JPH0442274A - 電子写真印刷装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、転写ベルトと熱ロール定着装置を有する電子
写真印刷装置に関するものである。

〔発明の背景〕

従来技術のもつ欠点を第２図を参照して以下説明する。

転写ベル１〜を有する電子写真印刷装置においては、感
光体上に静電的に付着しているトナーは、被転写材１２
に以下の通り転写される。コロナ帯電器６により、転写
ベルｌ−１表面が帯電される。

転写ベルト１には、被転写材１２が供給される。

被転写材１２は転写ベルト１表面に静電的に吸着され、
搬送される。転写ベルト１は一定圧力を持って感光体４
と常に接触しているため、被転写材１２も転写領域にお
いて、感光体４に密着し、転写用のコロナ放電器７の放
電により感光体４のトナーを被転写材１２上に静電的に
転写する。その後、転写ベルト１の回転とともに感光体
４」二を離れた被転写材１２は、コロナ除＠器８により
除電され、転写ベルト１への静電吸着力が弱められる。

転写ベルト１から離れた被転写材１２は、ペーパーガイ
ド１０上を通り、加熱ロール２と加圧ロール３から成る
熱ロール定着装置へと搬送される前述の通り、転写ベル
ト１は熱ロール定着装置への用紙搬送を兼ねているため
、熱ロール定着装置の加熱ロール２近傍まで配設される
。転写ベルト１は、帯電、絶縁特性等の電気的特性、可
撓性等の機械的特性、製作の容易さ等を実現する理由か
ら一般的に高分子化合物から作られている。

従来、転写ベルト１はさらされる雰囲気の湿度の高さ及
びその雰囲気にさらされる時間によって、電気的特性が
変化する。一般的に転写ベルトは、環境湿度が高い場合
、一定時間その雰囲気にさらさ′れると転写ベルト表面
が吸湿し５電気的抵抗値が低くなり転写抜けや転写ムラ
等の転写不良が発生する不具合があった。

特に非印刷時で転写ベルトが停止している時長時間高湿
下にさらされた後の印刷においては顕著に」１記不具合
が発生する傾向があった。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、無端転写ベルトを使用する電子写真の
転写方式において、上述したような不具合を発生させぬ
電子写真印刷装置を提供することにある。

〔発明の概要〕

本発明は、前述した不具合の要因が転写ベルトの電気的
特性が、雰囲気の湿度及びその条件にさらされる時間に
影響を受ける点である。一般的に、非印刷時に転写ベル
トが停止している間、高湿下に長時間さらされることに
より転写ベルトが吸湿し電気的抵抗値が下がり転写不良
を生じることを把握し、加熱ロールの熱で加熱ロール側
の転写ベルトを一定時間暖めると転写ベルトが吸湿した
水分が除湿されることに着目し、加熱ロールに近接する
無端の転写ベルトを、常時あるいは間欠的に回転移動さ
せ、転写ベルト全体が除湿された状態になるように工夫
したものである。

〔発明の実施例〕

本発明の具体的１実施例を第１図を参照して以下説明す
る。

電子写真印刷装置の非印刷時においては、転写ベルト１
は回転を停止し、熱ロール定着装置の加熱ロール２等の
高温部に対向したがガイドロール５付近の転写ベルト１
は、熱にさらされて温度が上昇する。転写ベルト１停止
時のガイドロール１４付近の湿度は、湿度検出部材１］
によってモニタされ、検出湿度が設定湿度を超えた場合
、転写ベルト１を矢印方向（ａ）に所定時間連続または
間欠原動し転写ベルト１の全周を定着装置の加熱ロール
２で暖めることによって、転写ベルト１に吸湿した水分
を除湿させて、転写ベルト１の電気的抵抗値の低下を防
ぎ印刷品質の安定化を図る効果が得られる。

尚非印刷時の転写ベルト１回転時には転写ベル１−１へ
の帯電を行なうコロナ帯電器６や、１〜ナーによる汚れ
等を除去するクリーナ機構９を廂動、あるいは摺擦させ
る必要はなく、本発明による非印刷時の転写ベルト１の
回転により転写ベルト１の寿命が短かくなる、という不
具合は発生しない上述した非印刷時とは、電子写真装置
本体が給電状態にあり、かつ熱ロール定着装置が加熱さ
れている、印刷待機状態時あるいは電子写真印刷装置立
ち上げ時を指す。

前記実施例において、非印刷時における転写ベルト１の
回転制御に湿度検出部材１１を利用した場合を説明した
が、回転制御手段としてタイマ等を用いて、一定時間毎
にベルト回転○Ｎ／○ＦＦを行ない、転写ベルト１の全
周を常時除湿させる方法でも同様な効果を得る事が出来
る。

また、非印刷時においても転写ベルト１の回転を停止さ
せる事なく、常時回転させても全く同様な効果が得られ
る。

また、前記実施例において湿度検出部材１１は第１−図
のガイドロール１４近傍に設置している。

これに加えて第１図のガイドロール５近傍にも湿度検出
部材１３を配設し、２つの湿度検出部材の検出値の差が
設定値を超えた場合に転写ベルトを所定時間駆動させて
も同様な効果が得られる。

また、上記において、転写ベルトの代りに、ローラ転写
方式の系において、近接する熱源を有し非印刷時にも転
写ローラと該熱源との相対的位置関係を変化させること
、例えば、間欠回転駆動もしくは連続原動をすることも
容易に考えられる〔発明の効果〕 本発明によれば、電子写真印刷装置の非印刷時において
、転写ベルトを常時、あるいは間欠的に駆動する事によ
り、熱ロール定着装置の加熱ロールにより転写ベルＩ−
の全周が暖められ吸湿した水分を除湿することによって
、高湿時の転写抜けやムラ等の転写不良を防ぎ、印刷品
質の安定を保つ効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による電子写真印刷装置の一実施例を
示す断面図、第２図は、従来技術による電子写真印刷装
置を示す断面図である。 図において、１は転写ベル１−１２は加熱ロール３は加
圧ロール、４は感光体、５はガイドロール、６はコロナ
帯電器、７はコロナ放電器、８はコロナ除電器、９はク
リーナ機構、］−〇はペーパーガイド、１１と１３は湿
度検出部材、１２は被転写材、１４はガイドロールであ
る。 特許出願人の名称　日立工機株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、帯電された転写ベルトにて用紙を吸着搬送し、感光
   体上のトナー像を用紙へ転写し、転写し終えた用紙を転
   写ベルトにて熱定着装置へ搬送する電子写真印刷装置に
   おいて、非印刷時に前記転写ベルトと前記熱定着装置と
   の相対位置関係を変化させる手段を有することを特徴と
   する電子写真印刷装置。 ２、前記転写ベルトは無端ベルトとし、前記熱定着装置
   は熱ロールと加圧ロールとから構成し、前記転写ベルト
   を非印刷時に連続的又は間欠的に駆動することを特徴と
   する請求項１記載の電子写真印刷装置。 ３、前記非印刷時は、前記熱ロールが加熱されている印
   刷待機時とし、湿度検出部材を設け該湿度検出部材の検
   出結果にもとずいて前記転写ベルトの駆動を制御するよ
   うにしたことを特徴とする請求項２に記載の電子写真印
   刷装置。 ４、非印刷時に前記転写ベルトを、所定時間間隔で間欠
   的に一定量駆動することを特徴とする請求項２記載の電
   子写真印刷装置。