JPH044057A - 遠心分離機 - Google Patents

遠心分離機

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JPH044057A
JPH044057A JP10588790A JP10588790A JPH044057A JP H044057 A JPH044057 A JP H044057A JP 10588790 A JP10588790 A JP 10588790A JP 10588790 A JP10588790 A JP 10588790A JP H044057 A JPH044057 A JP H044057A
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JP
Japan
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separation element
rotor
centrifugal separator
hollow
stock solution
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Pending
Application number
JP10588790A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Ishida
石田 好宏
Yoshiki Okabe
岡部 芳樹
Takeshi Kawashima
健 川島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Engineering Works Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、遠心力を利用して原液、特に微生物や細胞の
培養液を分離・濃縮する上で好適な遠心分離機に関する
[従来の技術と発明が解決しようとする課題]近年、培
養技術の進歩に伴ない、微生物や細胞を培養し、有用物
質か回収されている。この有用物質は、通常、セラミッ
ク膜等の分離膜により、培養液を加圧して濾過する工程
を経て回収されている。
しかしなから、この方法は、分離膜への菌体の堆積によ
り、圧力損失が大きくなり、分離効率が低下するので、
菌体を連続的かつ短時間内に分離することか困難である
一方、原液中の固形物なとを分離する分離手段として、
例えば、スイングローター型、アングルロータ型、パー
ティカルロータ型などのハツチ式遠心分離機:特開昭5
6−5i253号公報に開示されているようなディスク
型なとの連続式遠心分離機か知られている。これらの遠
心分離機は、いずれも高速で回転する密閉容器内に原液
を投入し、遠心力により原液中に含まれる比重の大きな
固形物を分離するものである。
しかしながら、これらの遠心分離機では、比重差が小さ
な物質、例えば培養液中の菌体などを精度よく分離する
のが困難である。
従って、本発明の目的は、原液中に含まれる比重差が小
さな物質であっても、連続的かつ効率よく分離できる遠
心分離機を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明は、原液供給口と、回
転可能な中空ロータと、該ロータ内に前記原液供給口と
連通して配され、かつロータと共に回転する中空の分離
エレメントと、前記中空ロータ及び分離エレメントを収
容するハウジングと、ハウシングに形成され、前記分離
エレメントで分離された濃縮液と濾液とがそれぞれ流出
する流出口とを有する遠心分離機であって、前記分離エ
レメントか、少なくとも、微細な透過部を有する金属製
分離膜で構成されている遠心分離機を提供する。
[作 用] 本発明の特徴は、遠心力による分離と分離エレメントに
よる膜分離とを組合せて、原液を処理する点に存する。
すなわち、本発明の遠心分離機によれば、回転可能な中
空ロータ内に配設された中空の分離エレメントが、前記
原液供給口と連通し、かつロータと共に回転するので、
中空ロータの回転による遠心力を、原液供給口からの原
液に作用させ、原液を分離エレメントに供給できる。そ
して、分離エレメントに供給された原液は、金属製分離
膜の微細な透過部により、膜分離される。また分離膜が
金属製であるため、遠心力に耐える強度を有している。
従って、遠心力による分離と分離エレメントによる膜分
離により、効率よく分離できる。
また分離エレメントを通過しない濃縮液と、通過した濾
液はそれぞれ流出口から流出するので、原液を連続的に
処理できる。
[実施例] 以下に、添付図面を参照しつつ本発明の詳細な説明する
第1図は本発明の一実施例である遠心分離機を示す断面
図、第2図は分離エレメントを示す斜視図、第3図は金
属製分離膜としての巻回された線材を示す概略図である
遠心分離機は、ハウジング(1)と、該ノ\ウジング(
1)に取付けられた励磁可能な中空筒状のステータ(2
)と、該ステータ(2)内に同軸に回転可能に配設され
た中空マグネットロータ(3)とを有している。この例
では、ステータ(2)と中空ロータ(3)は、ブラシレ
ス直流モータなどの回転制御可能なモータを構成してい
る。前記中空ロータ(3)の内面にはロータキャン(4
)が位置し、該ロータキャン(4)内には、中空筒状の
分離エレメント(5)が同軸に配設されている。
該分離エレメント(5)は、第2図及び第3図に示され
るように、断面多角形の頂点を有し、かつ原液か通過可
能な多数の連通孔(6)が形成された波形中空筒状の芯
金(7)と、該芯金(7)の外周に間隙△Jをもってス
パイラル状に巻回された断面円形のステンレス製線材(
8)とで構成されている。前記芯金(7)は、単独では
機械的強度の小さな巻回された線材(8)を支持し、分
離エレメント(5)全体の機械的強度を高める。線材(
8)間の間隙Δノは、透過部として機能し、芯金(7)
の連通孔(6)を透過した原液に含まれる分離物質の通
過を規制する。なお、連通孔(6)は、原液を分離エレ
メント(5)に均一に供給して、線材(8)間の間隙Δ
ノで分離するため、芯金(7)に等間隔に形成されてい
るのが好ましい。
中空ロータ(3)、ロータキャン(4)及び分離エレメ
ント(5)の一方の端部は、軸受(9)で回転可能に保
持された筒体(lO)の取付部(11)で固定され、他
方の端部は、軸受(12)で回転可能に保持された回転
部材(13)に固定されている。前記ハウジング(1)
と筒体(10)との間、およびハウジング(1)と回転
体部材(13)との間は、それぞれメカニカルシール(
14)でシールされている。
分離エレメント(5)の中空部は、ハウジング(1)に
形成された原液供給口(15)と連通し、筒体く10〉
の中空部はハウジング(1)に形成された濃縮液流出口
(16)と連通している。また前記ロータキャン(4)
と分離エレメント(5)との間は、分離エレメント(5
)を透過した濾液を流出させるため、ハウジング(1)
に形成された濾液流出口(17)と連通している。
このような構造の遠心分離機の動作は次の通りである。
中空ロータ(3)を回転させながら原液供給口(15)
から原液を供給すると、中空ロータ(3)の回転に伴う
遠心力により、原液は芯金(7)の連通孔(6)を紅で
分離エレメント(5)に供給される。分離エレメント(
5)において、原液は、金属製線材(8)の間隙Δノを
通過する成分と通過しない成分とに分離される。線材(
8)間の間隙を通過しない成分は濃縮液流出口(16)
から流出し、線材(8)間を通過した濾液は、濾液流出
口(17)から流出する。このように遠心力と膜分離と
を組合わせて原液を処理する場合には、原液中に含まれ
る比重差か小さな成分を含む原液、例えば、微生物や細
胞の培養液などであっても、菌体と、有用物質を含む濾
液とを連続的かつ効率よく分離できる。しかも、前記分
離エレメント(5)を芯金σ)および線材(8)で構成
しているので、大きな遠心力が作用しても分離エレメン
ト(5)が損傷する虞がなく、原液を濃縮液と濾液とに
長期に回り安定して分離できる。
なお、スパイラル状に巻回された線材(8)の間隙Δノ
は、原液中に含まれる成分に応して、線材(8)のピッ
チを調整することにより設定できる。例えば、前記微生
物や細胞の培養液を分離する場合には、例えば、Δ1′
、1〜15μm程度に設定できる。また線材(8)の径
は、特に制限されないが、線材(8)間の間隙、すなわ
ち透過部の密度を高めるため、0.1〜1 mm程度で
あるのが好ましい。また線材(8)の位置ずれを防止し
て長期に亘り精度よく分離するため、線材(8)は、芯
金(7)と一体化しているのが好ましい。芯金(7)と
一体化した線材(8)は、(a)遠心力により原液に作
用する応力F1と、分離エレメント(5)自身の遠心力
により作用する応力F2との作用力F−Fl +F2よ
りも大きな巻き付は張力で線材(8)を芯金(7)に巻
回したり、(b)芯金(7)と線材(8)との接触点を
、加熱などの接合手段により接合することにより成形す
るのが好ましい。
第4図は、本発明の他の実施例である遠心分離機を示す
断面図である。なお、前記第1図〜第3図に示す実施例
と同一の要素には同一符号を付す(以下、同し)。
この例の遠心分離機は、原液の処理に伴ない分離エレメ
ント(5)に堆積する堆積物を除去するため、逆流洗浄
機能を備えている。すなわち、分離エレメント(5)と
ロータキャン(4)との間に至る前記濾液流出口(17
)を逆流洗浄口(17)としても利用している。この場
合、特に分離エレメント(5)を構成する線材(8)が
断面円形であるため、線材(8)間の間隙の開口度は原
液供給側が大きく、堆積物が脱離し易い。従って、原液
供給口(15)から供給される原液を、前記実施例と同
様にして分離し、分離エレメント(5)の内面に堆積し
た被透過物を、逆流洗浄口(■7)から濾液や清浄な液
体を連続的または間欠的に供給することにより、容易に
除去できる。また微生物や細胞の培養液を分離する場合
には、分離エレメント(5)に堆積した菌体を除去し、
濃縮液流出口(16)から回収することができる。
逆流洗浄は、前記濾液流出口を利用することなく、前記
分離エレメント(5)とロータキャン(4)との間に至
る逆流洗浄用流路を別個に設けてもよい。
第5図は本発明の他の実施例である遠心分離機を示す断
面図である。
この例では、中空ロータ(3)の中心部に遠心力が作用
しないことに着目して、中空ロータ(3)内の原液の温
度の上昇を抑制するため、中空分離エレメント(5) 
(3)内に同軸にヒートパイプ(21)を配置している
。このヒートパイプ(21)はハウジング(1)に固定
されていると共に、その外方端部には冷却フィン(22
)が取付けられている。また分離エレメント(5)を通
過しない濃縮液は、筒体(10)の側方のノ1ウジング
(1)に形成された濃縮液流出口(16)から流出する
このような遠心分離機では、遠心分離に伴ない、温度が
上昇しても、ヒートパイプ(21)により、中空ロータ
(3)内の原液の温度を下げることができる。
従って、前記微生物や細胞の培養液を分離する場合、微
生物や細胞の死滅を防止できる。
第6図は本発明のさらに他の実施例である遠心分離機を
示す断面図である。
この例では、分離効率を高めるため、中空の分離エレメ
ント(5)の中心部に分離膜(31)を備えた中空筒体
(32)を同心円状に配置している。すなわち、この中
空筒体(32)の一端は、ノ\ウジング(1)に固定さ
れ、分離エレメント(5)内に同軸かつ不動状に配設さ
れている。この中空筒体(32)には、高分子膜、セラ
ミック膜などからなる筒状の分離膜(31)が取付けら
れている。なお、分離膜(31)を透過した濾液は、ハ
ウジング(1)から分離エレメント(5)と分離膜(3
1)との間に至る第2の濾液流出口(33)から流出す
る。
このような遠心分離機では、中空筒状の分離エレメント
(5)内に供給された原液に遠心力を作用させて、原液
を前記分離エレメント(5)により分離できると共に、
分離エレメント(5)を通過しない濃縮液を、前記分離
膜(31)により分離できる。従って、濃縮液をさらに
濃縮でき、高濃度の濃縮液を濃縮液流出口(16)から
、分離膜(31)を透過した濾液を第2の濾液流出口(
33)から流出させることかできる。さらに、分離膜(
31)を分離エレメント(5)と同軸に配設するので、
機械的強度が小さな通常の分離膜であっても、遠心力に
よる作用を小さくして分離エレメント(5)内に配置で
きる。
第7図は本発明の他の実施例である遠心分離機を示す断
面図である。
この例では、第5図に示すヒートパイプ(21)と、第
6図に示す筒状の分離膜(31)とを組合わせて、中空
筒状の分離エレメント(5)内に配置している。
すなわち、中空筒状の分離エレメント(5)内に、筒状
の分離膜(31)か同軸かつ不動状に配設されていると
共に、筒状の分離膜(31)内に前記ヒートパイプ(2
1)か同軸かつ不動状に固定されている。
このような遠心分離機では、前記分離膜(31)で濃縮
液の濃度を高めることかできると共に、ヒートパイプ(
21)により冷却できるので、微生物や細胞を死滅させ
ることなく、効率よく分離できる。
前記各実施例において、中空ロータ(3)は、マグネッ
トロータに限らず、例えば、モータの回転軸により直接
又は回転伝達機構を介して間接的に回転させてもよいか
、負荷を小さくして円滑に回転させるため、電動機を構
成するハウジング(1)のステータ(2)により回転す
るのか好ましい。
中空ロータをモータの回転軸により直接又は回転伝達機
構を介して間接的に回転させる場合、分離エレメントに
おいて、中空ロータの内面に形成されたロータキャンは
必ずしも必要ではない。
分離エレメントは、前記形状の芯金及び線材に限らず、
微細な透過部を有する金属製分離膜単独で構成してもよ
い。好ましい分離エレメントは、連通孔を有する中空筒
体と、この中空筒体に取付けられた金属製分離膜て構成
されている。上記連通孔を有する中空筒体は、金属製分
離膜の微細な透過部が閉塞されるのを防止するため、表
面か凹凸状であったり、断面異形の頂部を有するのか好
ましい。金属製分離膜は、金属膜をエツチングなどの微
細加工手段により形成した微細孔やスリットなどの微細
な透過部を有していてもよい。これらの微細孔やスリッ
トは、所望する分離物の径に応じて、例えば、0.5〜
50μm程度に設定できる。
分離エレメント(5)内には、ヒートパイプ(21)に
限らず、他の冷却手段を不動状に配置してもよい。
前記各実施例において、逆流洗浄は、原液を効率的に分
離しかつ逆流洗浄するため、自動的に制御してもよい。
この制御部は、遠心分離に伴なって堆積物が分離エレメ
ント(5)に偏って堆積し、振動が大きくなること着目
し、振動センサにより原液供給手段又は逆流洗浄手段の
作動を制御している。すなわち、制御部は、少なくとも
、振動を検出する振動検出手段と、該振動検出手段で検
出された検出値と基準値とを比較する比較手段と、比較
手段の比較結果に基づいて、原液供給手段又は逆流洗浄
手段を作動させるスイッチ回路とを有している。
第8図は逆流洗浄の制御部の電気的構成を示すブロック
図である。
この制御部は、遠心分離による振動を検出する振動セン
サ(41)を有している。振動センサ(41)は、例え
ば、加速度や振幅などを検出するセンサて構成できる。
振動センサ(41)により検出された検出信号■と、設
定回路(42)に設定された許容振動に対応する基準値
Vfは、比較回路(43)で比較される。
比較回路(43)での比較結果が、Vf≦■である場合
、すなわち遠心分離に伴なう振動が基準値以上である場
合には、電源(44)に接続されたスイッチ回路(45
)により、逆流洗浄駆動回路(46)を介して、逆流洗
浄ポンプ(47)を駆動する。
一方、比較回路(43)での比較結果が、Vf>Vであ
る場合、すなわち遠心分離に伴なう振動が基準値未満で
ある場合には、スイッチ回路(45)により、原液供給
駆動回路(48)を介して、原液供給ポンプ(49)を
駆動する。
このような制御部を有する遠心分離機では、遠心分離に
伴ない振動か大きくなった場合、前記比較回路(43)
での比較結果に基づいて、逆流洗浄ポンプ(47)を駆
動し、分離エレメント(5)を逆流洗浄できる。
第9図は逆流洗浄の他の制御部の電気的構成を示すブロ
ック図である。
この制御部では、前記と同様、振動センサ(41)によ
る検出信号Vと、設定回路(42)に設定された基準値
Vfとが、比較回路(43)で比較され、比較回路(4
3)での比較結果に基づいて、スイッチ回路(45)に
より、逆流洗浄駆動回路(46)又は原液供給駆動回路
(4g)を介して、逆流洗浄ポンプ(47)又は原液供
給ポンプ(49)を駆動する。
また制御部は、振動センサ(41)による検出信号Vと
、設定回路(42)に設定された基準値Vfに基づいて
、制御量を算出する演算回路(51)を有している。こ
の演算回路(51)は、Vf−V−△に対応する制御量
、すなわち、堆積物の量に対応させて、逆流洗浄ポンプ
(47)による逆流量kl△および原液供給ポンプ(4
9)による原液供給ff1k2△を算出し、前記逆流洗
浄駆動回路(46)、原液供給駆動回路(48)に駆動
信号を出力する このような制御部を有する遠心分離機では、比較回路(
43)での比較結果か、Vf≦Vてあり、しかも、分離
エレメント(5)への堆積物の量が少ない場合、すなわ
ち制御量に1△が小さい場合には、逆流洗浄速度を小さ
くして逆流洗浄でき、堆積量が多い場合、すなわち制御
量kl△か大きい場合には、逆流洗浄速度を大きくして
洗浄できる。
方、比較回路(43)での比較結果が、Vf>Vてあり
、しかも、分離エレメントへの堆積物の量が少ない場合
、すなわち制御量に2△か大きい場合には、原液供給速
度を大きくして遠心分離処理でき、堆積量が多い場合、
すなわち制御量に2△が小さい場合には、原液供給速度
を小さくして遠心分離処理できる。
第10図は逆流洗浄のさらに他の制御部の電気的構成を
示すブロック図である。
この例では、振動センサ(61)と、分離エレメント(
5)への堆積に伴なう圧力損失を検出する圧力センサ(
64)とを組合わせて逆流洗浄ポンプ(47)及び原液
供給ポンプ(49)の作動を制御している。より詳細に
は、振動センサ(61)による検出信号v1と、第1の
設定回路(62)に設定された基準値Vflとは、第1
の比較回路(63)で比較される。また圧力センサ(6
4)による検出信号V2と、第2の設定回路(65)に
設定された基準値Vf2とは、第2の比較回路(66)
で比較される。
第1及び第2の比較回路(63)(66)は、比較結果
が、vf■≦v1、vf2≦V2であるとき、それぞれ
制御信号をOR回路(67)に出力する。
そして、振動センサ(61)による検出信号Vl及び圧
力センサ(64)による検出信号V2の少なくともいず
れか一方か、第1の設定回路(62)に設定された基準
値Vfl 、第2の設定回路(66)に設定された基準
値Vf2を越える場合、すなわち、第1および第2の比
較回路(63)(66)での比較結果が、Vfl≦■1
、またはVf2≦V2である場合には、電源(44)に
接続されたスイッチ回路(45)により、逆流洗浄駆動
回路(46)を介して、逆流洗浄ポンプ(47)を駆動
する。
一方、第1及び第2の比較回路(63) (6B)での
比較結果が、VfL>V4、及びVf2>V2である場
合には、スイッチ回路(45)により、原液供給駆動回
路(48)を介して、原液供給ポンプ(49)を駆動す
る。
このような制御部を有する遠心分離機では、振動センサ
(61)および圧力センサ(64)の双方により、逆流
洗浄時期を精度よく検出できる。また、振動センサ(6
■)および圧力センサ(64)の双方の検出信号に基づ
いて、逆流洗浄ポンプ(47)を駆動できるので、分離
エレメント(5)に堆積した堆積物を確実に逆流洗浄で
きる。
なお、本発明の好ましい態様は次の通りである。
(A)分離エレメントか、中空ロータの内面に形成され
たロータキャンと、ロータキャン内に配されていると共
に、連通孔を有し、断面異形の頂部を有する芯金と、こ
の芯金に1〜15μmの間隔て巻回された線材とで構成
されている遠心分離機。
(B)連通孔を有する中空筒体と、金属製分離膜とか一
体化している遠心分離機。
(C)連通孔を有する中空筒体と、金属製分離膜とが接
触部で接合している遠心分離機。
(D)冷却手段かヒートパイプである遠心分離機。
本発明の遠心分離機は、種々の液体の分離精製に適用で
きるが、微生物や細胞の培養液から、菌体、有用物質を
回収する上で好適である。
[発明の効果] 以上のように、本発明の遠心分離機によれば、遠心分離
と膜分離とを組合わせて原液を処理するので、原液中に
含まれる比重差か小さな物質であっても、連続的かつ効
率よく分離できる。
また、中空ロータが、電動機の中空のステータ内に回転
可能に配設されている請求項2記載の遠心分離機では、
上記効果に加えて、中空ロータを、円滑に、しかも回転
数を制御して回転させることができ、分離エレメントに
より円滑かつ迅速に原液を処理できる。
さらに、分離エレメントが、中空ロータの内面に形成さ
れたロータキャンと、該ロータキャン内に配されている
と共に、連通孔を有し、断面波形の頂部を有する芯金と
、この芯金に間隙をもって巻回された線材とで構成され
ている請求項3記載の遠心分離機では、前記効果に加え
て、分離エレメントの機械的強度を高めることかできる
と共に、原液を、分離エレメントに均一に供給しながら
、円滑に分離できる。
中空ロータと分離エレメントとの間に至る逆流洗浄口か
ハウジングに形成されている請求項4記載の遠心分離機
では、原液の処理により分離エレメントに堆積した堆積
物を除去できるので、原液の処理効率を高めることかで
きる。
中空筒状の分離エレメント内に冷却手段が同軸かつ不動
状に配設されている請求項5記載の遠心分離機では、遠
心分離に伴なう温度上昇を防止でき、一定の条件で原液
を処理できる。従って、微生物や細胞の培養液の分離に
適用する場合には、微生物や細胞を死滅させることなく
、分離できる。
さらに、中空筒状の分離エレメント内に筒状の分離膜が
同軸かつ不動状に配設されていると共に、分離エレメン
トと分離膜との間に至る濾液流出口かハウジングに形成
されている請求項6記載の遠心分離機では、分離エレメ
ントで分離した濃縮液を、分離膜でさらに分離し濃縮で
きる。
上記筒状の分離膜内に冷却手段が同軸かつ不動状に配設
されている請求項7記載の遠心分離機では、分離膜によ
り、分離エレメントで分離した濃縮液をさらに濃縮でき
ると共に、温度上昇を防止でき、一定の条件で原液を処
理できる。
少なくとも、振動検出手段、比較手段、およびスイッチ
回路を有する請求項8記載の遠心分離機では、分離エレ
メントへの原液供給および分離エレメントの逆流洗浄を
制御できるので、原液を効率よく円滑に遠心分離できる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である遠心分離機を示す断面
図、 第2図は分離エレメントを示す斜視図、第3図は金属製
分離膜としての巻回された線材を示す概略図、 第4図は、本発明の他の実施例である遠心分離機を示す
断面図、 第5図は本発明の他の実施例である遠心分離機を示す断
面図、 第6図は本発明のさらに他の実施例である遠心分離機を
示す断面図、 第7図は本発明の他の実施例である遠心分離機を示す断
面図、 第8図は逆流洗浄の制御部の電気的構成を示すブロック
図、 第9図は逆流洗浄の他の制御部の電気的構成を示すブロ
ック図、 第10図は逆流洗浄のさらに他の制御部の電気的構成を
示すブロック図である。 (1)・・・ハウジング、(2)・・・ステータ、(3
)・・・中空ロータ、(4)・・・ロータキャン、(5
)・・・分離エレメント、(7)・・芯金、(8)・・
・線材、(15)・・・原液供給口、(16)・・・濃
縮液用流出口、(17)・濾液用流出口(逆流洗浄口)
、(21)・・・ヒートパイプ、(31)・・分離膜第
1図 特許出願人 株式会社芝浦製作所 代  理  人   弁理士  鍬  1) 充  生
611材 第 図 第 図 15原液供給口 第 図 第 図 15原液供給口

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、原液供給口と、回転可能な中空ロータと、該ロータ
    内に前記原液供給口と連通して配され、かつロータと共
    に回転する中空の分離エレメントと、前記中空ロータ及
    び分離エレメントを収容するハウジングと、該ハウジン
    グに形成され、前記分離エレメントで分離された濃縮液
    と濾液とがそれぞれ流出する流出口とを有する遠心分離
    機であって、前記分離エレメントが、少なくとも、微細
    な透過部を有する金属製分離膜で構成されていることを
    特徴とする遠心分離機。 2、中空ロータが、電動機の中空のステータ内に回転可
    能に配設されている請求項1記載の遠心分離機。 3、分離エレメントが、中空ロータの内面に形成された
    ロータキャンと、該ロータキャン内に配されていると共
    に、連通孔を有し、断面波形の頂部を有する芯金と、こ
    の芯金に間隙をもって巻回された線材とで構成されてい
    る請求項1記載の遠心分離機。 4、中空ロータと分離エレメントとの間に至る逆流洗浄
    口がハウジングに形成されている請求項1記載の遠心分
    離機。 5、中空筒状の分離エレメント内に冷却手段が同軸かつ
    不動状に配設されている請求項1記載の遠心分離機。 6、中空筒状の分離エレメント内に筒状の分離膜が同軸
    かつ不動状に配設されていると共に、分離エレメントと
    分離膜との間に至る濾液流出口がハウジングに形成され
    ている請求項1記載の遠心分離機。 7、請求項6記載の筒状の分離膜内に冷却手段が同軸か
    つ不動状に配設されている請求項1記載の遠心分離機。 8、少なくとも、振動を検出する振動検出手段と、該振
    動検出手段で検出された検出値と基準値とを比較する比
    較手段と、比較手段の比較結果に基づいて、原液供給手
    段又は逆流洗浄手段を作動させるスイッチ回路とを有す
    る請求項1記載の遠心分離機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002543974A (ja) * 1999-05-14 2002-12-24 ウエストファリア セパレーター アーゲー 遠心機とその操作方法
JP2008163809A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Railway Technical Res Inst エンジン
JPWO2016208753A1 (ja) * 2015-06-26 2018-03-08 株式会社村田製作所 濾過装置及び濾過方法

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