JPH0441900Y2 - - Google Patents

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JPH0441900Y2
JPH0441900Y2 JP3292786U JP3292786U JPH0441900Y2 JP H0441900 Y2 JPH0441900 Y2 JP H0441900Y2 JP 3292786 U JP3292786 U JP 3292786U JP 3292786 U JP3292786 U JP 3292786U JP H0441900 Y2 JPH0441900 Y2 JP H0441900Y2
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JP
Japan
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whistle
chimney
pseudo
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bellows
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JPS62145696U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、乗用玩具に関し、特に子供の興味
を十分にひきつけるように工夫を凝らした乗用玩
具に関する。
[考案の背景] この種の乗用玩具は、通常視覚的な興味をそそ
るために色々な形態を模して作られている。たと
えば、汽車を模したもの、パトカーを模したも
の、消防車を模したものなどが市場に見られる。
この考案は、これら各種形態の乗用玩具のうち、
特に汽車などのように煙突を具備した形態の乗用
玩具に工夫を凝らそうとするものである。
子供にとつてみれば、たとえば汽車を模した形
態の乗用玩具に乗り、ハンドル操作しながらこの
玩具を動かすだけでも十分に楽しむことができる
かもしれない。しかし、より興味をそそるために
は、何らかの操作によつて音が出たりするとか、
一部の物が動いたりするとかの工夫が望まれる。
ただ、製造面、コスト面を考慮すれば、上記工夫
を達成するための構成としてあまり複雑なものは
採用し難い。
[考案の目的] それゆえに、この考案の目的は、簡単な構造で
コスト的に有利であり、しかも子供の興味を十分
にそそることのできる乗用玩具を提供することで
ある。
[問題点を解決するための手段] この考案に従つた乗用玩具は、以下のものを備
える。
a 車輪を回転自在に保持している本体部。
b 透明材料から作られ、前記本体部の前方部分
に設けられる疑似煙突。
c 前記疑似煙突内に移動可能に収容される動作
物体。
d 前記本体部内に配置されるふいご。
e 前記ふいごを操作するための操作手段。
f 前記ふいごの送風出口に関連して設けられ、
前記ふいごからの風によつて音が出るようにさ
れた笛。
g 前記笛を通過した風を前記疑似煙突にまで導
くための送風路。
そして、前記送風路内においては、前記笛を通
過した風を受入れる受入口が前記疑似煙突との連
絡口よりも前方に位置している。送風路は、前記
受入口から流れてきた風の軌道を前記連絡口に向
かう軌道に修正するための斜面を有している。
[作用] 乗用玩具に乗つている子供が操作手段を操作し
てふいごを動作させれば、ふいごからの風によつ
て笛が音を出す。それと同時に、笛を通過した風
は、疑似煙突内に収容されている動作物体を動か
す。この疑似煙突は透明材料から作られているの
で、動作物体の動きは外から観察される。
[実施例] 第1図は、この考案の一実施例の側面図を示し
ている。図示する乗用玩具1は、汽車を模した形
態となつている。本体部2は、前輪3および後輪
4を回転自在に保持する。この本体部2の前方部
分には、透明樹脂等の透明材料から作られた疑似
煙突5が設けられており、また本体部2の後方部
分には、子供のお尻が乗せられる座部6が形成さ
れている。さらに、本体部2の中央部分には、前
輪3を転向を操作するためのハンドル7が設けら
れている。
第2図は、第1図に示した実施例の要部側面断
面図であり、第3図は第2図の線−に沿つて
見た断面図である。また、第2図は、第3図の線
−に沿つて見た断面図でもある。
疑似煙突5の上部および下部には、それぞれ通
風用スリツトを有している上壁8および下壁9が
形成されている。そして、図示するように、これ
ら上壁8および下壁9および疑似煙突5の壁面に
よつて囲まれた空間内には、発泡スチロールや紙
のような軽い材料で作られた複数個のボール10
が収容されている。疑似煙突5は透明材料から作
られているので、ボール10を外部から観察する
ことができる。
第2図に示すように、本体部2内にはふいご1
1が配置されている。そして、このふいご11の
後端突出部分には、該ふいご11を操作するため
のレバー12が取付けられている。レバー12
は、本体2に支持された軸13を中心として回動
し得るようになつている。乗用玩具1に乗る子供
は、本体2上に突出したレバー12の部分を掴ん
で該レバー12を回動操作する。第2図におい
て、レバー12の突出部分を時計方向へ回動操作
すれば、ふいご11は縮むように動作し、その先
端部の送風出口11aから風が出る。
ふいご11の送風出口11aに関連して、笛1
4が設けられる。笛14は、ねじ15を介して、
本体部2に固定して取付けられ、ふいご11から
の風によつて音が出るようにされている。
第3図を参照して、笛14は、好ましくは、相
対的に容量の小さい高音室を具備した高音笛16
と、相対的に容量の大きい低音室を具備した低音
笛17とを備えるようにされる。そして、低音笛
17の低音室は、高音笛16の高音室の周囲を囲
むように設けられる。高音笛16および低音笛1
7は、それぞれ発音孔18および19を有してい
る。
レバー12を回動操作することによつてふいご
11を縮めれば、送風出口11aから風が送り出
され、この風は発音孔18および19を通過す
る。風が発音孔18および19を通過する際に
は、音が出る。高音笛16の発音孔18は高い音
を出し、低音笛17の発音孔19は低い音を出
す。ふいご11から出た風は、2つの発音孔18
および19を同時に通過するので、笛14全体と
しては、高い音と低い音とを混り合わせた音を出
す。また、高音室および低音室の存在は、発音孔
18および19から発せられる音を重量感あるも
のにする。そして、重量感ある高音と重量感ある
低音とが互いに共鳴し合うと、汽笛に近い音にな
る。
高音と低音との共鳴に影響を及ぼす因子として
は、高音室および低音室の容量、および高音室と
低音室とを仕切る隔壁が考えられる。このような
考えに基づくと、高音室と低音室とをただ1枚の
隔壁によつて左右に仕切つた場合と、図示した実
施例のように高音室の周囲を囲むように低音室を
設けた場合とでは、共鳴効果は異なつてくると思
われる。この場合、共鳴効果に対しては、高音室
を囲むように低音室を設けた方が有利に作用する
と考えられる。
第2図および第3図を参照して、乗用玩具1の
本体部2内には、笛14を通過した風を疑似煙突
5にまで導くための送風路20が形成される。図
示した実施例では、この送風路20は、発音孔1
8,19を間に挾むようにして設けられた1対の
リブ21,22と、本体部2の内壁面と、笛14
の外壁面とによつて形成されている。普通、汽車
の汽笛は長くその余韻が残る。このような汽笛に
近い音を実現するためには、ふいご11の送風容
量を大きくする必要がある。このため、ふいご1
1としては、その長さが比較的長いものが採用さ
れる。そのため、笛14は、本体部2の前端付近
に配置されることになる。一方、疑似煙突5は、
汽車の形態に似せるために、本体部2の前端部か
らある程度後方に離れた所に位置するようにされ
る。このような関係で、送風路20内において
は、笛14を通過した風を受入れる受入口が疑似
煙突5との連絡口よりも前方に位置するようにな
る。
上述のような位置関係であるにもかかわらず、
ふいご11から出た風を疑似煙突5にまで滑かに
導くようにするために、送風路20は、斜面24
を有するようにされる。こうして、第2図におい
て矢印で示しているように、笛14の発音孔から
出てほぼ真上に流れてきた風の軌道は、斜面24
によつて軌道修正されて疑似煙突5に向かうよう
にされる。このようにして案内された風は、疑似
煙突5内に収容されているボール10を上方に持
上げるように作用する。なお、送風路を通る風が
本体部2内に漏れ出るのを防止するために、好ま
しくは送風路20と本体部2の内部空間とを仕切
る衝立て23が設けられる。
以上のような構成を有する乗用玩具1は、子供
の興味を十分にひきつける。乗用玩具1の座部6
に座つた子供は、ハンドル7を操作しながら乗用
玩具1を動かす。そして、好きな時にレバー12
を回動操作する。すると、ふいご11がその長さ
を縮めるように動作し、その結果笛14が汽笛の
ような音を発する。それと同時に、笛14を通過
した風は、送風路20を通つて疑似煙突5にまで
進み、ボール10を上方に浮き上がらせる。先に
記述したように、疑似煙突5は透明材料から作ら
れているので、ボール10が疑似煙突5内で動い
ている状態が外部から観察される。このボール1
0の動きは、煙を連想させるものともなる。乗用
玩具1は、もともとその形態が汽車に模して作ら
れているが、上述のような汽笛および煙は乗用玩
具1を一層本物の汽車らしく見せるように作用す
る。
第1図ないし第3図に示した実施例は、この考
案を具体化した一例にすぎない。したがつて、こ
の考案の均等範囲内において、種々の修正や変形
が可能である。たとえば、第1図ないし第3図に
示されていた疑似煙突5を以下のように変形する
こともできる。
第4図に示す疑似煙突25の内壁面には、螺旋
状に延びる棚26が設けられている。このため、
風によつて吹き上げられたボール10は、下方に
落下する際、棚26の上に乗ることがある。こう
して、棚26の存在は、ボール10の下方への落
下速度を遅くする。つまり、外から見た場合、ボ
ール10の滞空時間は長くなり、より興味深いも
のとなる。
また、変形例として、ボール10の代わりに、
テープ状のものを設けるようにしてもよい。さら
に、上述した実施例では、ふいご11を操作する
ためにレバー12が採用されていたが、そのよう
なレバーを設けない場合も考えられる。たとえ
ば、ふいご11の後端部分と前輪3とをクランク
軸を介して連結するようにしてもよい。そのよう
な構成にすれば、前輪3が回転するとき、自動的
に汽笛が発せられ、しかもボール10も自動的に
運動する。
[考案の効果] 以上のように、この考案によれば、非常に簡単
な構造で、子供の興味を十分にひきつけることが
できるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例を示す側面図で
ある。第2図は、第1図に示した実施例の要部側
面断面図である。第3図は、第2図の線−に
沿つて見た断面図である。第4図は、疑似煙突の
他の例を示す断面図である。 図において、1は乗用玩具、2は本体部、5は
疑似煙突、10は動作物体であるボール、11は
ふいご、12は操作手段であるレバー、14は
笛、20は送風路、24は斜面を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 車輪を回転自在に保持している本体部と、 透明材料から作られ、前記本体部の前方部分
    に設けられる疑似煙突と、 前記疑似煙突内に移動可能に収容される動作
    物体と、 前記本体部内に配置されるふいごと、 前記ふいごを操作するための操作手段と、 前記ふいごの送風出口に関連して設けられ、
    前記ふいごからの風によつて音が出るようにさ
    れた笛と、 前記笛を通過した風を前記疑似煙突にまで導
    くための送風路と、 を備え、 前記送風路内においては、前記笛を通過した
    風を受入れる受入口が前記疑似煙突との連絡口
    よりも前方に位置しており、 前記送風路は、前記受入口から流れてきた風
    の軌道を前記連絡口に向かう軌道に修正するた
    めの斜面を有している、乗用玩具。 (2) 前記笛は、相対的に容量の小さい高音室を具
    備した高音笛と、相対的に容量の大きい低音室
    を具備した低音笛とを備え、 前記低音室は、前記高音室の周囲を囲むよう
    に設けられている。実用新案登録請求の範囲第
    1項に記載の乗用玩具。 (3) 前記操作手段は、前記本体上に突出し、回動
    操作され得るようになつているレバーである、
    実用新案登録請求の範囲第1項または第2項に
    記載の乗用玩具。 (4) 前記動作物体はボールである、実用新案登録
    請求の範囲第1項ないし第3項のいずれかに記
    載の乗用玩具。 (5) 前記疑似煙突の内壁面には、螺旋状に延びる
    棚が設けられている、実用新案登録請求の範囲
    第1項ないし第4項のいずれかに記載の乗用玩
    具。
JP3292786U 1986-03-06 1986-03-06 Expired JPH0441900Y2 (ja)

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