JPH043850B2 - - Google Patents
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- JPH043850B2 JPH043850B2 JP12673684A JP12673684A JPH043850B2 JP H043850 B2 JPH043850 B2 JP H043850B2 JP 12673684 A JP12673684 A JP 12673684A JP 12673684 A JP12673684 A JP 12673684A JP H043850 B2 JPH043850 B2 JP H043850B2
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- JP
- Japan
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- lens
- refractive index
- optical axis
- aberration
- spherical
- Prior art date
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- Expired
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- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 3
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Landscapes
- Lenses (AREA)
Description
〔発明の技術分野〕
本発明は軸方向屈折率分布型レンズに関し、特
に低収差で半導体レーザー等の発光素子からの光
をコリメートしたり、平行光束を集光するレンズ
に関する。 〔発明の技術者的背景と問題点〕 上記のような用途に用いられるレンズは単色収
差が非常に低いこと、特に球面収差とコマ収差が
小さいことと安価であることが要求される。従来
この種の用途には屈折率の一様な球面レンズ3〜
4枚で構成した光学系が知られている。 しかし、上記の従来の球面レンズは研磨面が6
〜8面と多く研磨加工および組立てに手間がかか
りコストが高くつくため非常に高価である。 上記の問題を改善したものとして軸方向に屈折
率分布を与えた単一のレンズが提案されており、
例えば米国特許第3729253号には三次の球面収差、
コマ収差を減少させた軸方向屈折率分布型レンズ
が記載されている。しかしながら上記特許に開示
されているレンズの場合五次の球面収差が大きす
ぎるために回折限界での光学系としては実用的で
はない。この点については特開昭58−122512号に
も記述されている。 〔発明の目的〕 本発明の目的は上述の問題点を解決し、十分に
球面収差とコマ収差が小さく、しかも研磨加工、
組立てが容易で安価な屈折率分布型レンズを提供
することにある。 〔発明の概要〕 上記の目的を達成する本発明の屈折率分布型レ
ンズは、端面から光軸に沿つてZの距離における
屈折率N(Z)がN(Z)=N00+N01Zで表わされ
る透明媒質からなり、以下の条件を満たすことを
特徴とする。 (1) 0.95<1/C1・N00・N01/1−N00<1.05 (2) C2=0 (3) N1≧1.618≧N2 ただしN00,N01は分布定数、C1・C2はレンズ
両端面の曲率でC1>0は凸、C1<0は凹の球面
を表わす。またN1,N2は光軸上でのそれぞれ最
大屈折率、最小屈折率であり、Zは曲面側を基準
とした距離である。上記(1)〜(3)の条件のうち条件
(1)、(2)はレンズの片端面が平面で他端面が球面で
あることを示しており、このように片面が平面で
あるため研磨加工が容易である。条件(1)は正弦条
件不満足量の絶対値が小さくなる条件であり、こ
の範囲を越えるとコマ収差が増大し軸外光に対し
て収差が大きくなつてしまう。条件(3)は光軸上の
最大屈折率、最小屈折率の範囲を示している。条
件(3)の範囲を越えると球面収差か正弦条件不満足
量の絶対値の少なくとも一方が大きくなり最適な
レンズが得られなくなる。レンズ両端面の曲率、
屈折率分布定数N00,N01、光軸上の最大屈折率
N1、最小屈折率N2を条件(1)ないし(4)に規定した
範囲内に選定することにより後述の数値実施例に
示されるように球面収差およびコマ収差を十分小
さくおさえることができる。 〔発明の効果〕 本発明に係る屈折率分布型レンズは後述の数値
実施例から明らかなように球面収差、コマ収差が
非常に小さく、したがつて低収差で半導体レーザ
ー等の発光素子からの光をコリメートしたり平行
光束を集光させることができる。 〔発明の実施例〕 第1図は本発明に係る軸方向屈折率分布型レン
ズを示し、ガラス・合成樹脂等の透明媒質からな
るレンズ1は一方の端面2が平面であり、他方の
端面3は曲率半径が1/C1の軸対称球面のレン
ズで、球面端面3の中心4から光軸5の方向に前
述式に従い連続的に変化する屈折率分布が付与さ
れており、光軸5に垂直な面内では屈折率が一定
である。上記のレンズ1の球面端面3側から平行
光束6を入射させると7の点に低収差で集光し、
また7の点に半導体レーザー等の光源を配置する
と高精度の平行出射光束を得ることができる。 第1表に本発明の数値例を示す。第1表におい
てC1,C2はレンズ端面の曲率(mm-1),tはレン
ズの中心厚み(mm)、N00,N01は分布定数、Fb
はバツクフオーカス(mm)、N1,N2は光軸上で
のそれぞれ最大屈折率、最小屈折率である。 第1表の実施例No.1〜No.6に対応する収差図を
に低収差で半導体レーザー等の発光素子からの光
をコリメートしたり、平行光束を集光するレンズ
に関する。 〔発明の技術者的背景と問題点〕 上記のような用途に用いられるレンズは単色収
差が非常に低いこと、特に球面収差とコマ収差が
小さいことと安価であることが要求される。従来
この種の用途には屈折率の一様な球面レンズ3〜
4枚で構成した光学系が知られている。 しかし、上記の従来の球面レンズは研磨面が6
〜8面と多く研磨加工および組立てに手間がかか
りコストが高くつくため非常に高価である。 上記の問題を改善したものとして軸方向に屈折
率分布を与えた単一のレンズが提案されており、
例えば米国特許第3729253号には三次の球面収差、
コマ収差を減少させた軸方向屈折率分布型レンズ
が記載されている。しかしながら上記特許に開示
されているレンズの場合五次の球面収差が大きす
ぎるために回折限界での光学系としては実用的で
はない。この点については特開昭58−122512号に
も記述されている。 〔発明の目的〕 本発明の目的は上述の問題点を解決し、十分に
球面収差とコマ収差が小さく、しかも研磨加工、
組立てが容易で安価な屈折率分布型レンズを提供
することにある。 〔発明の概要〕 上記の目的を達成する本発明の屈折率分布型レ
ンズは、端面から光軸に沿つてZの距離における
屈折率N(Z)がN(Z)=N00+N01Zで表わされ
る透明媒質からなり、以下の条件を満たすことを
特徴とする。 (1) 0.95<1/C1・N00・N01/1−N00<1.05 (2) C2=0 (3) N1≧1.618≧N2 ただしN00,N01は分布定数、C1・C2はレンズ
両端面の曲率でC1>0は凸、C1<0は凹の球面
を表わす。またN1,N2は光軸上でのそれぞれ最
大屈折率、最小屈折率であり、Zは曲面側を基準
とした距離である。上記(1)〜(3)の条件のうち条件
(1)、(2)はレンズの片端面が平面で他端面が球面で
あることを示しており、このように片面が平面で
あるため研磨加工が容易である。条件(1)は正弦条
件不満足量の絶対値が小さくなる条件であり、こ
の範囲を越えるとコマ収差が増大し軸外光に対し
て収差が大きくなつてしまう。条件(3)は光軸上の
最大屈折率、最小屈折率の範囲を示している。条
件(3)の範囲を越えると球面収差か正弦条件不満足
量の絶対値の少なくとも一方が大きくなり最適な
レンズが得られなくなる。レンズ両端面の曲率、
屈折率分布定数N00,N01、光軸上の最大屈折率
N1、最小屈折率N2を条件(1)ないし(4)に規定した
範囲内に選定することにより後述の数値実施例に
示されるように球面収差およびコマ収差を十分小
さくおさえることができる。 〔発明の効果〕 本発明に係る屈折率分布型レンズは後述の数値
実施例から明らかなように球面収差、コマ収差が
非常に小さく、したがつて低収差で半導体レーザ
ー等の発光素子からの光をコリメートしたり平行
光束を集光させることができる。 〔発明の実施例〕 第1図は本発明に係る軸方向屈折率分布型レン
ズを示し、ガラス・合成樹脂等の透明媒質からな
るレンズ1は一方の端面2が平面であり、他方の
端面3は曲率半径が1/C1の軸対称球面のレン
ズで、球面端面3の中心4から光軸5の方向に前
述式に従い連続的に変化する屈折率分布が付与さ
れており、光軸5に垂直な面内では屈折率が一定
である。上記のレンズ1の球面端面3側から平行
光束6を入射させると7の点に低収差で集光し、
また7の点に半導体レーザー等の光源を配置する
と高精度の平行出射光束を得ることができる。 第1表に本発明の数値例を示す。第1表におい
てC1,C2はレンズ端面の曲率(mm-1),tはレン
ズの中心厚み(mm)、N00,N01は分布定数、Fb
はバツクフオーカス(mm)、N1,N2は光軸上で
のそれぞれ最大屈折率、最小屈折率である。 第1表の実施例No.1〜No.6に対応する収差図を
【表】
第2図ないし第7図に示す。図中、実線は球面
収差を、点線は正弦条件不満足量を示す。
収差を、点線は正弦条件不満足量を示す。
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2
図ないし第7図は本発明に係るレンズの数値実施
例に対応する収差図である。
図ないし第7図は本発明に係るレンズの数値実施
例に対応する収差図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 端面から光軸に沿つてZの距離における屈折
率N(Z)がN(Z)=N00,+N01Zで表わされる透
明媒質からなり、以下の条件を満たすことを特徴
とする屈折率分布型レンズ (1) 0.95<1/C1・N00N01/1−N00<1.05 (2) C2=0 (3) N1≧1.618≧N2 ただしN00,N01は分布定数、C1,C2はレンズ
両端面の曲率でC1>0は凸、C2<0は凹の球面
を表わし、N1・N2は光軸上でのそれぞれ最大屈
折率、最小屈折率またZは曲面側からの距離を表
わす。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12673684A JPS616615A (ja) | 1984-06-20 | 1984-06-20 | 屈折率分布型レンズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12673684A JPS616615A (ja) | 1984-06-20 | 1984-06-20 | 屈折率分布型レンズ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS616615A JPS616615A (ja) | 1986-01-13 |
JPH043850B2 true JPH043850B2 (ja) | 1992-01-24 |
Family
ID=14942620
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12673684A Granted JPS616615A (ja) | 1984-06-20 | 1984-06-20 | 屈折率分布型レンズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS616615A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102359868B1 (ko) | 2014-06-04 | 2022-02-07 | 쇼와덴코머티리얼즈가부시끼가이샤 | 필름형 에폭시 수지 조성물, 필름형 에폭시 수지 조성물의 제조 방법, 및 반도체 장치의 제조 방법 |
CN107207705B (zh) | 2015-02-03 | 2019-11-01 | 日立化成株式会社 | 环氧树脂组合物、膜状环氧树脂组合物、固化物及电子装置 |
WO2017203622A1 (ja) | 2016-05-25 | 2017-11-30 | 日立化成株式会社 | 封止構造体及びその製造方法、並びに、封止材 |
WO2018181761A1 (ja) | 2017-03-31 | 2018-10-04 | 日立化成株式会社 | 封止フィルム、電子部品装置の製造方法及び電子部品装置 |
-
1984
- 1984-06-20 JP JP12673684A patent/JPS616615A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS616615A (ja) | 1986-01-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |