JPH0439737A - オブジェクト指向型言語のメソッド探索方式 - Google Patents

オブジェクト指向型言語のメソッド探索方式

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JPH0439737A
JPH0439737A JP14613790A JP14613790A JPH0439737A JP H0439737 A JPH0439737 A JP H0439737A JP 14613790 A JP14613790 A JP 14613790A JP 14613790 A JP14613790 A JP 14613790A JP H0439737 A JPH0439737 A JP H0439737A
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JP
Japan
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inheritance
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base class
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JP14613790A
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Toru Araya
荒谷 徹
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明はオブジェクト指向型言語のメソッド探索方式
に関し、特に既存のプログラムの一部を継承して新たな
プログラムを定義するオブジェクト指向型言語の継承制
御方式におけるメソッド探索方式に関する。
(従来の技術) オブジェクト指向型言語は個々のオブジェクトの定義で
あるクラス(またはモジュール)の積み重ねにより記述
され、この記述を簡潔にするために、継承と呼ばれる方
式が採用されている。
この継承方式の一例を第9図を参照して説明する。
既存のクラスXがあり、このクラスXを用いて新たなり
ラスYを定義する場合を考える。
ここに、クラスXは、メソッド(手続)Bをその中に組
込んだメソッドAと、メソッドBおよびCとから構成さ
れているものとする。
この時、クラスXの機能にメソッドDを加えた内容の新
たなりラスYを作成する場合には、図示されているよう
に、クラスYに、5uperclass (継承):X
と、メソッドDを記述すればよい。
このように、継承方式を用いると、プログラムを簡潔に
記述することができる。なお、オブジェクト指向型言語
においては、継承されるクラスはスーパークラスと呼ば
れ、継承するクラスはサブクラスと呼ばれる。
(発明が解決しようとする課題) オブジェクト指向型言語の特徴であるボリモルフイズム
を利用した、データの統一的な操作手順を提供するため
には、既に特定の名前で定義されているメソッドを再定
義する必要が起きることがある。
例えば、前記クラスYにおいて、メソッドBの内容をク
ラスXにおけるBの内容と異なる内容に再定義すること
が必要になる場合がある。
この場合、第10図に示されているようにクラスYを記
述すると、メソッドAの実行中に、再定義されたメソッ
ドB(xxx)が参照されることとなり、メソッドAは
元のメソッドB(△△△)を実行しないことになる。
そこで、従来は第11図(a)または(b)に示されて
いるような内容の記述により、前記の操作手順を実現し
ていた。
同図(a)は継承機構を用いない表現であり、図中の“
var x : X”はクラスYのオブジェクトが内部
にクラスXのオブジェクトをXという名前でもっことを
表し、 x、A”    x、C’は、それぞれオブジ
ェクトXのクラスで定義されているメソッドA、Cを呼
出すことを表している。
同図(b)は継承機構を用いた表現方式であり、図中の
“5elf”X、  B″はクラスXで定義されている
メソッドBを呼出すことを表し、メソッドAはクラスX
のものと同様に定義するが、Aが参照するメソッドBは
クラスXのBを使うように新たに定義されている。
したがって、前記ポリモルフイズムを利用した操作手順
を従来の継承方式を使用して提供しようとすると、継承
機構を用いないで表現するか、継承機構を用いて表現す
る場合には既存のメソッドを再定義しなければならず、
クラス定義の内容が複雑になるという問題があった。
そこで、既に特定の名前で定義されているメソッドを再
定義する必要がある場合、これを簡潔な内容で表現する
ことのできるオブジェクト指向型言語の継承制御方式が
要望されている。
本発明の目的は、この新たな継承方式に使用して好適な
、オブジェクト指向型言語のメソッド探索方式を提供す
ることにある。
(課題を解決するための手段および作用)前記目的を達
成するために、本発明は、第1図に示されているように
、継承方式に第1の方式であるオーバライドと第2の方
式であるプロテクトを有する継承方式指定部13と、“
セルフ”へのメツセージ送信か否かを判定するメツセー
ジ送信判定部15と、″セルツブへのメツセージ送信時
には、メツセージ送信前のベースクラスをそのまま次の
ベースクラスとして設定し、“セルフ”以外へのメツセ
ージ送信時にはレシーバのクラスをベースクラスに設定
するベースクラス設定部11と、メツセージ送信に際し
て、前記ベースクラス設定部に設定されているクラスか
らメソッド探索を開始し、継承方式指定部13がら得た
継承方式が第2の方式の場合にスーパークラスをベース
クラスに再設定するメソッド探索部12とを具備した点
に特徴がある。
本発明によれば、“セルフ”へのメツセージ送信部15
により“セルフ”へのメツセージ送信であることが判定
されると、ベースクラス設定部11は現在のベースクラ
スをそのまま次のベスクラスとし、“セルツブ以外への
メツセージ送信であれば、レシーバのクラスをベースク
ラスとする。
メソッド探索部12は前記ベースクラス設定部11に設
定されているクラスからメソッド探索を開始し、あるク
ラスでの探索に失敗し、そのスーパークラスの探索を開
始する際、継承方式判定部14の判定結果に基づき、継
承方式がプロテクトである場合には、そのスーパークラ
スをベースクラスに再設定する。
該メソッド探索部12は、これ以後のメツセージ送信に
おいて、″セルフ1へのメツセージ送信の時には、ベー
スクラスに設定されているスーパークラスからメソッド
探索を開始し、“セルフ1以外へのメツセージ送信の時
には、レシーバのクラスからメソッド探索を開始する。
以上の動作により、新規プログラム中において継承方式
がプロテクトの場合には、既存プログラムの機能を継承
し一部を再定義している場合でも、既存プログラム中で
のその機能の呼び出しに対しては、既存プログラムの定
義が優先されることとなり、一方新規プログラム中では
新たに再定義された機能を利用することができるように
なる。
(実施例) 以下に、図面を参照して、本発明の詳細な説明する。
まず、本発明が必要とされる状況、あるいは本発明が満
たさなければならない要件について説明する。この状況
あるいは要件は下記の(1)〜(4)であり、第2図を
参照して説明する。なお、同図(a)はメソッドA、B
、Cからなる既存のクラスXを示し、(b)はこのクラ
スXの内容を含む新規クラスYを示す。
(1)第2図に示されているように、既存のクラスXの
メソッドB:△△△を、×××に変更した新規クラスY
を作る。なお、新規クラスYはメソッドA%BおよびC
をもつものとする。
(2)クラスXを直接変更してはならない。他のクラス
が該クラスXを参照しているかも知れないからである。
(3)クラスXの中味をそっくり新規クラスYにコピー
して使ってはならない。将来、クラスXが変更された時
、新規クラスYにはその変更が反映されないからである
(4)クラスXのメソッドAは、メソッドBが“△△△
”でないと正常に働かない。
次に、本発明の一実施例を、第3図を参照して説明する
本発明では、プロテクト(protect )と表記さ
れた新しい継承方式を採用する。この継承方式プロテク
トは、“クラスYの中で定義されていないメソッドはク
ラスXがもつメソッドと同じ内容でメソッドを継承する
“機能を有している。すなわち、クラスYの中で定義さ
れていないメソッドAとCはクラスXがもつメソッドと
同じ内容を継承することを意味している。
したがって、第3図のプログラムが実行されると、第2
図(b)と同内容の操作手順が実行されることとなる。
なお、本実施例による継承方式プロテクトと従来方式の
継承方式オーバライド(override)との違いを
明らかにするために、第10図のオーバライドについて
説明すると、該継承方式オーバライドは、“クラスYの
中で定義されていないメソッドはクラスXでの定義を継
承する1という意味を有している。具体的に述べれば、
クラスYはクラスX内のメソッドAとCの定義だけ継承
するので、メソッドAが実行途中で参照するメソッドB
はクラスY中で定義された内容を参照することになる。
次に、前記継承方式を実現するプログラム実行系の構成
を、第4図を参照して説明する。図示されているように
、プログラム実行系は、命令解釈・実行部1、クラス定
義部2、実行状態記憶・管理部3およびオブジェクト管
理部4がら構成されている。
前記命令解釈・実行部1は、さらに、命令続出部1a、
メソッド探索部1bおよび基本演算実行部1cから構成
されている。
命令続出部1aは、命令を読みだし、該命令がメツセー
ジ送信命令であるが演算命令であるがの判別をし、前者
の命令であればこれをメソッド探索部1bに送り、後者
であればこれを基本演算実行部1cに送る働きをする。
メソッド探索部1bは、本発明の要部に関するものであ
り、従来の継承方式オーバライドと新たな継承方式プロ
テクトの処理を実行する。詳細は後で説明する。
基本演算実行部1cは、演算命令を実行し、その結果を
オブジェクト管理部4に送る。
前記クラス定義部2は各クラスのスーパークラス指定、
継承方式の指定、メソッドの定義、データ構造の定義を
行う。このクラス定義部2には、例えば第5図に示され
ているような内容が格納される。すなわち、各クラスに
対して、スーパークラス、継承方式の指定、およびメソ
ッドの定義が格納されている。なお、クラスXのメソッ
ドBとクラスYのメソッドBは、同じ記号が使われてい
るが、その定義は異なるものとする。
実行状態記憶・管理部3は、現在実行している処理のレ
シーバ、メソッド、ベースクラス等を管理している。例
えば、現在、クラスZ(第5図参照)のメソッドE中の
yAを処理しているとすると、前記レシーバにはYが登
録され、メソッドにはAが登録される。
次に、第4図のプログラム実行系の動作を、第6図、第
7図のフローチャートを参照して説明する。
命令続出部1aはまず最初の命令を読みだしくステップ
S1)、該命令がメツセージ送信命令か、演算命令かあ
るいはその他の命令であるかの判断をする(ステップS
2、S3)。メツセージ送信命令の場合には(ステップ
S2が肯定)、メソッド探索部1bはメツセージに対応
するメソッドの探索を行う(ステップS4)。このステ
ップS4の詳細は、第7図で説明する。
ステップS5では、ステップS4のメソッドの探索が成
功したか否かの判断を行い、肯定の場合には、探索した
メソッドを次に実行するメソッドとして実行状態記憶・
管理部3に設定する動作が行われる(ステップS6)。
命令読出部1aは実行状態記憶・管理部3から次の命令
、すなわちメソッドを読みだしくステップS7)、再び
ステップS2の判断をする。ステップS5が否定の時、
すなわちメソッドの探索が不成功の時には、エラー処理
がなされる(ステップ5lll)。
ステップS3で演算命令の時には、ステップS9に進み
、演算命令を実行する処理がなされる。
次に、前記ステップS4の処理の詳細を、第7図を参照
して説明する。
まず、指定されているクラスをレシーバとして設定する
(ステップ541)。次いで、“スーパ”へのメツセー
ジ送信か(ステップ542)、“セルフ”へのメツセー
ジ送信が(ステップ543)の判断がなされる。“スー
パー”へのメツセージ送信の時には、前のベースクラス
をベースクラスに設定する動作がなされ(ステップ55
0)、メソッドが定義されているクラスのクラス定義を
調べる動作がなされる(ステップ551)。“セルフ”
へのメツセージ送信の場合には、前のベースクラスをベ
ースクラスに設定する動作がなされ(ステップ552)
、ベースクラスのクラス定義を調べる動作が行われる(
ステップ545)。
一方、“スーパー へのメツセージ送信でもなく、′セ
ルフ”へのメツセージ送信でもない場合には、レシーバ
のクラスをベースクラスに設定する動作が行われる(ス
テップ544)。続いて、ベースクラスのクラス定義を
調べる動作が行われる(ステップ545)。
ステップS46では、前l己ステップS45およびS5
1の調査により、メソッドが調査したクラスのメソッド
定義部に定義されていたかどうかの判断をする。この判
断が肯定であれば、探索成功となる。前記判断が否定の
場合には、スーパークラスが指定されているか否かの判
断がなされる(ステップ547)。肯定であれば、ステ
ップ548に進み、否定であれば、探索失敗となる。
ステップ348では、通常の継承方式オーバライドか、
新しい継承方式プロテクトかの判断がなされる。通常の
継承方式オーバライドの場合には、スーパークラスのク
ラス定義を調べる動作がなされ(ステップ549)、一
方新しい継承方式プロテクトの場合には、スーパークラ
スをベースクラスとする動作が行われてから(ステップ
553)、スーパークラスのクラス定義を調べる動作が
なされる(ステップ549)。
ステップS49の処理が終わると、ステップ546の処
理が再び行われ、メソッドがメソッド定義部に定義され
ていれば、探索成功となる。
次に、上記の動作を具体的に説明する。いま、第4図の
クラス定義部2に、第5図のクラスX1YおよびZが定
義されているものとする。また、クラスZのメソッドE
が実行中であり、処理yAが前記ステップS7により読
み出されたとする。
ステップS2では、この命令yAがメツセージ送信命令
であるか否かの判断を行う。命令yAはメツセージ送信
命令であるので、ステップS4に進み、メツセージに対
応するメソッドAの探索が開始される。
ステップS41では、指定されているオブジェクトyを
レシーバとして設定し、ステップS42および“S43
″で“スーパー”へのメツセージ送信か、“セルフ”へ
のメツセージ送信かの判断をする。命令VAはそのいず
れでもないので、ステップS44に進み、レシーバのク
ラス、すなわちYをベースクラスにする動作が行われる
。次いで、該ベースのクラスYのクラス定義の調査がな
され(ステップ545)、メソッドAがクラスYのメソ
ッド定義部に定義されているかどうかの判断がされる(
ステップ546)。
本具体例では、クラスYのメソッド定義部にメソッドA
が定義されていないので、ステップS47の判断がなさ
れ、スーパークラスが指定さているか否かの判断がなさ
れる。クラスYにはスーパークラスが指定さているので
、この判断は肯定となり、ステップS4gの判断がなさ
れる。すなわち、継承方式が通常か否かの判断がされる
この具体例では、“プロテクト”の継承方式であるので
、否定となり、スーパークラスすなわちクラスXがベー
スクラスとして登録される(ステップ553)。続いて
、スーパークラスXのクラス定義を調べ(ステップ54
9)、そのメソッド定義部にメソッドAが定義されてい
るか否かの判断が行われる(ステップ546)。メソッ
ドAはスーパークラスXのメソッド定義部に定義されて
いるので、ステップS46は肯定となり、探索成功と判
断される。
探索が成功すると(ステップS5が肯定)、前記ステッ
プS6に進み、探索したメソッドを次に実行するメソッ
ドとして設定する動作が行われる。
前記の一連の動作の結果、実行状態記憶・管理部3の“
ベースクラス“にはクラスXが登録され、前記ステップ
S7により次の命令、すなわちレシーバyのクラスYの
メソッドAの次の命令である5elf’B’が読み出さ
れる。 5elf’B”は、ここではレシーバのクラス
Yに対してメソッドBを探索し実行するという意味を有
している。
再び、前記ステップS2で該命令“5elrB”がメツ
セージ送信命令であるか否かの判断がなされ、6令“5
elf”B’はメツセージ送信命令であるのでこの判断
は肯定となってステップS4に進む。
ステップ341では、指定されているオブジェクトyを
レシーバとして設定する。次いで、ステップS42、S
43の判断がなされる。今度は、ステップS43が肯定
となり、前のベースクラスであるベースクラスXのクラ
ス定義を調べる動作がなされる(ステップS52および
545)。第5図から明らかなように、ベースクラスX
のメソッド定義部にはメソッドBが定義されているので
、ステップS46の判断は肯定となり、探索成功となる
なお、この場合、クラスYの継承方式が通常のオーバラ
イドであれば、ベースクラスとしてクラスYが設定され
ているので、クラスYのメソッド定義部のメソッドBが
探索されることになることは明らかであろう。そして、
この結果、命令5eIrB−は前記要件(4)を満たさ
ないことになり、メソッドBは正常に動作しなくなる。
探索が成功すると、ステップS6により、クラスXのメ
ソッドBが次に実行するメソッドとして設定される。そ
して、次の命令、すなわちレシーバYのメソッドBの次
の命令である“zF“が読み出される。この命令“zF
”は、オブジェクト2のクラスZに対して、メソッドF
を探索するという意味を有している。
この命令に対しては、前記ステップS2の判断は肯定と
なり、ステップS41で、指定されているオブジェクト
2をレシーバとして設定する。命令azF”はスーパー
、セルフへのメツセージ送信ではないので、ステップS
44に進み、レシーバのクラス2がベースクラスとされ
る。次いで、レシーバZのクラス定義を調べ(ステップ
845)、メソッドFがクラスZのメソッド定義中に定
義されているか否かの判断がなされる(ステップ546
)。本具体例では定義されているので、肯定となり、探
索成功となる。
探索が成功すると、次に探索したメソッドFが次に実行
するメソッドとして設定される。
以下、同様の動作が繰返し行われる。なお、クラスZの
メソッドFの実行終了後、クラスXのメソッドBの2番
目の処理に戻る動作、クラスXのメソッドBの実行終了
後にクラスXのメソッドAの2番目の処理に戻る動作、
クラスXのメソッドAの実行終了後にクラスZのメソッ
ドEの3番目の処理に戻る動作は、周知のリターン命令
により行われる。このリターン動作は、本発明の主要部
でないので、説明を省略する。
以上の説明から明らかなように、本実施例のメソッド探
索方式によれば、継承方式が新規なプロテクトの場合に
は、既存プログラムの機能を継承し一部を再定義してい
る場合でも、既存プログラム中でのその機能の呼び出し
に対しては、既存プログラムの定義が優先されることと
なり、一方新規プログラム中では新たに再定義された機
能を利用することができるようになる。
本発明による新規な継承方式プロテクトが有用になるの
は、スーパークラスの殆どのメソッドの定義を継承した
いが、一部に継承したくないメソッドがあり、かつスー
パークラスで定義されている機能がスーパークラス自身
にとって必要であるか、必要でないことを確認するのが
困難である場合である。
次に、本発明が有用となる応用例を第8図を参照して説
明する。この応用例は、オブジェクトの外部からのアク
セスをモニタする例である。
いま、既存プログラムとして、クラスXがあり、これを
継承する新規プログラムYの中に、メソッドAが[通知
の処理・5uperAJという内容に再定義されている
ものとする。そして、外からの呼出しの命令であるクラ
スZのメソッドCを実行すると、クラスYのメソッドA
が探索され、通知の処理と、スーパークラスXのメソッ
ドAの実行が行われる。つまり、スーパークラスXのメ
ソッドAの実行を外部のユーザに通知することができる
また、クラスZのメソッドDを実行すると、クラスYの
メソッドBが探索される。この場合、クラスYにはメソ
ッドBが定義されていないので、継承方式プロテクトで
クラスXが継承され、メソッドBの5elfAは、クラ
スXのメソッドAを参照することとなり、クラスYのメ
ソッドAを参照することはない。
したがって、継承方式プロテクトで継承する新規プログ
ラムYを設けることにより、クラスXのメソッドAを外
部に通知できると共に、クラスXのメソッドBを何らの
支障なく実行することができる。
しかしながら、継承方式が従来のオーバライドであれば
、クラスZのメソッドDを実行させると、クラスXのメ
ソッドBの5elf’Aの処理において、クラスYの再
定義されたメソッドAが参照されて通知処理が行われる
ことになり、命令yBは正常に動作しなくなる。この結
果、継承方式がプロ卆りトの場合のような、クラスXの
メソッドAを外部に通知すると共に、クラスXのメソッ
ドBを何らの支障なく実行するという動作は得られない
なお、前記の説明では、従来の継承方式を“オーバーラ
イド“と呼び、本発明による新規な継承方式を、“プロ
テクト”と呼んだが、これに限定されず、他の呼称を用
いてもよいことは勿論である。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明のメソッド探索
方式によれば、継承方式が新規な継承方式プロテクトで
ある場合には、既存プログラムの機能を継承し一部を再
定義している場合でも、既存プログラム中でのその機能
の呼び出しに対しては、既存プログラムの定義が優先さ
れることとなリ、一方新規プログラム中では新たに再定
義された機能を利用することができるという効果がある
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の要部の機能ブロック図、第2図および
第3図は新規な継承方式プロテクトの説明図、第4図は
本発明の一実施例のプログラム実行系のブロック図、第
5図は第4図のクラス定義部に定義されたクラスの一例
を示す図、第6図は第4図のプログラム実行系の動作を
説明するフローチャート、第7図はメソッド探索の動作
を説明するフローチャート、第8図は本発明の詳細な説
明するための図、第9図、第10図および第11図は従
来の継承方式を説明するための図である。 11・・・ベースクラス設定部、12・・・メソッド探
索部、13・・・継承方式指定部、14・・・継承方式
判定部、15・・・“セルフ“へのメツセージ送信判定
部 代理人 弁理士 平木道人 外18 第 図 (既存のクラス) (新規クラス) 第 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)継承方式に第1の方式と第2の方式を有する継承
    方式指定部と、 “セルフ”へのメッセージ送信か否かを判定するメッセ
    ージ送信判定部と、 “セルフ”へのメッセージ送信時には、メッセージ送信
    前のベースクラスをそのまま次のベースクラスとして設
    定し、“セルフ”以外へのメッセージ送信時にはレシー
    バのクラスをベースクラスに設定するベースクラス設定
    部と、 メッセージ送信に際して、前記ベースクラス設定部に設
    定されているクラスからメソッド探索を開始し、継承方
    式が第2の方式の場合にスーパークラスをベースクラス
    に再設定するメソッド探索部とを具備し、 継承方式の種類により探索するクラスを使い分けるよう
    にしたことを特徴とするオブジェクト指向型言語のメソ
    ッド探索方式。
JP14613790A 1990-06-06 1990-06-06 オブジェクト指向型言語のメソッド探索方式 Pending JPH0439737A (ja)

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