酸化物導電体
層3を形成した。この時の成膜条件は、金属3元素の組
成比が、Y:Ba:Cu=IO,0:30.0:60.
0(原子数比)となる様調整したY−Ba−Cu−0焼
結体をスパッタリングターゲットとして用い、スパッタ
リングガスとして5 X 10−”Torrの圧力のA
r50%+0,50%ガスを用い、スパッタリングパワ
ー150W、基板温度を3.00℃とした。
−Ba−Cu−0膜を3000人堆積して酸化物導電体
層3を形成した。この時の成膜条件は、金属3元素の組
成比が、Y:Ba:Cu=IO,0:30.0:60.
0(原子数比)となる様調整したY−Ba−Cu−0焼
結体をスパッタリングターゲットとして用い、スパッタ
リングガスとして5 X 10−”Torrの圧力のA
r50%+0,50%ガスを用い、スパッタリングパワ
ー150W、基板温度を3.00℃とした。
上記の方法で作成したY−Ba−Cu−0膜は、金属3
元素の組成比がY : Ba : Cu= 10.0
: 30.0 : 60.0(原子数比)で、はぼアモ
ルファス状態となり電気抵抗率は、1Ω・catとなっ
た。
元素の組成比がY : Ba : Cu= 10.0
: 30.0 : 60.0(原子数比)で、はぼアモ
ルファス状態となり電気抵抗率は、1Ω・catとなっ
た。
この様にして作成した本発明の記憶媒体に対する情報の
書き込みは、例えば、第1図(b)に示す様な方法で行
う。
書き込みは、例えば、第1図(b)に示す様な方法で行
う。
第1図(b)において、4は針状電極であり、材料はタ
ングステンを用いた。この針状電極4の先端と酸化物導
電体層3との距離を約15人とし、周囲を0□ガスで満
たす。次に、針状電極4と酸化物導電体層3との間に5
Vの電圧パルスを印加すると、酸化物導電体層3の一部
分が加熱され、酸素の拡散が生じ酸素fが変化し、電気
抵抗率が変化した部分5が生じる。
ングステンを用いた。この針状電極4の先端と酸化物導
電体層3との距離を約15人とし、周囲を0□ガスで満
たす。次に、針状電極4と酸化物導電体層3との間に5
Vの電圧パルスを印加すると、酸化物導電体層3の一部
分が加熱され、酸素の拡散が生じ酸素fが変化し、電気
抵抗率が変化した部分5が生じる。
第1区(C)は、この電圧パルスの印加回数と電気抵抗
率の変化の関係を示したものである。
率の変化の関係を示したものである。
更に、針状電極4をXY力方向スキャンニングすること
により第1図(b)に示す様に、酸化物導電体層3上に
電気抵抗率の変化した部分5を多数作ることが出来、こ
の結果、大容量且つ多値情報の書き込みを行うことが出
来る。
により第1図(b)に示す様に、酸化物導電体層3上に
電気抵抗率の変化した部分5を多数作ることが出来、こ
の結果、大容量且つ多値情報の書き込みを行うことが出
来る。
本実施例では、記憶容量は針状電極の先端の形状及び針
状電極の位置決めの精度で決定される。
状電極の位置決めの精度で決定される。
通常は、針状電極の先端は曲率半径がlnm程度となる
ので記憶セルの大きさも同程度となる。
ので記憶セルの大きさも同程度となる。
更に、位置決め精度も0.O2nm程度の分解能とする
ことが可能である。
ことが可能である。
尚、情報の消去は、真空中で250℃の熱処理を行い、
酸化物導電体層を元の状態に戻すことにより可能となっ
た。
酸化物導電体層を元の状態に戻すことにより可能となっ
た。
実施例2
第2図(a)に本発明の第2の実施例の構成概略図を示
す。
す。
本実施例では基板1としてSiを用い、その上にクラス
ター・イオンビーム法でY−Ba−Cu−0膜を堆積し
、酸化物導電体層3を形成した。この時の成膜条件は、
蒸着源としてY、 BaO、Cuを用い、イオン化条件
をYについてはイオン化電流50mA、加速電圧0.5
KV、 Ban 、Cuについてはイオン化電流100
mA、加速電圧1に■とし、基板温度を420℃とした
。成膜時には基板付近に4×10−’Torrの酸素ガ
スを吹き付けながら、基板上で金属3元素の組成比が、
Y:Ba:Cu= 8.[l:32.0 : 60
.0 (原子数比)となる様に成膜した。
ター・イオンビーム法でY−Ba−Cu−0膜を堆積し
、酸化物導電体層3を形成した。この時の成膜条件は、
蒸着源としてY、 BaO、Cuを用い、イオン化条件
をYについてはイオン化電流50mA、加速電圧0.5
KV、 Ban 、Cuについてはイオン化電流100
mA、加速電圧1に■とし、基板温度を420℃とした
。成膜時には基板付近に4×10−’Torrの酸素ガ
スを吹き付けながら、基板上で金属3元素の組成比が、
Y:Ba:Cu= 8.[l:32.0 : 60
.0 (原子数比)となる様に成膜した。
尚、膜厚は1,000人とした。
上記の方法により作成したY−Ba−Cu−0膜は、そ
のままの状態で電気抵抗率がlXl0−”Ω・Cl11
であった。
のままの状態で電気抵抗率がlXl0−”Ω・Cl11
であった。
この様にして作成した記憶媒体への書き込みは、実施例
1と同様に行うことが出来た。
1と同様に行うことが出来た。
但し、針状電極4と酸化物導電体層3の間の距離を約1
0人、印加電圧を5Vとした。この場合のパルス印加回
数と電気抵抗率の関係を第2図(b)に示す。
0人、印加電圧を5Vとした。この場合のパルス印加回
数と電気抵抗率の関係を第2図(b)に示す。
尚、情報の消去も実施例1と同様の方法で行うことが出
来た。
来た。
実施例3
第1図(a)は実施例3の構成概略図でもある。
基板1としてMgO単結晶を用い、その上にイオンビー
ムスッパタリング法でAgを500人堆積して、電極2
を形成した。更に、その上にクラスター・イオンビーム
蒸着法で、 Y−Ba−Cu−0膜を堆積して酸化物導
電体層3を形成した。
ムスッパタリング法でAgを500人堆積して、電極2
を形成した。更に、その上にクラスター・イオンビーム
蒸着法で、 Y−Ba−Cu−0膜を堆積して酸化物導
電体層3を形成した。
尚、この際の成膜条件は基板温度を500℃とした以外
は実施例2と同様であり、膜厚、組成比も実施例2と同
様とした。
は実施例2と同様であり、膜厚、組成比も実施例2と同
様とした。
上記の方法により作成したY−Ba−Cu−0!IIは
、電気低効率がlXl0−”Ω・cmであった。
、電気低効率がlXl0−”Ω・cmであった。
この様にして作成した記憶媒体を用い情報の書き込みを
行ったところ、実施例2とほぼ同様に行うことが出来た
。但し、書き込みは真空中で行い、その際のパルス印加
数と電気低効率は、第1図(d)の様であった。
行ったところ、実施例2とほぼ同様に行うことが出来た
。但し、書き込みは真空中で行い、その際のパルス印加
数と電気低効率は、第1図(d)の様であった。
尚、情報の消去は酸素中で300℃の熱処理で行える。
実施例4
第3図は実施例4の構成概略図である。
実施例2と全(同様にして基板1上に電極2、酸化物導
電体層3を形成した上に、保護膜7としてAgを堆積し
た。Agは抵抗力ロ熱法を用いて100人堆積した。
電体層3を形成した上に、保護膜7としてAgを堆積し
た。Agは抵抗力ロ熱法を用いて100人堆積した。
本実施例の記憶媒体における保護膜7は、八gを用いた
為、保護膜7中を酸素が透過する。その為、書き込み消
去は、実施例2と全く同様に行うことが出来た。更に、
保護膜7の存在により経時変化に対する安定性も向上し
た。
為、保護膜7中を酸素が透過する。その為、書き込み消
去は、実施例2と全く同様に行うことが出来た。更に、
保護膜7の存在により経時変化に対する安定性も向上し
た。
実施例5
第3図は実施例5の概略図でもある。
実施例3と全く同様にして基板l上に電極2、酸化物導
電体層3を形成した上に、保護膜7としてTiを堆積し
た。Tlは、EB蒸@法を用いて500人堆積した。
電体層3を形成した上に、保護膜7としてTiを堆積し
た。Tlは、EB蒸@法を用いて500人堆積した。
本実施例の記憶媒体におりる(果譚膜7は、T1を用い
た為、保護膜7中に酸素が拡散する。その為、書き込み
は、実施例3とほぼ同様に行うことが出来るが、酸化物
導電体層3から抜けた酸素は保護1117中に拡散し、
T 10 mを形成する為、実施例3の場合の様な真空
中での書き込みのe要はなくなった。更に、経時変化に
対する安定性も向上した。
た為、保護膜7中に酸素が拡散する。その為、書き込み
は、実施例3とほぼ同様に行うことが出来るが、酸化物
導電体層3から抜けた酸素は保護1117中に拡散し、
T 10 mを形成する為、実施例3の場合の様な真空
中での書き込みのe要はなくなった。更に、経時変化に
対する安定性も向上した。
実施例6
第4図は実施例6の構成概略図である。
実施例3と全く同様にして基板l上に電極2及び酸化物
導電体層3を形成した上に、保護膜7としてAgを堆積
した。Agは抵抗加熱法を用いて50人堆積した。
導電体層3を形成した上に、保護膜7としてAgを堆積
した。Agは抵抗加熱法を用いて50人堆積した。
次に、Agを堆積後、第4図に示す様にフォトリソグラ
フィーによりAgのみをパターニングし、0.3umX
O13umの大きさの金属層6を0.3μmの間隔で作
成した。
フィーによりAgのみをパターニングし、0.3umX
O13umの大きさの金属層6を0.3μmの間隔で作
成した。
この様にして作成した記憶媒体は、実施例3と全く同様
に書き込み消去を行うことが8来た。
に書き込み消去を行うことが8来た。
八gは酸素を透過する性質を持つ為、酸化物導電体層3
への酸素の出入りは八gのない実施例3と全く同様に行
えると共に、金属層6が読み取りの際マーカーの役を果
たし、読み取り精度が向上した。
への酸素の出入りは八gのない実施例3と全く同様に行
えると共に、金属層6が読み取りの際マーカーの役を果
たし、読み取り精度が向上した。
(発明の効果)
以上述べた様に本発明の記憶媒体は、記憶媒体の持つ分
解能を原子オーダーまで高くすることが可能であり、高
密度記録が可能で、従来の磁性体を用いたものに比べ記
憶容量を大幅に増大出来る。又、従来の超伝導酸化物を
用いた記憶媒体に比べ多値記録が可能となると共に、常
温で使用することが可能である。
解能を原子オーダーまで高くすることが可能であり、高
密度記録が可能で、従来の磁性体を用いたものに比べ記
憶容量を大幅に増大出来る。又、従来の超伝導酸化物を
用いた記憶媒体に比べ多値記録が可能となると共に、常
温で使用することが可能である。
第1図(a)、第2図(a)、第3図及び第4図は、本
発明の記憶媒体の一例を示す構成概略断面図であり、第
1図(b)は、本発明の記憶媒体に対する書き込み方法
の一例であり、第1図(C)、第1図(d)及び第2図
(b)は、パルス印加回数と電気抵抗率の関係を示す図
である。 1:基板 2:電極 3:酸化物導電体層 4:針状電極5;特性の変化
した部分 6.7:保護膜8.9:電圧端子 特許出願人 キャノン株式会社 第1図 第1図 (C) パルス印加回数(回) (b) (d) パルス印加回数(回) 第2図 (a) (b) パルス印加数(回ン 第3図
発明の記憶媒体の一例を示す構成概略断面図であり、第
1図(b)は、本発明の記憶媒体に対する書き込み方法
の一例であり、第1図(C)、第1図(d)及び第2図
(b)は、パルス印加回数と電気抵抗率の関係を示す図
である。 1:基板 2:電極 3:酸化物導電体層 4:針状電極5;特性の変化
した部分 6.7:保護膜8.9:電圧端子 特許出願人 キャノン株式会社 第1図 第1図 (C) パルス印加回数(回) (b) (d) パルス印加回数(回) 第2図 (a) (b) パルス印加数(回ン 第3図
Claims (7)
- (1)含有される酸素量に応じてその特性が変化する酸
化物導電体を構成要素として持ち、該酸化物導電体が基
板上又は基板上に形成された電極上に平面的に堆積され
た形状に設けられていることを特徴とする記憶媒体。 - (2)酸化物導電体が式Ln−Ba−Cu−O(Lnは
、Sc、Y、La、Ac、Yb、Gd等の周期律表III
族a亜族に属する元素を表わす)からなり、酸化物導電
体に含まれる金属成分中のLn元素の占める割合が原子
数比で7%〜16%である請求項1に記載の記憶媒体。 - (3)酸化物導電体の上部に保護膜を形成した請求項1
〜2に記載の記憶媒体。 - (4)保護膜が酸素透過性膜である請求項3に記載の記
憶媒体。 - (5)保護膜が酸素吸収性膜である請求項3に記載の記
憶媒体。 - (6)保護膜が酸素不透過性膜である請求項3に記載の
記憶媒体。 - (7)保護膜上に凹凸を設けた請求項3〜6項に記載の
記憶媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2148531A JP2883166B2 (ja) | 1990-06-08 | 1990-06-08 | 記憶媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2148531A JP2883166B2 (ja) | 1990-06-08 | 1990-06-08 | 記憶媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0442450A true JPH0442450A (ja) | 1992-02-13 |
JP2883166B2 JP2883166B2 (ja) | 1999-04-19 |
Family
ID=15454868
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2148531A Expired - Fee Related JP2883166B2 (ja) | 1990-06-08 | 1990-06-08 | 記憶媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2883166B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04271037A (ja) * | 1991-02-25 | 1992-09-28 | Canon Inc | 記録媒体 |
US5660426A (en) * | 1994-02-22 | 1997-08-26 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Structure of absorbing impact energy using interior material of automobile |
US5741044A (en) * | 1995-02-28 | 1998-04-21 | Nissan Motor Co., Ltd. | Pillar garnish support structure for automobile |
US5762392A (en) * | 1995-07-12 | 1998-06-09 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Collision energy absorbing structure by vehicle interior trim material |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63268087A (ja) * | 1987-04-27 | 1988-11-04 | Hitachi Ltd | 記憶媒体 |
JPS6457438A (en) * | 1987-08-28 | 1989-03-03 | Mitsubishi Electric Corp | Recording medium |
-
1990
- 1990-06-08 JP JP2148531A patent/JP2883166B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63268087A (ja) * | 1987-04-27 | 1988-11-04 | Hitachi Ltd | 記憶媒体 |
JPS6457438A (en) * | 1987-08-28 | 1989-03-03 | Mitsubishi Electric Corp | Recording medium |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH04271037A (ja) * | 1991-02-25 | 1992-09-28 | Canon Inc | 記録媒体 |
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US5836641A (en) * | 1994-02-22 | 1998-11-17 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Structure of absorbing impact energy using interior material of automobile |
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US5762392A (en) * | 1995-07-12 | 1998-06-09 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Collision energy absorbing structure by vehicle interior trim material |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2883166B2 (ja) | 1999-04-19 |
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