JPH09319580A - ネットワークマネージメント方法 - Google Patents

ネットワークマネージメント方法

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JPH09319580A
JPH09319580A JP8157724A JP15772496A JPH09319580A JP H09319580 A JPH09319580 A JP H09319580A JP 8157724 A JP8157724 A JP 8157724A JP 15772496 A JP15772496 A JP 15772496A JP H09319580 A JPH09319580 A JP H09319580A
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JP
Japan
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callback
automatic
function
calling
automatic callback
Prior art date
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Application number
JP8157724A
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English (en)
Inventor
Yuuki Arimoto
優貴 有本
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 呼び元オブジェクト1が呼び先オブジェ
クト3に対し非同期オペレーションに基づく関数コール
を行う場合、予め自動コールバックオブジェクト5を生
成する。ここには呼び元オブジェクト1のポインタとコ
ールバック関数とが格納されている。この自動コールバ
ックオブジェクト5は、テンプレートにより定型化され
る。呼び先オブジェクト3は、レスポンスを自動コール
バックオブジェクト5に返す。自動コールバックオブジ
ェクト5は呼び元オブジェクトのポインタ8とコールバ
ック関数9を含み、コールバック関数9を処理してレス
ポンスを呼び元オブジェクトに返す。 【効果】 定型化された自動コールバックオブジェクト
を生成し、非同期のレスポンスをこの自動コールバック
オブジェクトが受け付けるので、呼び元オブジェクトの
処理が定型化され、ポインタの管理も容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、NMS(ネットワ
ークマネージメントシステム)において、特に、非同期
コールバックオペレーションを自動的に管理対象オブジ
ェクトへ送出する機能を持つミドルウェア開発の際に有
効なネットワークマネージメント方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プロセス間通信やスレッド間通信で代表
されるプリエンプティブなマルチタスクOS(オペレー
ションシステム)を採用した場合に、オブジェクト間の
メッセージ送受信は次のように行われる。なお、以下の
説明では、プロセスやスレッド等の実行単位をオブジェ
クトと総称する。即ち、呼び元オブジェクトは呼び先オ
ブジェクトに対し一定のコールバック処理を要するオペ
レーションを実行したとする。この場合、呼び元オブジ
ェクトから呼び先オブジェクトに対して所定の関数コー
ルが行われる。呼び先オブジェクトはその処理が終了す
ると呼び元オブジェクトに対しレスポンスを返信する。
【0003】シングルタスクOSの下では、呼び元オブ
ジェクトはレスポンスを受信するまで待ち状態となり、
他のオペレーションの受付けを停止する。ところが、マ
ルチタスクOSの場合には、レスポンスを待つ間、非同
期な割り込み処理を受け付けることを可能にし、システ
ム全体のスループットを向上させる。このために従来、
呼び先オブジェクトが関数コールのためのメッセージを
受信したとき、直ちにメッセージ受信レスポンスを呼び
元オブジェクトに返信し、その後、要求された処理を実
行する。要求された処理が終了すると呼び元オブジェク
トに対し、非同期割り込みによりレスポンスを返信す
る。呼び元オブジェクトは、このために非同期オペレー
ションを実行する度にレスポンス受信のための独自のイ
ンタフェースを生成すると共に、レスポンスを返す側の
呼び先オブジェクトは全ての呼び元オブジェクトのポイ
ンタを保持するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来のネットワークマネージメント方法には次のよう
な解決すべき課題があった。非同期オペレーションを実
行する呼び元オブジェクトが独自のインタフェースを生
成し、コールバック関数をその内部で定義すると、保守
性やシステムの拡張性を損なう。また、呼び先オブジェ
クトが呼び元オブジェクトのポインタを保持する場合
に、非同期メッセージの数が増加すると、各オブジェク
トに非同期メッセージの受付け数に相当するポインタが
保持される。これはポインタ保持数の上限を設けること
ができなくなり不便である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点を解決
するため次の構成を採用する。 〈構成1〉呼び元オブジェクトが呼び先オブジェクトか
らレスポンスを非同期に受信するための定型化されたイ
ンタフェースとなる自動コールバックオブジェクトを、
呼び元オブジェクトが非同期オペレーションを実行する
ときに生成し、上記自動コールバックオブジェクトに
は、呼び元オブジェクトのメモリアドレスを示すポイン
タと、コールバック処理時に起動するコールバック関数
と、コールバック処理を波及させるべき他の自動コール
バックオブジェクトがあるとき、そのメモリアドレスを
示すポインタを含め、上記自動コールバックオブジェク
トは、上記呼び先オブジェクトからレスポンスがあると
上記コールバック関数を実行して、呼び元オブジェクト
が実際のレスポンスを受け取ることを特徴とするネット
ワークマネージメント方法。
【0006】〈説明〉呼び元オブジェクトは非同期オペ
レーションのコールバック処理を要求するプロセスで、
呼び先オブジェクトはその要求を受けるプロセスであ
る。定型化された自動コールバックオブジェクトを採用
したのは、呼び元オブジェクトがコールバック処理要求
時に個別に独自のオブジェクトを生成しなくてよいよう
にするためである。定型化するには、C++の言語のク
ラスのようなテンプレートを提供すればよい。コールバ
ック処理を波及させるべき自動コールバックオブジェク
トとは、連携してコールバック処理を実行する複数の呼
び元オブジェクトが存在する場合に、他の呼び元オブジ
ェクトが生成した自動コールバックオブジェクトのこと
をいう。
【0007】〈構成2〉構成1において、自動コールバ
ックオブジェクトには、コールバック起動時にパラメー
タとして使用する不定情報を保持させることを特徴とす
るネットワークマネージメント方法。
【0008】〈説明〉定型化した自動コールバックオブ
ジェクトに特殊な処理を要求する場合がある。従って、
自動コールバックオブジェクトに不定情報を含めれば、
コールバック起動時に特殊な引き数を要する場合にも対
応できる。
【0009】〈構成3〉構成1において、自動コールバ
ックオブジェクトには、呼び元オブジェクトと他の自動
コールバックオブジェクトが主記憶装置上に存在しない
場合でもこれらを検索して呼び出せるオブジェクト識別
子を含めたことを特徴とするネットワークマネージメン
ト方法。
【0010】〈説明〉呼び元オブジェクトのメモリアド
レスを示すポインタや、他の自動コールバックオブジェ
クトのメモリアドレスを示すポインタでは、これらが主
記憶装置上に無い場合にはこれらを読み出すことができ
ない。そこで、自動コールバックオブジェクトにオブジ
ェクト識別子を含めて、データベース検索による読み出
しを可能にした。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
例を用いて説明する。 〈具体例〉図1は、本発明のネットワークマネージメン
ト方法具体例を示すブロック図である。この図を用い
て、まず本発明の基本的な方法を説明する。図に示した
呼び元オブジェクト1は、非同期オペレーションを実行
するためのオブジェクトであって、呼び先オブジェクト
3の関数コールをすることによりこのオペレーションを
起動する構成になっている。本発明においては、呼び元
オブジェクト1がこのような非同期オペレーションを実
行する際に、自動コールバックオブジェクト5を生成す
る。この自動コールバックオブジェクト5は、呼び元オ
ブジェクト1のポインタとコールバック関数9を含む。
呼び元オブジェクト1のポインタは自動コールバックオ
ブジェクト5が呼び元オブジェクト1に対しレスポンス
を返す場合に呼び元オブジェクト1をメモリから読み出
すためのアドレスである。コールバック関数9は、呼び
先オブジェクト3からのレスポンスを処理し、呼び元オ
ブジェクト1に返すための関数コードである。
【0012】なお、この自動コールバックオブジェクト
5は、本発明においては定型化され、予め用意されたテ
ンプレートを用いて呼び元オブジェクト1が簡単に生成
できるように構成されている。図の方法の概略を説明す
ると、初めに呼び元オブジェクト1が呼び先オブジェク
ト3に対し非同期オペレーションの関数コールを行おう
とする場合に、まず自動コールバックオブジェクト5を
生成する(ステップS1)。そして、呼び先オブジェク
ト3に対し関数コールを行い(ステップS2)、呼び先
オブジェクト3はその関数を実行する。呼び元オブジェ
クト1は呼び先オブジェクト3の関数の実行処理を待た
ずに他の非同期割り込み等を受け付けや任意の処理を進
める。
【0013】呼び先オブジェクト3が関数を実行する
と、そのレスポンスは自動コールバックオブジェクト5
に対して送出される(ステップS3)。このように呼び
先オブジェクト3が自動コールバックオブジェクト5に
レスポンスを返すために、ステップS2の関数コールの
際には自動コールバックオブジェクト5のポインタがパ
ラメータとして含められている。自動コールバックオブ
ジェクト5は呼び先オブジェクト3からレスポンスを受
けるとコールバック関数9を実行し、呼び元オブジェク
トのポインタ8を参照して呼び元オブジェクト1に対し
レスポンスを返す(ステップS4)。
【0014】以上のようにすれば、呼び元オブジェクト
1は自分自身でコールバック関数を保持し管理する必要
がなく、非同期オペレーションの処理を自動コールバッ
クオブジェクト5の生成という画一化された処理にする
ことができ、ネットワークマネージメントシステムの保
守や管理が容易になる。
【0015】図2以下を用いて、本発明の方法を更に詳
細に具体的に説明する。図2は、本発明のネットワーク
マネージメント方法の別の具体例を示し、ここでは3つ
のオブジェクトMO1,MO2,MO3が非同期オペレ
ーションを実行する構成とされる。なお、MOとはMana
ged Objectの略称である。本発明は、この図に示すよう
に、複数のオブジェクトが順次連携して非同期オペレー
ションの関数コールを行う場合にも適用される。このよ
うな場合に、各オブジェクトは関数コールを行った場合
に、その都度自動コールバックオブジェクトを生成す
る。この具体例はその点に特徴がある。
【0016】上記自動コールバックオブジェクト6は具
体的には次のようにして生成される。図3は、自動コー
ルバックオブジェクトの構造説明図である。この図に示
すように、自動コールバックオブジェクトは、例えばC
++言語のクラスによって生成される。その名称はC_
message である。自動コールバックオブジェクトを定型
化する方法として、クラスというテンプレートを用意す
る。図のの部分は呼び元オブジェクトのポインタであ
る。また、の部分は呼び元オブジェクトのクラスコー
ドとインスタンスIDである。本発明ではこれらをまと
めてオブジェクト識別子と呼ぶ。クラスコードとインス
タンスIDを付け加えたのは、呼び元オブジェクトが主
記憶装置上に常駐していない場合でもデータベースによ
って容易に検索し、該当するオブジェクト情報を取得す
ることができるようにするためである。
【0017】また、図3のはコールバック関数コード
である。コールバックの処理の際に起動される関数であ
る。その実体は従来のものと変わるところはない。は
コールバックの処理を波及ささせる他の自動コールバッ
クオブジェクトのポインタである。図1に示した例で
は、呼び元オブジェクト1が自動コールバックオブジェ
クト5を1つ生成し、呼び先オブジェクト3の非同期割
り込みを受け付ける構成にした。この場合には、自動コ
ールバックオブジェクト5は1つでよい。しかしなが
ら、図2に示したような例では、オブジェクトMO1が
自動コールバックオブジェクト6を生成し、オブジェク
トMO2が自動コールバックオブジェクト7を生成して
いる。そして、レスポンスが自動コールバックオブジェ
クト6,7間で通知される。このために、図3に示した
自動コールバックオブジェクト7には、コールバック処
理を波及させる他の自動コールバックオブジェクト6の
ポインタを含めた。
【0018】はそのクラスコードとインスタンスID
であって、に示したものと同様の役割を示す。は不
定情報である。ここには、例えば特殊な引数等が含めら
れ、特殊なコールバック関数コードの起動を可能にす
る。は〜をリピートした部分で、は再定義を認
める宣言部である。これによって、各種のオブジェクト
とコールバックオブジェクトの間のインタフェース統一
が可能となる。また、VIRTUAL宣言をすることに
よって、これらを承継したクラスで利用が可能になり、
またコールバック関数の再定義も可能であるため、拡張
性を高められる。
【0019】即ち、C_Baseを継承したNMS管理
対象クラスはでC_Baseで定義されているコールバ
ック関数を再定義すればよい。コールバック処理の追加
時等もこの関数を変更するだけで他を更新する必要はな
い。なお、やで示したクラスコードやインスタンス
は、NMS管理対象クラス単位に一意に割り当てたユニ
ークなIDを示している。また、に示したクラスはi
nt型データを持つクラスである。クラスコードやイン
スタンスIDを含めることによって、メモリ容量の小さ
なシステムを開発する際、各種オブジェクトをメモリに
常駐させる必要がなくなるため、メモリ量を削減するこ
とが可能になる。
【0020】本発明では、このように自動コールバック
オブジェクトをオブジェクトとは別に設ける。従って、
オブジェクトがその内部でコールバック処理を管理する
のではなく、自動コールバックオブジェクトが管理す
る。即ち、自動コールバックオブジェクトはレスポンス
を波及させる必要のあるオブジェクトや他の自動コール
バックオブジェクトに関する情報を属性値として保有し
ているため、非同期割り込みによるレスポンスを受信し
たとき、該当するオブジェクトや自動コールバックオブ
ジェクトに対し必要なレスポンスを送信する。これによ
って、オブジェクトを定義するMO(Managed Object)
クラス間の独立性が高まる。また、コールバック関数の
再定義を行うことによって特殊な処理を要するコールバ
ック関数が開発可能である。このためにこの自動コール
バックオブジェクトのクラス作成時に不定情報を保持さ
せ、これをコールバック起動時のパラメータとして利用
することができる。この不定情報はvoid型の情報格
納エリアに保持させ、クラス/ストラクチャー等の特殊
な引数を要する場合でも対応できる。
【0021】次に、図2に示した本発明の方法を順に具
体的に説明する。まず、オブジェクトMO1は非同期オ
ペレーションを実行する際に、自動コールバックオブジ
ェクト6を生成する(ステップS1)。自動コールバッ
クオブジェクト6を生成する際には、オブジェクトMO
1のメモリアドレスやクラスコードとインスタンスID
を統合化したオブジェクトID、コールバック処理受信
時起動する関数コードを自動コールバックオブジェクト
6に渡す。また、必要に応じてコールバック処理に要す
る引数をvoid型データに含めて自動コールバックオ
ブジェクト6に渡す。次に、ステップS2において、オ
ブジェクトMO1はオブジェクトMO2の関数コールを
実行する。このとき、オブジェクトMO1は自動コール
バックオブジェクト6のメモリアドレスやオブジェクト
ID及び実際の関数コールを実行するための各種パラメ
ータをオブジェクトMO2に渡す。
【0022】オブジェクトMO2がこのメッセージを受
信すると、オブジェクトMO3に対し関数コールを行う
ために、自動コールバックオブジェクト7を生成する。
このとき、オブジェクトMO2は、オブジェクトMO2
のメモリアドレス、オブジェクトIDと、コールバック
処理受信時起動する関数コードに加えて、オブジェクト
MO1から受信した自動コールバックオブジェクト6の
メモリアドレスやオブジェクトIDを自動コールバック
オブジェクト7に渡す。また、必要に応じてvoid型
データも引数として渡す(ステップS3)。こうすれば
オブジェクトMO2は自動コールバックオブジェクト6
やオブジェクトMO1のポインタを保持する必要がな
い。オブジェクトMO2は、続いてオブジェクトMO3
に対し関数コールを行う(ステップS4)。このとき、
オブジェクトMO2はオブジェクトMO3に対し自動コ
ールバックオブジェクト7のメモリアドレス、オブジェ
クトIDや実際の関数コールに必要なパラメータを渡
す。
【0023】その後、オブジェクトMO3が関数を実行
する。そして、その処理が完了すると、オブジェクトM
O3はオブジェクトMO2から渡された自動コールバッ
クオブジェクト7のメモリアドレスをアクセスし、コー
ルバック処理を実行する(ステップS5)。このレスポ
ンスで渡す引数は、コールバック処理に必要な要求パラ
メータリストと、処理結果を表す結果パラメータリス
ト、その他必要なリストである。
【0024】自動コールバックオブジェクト7がこのレ
スポンスを受けると、予め保有しているオブジェクトM
O2のメモリアドレスやオブジェクトIDを元にして該
当するコールバック関数を実行する。この場合の引数
は、ステップS5のレスポンスで渡された各種のパラメ
ータリストと、ステップS3でオブジェクトMO2から
渡されたvoid型データと、要求パラメータリストに
設定されるコールバック関数のコードである。オブジェ
クトMO2はコールバックの関数がコールされると、渡
されてきた要求パラメータリストからコールバック関数
コードをチェックし、該当する関数をコールし処理す
る。これによって、オブジェクトMO2に対するレスポ
ンスが終了する。
【0025】自動コールバックオブジェクト7は、オブ
ジェクトMO2に対するコールバック処理を完了したと
き、ステップS3でオブジェクトMO2から渡された自
動コールバックオブジェクト6のメモリアドレスやオブ
ジェクトIDを元に自動コールバックオブジェクト6の
コールバック関数をコールする。その場合の引数は、オ
ブジェクトMO2に対するレスポンスを実行した結果得
られた各種の要求パラメータリストや結果パラメータリ
スト等から成る。
【0026】自動コールバックオブジェクト6は、これ
が保有しているオブジェクトMO1のポインタやオブジ
ェクトIDを元にオブジェクトMO1のコールバック関
数をコールする。引数は、自動コールバックオブジェク
ト7から渡されてきた一連の関数処理結果を示す結果パ
ラメータリストと、関数処理に要する要求パラメータリ
スト等である。この要求パラメータリストにはオブジェ
クトMO1が自動コールバックオブジェクト6を生成す
る際に渡したvoid型データやコールバック関数コー
ドが含められる。オブジェクトMO1は自動コールバッ
クオブジェクト6からコールバック関数を受信した場合
に渡された要求パラメータリストやコールバック関数コ
ードをチェックしてそのコールバック関数を実行する。
【0027】以上のように、C_Baseクラスを使用
した各オブジェクトのMO(Managed Object)クラスの
コールバック関数は、この関数を起動時該当するコール
バック関数コードをコールする処理になっている。ま
た、C_Messageクラスは、オブジェクトのコー
ルバック関数起動後、必要に応じて他の自動コールバッ
クオブジェクトのコールバック関数も起動することがで
きるようになっている。
【0028】以上の結果、従来ではオブジェクトがコー
ルバック処理に要する他のオブジェクトのポインタを全
て保持しなければならなかったが、非同期オペレーショ
ン単位に自動コールバックオブジェクトを作成すると、
この自動コールバックオブジェクトが波及先の自動コー
ルバックオブジェクトやオブジェクトのポインタを保持
するために、そのポインタ等を保持する必要がなくな
る。また、従来はMOクラス設計の際に、関連するMO
を意識して設計をする必要があったが、自動コールバッ
クオブジェクトによってその必要がなくなり、開発ステ
ップの削減や開発工数の削減が可能となった。
【0029】しかも、定型化された自動コールバックオ
ブジェクトを用いるため、インタフェース誤りが減少
し、NMSの品質も向上する。更に、例えばC++言語
のような拡張性の高い言語で自動コールバックオブジェ
クトの開発を行うと、保守や管理が容易になるという効
果がある。なお、本発明は以上のようなNMSシステム
のみならず、非同期オペレーション処理を行う各種のア
プリケーションに適用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のネットワークマネージメント方法を示
すブロック図(その1)である。
【図2】本発明のネットワークマネージメント方法を示
すブロック図(その2)である。
【図3】自動コールバックオブジェクトの構造説明図で
ある。
【符号の説明】
1 呼び元オブジェクト 3 呼び先オブジェクト 5 自動コールバックオブジェクト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 呼び元オブジェクトが呼び先オブジェク
    トからレスポンスを非同期に受信するための定型化され
    たインタフェースとなる自動コールバックオブジェクト
    を、呼び元オブジェクトが非同期オペレーションを実行
    するときに生成し、 前記自動コールバックオブジェクトには、 呼び元オブジェクトのメモリアドレスを示すポインタ
    と、 コールバック処理時に起動するコールバック関数と、 コールバック処理を波及させるべき他の自動コールバッ
    クオブジェクトがあるとき、そのメモリアドレスを示す
    ポインタを含め、 前記自動コールバックオブジェクトは、前記呼び先オブ
    ジェクトからレスポンスがあると前記コールバック関数
    を実行して、呼び元オブジェクトが実際のレスポンスを
    受け取ることを特徴とするネットワークマネージメント
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 自動コールバックオブジェクトには、コールバック起動
    時にパラメータとして使用する不定情報を保持させるこ
    とを特徴とするネットワークマネージメント方法。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 自動コールバックオブジェクトには、呼び元オブジェク
    トと他の自動コールバックオブジェクトが主記憶装置上
    に存在しない場合でもこれらを検索して呼び出せるオブ
    ジェクト識別子を含めたことを特徴とするネットワーク
    マネージメント方法。
JP8157724A 1996-05-29 1996-05-29 ネットワークマネージメント方法 Pending JPH09319580A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006500649A (ja) * 2002-09-23 2006-01-05 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) ミドルウェア・アプリケーション・メッセージ/イベント・モデル
JP2017538212A (ja) * 2014-12-18 2017-12-21 インテル コーポレイション 中央処理装置(cpu)と補助プロセッサとの間の改善した関数コールバック機構

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