JPH0440336A - 光学素子の群遅延測定方法及び装置 - Google Patents

光学素子の群遅延測定方法及び装置

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JPH0440336A
JPH0440336A JP14786090A JP14786090A JPH0440336A JP H0440336 A JPH0440336 A JP H0440336A JP 14786090 A JP14786090 A JP 14786090A JP 14786090 A JP14786090 A JP 14786090A JP H0440336 A JPH0440336 A JP H0440336A
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JP
Japan
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optical element
group delay
beam splitter
mirror
streak
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JP14786090A
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Tsuneyuki Uragami
恒幸 浦上
Shinichiro Aoshima
紳一郎 青島
Yutaka Tsuchiya
裕 土屋
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Hamamatsu Photonics KK
Original Assignee
Hamamatsu Photonics KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野1 この発明は、光学素子の群遅延測定方法及び装置に関す
る。
【従来の技術] 光学素子、例えばレンズ等の媒質に光を通した時、その
波長によって通過時の遅延が異なるが、これを測定する
ための従来の群遅延測定装置又は方法は、例えば、ノッ
クス()(nox)等により干渉計を用いた群遅延分散
測定法が提案されている。 又、これを改良した方法として、白色光を用いて、相互
干渉波形のフーリエ変換により可視全域で一挙に群遅延
を測定する方法が提案されている。 【発明が解決しようとする課題】 前者のノックス等が提案した方法は、光源としては単色
光を用いるものであり、−度に多くの波長成分について
の群遅延を測定できないという問題点がある。 又、後者の方法では、白色光を用いてはいるが、ミラー
を移動しなければならず、繁雑であり、且つミラーの移
動精度によっては誤差が生じてしまうという問題点があ
る。 この発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであ
って、ミラーを移動したりすることなく且つ、多くの波
長成分について一度に群遅延測定をすることができる光
学素子の群遅延測定方法及び装置を提供することを目的
とする。
【課題を解決するための手段】
この発明は、被測定光学素子を経由した、白色又は波長
スキャン機能を有する短パルス光源からの短パルス光、
及び、経由しない同一光源からの短パルス光を、分光器
及びストリークカメラで時間分解分光してストリーク像
を得て、該ストリーク像における波長毎のピークの時間
軸方向の移動量から、群遅延量を評価する群遅延測定方
法により上記目的を達成するものである。 又、第2の発明は、白色又は波長スキャン機能を有する
短パルス光源と、分光器と、この短パルス光源からの短
パルス光を、被測定光学素子を経由し、又は経由しない
で前記分光器に導く光学系と、前記分光器から出射され
た光を時間分解分光するストリークカメラと、前記短パ
ルス光が、被測定光学素子を経由した場合及び経由しな
い場合における、前記ストリークカメラで得られた第1
及び第2のストリーク像から、波長毎の群遅延量を評価
する群遅延測定方法により上記目的を達成するものであ
る。 又、この発明は、前記遅延評価手段を、ストリーク像を
撮像する撮像装置と、この撮像装置により得られた像を
解析する解析装置と、を備えて構成することに上記目的
を達成するものである。 又、前記解析装置は、前記第1及び第2のストリーク像
を各々蓄積すると共に、蓄積された前記第1及び第2の
ストリーク像の、各波長における強度のピーク時刻を求
めるフレームメモリアナライザと、前記ピーク時刻の波
長毎の時間差を求める処理手段と、を備えることにより
上記目的を達成するものである。 又、前記m像[1Fを、波長軸方向に複数のチャンネル
を有し、且つストリーク像を時間軸方向に走査する機能
を有する1次元アレーとすると共に、前記解析装置を、
前記第1及び第2のストリーク像における、前記1次元
アレーのチャンネル毎の出力を比較して、波長毎の群遅
延口を算出するようにして上記目的を達成するものであ
る。 又、前記解析装置を、水平走査の方向が、前記ストリー
クカメラにおける時間分解分光像の時間軸方向に合せら
れたテレビカメラと、このテレビカメラにより得られた
前記第1及び第2のストリーク像のビデオ信号に基づき
、各水平走査ライン毎に水平同期信号からビデオ信号の
ピークまでの間隔の差を求める処理手段と、を備えるよ
うにして上記目的を達成するものである。 更に、前記光学系を、前記被測定光学素子が光透過材料
のとき、前記短パルス光源から前記分光器に至る光路中
に、該被測定光学素子を出入自在に構成することにより
上記目的を達成するものである。 更に、前記光学系を、前記短パルス光源からの短パルス
光を分割するビームスプリッタと、このど−ムスプリツ
タにより分割された光を、入射光と同一光路に反射づる
群遅延のない、又は群遅延凹既知の第1及び第2のミラ
ーと、を有してなり、前記ビームスプリッタは、これら
第1及び第2のミラーからの反射光を併合して、前記分
光器に導くように配置することにより上記目的を達成す
るものである。 又、前記被測定光学素子が光透過材料のとき、前記光学
系を、前記第1又は第2のミラーと前記ビームスプリッ
タとの間に、該被測定光学素子を配置可能とすることに
より上記目的を達成するものである。 又、前記光学系を、前記被測定光学素子がレンズのとき
、該レンズに対峙する前記第1又は第2のミラーが、該
レンズの焦点位置となるようにして上記目的を達成する
ものでる。 前記被測定光学素子が平面ミラーの場合、前記光学系を
、前記白色短パルス光源からの短パルス光を分割するビ
ームスプリッタと、このビームスプリッタにより分割さ
れた光の一方を、入射光と同一光路に反射する群遅延の
ない、又は群遅延量既知のミラーと、を有して、且つ、
前記平面ミラーを、前記ビームスプリッタにより分割さ
れた他方の光を入射光と同一光路に反射する位置に設置
可能とし、又、前記ビームスプリッタを、前記ミラー及
び平面ミラーからの反射光を併合して、前記分光器に導
くように配置して上記目的を達成するものである。 又、前記被測定光学素子が凹面鏡のとき、前記光学系を
、前記短パルス光源からの短パルス光を分割する第1の
ビームスプリッタと、この第1のビームスプリッタによ
り分割された光の一方を、入射光と同一光路に反射する
群遅延のない、又は群遅延II既知の第1のミラーと、
分割された他方の光を分割する第2のビームスプリッタ
と、この第2のビームスプリッタで分割された一方の光
が、被測定光学素子である凹面鏡に導かれて反射し、更
に第2のビームスプリッタで反射された光を反射し、第
2のビームスプリッタに戻す第2のミラーとを有してな
り、第2のミラーで反射された光は、第2のビームスプ
リッタで反射し、被測定光学素子である凹面鏡で再び反
射して、入射光と同一光路に反射して分光器に導くよう
に、凹面鏡と第2のビームスプリッタを介した第2のミ
ラーに至る距離のが、凹面鏡の焦点距離であるように第
2のミラーを配置して上記目的を達成するものである。
【作用及び効果】
この発明は、會キ短パルス光を、被測定光学素子を経由
し及び経由しないで、分光器を経てストリークカメラに
入射させ、ここで時間分解分光をして、第1及び第2の
ストリーク像を得て、これら第1及び第2のストリーク
像を解析することによって、波長毎の群遅延を測定する
ことができる。 従って、ミラーを移動したりすることなく、多くの波長
成分について一度に群遅延測定をすることができる。
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。 第1図は、本発明に係る光学素子の群遅延測定方法を実
施するための群遅延測定装置を示ずブロック図である。 この第1実施例は、図に示されるように、白色短パルス
光源10と、分光器12と、この白色短パルス光源10
からの白色短パルス光を、被測定光学素子14を経由し
、又は経由しないで前記分光器に導く光学系16と、前
記分光器12から出射された光を時間分解分光するスト
リークカメラ18と、前記白色短パルス光が被測定光学
素子14を経由した場合及び経由しない場合における、
前記ストリークカメラ18により得られた第1及び第2
のストリーク像18A、18Bから、波長毎の群遅延量
を評価する群遅延評価手段20とから、群遅延測定装置
を構成したものである。 ここで、前記光学系16は、被測定光学素子14を、そ
の光路中に出没自在となるように構成されている。 又、群遅延評価手段20は、ストリークカメラ18の出
力螢光面(図示省略)に形成されたストリーク像を撮像
するための!lli像装置22と、このfl像装置22
で得られた映像信号を解析する解析装置24とから構成
されている。 前記@像装置22は、例えばテレビカメラから構成され
ている。又、解析装置24は、第1及び第2のストリー
ク@18A、18Bを各々蓄積すると共に、蓄積された
第1及び第2のストリーク像18A、18Bの、各波長
における強度のピーク時刻を求めるフレームメモリアナ
ライザ24Aと、前記ピーク時刻の波長毎の時間差を求
める処理手段24Bと、を備えて構成されている。 次に上記第1図に示される群遅延測定装置により、被測
定光学素子14の群遅延を測定する過程について第2図
、第3図を参照して説明する。 まず、被測定光学素子14を光学系16に入れずに、白
色短パルス光を、分光器12を経てストリークカメラ7
8で詩r−分解分光して、撮像装置22で第2のストリ
ーク1118Bを撮像し、その映像信号を解析装置24
におけるフレームメモリアナライザ24Aにストアする
。 次に、光学系16に被測定光学素子14を入れて、白色
短パルス光を被測定装置14を経て分光器12からスト
リークカメラ18に入射させ、ここで時間分解分光して
、第1のストリーク像18Aを得て、この第1のストリ
ーク像18Aを撮像装置22で搬像し、その映像信号を
解析装置24におけるフレームメモリアナライザ24A
にストアする。 フレームメモリアナライザ24Aは、蓄積させた第1及
び第2のストリーク像18A、18B1即ち、第2図に
示される時間分解分光画像から、白色短パルス光の各波
長における強度のピーク時刻を求める。 処理手段24Bは、各波長における、第1及び第2のス
トリーク像18A、18Bのピークの時間差を求めて出
力する。 この1間差が各波長における群遅延量となる。 なおこの場合、群遅延mは分光器12やストリークカメ
ラ18の光学系の影響も入ってくるが、ストリーク像1
8A、18Bの両者に同様に寄与するため、問題は生じ
ない。 次に、上記装置を利用した他の群遅延測定方法について
説明する。 これは、撮像装置22を構成するテレビカメラの水平走
査の方向を、時間分解分光像の時間軸方向に合せ、この
状態で各水平走査ライン毎に、水平同期信号からビデオ
信号のピークまでの間隔を求め、解析装置24に記憶さ
せる。 このような走査を、光学系16に被測定光学素子14を
入れた場合及び入れない場合のそれぞれについて行ない
、解析装置24が記憶した、これらを比較して、ビデオ
信号のピークの差を各走査ライン毎に求めれば、波長毎
の群遅延量を測定することができる。 次に第4図〜第6図を参照して本発明装置の他の実施例
について説明する。 この実施例は、被測定光学素子14が光透過材料の場合
のものであり、前記光学系16を、前記白色短パルス光
源10からの短パルス光を分割するビームスプリッタ2
6と、このビームスプリッタ26により分割された光を
、入射光と同一光路に反射する群遅延のない第1及び第
2のミラー28及び30とを設けてなり、前記ビームス
プリッタ26を、第1のミラー28及び第2のミラー3
0からの反射光を併合して、前記分光器12に導くよう
にして構成されている。 ここで、前記ビームスプリッタ26と第1のミラー28
及び第2のミラー3oまでの距離は等しくされている。 又、これら第1及び第2のミラー28及び30は、An
ミラー等の、群遅延のない材料から構成されている。符
号34はアパーチャを示す。 この実施例においては、光学系16におけるビームスプ
リッタ26と第1のミラー28との間の位置に、光透過
材料からなる被測定光学素子14をおく。 この状態で、ビームスプリッタ26によって併合された
類パスル光を分光器12を経てストリークカメラ18に
入射させ、ここで第1及び第2のストリーク像18A、
18Bを形成させる。 第5図に示されるように、ストリークカメラ18によっ
て得られるストリーク像は、被測定光学素子14を経た
第1のストリーク像18Aと、第2のミラー30で反射
されて、被測定光学素子14を通過しない短パルス光に
基づく第2のストリーク像18Bが得られ、第1のスト
リーク像18Aは、被測定光学素子14による群遅延に
よって、第5図において下方にずれる。 従って、波長毎にストリーク像のピーク値の時間差を求
めることによって、群遅延を測定することができる。 この場合、光が被測定光学素子14を2回通るので、遅
延量は2倍で観測され、処理手段24Bにおいて172
の係数をかけて補正を行う必要がある。 この実施例の場合は、光学系16内に被測定光学素子1
4を出入れする必要がないので、迅速な測定ができると
共に、被測定光学素子14を出没させる装置が不要とな
る利点がある。 この実施例の場合においても、前記撮像装置22を構成
するテレビカメラの水平走査線の方向を時間軸に合せて
、測定することができる。この場合、−本の水平線のビ
デオ信号は、ある波長のストリーク像のプロファイルを
現すことになるので、(第6図(A)参照)これをビデ
オ信号処理によってピークの間隔を計ることにより、各
波長毎の群遅延を計測することができる。 この場合の解析装置24における処理過程を第6図に示
す。 即ち第6図(A>に示される、−水筒の水平線のビデオ
信号を、二値化処理して第6図(B)に示されるように
し、次に第6図(C)に示されるように二値化信号を微
分し、更に第6図(D)に示されるように、二値化信号
の立下り時に対応する、前記第6図(C)の微分信号を
クランプし、得られた2つの信号の時間間隔を演算する
。 この場合、処理手段24Bは、例えば、2つのパルス信
号の間の時間差に比例する高さを持つ電圧を出力する時
間−振幅変換器(TAC)を用いる。 前記第1実施例あるいは第4図の実施例で必要ある場合
、被測定光学素子14の光学系16への出入は、例えば
第7図に示されるように、被測定光学素子14を保持す
るサンプルホルダ32を、光軸に対して直交する方向に
スライドあるいは回転させることによって光路から被測
定光学素子14がはずれるようにして行う。 次に、被測定光学素子が第8図に示されるようにレンズ
14Aの場合について説明する。 この実施例は、前記第4図の実施例におけるビームスプ
リッタ26と第1及び第2のミラー28.30の一方と
の間にレンズ14Aを配置するものであるが、レンズ1
4Aを配置した側のミラー30を、該レンズ14Aの焦
点位置となるようにする。 この実施例においても、光が被測定光学素子であるレン
ズ14Aを往復するため、得られた群遅延mは2倍の値
となるので、処理手段24Bにおいて1/2の係数をか
けて補正する必要がある。 この場合、レンズ14Aを光学系に配置する前に、光学
系16の異なる2つの光路を経た光によるストリーク像
が重なり合うように光学系16を校正しておく。又は、
光学系16の異なる2つの光路長が等しくなくとも、処
理手段24B上で、予め光路長差を評価しておき、レン
ズ14Aを光路の一方に入れた場合に住じる群遅延量が
計算できるようにしておく。 次に、被測定光学素子が平面鏡の場合について、第9図
を参照して説明する。 第9図に示されるように、平面鏡14Bの場合は、前記
第4図の実施例における第1又は第2のミラー28.3
0の一方を平面M14Bに置換える(ここではミラー3
0を置換えた)。 又、平面114Bを光学系16に配置する前に、置換え
られる第1又は第2のミラー28.30を置いた状態で
、光学系16の異なる光路を経た光によるストリーク像
が重なり合うように光学系16を調整しておく。又は、
光学系16の異なる2つの光路長が等しくなくとも、処
理手段24B上で、予め光路長差を評価しておき、平面
#M14Bを光学計16に配置した場合に生じる群遅延
量が計算できるようにしてお(。 この実施例の場合、前記第8図の実施例と異なり、群遅
延量は倍の値とならないので、処理手段24Bにおいて
は、補正係数をかける必要がない。 次に第10図を参照して、被測定光学素子が凹面鏡の場
合について説明する。 第10図に示されるように、被測定光学素子が凹面鏡1
4Cの場合、前記M4図の実施例における一方のミラー
例えば第2のミラー30を、ビームスプリッタ26から
の反射光の光軸の側方におき、該第2のミラー30の光
軸と、ビームスプリッタ26の反射光の光軸との交点に
、第2のビームスプリッタ36を置き、且つ、該第2の
ビームスプリッタ36を通過した光の光軸上に、凹面鏡
14Cを配置するようにしたものである。 ここで、前記第2のビームスプリッタ36と第2のミラ
ー30との距離J22と、第2のビームスプリッタ36
と凹面1114Cとの距離β1の和は、該凹面114C
の焦点距離と等しくなるようにされている。 この系においては、凹面鏡14cで反射された後、ミラ
ー30を経由せずに直接ストリークカメラ18へ入射す
る光は拡散してしまうので、測定にはほとんど悪影響を
及ぼさない。 この実施例における校正は、第10図において、HMH
MIの距離=a 1HM 1−8M2の距離=bとする
と、 aX2=b+Jt+J++Az−LJ!2+1++J 
+ +b =2(b十1z)’+4J2tとなるように
しておく。 次に、実測により、HMI、8M20群遅延を含むよう
に校正する。 上記実施例は、いずれも、撮像装置をテレビカメラとし
た場合のものであるが、本発明はこれに限定されるもの
でなく、撮像装置は、ストリーク像をwl像できるもの
であれば良い。 従って、例えば銀縁装置として、第11図に示されるよ
うに、波長軸方向に複数のチャンネルを有する1次元ア
レー38を用いても良い。 この場合、この1次元アレー38は、ストリーク像を時
間軸方向に走査する機能を有し、又、この場合の解析装
@40は、第1及び第2のストリーク像における、前記
1次元アレー38のチャンネル毎の出力を比較して、波
長毎の群遅延量を算出できるようにされている。 即ち、第12図に示されるように、ストリークカメラ1
8の螢光面19に現れたストリーク像を、1次元アレー
38により時間軸を方向にスキャンすると、1次元アレ
ー38の、例えば波長λ。に対応するχ0のチャンネル
の出力は第13図のようになり、これを、第1及び第2
のストリーク像18A、18Bの各々について波長毎に
比較すれば、群遅延量を測定することができる。 この実施例の場合、前記テレビカメラ等の2次元撮像装
置を用いた揚台と比較して、スキャンライン、あるいは
フレームメモリアナライザのメモリによる分解能の制限
がなくなるために、分解能を向上させることができると
いう利点がある。 なお、本発明において光学系16に用いるミラーはA℃
ミラーのように群遅延を生じないものを用いているが、
これに限定されない。例えば、群遅延量が既知のミラー
であれば、測定で得られた群遅延量から、ミラーによっ
て生じる遅延量を減じてやればよいので、使用可能であ
る。 又、ストリークカメラは、螢光面出力であり、ストリー
ク像を搬像装置によって観測しているが、ストリーク管
内に撮像素子を有する一体型の装置であってもよい。 前記実施例においては、光源を白色短パルス光としてい
るが、必ずしもこれに限ったものではなく、波長スキャ
ンの機能を有した短パルス光源も用いることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る光学素子の群遅延測定方法を実
施するための装置の基本実施例を示すブロック図、第2
図及び第3図は、同装置によって得られた時間分解分光
画像を示す線図、第4図は、本発明の第2実施例に係る
群遅延測定装置を示すブロック図、第5図は、同実施例
によって得られたストリーク像を示す線図、第6図は、
本発明による他の群遅延測定方法による信号処理過程を
示す線図、第7図は、本発明における被測定光学素子の
出入構造を示すブロック図、第8図〜第10図は、本発
明に係る光学素子の群遅延測定装置の光学系の他の実施
例を示す光学系統図、第11図は、本発明の、撮像装置
の異なる他の実施例を示すブロック図、第12図は、同
実施例によって得られたストリーク像を示す線図、第1
3図は、同実施例の解析装置によって得られた信号を示
す線図である。 10・・・白色短パルス光源、 12・・・分光器、 14・・・被測定光学素子、 14A・・・レンズ、 14B・・・平面鏡、 14C・・・凹面鏡、 16・・・光学系、 18・・・ストリークカメラ、 18A・・・第1のストリーク像、 18B・・・第2のストリーク像、 19・・・螢光面、 20・・・群遅延評価手段、 22・・・撮像装置、 24.40・・・解析装置、 24A・・・フレームメモリアナライザ、24B・・・
処理手段、 26・・・ビームスプリッタ、 28・・・第1のミラー 30・・・第2のミラー 36・・・第2のビームスプリッタ、 38・・・1次元アレー

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)被測定光学素子を経由した、白色又は波長スキャ
    ン機能を有する短パルス光源からの短パルス光、及び、
    経由しない同一光源からの短パルス光を、分光器及びス
    トリークカメラで時間分解分光してストリーク像を得て
    、該ストリーク像における波長毎のピークの時間軸方向
    の移動量から、群遅延量を評価することを特徴とする光
    学素子の群遅延測定方法。
  2. (2)白色又は波長スキャン機能を有する短パルス光源
    と、分光器と、この短パルス光源からの短パルス光を、
    被測定光学素子を経由し、又は経由しないで前記分光器
    に導く光学系と、前記分光器から出射された光を時間分
    解分光するストリークカメラと、前記短パルス光が、被
    測定光学素子を経由した場合及び経由しない場合におけ
    る、前記ストリークカメラで得られた第1及び第2のス
    トリーク像から、波長毎の群遅延量を評価する群遅延評
    価手段と、を有してなる光学素子の群遅延測定装置。
  3. (3)請求項2において、前記群遅延評価手段は、スト
    リーク像を撮像する撮像装置と、この撮像装置により得
    られた像を解析する解析装置と、を備えて構成されたこ
    とを特徴とする光学素子の群遅延測定装置。
  4. (4)請求項3において、前記解析装置は、前記第1及
    び第2のストリーク像を各々蓄積すると共に、蓄積され
    た前記第1及び第2のストリーク像の、各波長における
    強度のピーク時刻を求めるフレームメモリアナライザと
    、前記ピーク時刻の波長毎の時間差を求める処理手段と
    、を備えたことを特徴とする光学素子の群遅延測定装置
  5. (5)請求項3において、前記撮像装置は、波長軸方向
    に複数のチャンネルを有し、且つストリーク像を時間軸
    方向に走査する機能を有する1次元アレーであり、前記
    解析装置は、前記第1及び第2のストリーク像における
    、前記1次元アレーのチャンネル毎の出力を比較して、
    波長毎の群遅延量を算出することを特徴とする光学素子
    の群遅延測定装置。
  6. (6)請求項3において、前記解析装置は、水平走査の
    方向が、前記ストリークカメラにおける時間分解分光像
    の時間軸方向に合せられたテレビカメラと、このテレビ
    カメラにより得られた前記第1及び第2のストリーク像
    のビデオ信号に基づき、各水平走査ライン毎に、水平同
    期信号からビデオ信号のピークまでの間隔の差を求める
    処理手段と、を備えたことを特徴とする光学素子の群遅
    延測定装置。
  7. (7)請求項2乃至6のいずれかにおいて、前記光学系
    は、前記被測定光学素子が光透過材料のとき、前記短パ
    ルス光源から前記分光器に至る光路中に、該被測定光学
    素子を出入自在に構成されたことを特徴とする光学素子
    の群遅延測定装置。
  8. (8)請求項2乃至6のいずれかにおいて、前記光学系
    は、前記短パルス光源からの短パルス光を分割するビー
    ムスプリッタと、このビームスプリッタにより分割され
    た光を、入射光と同一光路に反射する群遅延のない、又
    は群遅延量既知の第1及び第2のミラーと、を有してな
    り、前記ビームスプリッタは、これら第1及び第2のミ
    ラーからの反射光を併合して、前記分光器に導くように
    配置されたことを特徴とする光学素子の群遅延測定装置
  9. (9)請求項8において、前記被測定光学素子が光透過
    材料のとき、前記光学系は、前記第1又は第2のミラー
    と前記ビームスプリッタとの間に、該被測定光学素子を
    配置可能とされたことを特徴とする光学素子の群遅延測
    定装置。
  10. (10)請求項9において、前記光学系は、前記被測定
    光学素子がレンズのとき、該レンズに対峙する前記第1
    又は第2のミラーが、該レンズの焦点位置となるように
    されたことを特徴とする光学素子の群遅延測定装置。
  11. (11)請求項2乃至6のいずれかにおいて、前記被測
    定光学素子が平面ミラーの場合、前記光学系は、前記短
    パルス光源からの短パルス光を分割するビームスプリッ
    タと、このビームスプリッタにより分割された光の一方
    を、入射光と同一光路に反射する群遅延のない、又は群
    遅延量既知のミラーと、を有してなり、且つ、前記平面
    ミラーを、前記ビームスプリッタにより分割された他方
    の光を入射光と同一光路に反射する位置に設置可能とさ
    れ、前記ビームスプリッタは、前記ミラー及び平面ミラ
    ーからの反射光を併合して、前記分光器に導くように配
    置されたことを特徴とする光学素子の群遅延測定装置。
  12. (12)請求項2乃至6のいずれかにおいて、前記被測
    定光学素子が凹面鏡のとき、前記光学系は、前記短パル
    ス光源からの短パルス光を分割する第1のビームスプリ
    ッタと、この第1のビームスプリッタにより分割された
    光の一方を、入射光と同一光路に反射する群遅延のない
    、又は群遅延量既知の第1のミラーと、分割された他方
    の光を分割する第2のビームスプリッタと、この第2の
    ビームスプリッタで分割された一方の光が、被測定光学
    素子である凹面鏡に導かれて反射し、更に第2のビーム
    スプリッタで反射された光を反射し、第2のビームスプ
    リッタに戻す第2のミラーとを有してなり、第2のミラ
    ーで反射された光は、第2のビームスプリッタで反射し
    、被測定光学素子である凹面鏡で再び反射して、入射光
    と同一光路に反射して分光器に導くように、凹面鏡と第
    2のビームスプリッタを介した第2のミラーに至る距離
    のが、凹面鏡の焦点距離であるように第2のミラーを配
    置したことを特徴とする光学素子の遅延測定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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