JPH0441298Y2 - - Google Patents

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JPH0441298Y2
JPH0441298Y2 JP20213485U JP20213485U JPH0441298Y2 JP H0441298 Y2 JPH0441298 Y2 JP H0441298Y2 JP 20213485 U JP20213485 U JP 20213485U JP 20213485 U JP20213485 U JP 20213485U JP H0441298 Y2 JPH0441298 Y2 JP H0441298Y2
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conduit
support body
flow
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cross
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JP20213485U
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、コリオリ力式の質量流量計に関す
る。
従来技術 導管内を流動する流体に対して回転または振動
させると、これらの角速度のベクトルと流速のベ
クトルとに直交する向きにコリオリの力が発生
し、この大きさは角速度を一定とすると流体の質
量流量に比例することが知られ、この原理を利用
した質量流量計が多く開示されている。特公昭60
−34683号公報に開示された質量流量計もその一
つで、該公報に開示されたコリオリ力式質量流量
計の構成は、基本的には、支持部材と二つの開端
を有する湾曲形状の連続した導管と、この導管と
実質的に等しい固有振動数を有する往復動部材と
からなり、この往復動部材と導管とは支持部材に
片持ばり状に伸びて固設され、該支持部材を節と
した音叉を形成している。ここで、導管に流体を
流通すると、導管の両開端の中心を通り支持部材
に直交する対称軸まわりにコリオリの力による回
転力が発生するので、この回転力を検出すること
により質量流量を求めることができる。更に、特
開昭59−92314号公報に開示されたコリオリ力式
質量流量計においては、上記特公昭60−34683号
公報のコリオリ式流量計の支持部材を流入流出口
を有するマニフオールドとして、内部を支切板で
流れを遮断し、この流れをマニフオールドに両端
を開口する2つのU字形流管に等流量となるよう
に流し、上記特公昭60−34683号公報と同様にマ
ニフオールドを節とし、2つのU字形流管を振動
片とした音叉を形成して、特公昭60−34683号と
同様な検出手段により質量流量を求めている。
解決しようとする問題点 上述のコリオリ力式質量流量計においては、導
管、往復動部材等は支持部材に対して音叉を形成
することにより駆動エネルギを小さくして検出感
度をあげることができる特徴を有しているが、湾
曲形状の導管内を流体が流通するため、流体は導
管の湾曲に従つた流れとなつて遠心力による2次
流が発生し、流れに旋回成分が発生する。例え
ば、湾曲管がU字形状をしている場合、流入側の
導管では軸対称の流れであつても流出側では非対
称な旋回流として流出する。このような流れにあ
つては、流速が早い高レイノルズ領域でしかも圧
力が低い場合、液体ではキヤビテーシヨンの発生
とか剥離を起こし、気体では遠心力による密度変
化も加わり導管は軸対称であつても流れは軸非対
称となり、実質的なコリオリ力によるモーメント
の軸の変化をもたらす。静止平面を規準面とし、
これを導管の腕部が通過する位相差として求める
場合には、位相差検出に影響をおよぼし誤差要因
となる。更に、一つの直線導管から連続した湾曲
管を高精度に作り出すことは高価なものとなり量
産することも困難である。
問題点を解決するための手段 本考案は、上述のごとき流体が湾曲部を通過す
るときに発生する2次流、連続した湾曲管製作の
困難性を解決するため、導管を直管部として内部
に整流要素を挿入して流入し、流出導管を直管で
形成し、この各々の導管の導管の断面積より充分
大きい断面積をもつ連通部を支持体に対して平行
して連通させることにより、流入側導管から流出
側導管に到る流れの流速を連通部で減速して遠心
力を減少させて旋回成分の発生を小さくし、か
つ、整流要素により旋回成分を除去し、広い流量
範囲に亘つてモーメント軸が変化しない条件を与
えるものである。
実施例 第1図は、本考案による質量流量計の一実施例
を説明するための平面図、第2図は、側面図、第
3図は、第2図のA−A線断面図で、図中、1は
支持体、2a,3a及び2b,3bは導管、4は
整流要素、5aは導管2aと3aを連通する連通
部材、5bは2bと3bを連通する連通部材、6
は補強板、7は駆動部、8は検出器部、9は空気
抜きで、駆動部7は、永久石71、駆動コイル7
2、及び、永久磁石固定板73、駆動コイル固定
板74とから成り、検出器部8は、検出磁石8
1、検出コイル82、及び、これらの検出磁石及
び検出コイルを取り付けるための固定板83等か
ら成つている。被測定流体は、周知のように、一
方の流通路においては、導管2a,連通部材5
a、及び、導管3aを通して流れ、他方の流通路
においては、導管2b、連通部材5b、及び、導
管3bを通して流れる。これら2つの流通路は、
支持体1に該支持体1と直交する軸X,X′に等
間隔でかつ平行して貫通して固着されており、連
通部材5a,5bの連通部は、導管2a,3a及
び2b,3bの流路よりも充分大きな断面積を有
しており、従つて、流入側導管2a,2bから流
出側導管3a,3bに到る流れが該連通路部で減
速され、従つて、遠心力が減少され、旋回成分の
発生が小さくなる。更に、各導管2a,3a及び
2b,3bは、連通部材5a,5bとの接続部近
傍に整流要素4を具備しており、これにより、旋
回成分を除去し、広い流量範囲にわたつてモーメ
ント軸が変化しないようにしている。
効 果 以上の説明から明らかなように本考案による
と、直線導管のみを用いて構成することができる
ので、低価格のコリオリ力式質量流量計を製作す
るとができる。また、流入部導管と流出部導管と
の間を、これら導管の断面積より充分大きい断面
積の連通路をもつて連通させるようにしたので、
上記連通路部で流速を減速して遠心力を減少させ
て旋回成分の発生を小さくすることができ、更に
は、流入導管及び流出導管の連通導管との接続部
近傍に整流要素を設けることによつて、旋回成分
を除去することができ、広い流量範囲にわたつて
モーメント軸を変化させないようにし、もつて、
計測精度を向上させることができる等の利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による質量流量計の一実施例
を説明するための平面図、第2図は、側面図、第
3図は、第2図のA−A線断面図である。 1……支持体、2a,3a,2b,3b……導
管、4……整流要素、5a,5b……連通部材、
6……補強板、7……駆動部、8……検出器部、
9……空気抜き。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 支持体と、該支持体と直交する軸に等間隔でか
    つ平行して貫通固着された導管と、該導管の断面
    積よりも充分大きい断面積の連通部を有し前記導
    管の他端に前記支持体に平行して配設された連通
    部材と、前記導管内に挿入された整流要素と、前
    記導管と連通部材とから成り前記支持体に音叉状
    に配設された流路管を駆動するための駆動手段と
    を有し、上記支持体と直交する前記導管のまわり
    に生ずる質量流量に比例するコリオリの力を測定
    することを特徴とする質量流量計。
JP20213485U 1985-12-25 1985-12-25 Expired JPH0441298Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP20213485U JPH0441298Y2 (ja) 1985-12-25 1985-12-25

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JP20213485U JPH0441298Y2 (ja) 1985-12-25 1985-12-25

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Publication Number Publication Date
JPS62108818U JPS62108818U (ja) 1987-07-11
JPH0441298Y2 true JPH0441298Y2 (ja) 1992-09-29

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