JPH0439830B2

JPH0439830B2 -

Info

Publication number: JPH0439830B2
Application number: JP59192756A
Authority: JP
Priority date: 1983-12-30
Filing date: 1984-09-17
Publication date: 1992-06-30
Also published as: EP0149121B1; US4596039A; CA1220429A; JPS60154777A; EP0149121A2; DE3484135D1; EP0149121A3

Description

【発明の詳細な説明】

〔産業上の利用分野〕本発明はデイジタル・イメージ処理方法、更に
詳細に説明すれば、イメージをラン終了すなわち
ランレングスデータからビツト・マツプに変換す
る方法に関する。〔従来技術〕イメージを扱う方法はこれまでにも多数ある
が、本発明の方法についての教示または示唆は見
当らない。〔発明が解決しようとする問題点〕本発明の目的は、イメージを迅速にランレング
スデータからビツト・マツプに変換することであ
る。〔問題点を解決するための手段〕本発明が解決しようとする問題点は、次のステ
ツプを含む方法によつて解決される：イメージの複数のラン表示をバツフアに記憶
し；データのロー（横列、row）を初期設定し；前記ローで、ランレングスデータの各々を画素
表示に変換し；前記ローの前記ビツトマツプデータを記憶し；前記イメージをビツト・マツプ表示に変換し終
るまで、残りのランレングスデータについて、初
期設定、変換および記憶のステツプを反復実行す
る。〔作用〕本発明の方法により、イメージは：イメージの複数のランレングスデータをバツフ
アに記憶し、データのローを初期設定し、索引表
により、前記ローのランレングスデータの各々を
ビツトマツプデータに変換し、前記ローの前記ビ
ツトマツプデータを記憶し、前記イメージのビツ
ト・マツプで表現されたデータへの変換が終了す
るまで残りのランレングスデータについて初期設
定、変換および記憶のステツプを反復実行するこ
とにより、ランレングスデータからビツト・マツ
プに変換される。〔実施例〕本発明による方法は、ラン終了すなわちラン長
のベクトルの連続として表示された２進イメージ
（イメージ・データのローの各々を１ベクトルと
する）を迅速にビツト・イメージに変換する。
“ラン終了”は、イメージの左端からランの最後
の画素（ペル）までの、ビツト（すなわち画
素）の変位で表わす。“ランレングスデータ”は、
以下の説明で、“ラン長”および“ラン終了”の
意味を含むものとして使用する。本発明は下記の方法の組合せを使用し、従来の
方法よりもかなり速く動作を実行する： (a) 入力データを適切に変更し、ランを対で処理
することにより、ロー終了に達したかどうかを
調べるための検査回数を、ランごとの１回の検
査から、ランの対ごとの１回の検査に減らす。 (b) ラン終了（ラン長）バツフアが出力イメージ
の希望するローの長さよりも長いローを記述し
ている場合、適切なカラーのラン終了が正確か
つ確実にイメージの端で生じるように入力デー
タを変更することにより、内部ループ（後述）
内で、ローの最後のランの検査と切詰めを不要
にする。 (c) ラン終了バツフアで記述されたローよりも長
いローの変換を試みないことを保証することに
より、内部ループ内での入力データの終了の検
査を不要にする。 (d) 多くのプロセツサで使用可能な特定の命令を
利用して広い領域に白のバイト（または、長い
黒のランに出会つた場合には黒のバイト）を書
込むことにより、一般に、２進イメージに含ま
れた０（白）の画素のみの広い領域を利用する。 (e) 迅速な表索引手順を用いてバイトに黒
（“１”）のビツトを書込む。本発明による方法は、必要に応じ、符号化され
た入力イメージの一方または両方の端にあるデー
タを無視し、かつ、出力イメージの一方または両
方の端に黒または白の画素を埋込み、または、出
力イメージを書込むべき場所から画素を取除く
（バイト境界にない変換されたイメージをより大
きいイメージに挿入する）ことができるように構
築された汎用のアプリケーシヨンを有する。この方法は、ラン終了すなわちラン長からイメ
ージを生成するのに使用できる。下記の説明では
ラン終了が供給されているものと仮定する。ラン
長の変換では、処理されたラン長の累計が維持さ
れる。復元されたイメージを構成するビツトは、８ビ
ツトを１バイトのパツクで記憶し、ローの各々は
バイト境界で開始・終了するものと仮定する。ロ
ーは記憶装置に順次に配列されることになつてい
る。イメージは、あたかも右端および（または）
左端に、０または１のビツト、あるいは既に出力
イメージに存在しているデータが埋込まれている
かのように変換できるので、復元されたイメージ
は、実際にはバイト境界で開始または終了しなく
てもよい。また、適切な初期設定により、ローの
開始および（または）終了位置の画素を表わす符
号化データをスキツプすることもできる。第１表には、イメージ・データのランレングス
データの構成例を示す。良好な実施例では、ロー
ごとに半ワードの列を含むラン終了バツフアを使
用する。半ワード内の16ビツトは、正の変位とし
て32Kまでの幅を有するイメージを表わすのに適
切である。各々のロー・バツフアの最初の半ワー
ドは、ラン終了データのバイト数とカウント（す
なわち、バツフア内の合計データ・バイト数）の
ための２バイトとの和を表わす。ローの各々は、
前記半ワード、３個の０のラン終了、任意の数の
白／黒のラン終了の対、および最後の黒のラン終
了に対する２つの追加コピーで表示される。若
し、イメージのローが黒のランで始まるなら、対
になる最初の白のラン終了は０に指定されなけれ
ばならない。若し、イメージのローが白のランで
終了するなら、対になる最後の黒のラン終了は、
最後の白のラン終了と同じである。従つて、実際
には、最後のラン終了は３つのコピーを生じるこ
とがある。例えば、若し、スキツプまたは埋込み
が指定されず、かつ、３つのローの各々の出力の
大きさが32個の画素に指定されるなら、第１表の
ランレングスデータは、第２表のビツト・イメー
ジに相当する。

【表】

【表】ラン終了バツフアは、連続するイメージ・デー
タのローを、ローの間に空白を介在させずに、順
次に記憶する。イメージ。データのローをラン終了表示に変換
する手順は次のステツプを含む。 (a) ラン終了バツフアを変更することにより、ラ
ン終了バツフアは、右端に埋込み画素を含み、
かつ変換されることになつているデータの終了
に黒のラン終了を有するようにローを記述す
る。ラン終了バツフアが、変換されるローより
も長いローを記述する場合には、入力されたロ
ーが切詰められる。必要な画素数を変換するの
に十分なデータがラン終了バツフアにない場合
には、変換する画素数を使用できる画素数に減
らし、不足分は右端のパツドによつて補う。 (b) 出力ローを描く領域を消去する。 (c) 復元したイメージ・ローの端を越えた最初の
ビツトを含むバイトの値は、復元したイメー
ジ・データとともに書込まれるビツトを消去す
るようにマスクしてから保管する。 (d) 左端は、必要ならば、黒（“１”）のビツトを
埋込む。白（“０”）のビツト、または先に存在
する出力イメージからのデータを埋込むには特
別な処理は不要である、というのは、これらの
ビツトは最初に消去されているからである。 (e) 左端で、符号化されたデータをスキツプすべ
き場合には、変換しようとしているデータに届
くラン終了が見つかるまで、ラン終了バツフア
の内容を進める。ラン処理が白のランの場合
は、内部ループ（後述）の最初に進む。ラン終
了が黒のランの場合は、現に作成中のバイトの
非埋込みビツトの全部を１にセツトし、内部ル
ープの、黒のランを処理する部分に進む。 (f) 内部ループを用いて、最初のランが白で次の
ランが黒の、対のランを変換する。 (g) 復元したイメージ・ローの終了を越えた最初
のビツトを含むバイトは、ステツプ(c)で保管さ
れた該バイトの値と、現に復元中のバイトとの
論理和（OR）と置換える。このように、復元
されたローがバイト境界で終了しない場合に
は、先に存在している出力イメージのデータと
復元されたローとが、１つのバイトに適切に組
合わされる。変換アルゴリズム（後述）で用いる変数を下記
に示す。これらの変数の一部は第２図にも示され
ている。 BLACKEND：（アドレスINPT＋Ｗにおいて）
現に処理中の黒のラン終了 BUFLEN：ラン終了バツフアの最初の単位；ラ
ン終了バツフア内の現在のローのバイト数 CUM：現に作成中のイメージ・データのバイト DATEND：要求された全入力画素を処理し終つ
たときに出力ローに収まつた画素数 EBLAK：最初のＮビツト（ただしＮは指標）を
越えた全ビツトを消去するのに用いる索引
表 ENDPT：後続の黒のラン終了がDATENDより
も少ない最後の白のラン終了を指すポイン
タ；ENDPTで始まる連続するラン終了を
ENDPT0、ENDPT1、ENDPT2、
ENDPT3、およびENDPT4と呼ぶ。 INPT：ラン終了バツフアを指すポインタ LAST：現在のCUMを書込むべきアドレスを指
すポインタ LASTB：LASTによつてアドレスを与えられて
いるバイト LFTPAD：左端に挿入される埋込みビツト数 NCOL：出力イメージのロー当りの画素数 NEXTLN：次のローのラン終了バツフアを指す
ポインタ OBUF：現在の出力イメージ・ローの最初（出
力イメージ・バツフア）を指すポインタ
（バイト単位）Ｐ：一時ポインタ変数 PB ：Ｐによつてアドレスを与えられたバイト PADCOLOR：埋込みビツトのカラー：白、黒ま
たはDND（後述）の表示 REND：出力イメージのラン終了のビツト・ア
ドレス RTPAD：右端に挿入される埋込みビツト数 SBLAK：最初のＮビツト（ただし、Ｎは指標）
を越えた全ビツトを１にセツトするのに用
いる索引表 START：ラン終了を加えると、その結果が出力
イメージのラン終了のビツト・アドレスに
なるようなビツト・アドレス SVB：出力イメージの最初のビツトを含むバイ
トを書込む記憶領域 SVEND：後に使用するためBLACKENDを保管
する一時変数Ｗ：ラン終了バツフアのエレメントの幅（バ
イト単位） WHITEEND：（アドレスINPTで）現に処理中
の白のラン終了 WID：出力イメージの幅（バイト単位）Ｘ：一時変数 XSKIP：各ローの最初にスキツプされるイメー
ジ・データのビツト数実施例の説明で、重要な変数は： CUM、INPT、ENDPT（イメージの右端を記
述するラン終了データを指すポインタ）、OBUF
（出力イメージを書込むべき場所を指すポイン
タ）、NCOL（切詰められ、埋込まれた出力イメー
ジローの画素数）、DATEND（要求された全入力
データを処理し終つたときにラン終了バツフアに
収まつている画素数）、START（ラン終了を加え
ると、その結果が、ラン終了が生じることになつ
ている記憶領域のビツト・アドレスになるような
ビツト・アドレス）、XSKIP（出力イメージの右
端から省略すべき、ラン終了バツフアに表示され
たビツト数）、LFTPAD、RTPAD、および挿入
される埋込みビツトのカラーである。埋込みビツトを、先に存在している出力イメー
ジから取込むことになつている場合には、埋込み
ビツトのカラーは“DND”と呼ばれる。従つて、
前にも述べたように、埋込みビツトのカラーは
白、黒またはDNDである。変換プロセスは、第３表に示す２つの索引表
SBLAKおよびEBLAKを使用する。これらの索
引表の各々は８つの項目を有し、項目ごとに、そ
れぞれ指標０〜７に対応する、バイト内の残りの
ビツト数の可能な値が16進数で示されている：

〔発明の効果〕

本発明の方法は、従来の方法よりも可成り速く
イメージをランレングスデータからビツト・マツ
プに変換できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の方法の流れ図、第２図は本発
明による変換フオーマツトを示す図、第３図は本
発明による変換アルゴリズムを示す流れ図、第４
Ａ図〜第４Ｅ図は本発明の方法に従つてローを初
期設定し、画素データを生成する流れ図である。１１０……イメージ記憶ステツプ、１２０……
データ・ロー初期化ステツプ、１３０……表示変
換ステツプ、１４０……ビツトマツプデータ記憶
ステツプ、１５０……残りのランの有無検査ステ
ツプ。

Claims

【特許請求の範囲】１イメージをランレングスデータからビツトマ
ツプデータに変換する方法であつて、ビツトマツプデータが形成される出力領域にお
いて、すべてのビツトを第１の２進値に統一して
初期設定し、上記イメージを表し第２の２進値のラン開始点
及び終了点を定義する対を複数有する対形式のラ
ンレングスデータをバツフアに記憶し、上記バツフアに記憶されたランレングスデータ
の上記各対を上記第２の２進値のイメージビツ
ト・ストリングに連続して変換し、上記ランレングスデータ中の上記第２の２進値
のラン開始点及び終了点を定義する対の各々の開
始位置に応じて、上記第２の２進値のイメージビ
ツト・ストリングを上記出力領域に転送し、上記出力領域における上記イメージデータのビ
ツトマツプデータへの変換を上記第１の２進値か
ら成るイメージストリングの生成および転送を行
なわずに実行することを特徴とするイメージのラ
ンレングスデータからビツトマツプデータへの変
換方法。