JPH044076Y2 - - Google Patents

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JPH044076Y2
JPH044076Y2 JP8388085U JP8388085U JPH044076Y2 JP H044076 Y2 JPH044076 Y2 JP H044076Y2 JP 8388085 U JP8388085 U JP 8388085U JP 8388085 U JP8388085 U JP 8388085U JP H044076 Y2 JPH044076 Y2 JP H044076Y2
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coating layer
core plate
light
reflectance
tunnel
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【考案の詳細な説明】 本考案は、トンネル内装板に係り、特に、自己
消火性を有し、有毒ガスを発生しない特殊紙を基
材すなわち芯板とし、その片面に光を乱反射する
セラミツク含有塗料と、その保護材として耐候、
防汚性及び剥離効果を兼有する弗素系塗料を塗布
し、また特殊紙の他の片面には再剥離性を有する
粘着剤を塗布して単層すなわちユニツト板を構成
する。保護塗装面と他の単層の粘着面を交互に張
り合わせて積層し、粘着面を利用して取り付け基
盤に固定して構成されるトンネル内装板に関する
ものである。
しかして、本考案は、すぐれた耐候性を有する
保護塗装により、光乱反射面の汚染が少なく、ま
た光乱反射面の汚染により反射率が低下した際、
保護塗装の剥離性によつて剥ぎ取りの容易な単層
を剥ぎ取ることにより、適当な乱反射を有する反
射面を得ることができるトンネル内装板である。
従来使用されているトンネル内装板には、ほう
ろう鋼板、フツ素樹脂フイルム張鋼板、無機質塗
装仕上げアルミニウム板、セラミツクコート石綿
硅酸カルシウム板、磁器タイル、飛散防止乳白ガ
ラス、無機質高分子吹付石綿板などがあり、その
中でもセラミツクコート石綿カルシウム板と、磁
器タイルによる内装板が良好であるといわれてい
る。
しかしながら、セラミツクコート石綿カルシウ
ム板は、経時による表面反射率の低下が著しく、
磁器タイルは、表面反射率の低下は少ないが、施
工コストが高いところに難点があり、これらの内
装板を使用した場合、表面反射率回復のための保
全作業としての清掃車あるいは手作業によるブラ
シ洗滌が不可欠で、それによるコストが高いこと
が欠点である。
本考案は、このような従来のトンネル内装板の
欠点を解消し、耐候性、防汚染性に優れると共
に、表面反射率の回復が容易かつ安価にできるト
ンネル内装板を提供しようとするものである。
本考案のトンネル内装板は、その実施例が第1
図ないし第3図にもみられるように、火炎に対し
て自己消火性で有毒ガスを発生しない難燃性特殊
紙から成る芯板1すなわち基板と、該芯板1の一
方の片面に被着した光乱反射性セラミツク顔料を
含有する塗膜層2と、該塗膜層2の表面に被着し
た保護塗膜層3と、前記芯板1の他方の片面に被
着した再剥離型粘着層4とから成る複数個のユニ
ツト板5を所望の厚みに積層しそれぞれ張り合わ
せて成形し、トンネル内壁の取付け基盤6等に装
着施工後に、外表面の汚染度に応じて前記ユニツ
ト板5を表面から順次剥ぎ取り新規なユニツト板
表面を露出させることができるようにしたことを
特徴とする。
すなわち、本考案のトンネル内装板は、優れた
耐候性、防汚性を有する保護塗装により、表面の
光反射率の低下が少なく、また表面の光反射率が
低下した場合には、再剥離型粘着剤と剥離性を有
する保護塗装によつて、剥ぎ取りの容易な単層、
すなわちユニツト板を剥ぎ取ることによつて、新
規な光反射面が露呈されるので、従来の内装板に
おいて必要不可欠であつたブラシ洗滌作業を省略
でき、それに伴うコストの低減が行われる。
本考案に係るユニツト板5において、無機物質
の中では無害な水酸化アルミニウムを主成分とし
て自己消化性を有する財団法人建材試験センター
中央試験所における試験で昭和45年建設省告示第
1828号に規定する表面試験に合格している特殊紙
を基材すなわち芯板1とし、その特殊紙1の片面
に光乱反射材としてセラミツク顔料含有塩化ゴム
系塗料を塗装し、塗膜層2を形成する。その上に
保護材として弗素樹脂塗料を塗装し、保護塗膜層
8を形成する。また、特殊紙、すなわち芯板1の
他の片面には、アクリル樹脂系再剥離型粘着剤4
を塗装して単層すなわち、ユニツト板5を構成
後、保護塗装面と、更に他の単層の粘着層4を交
互に張り合わせて積層構成した積層板を粘着層4
を利用して取り付け用基盤6に取付け固定したト
ンネル内装板が本考案の構成である。
本考案は前述のように構成されているので、光
乱反射面の汚染が少なく、また光乱反射面の反射
率が低下した場合に、容易に剥ぎ取ることのでき
る単層すなわちユニツト板5を剥がすことにより
新規の光乱反射面が露呈され、常に適当な反射率
を得ることができる。
また、基材すなわち芯板1は自己消化性を有す
る特殊紙であるから、火炎時に炎上せず、有毒ガ
スの発生もないという効果を奏する。
汚染されて反射率が低下した光乱反射板の単層
を剥がすことにより、新規な光反射板が露呈され
て適当な反射率を得ることができるので、従来の
石綿硅酸アルミニウム板、磁器タイル等を使用し
ていて反射率が低下した場合に不可欠となつてい
た保全作業のブラシ洗滌の省略ができ、保全費用
の低減と保全作業人員をへらすことが可能とな
る。
本考案は、優れた耐候性、防汚性を有する表面
保護材により、光反射板の反射率の低下が少な
く、また、表面が汚染されて反射率が低下した場
合、容易に剥ぎとることのできるユニツト板5、
すなわち単層を剥離することによつて、新規の反
射面が露呈され、常に適当な光反射率を有する反
射面が得られる。そのため、従来のトンネル内装
板を使用していて反射率が低下した場合に、必要
不可欠となつていたブラシ洗滌が省略でき、保全
費用の低減、保全作業人員の削減という大きな効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るユニツト板の
要部を示す斜視図であり、第2図は本考案の一実
施例に係るユニツト板の積層部を示す斜視図であ
り、第3図は本考案のトンネル内装板の構成の斜
視図である。 1……芯板(すなわち基材)、2……光乱反射
性セラミツク顔料を含有する塗膜層、3……保護
塗膜層、4……再剥離型粘着層、5……ユニツト
板(すなわち単層)、6……取付け用基盤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 火炎に対して自己消火性で有毒ガスを発生しな
    い難燃性特殊紙から成る芯板1と、該芯板1の一
    方の片面に被着した光乱反射性セラミツク顔料を
    含有する塗膜層2と、該塗膜層2の表面に被着し
    た保護塗膜層3と、前記芯板1の他方の片面に被
    着した再剥離型粘着層4とから成る複数個のユニ
    ツト板5を所望の厚みに積層しそれぞれ張り合わ
    せて成形し、トンネル内壁に装着施工後に、外表
    面の汚染度に応じて前記ユニツト板5を表面から
    順次剥ぎ取り新規なユニツト板表面を露出させる
    ことができるようにしたことを特徴とするトンネ
    ル内装板。
JP8388085U 1985-06-05 1985-06-05 Expired JPH044076Y2 (ja)

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JPS61202594U JPS61202594U (ja) 1986-12-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07555Y2 (ja) * 1988-06-02 1995-01-11 東海ゴム工業株式会社 壁面内装材
JP2581975Y2 (ja) * 1992-03-13 1998-09-24 株式会社タジマ 接着剤付床材

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JPS61202594U (ja) 1986-12-19

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