JPH0439581Y2 - - Google Patents

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JPH0439581Y2
JPH0439581Y2 JP5257786U JP5257786U JPH0439581Y2 JP H0439581 Y2 JPH0439581 Y2 JP H0439581Y2 JP 5257786 U JP5257786 U JP 5257786U JP 5257786 U JP5257786 U JP 5257786U JP H0439581 Y2 JPH0439581 Y2 JP H0439581Y2
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JP
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motor
converter
rotational direction
acceleration sensor
cpu
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JP5257786U
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  • Indicating Or Recording The Presence, Absence, Or Direction Of Movement (AREA)
  • Motor And Converter Starters (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は機械装置等に動力を供給するモータ
類の回転方向判別装置に関するものである。
[考案の技術的背景] モータなどで機械装置を駆動する場合には、一
般に、その回転方向を右回りとするか左回りとす
るかが機械装置側の仕様で定められている。した
がつて、モータの電源接続がたまたま間違い、仕
様と逆方向に回転すると機械装置を損傷したり作
業者に危険を及ぼすようなことがある。このた
め、通常は例えばモータから機械装置への動力伝
達装置を一時オフにしておき、モータシヤフトに
見やすいテープを張り付けたり、又は円板などを
取り付けてその上にテープを張り付けたのち、電
源スイツチを入れて回転方向を確認するようにし
ている。
この方法によれば、モータの回転方向を目視に
よつて確実に判別できるが、モータの設置場所や
シヤフトの構造によつてはテープを張り付けた
り、円板を取り付けることが困難な場合がある。
同様の理由により、ホトエンコーダなども適用困
難な場合がある。
[考案の目的] この考案は上記の点に鑑みなされたもので、そ
の目的は、加速度センサを利用した電気的手段に
より、シヤフトの回転方向をモータの外側から簡
単に検知できるようにした回転方向判別装置を提
供することにある。
[実施例] 以下、この考案を添付図面に示されている実施
例により詳細に説明する。
第1図によると、この回転方向判別装置は、例
えばモータMの外側筐体に取り付けられる加速度
センサ1と、その出力を増幅する増幅器2、及び
この増幅器2の出力をデイジタル変換するA/D
コンバータ3と、その変換データを処理するマイ
クロコンピユータ(以下、「CPU」という。)4、
CPU4の処理データによりモータMの回転方向
を表示する表示部5、トリガ発生回路6等からな
つている。
上記加速度センサ1は、外部から振動が加えら
れると位置や形状にひずみを発生する振動子がセ
ル内に備えられており、そのひずみが電気信号に
変換されて取り出されるようになつている。これ
により、加えられた振動の加速度が検知される。
この加速度センサ1には、例えば振子形とか振動
形、あるいは圧電形等いくつかの種類があること
が知られている。これらのうちで圧電形のセンサ
は構成も簡素で小形化されており、この実施例に
は好適である。
この加速度センサ1は、例えば両面粘着テープ
又はガムテープなどでモータMの外側筐体に取り
付けられ、その出力信号は増幅器2に加えられ
る。この増幅器2には、その内部に例えば図示し
ない高入力インピーダンスの増幅回路とサンプリ
ング回路等が備えられており、そのサンプリング
出力は例えば次段のA/Dコンバータ3によりデ
イジタル変換され、CPU4に入力されるように
なつている。
この場合、上記加速度センサ1からはその振動
方向によつて正、負の電圧が出力されるので、上
記A/Dコンバータ3には例えばその入力側にコ
ンパレータを内蔵したバイポーラ形のものが用い
られている。A/Dコンバータ3から送出される
波形データはCPU4によつて処理され、上記し
たように表示部5において例えばLCD表示器に
より「右」あるいは「左」などとその回転方向が
表示される。
この実施例においては、上記CPU4に波形デ
ータ処理の状態を取らせるため、トリガ発生回路
6が設けられている。すなわち、電源スイツチ
SWがオンにされモータMに電力が供給される
と、トリガが発生回路6は例えばピツクアツプコ
イル7によりそれを検知し、トリガパルスを形成
して上記CPU4へ送出するようになつている。
これにより、電源投入前の外来雑音などを加速度
センサ1からの出力と間違えてCPU4が誤動作
するのを防止することができる。
次に、第2図と第3図を併せて参照しながらこ
の装置の動作を説明する。なお、第1図におい
て、第2図及び第3図に示される信号イないしト
が現われる箇所にはその参照符所が付されてい
る。
いま、時刻t1において、電源スイツチSWがオ
ンにされたものとすると、トリガ発生回路6から
は例えば第3図ハに示されるようなトリガパリス
が発せられ、CPU4が作動状態となる。また、
モータMには電力が供給され、その回転が始ま
る。この始動時には第2図に示されるように若干
の初期振動が発生し、続いてモータ本来の特性に
よる振動が起こる。この初期振動はいわゆるチヤ
タリング現象などのため一般にモータMの回転方
向とは直接の関連がなく、また、電源雑音等が重
畳されている場合もあるので、これを加速度セン
サ1からの正規の信号とみなすと回転方向の判別
に誤りを生ずるおそれがある。そこでこの実施例
においては、上記A/Dコンバータ3内のコンパ
レータに対して、第2図に示されるように例えば
左回転判別レベル+V1と、右回転判別レベル−
V2なるしきい値電圧が与えられている。この場
合、上記しきい値電圧の絶対値は、V1=V2と等
しくしてもよい。
上記初期振動後、加速度センサ1の出力が例え
ばイに示されるように変化し、A/Dコンバータ
3への入力が時刻t2において左回転判別レベル+
V1を超え、時刻t3において上記レベル+V1まで
下がつたものとすると、A/Dコンバータ3内の
コンパレータからは例えばニに示されるようにH
レベルの方形波信号が発せられる。この方形波信
号は、同じくA/Dコンバータ3において例えば
ホに示されるように(+)の波形特性を有するデ
イジタルデータに変換され、CPU4へ送られて
回転方向表示用のデータに演算処理が施される。
この場合、加速度センサ1から出力される上記
信号イは、一般に減衰振動形の波形となつてA/
Dコンバータ3に入力されるが、モータMの回転
方向と直接関係する信号波形は、上記時刻t2から
時刻t3までの間に判別レベル+V1を超えた最初の
1波であることが実測で確められている。したが
つて、この実施例においては、A/Dコンバータ
3から上記ホに示される最初の1波のデイジタル
変換データ群がCPU4に入力されると、CPU4
においては2度目以降に上記判別レベル+V1
超えた波形の変換のデータ入力を受け付ないよう
にされている。この場合、CPU4からの制御信
号によりA/Dコンバータ3の変換動作がオフに
されるようにしてもよい。なお、加速度センサ1
がモータMの外周において検知する上記最初の1
波の振動は、内部ロータの始動に対する反作用で
あるから、ロータの回転方向と逆方向の振動であ
ることは容易に理解できる。
一方、加速度センサ1の出力が例えばロに示さ
れるように変化し、A/Dコンバータ3への入力
が時刻t4において右回転判別レベル−V2より低下
し、時刻T5において上記レベル−V2まで復した
ものとすると、A/Dコンバータ3内のコンパレ
ータからは例えばヘに示されるようなLレベルの
方形波信号が発せられる。この方形波信号は上記
イの場合と同様にA/Dコンバータ3においてデ
イジタル変換され、例えばトに示されるように
(−)の波形特性を有するデイジタル変換データ
となつて出力される。この波形データはCPU4
に入力され、上記同様に回転方向表示用のデータ
に演算処理されて表示部5に送られる。
なお、第4図にはこの装置の動作概要が流れ線
図で示されている。
上記の実施例においては、A/Dコンバータ3
がコンパレータを備えている場合について説明さ
れているが、コンパレータを有しないA/Dコン
バータに別素子のコンパレータを組み合せてもよ
く、また、コンパレータの機能をCPU4がその
ソフトウエアによつて実行するようにしてもよ
い。
この装置は小形軽量の携帯形に構成することが
でき、特に操作箇所などが無く測定は簡単に行わ
れるようになつている。したがつて、実際測定に
当つては例えば電源スイツチSWを2度ほどオ
ン、オフし、2回の測定結果を照合して回転方向
の確認をすることが望ましい。
[考案の効果] 以上、詳細に説明したように、この考案による
回転方向判別装置は、モータMの始動時に発生す
る振動をその外側から電気的に検知する加速度セ
ンサ1と、その検知出力をモータMの回転方向と
関連するデイジタル波形データに変換するA/D
コンバータ3と、このA/Dコンバータ3から出
力される最初の群の波形データにより回転方向判
別用のデータを演算形成するCPU4などを備え
ている。
したがつてこの装置によれば、モータ類の構造
や設置場所に制約されること無く、簡単、かつ、
確実にその回転方向を判別することができる。
【図面の簡単な説明】
添付図面はいずれもこの考案による回転方向判
別装置の実施例に係り、第1図はそのブロツク線
図、第2図及び第3図は動作説明用の信号波形
図、第4図はフローチヤートである。 図中、1は加速度センサ、3はA/Dコンバー
タ、4はマイクロコンピユータ(CPU)、5は表
示部、6はトリガ発生回路、Mはモータである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 電力の供給を受けて回転するモータ類の回転方
    向判別装置において、 上記モータ類の外側に装着され、該モータの始
    動時に発生する振動加速度を検知して電気信号に
    変換する加速度センサと、 該加速度センサからの出力信号をデイジタル変
    換するA/Dコンバータと、 上記モータへの電力供給を検出してトリガ信号
    を発するトリガ発生回路と、 該トリガ発生回路からのトリガ信号により作動
    を開始し、上記A/Dコンバータから出力される
    デイジタル波形データ中、所定のしきい値レベル
    を超えた最初の波形データ群により上記モータの
    回転方向に関連したデータを形成する演算手段と
    を備えてなることを特徴とするモータ類の回転方
    向判別装置。
JP5257786U 1986-04-08 1986-04-08 Expired JPH0439581Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5257786U JPH0439581Y2 (ja) 1986-04-08 1986-04-08

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5257786U JPH0439581Y2 (ja) 1986-04-08 1986-04-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62163762U JPS62163762U (ja) 1987-10-17
JPH0439581Y2 true JPH0439581Y2 (ja) 1992-09-16

Family

ID=30877868

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5257786U Expired JPH0439581Y2 (ja) 1986-04-08 1986-04-08

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TW579424B (en) * 2001-07-09 2004-03-11 Shell Int Research Vibration analysis for predictive maintenance in machinery

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JPS62163762U (ja) 1987-10-17

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