JPH0439034B2 - - Google Patents

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JPH0439034B2
JPH0439034B2 JP1061215A JP6121589A JPH0439034B2 JP H0439034 B2 JPH0439034 B2 JP H0439034B2 JP 1061215 A JP1061215 A JP 1061215A JP 6121589 A JP6121589 A JP 6121589A JP H0439034 B2 JPH0439034 B2 JP H0439034B2
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JP
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control valve
solvent
liquid
pump
switched
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JP1061215A
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  • Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は液体クロマトグラフにおける分析にお
いて、グラジエント分析のように複数種類の溶媒
の混合溶液を移動相とする場合の溶媒組成制御方
法に関するものである。
(従来の技術) 複数の溶媒を混合する方法として、送液ポンプ
の吸入口に複数個の溶媒槽をそれぞれ制御弁を介
して接続し、それらの制御弁を順次開閉して送液
ポンプに各溶媒を所定の比率にて供給することが
行なわれている。
制御弁の切換えは送液ポンプの吸入工程中にお
いてのみ行なつており、吸入工程の開始と同時に
制御弁を切り換え、その制御弁が開となつている
溶媒の設定濃度に対応する制御弁動作時間がくる
とその制御弁を閉とするように切り換える。
(発明が解決しようとする課題) 溶媒組成の正確度、精度を上げるために、制御
弁の切換え時には一時的に全ての制御弁を閉じる
必要がある。吸入工程の最初に制御弁を切り換
え、その工程中で再び制御弁を切り換えたとき、
その制御弁により供給される溶媒濃度が低く、例
えばその制御弁を開けておく時間が数100ミリ秒
程度というように短時間の場合には、送液ポンプ
に吸入される溶媒の量の誤差が大きくなる。
本発明は低濃度成分の溶媒を吸入する場合でも
正確に吸入することのできる溶媒組成制御方法を
提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 吸入工程の最初に制御弁を開とし、その吸入工
程の途中でその制御弁を閉とするような制御弁の
切換えを避けるために、本発明では低濃度成分の
溶媒を吸入工程の最初から吸入するように吸入順
序を設定し、かつ吸入工程の最初から吸入する溶
媒の制御弁はその吸入工程の直前の非吸入工程中
に開となるように制御弁を切り換える。
また、1回の吸入工程中に2回以上の制御弁切
換えを行なう確率をより小さくするために、本発
明では送液ポンプの吸入工程での制御弁の切換え
は高濃度成分の溶媒の制御弁が開となるように行
なう。
(作用) 送液ポンプの吸入工程の最初の短時間の間に制
御弁を切り換えると誤差が大きくなるが、本発明
では非吸入サイクルですでに制御弁を切り換えて
おき、吸入工程の最初の短時間での制御弁切換え
をできるだけ少なくする。
従来のグラジエント装置では、収入工程の最初
に制御弁を切り換えているので、図4Aに示され
るように、B液を低濃度側溶媒とすると、B液濃
度はCに実線で示されるように大きく変動する。
B液の濃度が変動するのは、B液の制御弁を開け
たときの圧力シヨツクにより管内の溶媒が振動す
るためである。そのため吸入工程の初めにB液の
制御弁を開け、液体が振動している間にB液の制
御弁を閉じたとすれば、B液の濃度の誤差が大き
くなる。そこで、図4Bに示される本発明のよう
に、B液の制御弁をその直前の非吸入工程中に開
としておけば、吸入開始時には、制御弁を開けた
際の圧力シヨツクがほとんど収束した状態とする
ことができ、Cに破線で示される理想特性の濃度
制御を行なうことができるため、濃度誤差が小さ
くなる。
非吸入サイクルで制御弁が開とされた溶媒が直
後の吸入工程中に切り換えられたとき、その吸入
工程の残りの工程中に再び制御弁の切換えを行な
わないように、吸入工程の途中での制御弁の切換
えは、高濃度成分の溶媒の制御弁が開となるよう
に切り換える。1回の吸入工程中での制御弁切換
えが1回だけであれば、吸入工程開始時点から制
御弁切換え時点までの時間と吸入量との関係を実
験的に求めることにより、正確な量の溶媒を吸入
することが容易になる。
(実施例) 第1図は本発明を4種類の溶媒を任意の比率で
混合して液体クロマトグラフに供給する場合の例
を示している。
2は送液ポンプであり、2台のポンプヘツドP
1,P2を備えている。各ポンプヘツドP1,P
2はプランジヤが往復移動することによつて送液
する形式のポンプであり、各ポンプヘツドP1,
P2にはそれぞれ流入側に逆止弁4を備え、流出
側に逆止弁6を備えている。ポンプ2の流入側に
は4種類の溶媒A,B,C,Dの溶媒槽がそれぞ
れ制御弁8a,8b,8c,8dを介して接続さ
れている。ポンプ2の出口側には送り出された溶
媒を混合するミキサ10を経て液体クロマトグラ
フ12が接続されている。
14は制御手段、16は設定手段であり、制御
手段14は設定手段16による設定流量に応じて
ポンプヘツドP1,P2を作動させ、同時に設定
混合比率により計算した制御弁切換えタイミング
とポンプヘツドP1,P2の回転状態とから制御
弁8a,8b,8c,8dを切り換える。
次に、本実施例の動作について説明する。一例
として、溶媒A,B,C,Dの比率をそれぞれ47
%、10%、13%、30%としたときの制御弁切換え
タイミングを第2図に示し、そのときのアルゴリ
ズムを第3図に示す。
溶媒A,B,C,Dを低濃度順に並べる(ステ
ツプS1)。B,C,D,Aとなる。
スタート時点T0では溶媒AからBへ切り換え
る(ステツプS2)。スタート時点T0は非吸入サ
イクルの中間点とする。
スタート直後の吸入開始時点がT1である。ポ
ンプヘツドP1による吸入サイクル中に溶媒をB
からAに切り換える(ステツプS3)。その切換え
時点T2は T2=T1+F(B) により求める。ここでF(X)は設定濃度に対して最
適な制御弁動作時間を与える関数であり、実験に
より求めておく。
T2の直後の非吸入サイクル中間点において、
溶媒AからCに切り換える(ステツプS4)。その
直後のポンプヘツドP2による吸入開始時点はT
3である。その吸入サイクル中に溶媒CからAに
切り換える。その切換え時点T4は T4=T3+F(C) によつて求める(ステツプS5)。
以後、同様にして切換え時間を求めながら、制
御弁8a,8b,8c,8dを切り換えていく。
4個の制御弁8a,8b,8c,8dの切換え
の1周期が終了すると、再び非吸入サイクルの中
間点T5から制御弁8a,8b,8c,8dの切
換え制御を繰り返していく。
次のサイクルも同じ濃度の移動相を用いる場合
は、第2図に示されているサイクルと同じサイク
ルを繰り返す。また、濃度を異ならせる場合は、
設定手段16に設定された濃度プログラムに従つ
て各制御弁8a,8b,8c,8dの切換え時点
を算出しながら同様にして制御弁を切り換えてい
く。
実施例は4種類の溶媒を混合する場合を例にし
て説明しているが、溶媒の種類は2種類、3種類
または5種類以上であつても本発明は同様に適用
することができる。
第2図に示されるように、吸入工程中に制御弁
を切り換えた後で注入する溶媒は、最も高濃度の
溶媒(この場合はA)としているので、1回の吸
入サイクル中に制御弁を2回以上切り換える必要
がなくなり、それだけ濃度制御が正確になる。
(発明の効果) 本発明では吸入工程の最初に制御弁を切り換え
ることをなくし、非吸入サイクルで制御弁を切り
換えるようにしたので、正確度、精度の高い溶媒
組成制御が可能となり、液体クロマトグラフのグ
ラジエント精度が向上する。
また、1回の吸入工程中に2回以上の制御弁切
換えを行なわなくてもすむように混合する溶媒の
濃度に応じて制御弁切換え順序を定めることによ
り、正確度、精度の一層高い溶媒組成制御が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用される溶媒混合装置の一
例を示す図、第2図は一実施例における溶媒吸入
サイクルを示す図、第3図は一実施例を示すフロ
ーチヤート図、第4図は本発明の作用を説明する
図であり、Aは従来の方法による制御弁切換えを
示す図、Bは本発明の方法による制御弁切換えを
示す図、CはAの制御弁切換えによる実際のB液
濃度の変化特性と理想的な特性を示す図である。 2……送液ポンプ、P1,P2……ポンプヘツ
ド、12……液体クロマトグラフ、14……制御
手段、16……設定手段、8a,8b,8c,8
d……制御弁、A,B,C,D……溶媒。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 液体クロマトグラフの送液ポンプの吸入口に
    複数個の溶媒槽をそれぞれ制御弁を介して接続
    し、送液ポンプの複数回の吸入工程により吸入さ
    れる溶媒の体積を100としたとき、吸入工程中で
    の切換えを含む前記制御弁の切換えにより前記
    100の体積内に存在する各溶媒の体積比を予め設
    定した所望の体積比となるように制御するグラジ
    エント方法において、送液ポンプの非吸入工程に
    おける制御弁の切換えを含むことを特徴とする溶
    媒組織制御方法。 2 送液ポンプの吸入工程での制御弁の切換えは
    高濃度成分の溶媒の制御弁が開となるように切り
    換える請求項1に記載の溶媒組成制御方法。
JP1061215A 1989-03-13 1989-03-13 液体クロマトグラフの溶媒組成制御方法 Granted JPH02238358A (ja)

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JPH02238358A JPH02238358A (ja) 1990-09-20
JPH0439034B2 true JPH0439034B2 (ja) 1992-06-26

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4732960B2 (ja) * 2006-06-07 2011-07-27 ジーエルサイエンス株式会社 グラジェント送液方法及び装置
FR2929533B1 (fr) 2008-04-03 2010-04-30 Novasep Procede de separation multicolonnes a gradient.
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5344085A (en) * 1976-10-04 1978-04-20 Hitachi Ltd Liquid chromatograph
JPS63139251A (ja) * 1986-12-01 1988-06-11 Jeol Ltd グラジエント装置

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