JP3180391B2 - 液体クロマトグラフ - Google Patents
液体クロマトグラフInfo
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Description
に関し、更に詳しくはサンプルの注入及び同一条件での
分析を自動的に繰り返し行うことができる液体クロマト
グラフに関する。
サンプル注入部によるサンプルの注入又は分析のスター
トが、移動相供給部の周期的動作に関係なく(同期せず
に)行われていた〔図2の(B)参照〕。
同一条件での分析を自動的に繰り返し行う場合に、分析
の再現性をより向上させようとすると、移動相の周期的
な流量の変化(脈流)、溶媒混合を行うときの濃度の周
期的な変化などが、サンプルの保持時間、サンプル検出
時の検出時間に影響し、再現性の向上をさまたげてい
た。特に移動相の送液流量が少なく、これらの周期的な
変化の周期が大きい場合に、再現性に悪影響をおよぼ
す。
注入及び同一条件での分析を自動的に繰り返し行うこと
ができる液体クロマトグラフにおいて、移動相供給部
と、サンプル注入部と、カラムと、検出部と、これらの
各部に作動を指令する制御部とを備え、この制御部が、
移動相供給部のポンプ動作の周期を検出又は演算により
決定する周期決定部と、この周期決定部にて決定された
周期の特定のタイミングにおいてサンプルを注入すべく
サンプル注入部に作動を指令する指令部とを含む液体ク
ロマトグラフである。
作の周期を検出又は演算により決定し、決定された周期
の特定タイミングにサンプルを注入するようコントロー
ルすることによって、移動相の流量変化や濃度変化の影
響をさけ、それによって分析の再現性の向上を図るもの
である。ここで移動相供給部の動作の周期としては、 イ)移動相供給部に用いられるプランジャーポンプの吐
出側流量変化の周期を採用できる。この周期は、プラン
ジャーポンプの吐出側の圧力センサーにより検出する
か、プランジャーポンプの作動信号からマイクロコンピ
ュータにより演算して得られる。
をバルブを介して1つに集束し、複数の移動相を低圧混
合すべく構成された場合には、前記バルブの一通り(一
巡)の開閉時間を周期として採用でき、この周期は例え
ばバルブの作動信号からマイクロコンピュータにより演
算して得られる。 ハ)移動相供給部が、複数の移動相供給路のそれぞれに
ポンプを介して1つに集束し、複数の移動相を高圧混合
すべく構成された場合には、各ポンプの吐出ストローク
の周期の最少公倍数又はその近似値を周期として採用で
きる。この周期は、例えばポンプの作動信号からマイク
ロコンピュータにより演算して得られる。
述する。なお、これによってこの発明が限定されるもの
ではない。図1において液体クロマトグラフ(1)は、
移動相供給部(2)と、サンプル注入部(3)と、カラ
ム(4)と、検出部(5)と、これらの各部に作動を指
令する制御部(6)とから主としてなる。
(7)と、プランジャーポンプ(8)とからなり、サン
プル注入部(3)は6方バルブ(9)と、このバルブに
接続されたサンプルループ(10)と、ノズル(11)
によってサンプル容器(12)(13)…からサンプル
をサンプルループ(10)へ導入するためのサンプル導
入路(14)と、プランジャーポンプ(8)に通じる移
動相供給路(15)と、カラム(4)に通じるサンプル
注入路(16)とからなる。
ータからなり、移動相供給部の動作の周期を決定し、そ
の周期の特定タイミングに上述の各部に作動を指令し、
サンプルの注入及び同一条件での分析を自動的に繰り返
し行う。すなわち、まず6方バルブ(9)を図1の点線
の状態に設定してノズル(11)を作動させ、サンプル
容器(12)(13)……からサンプルを6方バルブ
(9)を介してサンプルループ(10)へ導入する。こ
の際、プランジャーポンプ(8)の作動により、移動相
貯留槽(7)から移動相が6方バルブ(9)を介してカ
ラム(4)及び検出部(5)へ供給されている。
態に切り換え、サンプルループ(10)に導入された一
定量のサンプルを移動相の流れに注入する。そしてこの
注入が自動的に繰り返し行なわれる。この注入のタイミ
ングはポンプ(8)の吐出量変化の周期の特定タイミン
グにておこなわれるので、サンプルの注入時の条件が一
定し、再現性の良好な分析が可能になる。
プランジャーポンプ(8)で行う場合、移動相の流量の
変化は、10分周期で最大2%変化する。従来のサンプ
ル注入方法では、図2の(B)のごとく、注入タイミン
グはランダムに設定されていたので、各ピークがセルを
通過する時の流量は最大2%変動し、従って測定される
ピーク面積の再現性は2%を超えることになる。
2の(C)のごとく、流量変化の周期に対して同期して
おり各分析におけるそれぞれのピークがセルを通過する
時の流量は再現する。流量変化の周期(TO )は1回の
ストロークの送液量(Vp )と設定流量(F)より TO =Vp /Fとなる。
注入を行うと決めるとすると実際の分析を行う周期TA
と注入のタイミングは次のようにして決まる。 TA =nTO (nは自然数、ただしTA は分析時間より
長くなくてはならない。) 注入のタイミングはKTA+P1=tO (Kは整数で0〜
分析繰り返し回数−1)となる。
るために、注入動作の各シーケンスにかかる時間をあら
かじめ計算しておく方法もあるが、サンプルをループに
早めに入れておいて注入のタイミングが来るまで待つ方
法もある。 ロ)低圧混合法による移動相供給 図3のように、一台のポンプ8aの入口に複数の弁17
A,17B,17Cを設け、弁の開閉時間を特定の周期
内で制御することにより、所定の濃度の移動相を造る。
従来の方法ではこの周期に対して、サンプル注入及びグ
ラジェントのスタートがランダムなタイミングで行われ
ていたため、同一条件の分析を繰り返した時ポンプの吸
入特性に原因する設定濃度と実濃度との誤差が分析ごと
に異なり、これが、Rt の再現性を低下させていた。こ
こでは、この周期に同期したタイミングで、サンプルの
注入を行う。注入方法及び、注入のタイミングの決定方
法は(1)と同じである。この場合による再現性の改善
は分析あたりの周期の回数が少ない時に特に有効であ
る。
生じこれがRt の再現性に影響する。この濃度変動は一
定組成の供給の時各ポンプの周期の最少公倍数が、濃度
変動の周期となる。この周期に同期してサンプル注入及
び、グラジェントのスタートを行うことにより、よりR
t の再現の良い分析が行える。なお、18bはミキサー
である。
周期を検出又は演算により決定し、決定された周期の特
定タイミングにサンプルを注入するようコントロールす
ることによって、移動相の流量変化や濃度変化の影響を
さけ、それによって分析の再現性の向上を図ることがで
きる。
る。
る。
ある。
説明図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 サンプルの注入及び同一条件での分析を
自動的に繰り返し行うことができる液体クロマトグラフ
において、 移動相供給部と、サンプル注入部と、カラムと、検出部
と、これらの各部に作動を指令する制御部とを備え、 この制御部が、移動相供給部のポンプ動作の周期を検出
又は演算により決定する周期決定部と、この周期決定部
にて決定された周期の特定のタイミングにおいてサンプ
ルを注入すべくサンプル注入部に作動を指令する指令部
とを含む液体クロマトグラフ。 - 【請求項2】 移動相供給部の動作の周期が、プランジ
ャーポンプの吐出側流量変化の周期である請求項1の液
体クロマトグラフ。 - 【請求項3】 移動相供給部は、複数の移動相供給路を
バルブを介して1つに集束し、複数の移動相を低圧混合
すべく構成され、この移動相供給部のポンプの入口に設
けられた複数の弁の動作の周期が前記バルブの一通りの
開閉時間である請求項1の液体クロマトグラフ。 - 【請求項4】 移動相供給部は、複数の移動相供給路の
それぞれにポンプを介して1つに集束し、複数の移動相
を高圧混合すべく構成され、この移動相供給部の動作の
周期が前記各ポンプの吐出ストロークの周期の最少公倍
数又はその近似値である請求項1の液体クロマトグラ
フ。
Priority Applications (1)
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JP32471991A JP3180391B2 (ja) | 1991-12-09 | 1991-12-09 | 液体クロマトグラフ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP32471991A JP3180391B2 (ja) | 1991-12-09 | 1991-12-09 | 液体クロマトグラフ |
Publications (2)
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JPH05157743A JPH05157743A (ja) | 1993-06-25 |
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Family
ID=18168948
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP32471991A Expired - Lifetime JP3180391B2 (ja) | 1991-12-09 | 1991-12-09 | 液体クロマトグラフ |
Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1991
- 1991-12-09 JP JP32471991A patent/JP3180391B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JPH05157743A (ja) | 1993-06-25 |
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