JPH0438842B2 - - Google Patents

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JPH0438842B2
JPH0438842B2 JP62206519A JP20651987A JPH0438842B2 JP H0438842 B2 JPH0438842 B2 JP H0438842B2 JP 62206519 A JP62206519 A JP 62206519A JP 20651987 A JP20651987 A JP 20651987A JP H0438842 B2 JPH0438842 B2 JP H0438842B2
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JP
Japan
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wall
ice
water
retaining wall
frozen
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JP62206519A
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English (en)
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JPH01275806A (ja
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Landscapes

  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
  • Bulkheads Adapted To Foundation Construction (AREA)
  • Revetment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は水中または海中における締切工法に係
り、ことに作業性が良好であるとともに確実な締
切作用をなし、かつ剛性の山留壁を構築する氷壁
による山留工法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来より使用されている水中または海中におけ
る締切工法としては、コンクリートケーソン、シ
ートパイルまたは鋼管パイル等を利用した工法が
あり、いずれの工法も水圧に耐え得る剛性の高い
材料を用いて水中または海中に締切壁を構築し、
作業空間の水を排除するものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
したがつて、このような工法によつて仕切壁を
構築する場合、水深が深くなると剛性を保持する
ために締切壁の構築材料の使用量が乗数的に増大
するばかりでなく、山留壁の構築日数が多くかか
り、さらに作業後の撤去作業も容易でないため、
全体の作業日数が長期化する問題を有していた。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、水
中または海中における締切工法において、水深が
深くなつても少ない構築材料によつて所定の剛性
を確保することができるとともに、作業性が良好
であり、山留壁の短期施工および解体を実施する
ことができる氷壁による山留工法を提唱すること
を目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち本発明に係る氷壁による山留工法は、
水中に構築した氷壁を山留壁として利用するもの
であり、水中または海中に所望の間隔をもつて断
熱性仕切壁を並設し、該仕切壁間の水を凍結機に
よつて凍結せしめ氷壁を構築するとともに、該氷
壁によつて水中または海中に所望の区画空間を構
築して、その空間の水または海水を排除する山留
壁とすることを要旨とするものである。
上記仕切壁間の水を凍結機によつて凍結せしめ
氷壁を構築する方法としては、仕切壁間に配置し
た冷却パイプによつて水を初期から凍結させる
か、あるいは、過剰水を排除しながら該仕切壁間
にあらかじめ外部で作成した氷塊を投入し、冷却
パイプによつて氷塊間を氷結固着する方法等、
種々の方法が利用できる。
〔作用〕
上記氷壁による山留工法では、山留壁の主体を
氷によつて構成するものであるため、資材の使用
量がきわめて少なくなるとともに、氷壁の厚さを
自由に設定することができるため、所要の剛性を
持つ山留壁を構成することができる。また、水を
氷結して山留壁とするものであるため、該山留壁
からの水漏れがなく、侵入水の排水作業を簡略に
することができるものである。さらに、水中での
構築作業が簡単であるため、洋上での施工も容易
にできるとともに、解体に際しては氷壁の解凍に
よつてきわめて容易に行なうことができる。
〔実施例〕
以下、本発明に係る氷壁による山留工法を図面
にしたがつて説明する。
第1図は本発明の方法によつて海中10の一部
を水面から海底11まで箱型に山留し、海底11
面を含む作業空間Aを構成した縦断面図を示すも
のであり、第2図はその平面図である。
符号1,1……が本発明に係る山留壁を構成す
るための構築材であり、該各山留壁構築材1は、
第3図に拡大した断面図で示すように、氷結部B
が所定の壁厚tを有するように対置した断熱材3
を保護板4,4間に挾持してなる一対の断熱性仕
切壁2,2によつて構成されており、該山留壁構
築材1を海底11を着底せしめるとともに、両断
熱性仕切壁2,2間の氷結部Bに冷凍機(図示せ
ず)から導出した冷却パイプ5を配置してなる。
上記山留壁構築材1,1……によつて囲まれた
作業空間A側には、必要に応じて断熱性仕切壁2
の面に腹起し材6,6……を沿設するとともに、
該腹起し材6,6間に切梁材7を介挿架設する
等、所望の補強構造を構成してなる。
上記山留構築材1の区画部を、海中において上
端を水面上に突出し下端を海底に着底した状態で
断熱性仕切壁2,2間の氷結部Bの水を冷却パイ
プ5を流通する冷却媒体によつて氷結させるもの
で、該氷結の方法に関しては、冷却パイプ5に近
接した水を初期から徐々に凍結させるか、あるい
は、過剰水を排除しながら断熱性仕切壁2,2間
にあらかじめ外部で作成した氷塊を投入した状態
で、該冷却パイプ5によつて氷塊間を氷結固化す
る方法等が考えられる。いずれの場合も氷結部B
が完全に氷結固化した状態で山留壁の構築を完了
するもので、冷却パイプ5を介して氷結温度を維
持しながら山留壁構築材1,1……によつて囲ま
れた部分の排水を行なうと、氷結部Bに形成され
た氷壁を締切壁として海底11面を含む作業空間
Aを得ることができる。
作業完了後、冷却パイプ5に対する冷却媒体の
導通を止めて氷壁を自然解凍させるか、または該
冷却パイプ5に加熱媒体を導通して氷壁を積極的
に解凍することによつて、山留構築材1を解体す
ることができるもので、この場合あらかじめ作業
空間Aに海水を汲み入れることによつて山留壁構
築材1の内外圧を均衡せしめ、構造体の破壊を阻
止することができる。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明に係る氷壁による山留
工法は、水中に構築した氷壁を山留壁として利用
するものであるため、山留壁の主体が氷であり資
材の使用量がきわめて少なくなるとともに、氷壁
の厚さを変えて所要の剛性を持つ山留壁を構成す
ることができるものである。また水を氷結してい
るため水漏れがないばかりでなく、解体に際して
は解凍手段によつて容易に行なうことができる等
の特徴を有するものであり、本発明の効果はきわ
めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る氷壁による山留工法の一
実施例を示す縦断面図、第2図は同平面図、第3
図は要部拡大断面図である。 1……山留壁構築材、2……断熱性仕切壁、3
……断熱材、4……保護板、5……冷却パイプ、
6……腹起し材、7……切梁材、10……海中、
11……海底、A……作業空間、B……氷結部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 水中または海中に所望の間隔をもつて断熱性
    仕切壁を並設し、該仕切壁間の水を凍結機によつ
    て凍結せしめ氷壁を構築するとともに、該氷壁に
    よつて水中または海中に所望の区画空間を構築し
    て、その空間の水または海水を排除する山留壁と
    することを特徴とする氷壁による山留工法。
JP62206519A 1987-08-21 1987-08-21 氷壁による山留工法 Granted JPH01275806A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62206519A JPH01275806A (ja) 1987-08-21 1987-08-21 氷壁による山留工法

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JP62206519A JPH01275806A (ja) 1987-08-21 1987-08-21 氷壁による山留工法

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Publication Number Publication Date
JPH01275806A JPH01275806A (ja) 1989-11-06
JPH0438842B2 true JPH0438842B2 (ja) 1992-06-25

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JP62206519A Granted JPH01275806A (ja) 1987-08-21 1987-08-21 氷壁による山留工法

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JP4689876B2 (ja) * 2001-06-05 2011-05-25 株式会社不動テトラ 地盤凍結山留め工法
KR100826573B1 (ko) * 2007-04-09 2008-04-30 김상록 동결공법을 이용한 흙막이용 가시설의 시공방법
JP6282836B2 (ja) * 2013-10-23 2018-02-21 サンデン商事株式会社 原子力発電設備周辺に構築する凍土壁の耐震構造

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JPH01275806A (ja) 1989-11-06

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