JPH0440021Y2 - - Google Patents

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JPH0440021Y2
JPH0440021Y2 JP1987154509U JP15450987U JPH0440021Y2 JP H0440021 Y2 JPH0440021 Y2 JP H0440021Y2 JP 1987154509 U JP1987154509 U JP 1987154509U JP 15450987 U JP15450987 U JP 15450987U JP H0440021 Y2 JPH0440021 Y2 JP H0440021Y2
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JP
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metal
oil
outer cylinder
bearing
impregnated
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動調心型すべり軸受の改良に関する
ものである。本考案のすべり軸受ユニツトは、例
えば小型電動機、ミシン、魚釣用リール、小型コ
ンベア等の軸受に使用すれば特に有効である。
〔従来技術〕
従来より球面含油軸受メタル等を使用した自動
調心型軸受としては、イ軸受の使用個所に軸受部
品を組込み、軸受機構を構成するようにした組込
み式の形式のものと、ロ単独で軸受ユニツトを構
成するようにしたユニツト形式のものとが提案さ
れている。前者の例としては、実開昭49−63345
号公報記載の軸受装置や実公昭40−32803号公報
記載の軸受装置が挙げられ、後者の例としては特
公昭49−18644号公報記載のベアリングユニツト
が挙げられる。
〔従来技術の問題点〕
ところが、前者の軸受装置は使用個所に軸受部
品を組込んで完成させるものであるため、互換性
がなく、従つて、焼付摩耗時等において、周りの
部品も一緒に交換しなければならず、また量産で
きないのでコストが高くなるという問題点があ
る。
後者のベアリングユニツトは同じ軸受同志で互
換性を有すると共に、ころがり軸受に比し安価で
あるので、従来からころがり軸受の代わりによく
使用されているが、その構造上内径、外径及び幅
をころがり軸受と同一にすることは困難である。
従つて、ころがり軸受を使用していた個所に、そ
れに代えて上記ベアリングユニツトを使用するに
は、軸受取付孔等を設計変更しなければならない
ので、かえつてコストが高くなる等の問題点があ
る。すなわち、上記ベアリングユニツトは第3図
イからも明らかなようにオイルスリンガ1,2を
覆う部分が両側に突出しているので、ころがり軸
受のように両側を平坦にすることは不可能であ
り、また幅寸法をころがり軸受のそれと同じにす
ることも困難である。さらに第3図イ,ロからも
判るように、含油軸受3は星型板ばね6の弾性に
より押付けられて支持されるので、星型板ばね6
の弾性を確保するためには、その内径に対する外
径の比をあまり小さくできないので、含油軸受3
の大きさを変えないで軸受のケーシング外径をこ
ろがり軸受の外径と同じにすることは構造上困難
である。
本考案はこのような事情を背景としてなされた
ものであり、本考案の目的とするところは、ころ
がり軸受と同寸法に構成でき、ころがり軸受との
互換性を有するすべり軸受ユニツトを提供するこ
とにある。
〔従来技術の問題点を解決するための手段〕
本考案はこのような目的を達成するためになさ
れたものであり、本考案の要旨とするところは、 外殻の内側に、外側に凸球面を有する球面含油
軸受メタルを配置し、かつ外殻と球面含油軸受メ
タルとの空間部に含油材を充填した自動調心型の
すべり軸受ユニツトにおいて、 前記外殻は薄肉鋼板で形成された円筒状部の一
端に内側に直角方向に折り曲げられてなるつば状
部を設けると共に、他端には内側に直角方向に折
り曲げられてなる円環状の側壁部を設けさらにそ
の開口端には内側に折り曲げられてなりかつ前記
球面含油軸受メタルを自動調心可能に支持するメ
タル受け部を設けてなる外筒とし、 さらに前記球面含油軸受メタルを前記メタル受
け部に着座させるためのメタル押圧部を有しかつ
前記外筒内に脱落不能に配置されたメタル押えを
備え、しかもメタル押えは前記外筒の円筒状部に
嵌り得る円筒状部を有すると共にその一端が直角
方向に内側に折り曲げられてなる円環状かつ段付
状の側壁部を設け、さらにその開口端には内側に
折り曲げられて前記メタル押圧部を形成してな
り、 しかも外筒の幅と含油軸受メタルの幅とを同じ
にすると共に、メタル押えの側壁部に形成された
前記段付状部分の突出面と外筒のつば状部外面と
を同一平面に位置するようにしたことを特徴とす
るすべり軸受ユニツトを構成したことにある。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説
明する。
第1図に示す実施例のすべり軸受は、小径ころ
がり軸受と同寸法の小形であるが、拡大して図示
されている。第1図において、16は外筒であ
り、薄肉鋼板で形成された円筒状部18の一端は
直角内側に折り曲げられて環状のつば状部20を
なし、他端は内側に直角に折り曲げられて環状の
側壁部22をなすと共にその開口端には全周縁に
わたつて内側に折り曲げられてなるメタル受け部
24が突設されている。外筒16内には、外側に
球面部26を有する焼結合金製の球面含油軸受メ
タル28が配置されるが、メタル受け部24には
球面含油軸受メタル28を外筒16と同心に支持
し、かつ球面部26に当接し、これを自動的に調
心させる凹球面部29が形成されている。
なお、第2図に示すように球面含油軸受メタル
28の球面部26には、左右両端からそれぞれ複
数(本実施例では4つ)の油溝40が球面部26
の中央に向かつて交互に刻設されると共に、球面
含油軸受メタル28の両側端には前記各油溝40
に連設する油溝42が刻設されている。
外筒16内で側壁部22の反対側には、球面含
油軸受メタル28をメタル受け部24に着座させ
るためのメタル押圧部30を有するメタル押え3
2が配置されている。メタル押え32は外側に外
筒16の内周部に嵌り得る円筒状部34を設ける
と共に内側には環状の前記メタル押圧部30を設
け、かつ両者を段付状の側壁部36で一体に連結
してなるものであり、外筒16のつば状部20が
側壁部36に当接することによつて、メタル押圧
部30を介して球面含油軸受メタル28を外筒1
6のメタル受け部24に押圧するようにされてい
る。そして、外筒16の幅と球面含油軸受メタル
28の幅とが同じとされると共に、外筒16のつ
ば状部20の外面とメタル押え32の側壁部36
の突出面とが同一平面になるようにされている。
外筒16とメタル押え32と球面含油軸受メタ
ル28とで囲まれる空間部には、繊維材に潤滑油
を含浸させた含油材38が充填されている。
以上のようにしてすべり軸受ユニツト46は構
成されるが、組付けは、外筒16の未完成の状態
のもの、すなわちつば状部20となる部分はまだ
折り曲げられず、円筒状部18と同径の筒状をな
しているものと、球面含油軸受メタル28とを組
み合わせ、内部に含油材38を充填した後、メタ
ル押え32を挿入し、しかる後つば状部20とな
るべき部分を折り曲げて行う。これにより、メタ
ル押え32は脱落不能すなわち分離不能な状態と
なり、単独のユニツトが構成される。なお、つば
状部20をなす部分は円筒状部18よりやや薄肉
とし、折り曲げ容易とされている。
このように、部品点数が少なくかつ外筒16と
メタル押え32はプレス加工が可能であるから、
構造簡単で、組付け容易であり、かつ量産もで
き、生産コストを軽減させ得る。また、本実施例
のすべり軸受ユニツトは通常のころがり軸受と同
寸法とされているので、直接ころがり軸受に置き
換えて使用できる。さらに、このすべり軸受ユニ
ツトは種々のサイズのころがり軸受と同一の内
径、外径、幅として製作することが構造上容易で
あり、従つてころがり軸受を使用していた個所に
直接置き換えが可能となる。すなわち、互換性を
有する。また、本実施例よりさらに小型化したす
べり軸受けユニツトを製作することも容易であ
る。さらにまた、ユニツト化しているので、故障
時等において交換が容易である。
以上のように構成されたすべり軸受ユニツト4
6において、含油材38に含浸されている潤滑油
は、このすべり軸受ユニツト46により支承され
るべき軸の回転に伴い球面含油軸受メタル28内
の焼結された組織間の隙間を通つて、軸の表面に
給油され、次に軸の回転によつて、球面含油軸受
メタル28の左右両端に漏出し、この漏出した潤
滑油は回転する軸の遠心力によつて外方に移動す
るが、特に球面含油軸受メタル28の両側端に設
けた油溝42により案内され、さらに球面部26
の油溝40とメタル押圧部30との隙間を通つて
含油材38内に入り、以下このような循環を繰り
返す。
このようにして、すべり軸ユニツト46内の潤
滑が行なわれる。
前記実施例において、外筒16のメタル受け部
24に設けられた凹球面部29に代えて、テーパ
面としてもよい。また、球面含油軸受メタル28
に設けた油溝40,42はさらに数を増減し、長
さを変更することも可能である。さらに含油材と
して他の公知のものを使用してもよい。さらにま
た、前記実施例のすべり軸受ユニツトの寸法はさ
らに大ききしたり、小さくしたりすることも可能
である。
以上本考案の実施例について説明したが、本考
案はこのような実施例に何等限定されるものでは
なく、本考案の要旨を逸脱しない範囲において
種々なる態様で実施し得ることはもちろんであ
る。
〔考案の効果〕
本願考案のすべり軸受ユニツトは前述のように
構成された結果、次のことが可能となつた。
すなわち、 外筒の両端を直角方向に内側に折り曲げると
共に、その幅寸法を球面含油軸受メタルの幅寸
法と同じにし、かつメタル押えの出つ張りを揃
えることによつて、すべり軸受の両端を平坦に
することができる。
外筒を内側に曲げる位置を加減すると共に、
適当な幅の球面含油軸受メタルを使用すること
によつて、すべり軸受の幅寸法をころがり軸受
のそれと同じにすることができる。
外筒直径を変えると共に、球面含油軸受メタ
ルの径方向の大きさを変えることによつて、す
べり軸受の外径寸法をころがり軸受のそれと同
じにすることができる。
球面含油軸受メタルの外径を適当な大きさに
変えると共に、孔の内径を加減することによつ
て、すべり軸受の内径寸法をころがり軸受のそ
れと同じにすることができる。
すなわち、本願考案のすべり軸受は、内径、外
径及び幅の各寸法をころがり軸受のそれと同一に
作ることが可能となる。従つて、ころがり軸受と
の直接置き換えが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す拡大断面図、
第2図は同実施例に使用する部品の拡大斜視図、
第3図イ,ロは自動調心型すべり軸受の従来例を
示す断面図である。 16……外筒、18……円筒状部、20……つ
ば状部、22……側壁部、28……球面含油軸受
メタル、30……メタル押圧部、32……メタル
押え、38……含油材、46……すべり軸受ユニ
ツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 外殻の内側に、外側に凸球面を有する球面含油
    軸受メタルを配置し、かつ外殻と球面含油軸受メ
    タルとの空間部に含油材を充填した自動調心型の
    すべり軸受ユニツトにおいて、 前記外殻は薄肉鋼板で形成された円筒状部の一
    端に内側に直角方向に折り曲げられてなるつば状
    部を設けると共に、他端には内側に直角方向に折
    り曲げられてなる円環状の側壁部を設けさらにそ
    の開口端には内側に折り曲げられてなりかつ前記
    球面含油軸受メタルを自動調心可能に支持するメ
    タル受け部を設けてなる外筒とし、 さらに前記球面含油軸受メタルを前記メタル受
    け部に着座させるためのメタル押圧部を有しかつ
    前記外筒内に脱落不能に配置されたメタル押えを
    備え、しかもメタル押えは前記外筒の円筒状部に
    嵌り得る円筒状部を有すると共にその一端が直角
    方向に内側に折り曲げられてなる円環状かつ段付
    状の側壁部を設け、さらにその開口端には内側に
    折り曲げられて前記メタル押圧部を形成してな
    り、 しかも外筒の幅と含油軸受メタルの幅とを同じ
    にすると共に、メタル押えの側壁部に形成された
    前記段付状部分の突出面と外筒のつば状部外面と
    を同一平面に位置するようにしたことを特徴とす
    るすべり軸受ユニツト。
JP1987154509U 1987-10-07 1987-10-07 Expired JPH0440021Y2 (ja)

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JP1987154509U JPH0440021Y2 (ja) 1987-10-07 1987-10-07

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JPH0158826U JPH0158826U (ja) 1989-04-13
JPH0440021Y2 true JPH0440021Y2 (ja) 1992-09-18

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4918644A (ja) * 1972-06-07 1974-02-19

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5421642Y2 (ja) * 1972-09-16 1979-07-31

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4918644A (ja) * 1972-06-07 1974-02-19

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