JPH0438508Y2 - - Google Patents

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JPH0438508Y2
JPH0438508Y2 JP1988025158U JP2515888U JPH0438508Y2 JP H0438508 Y2 JPH0438508 Y2 JP H0438508Y2 JP 1988025158 U JP1988025158 U JP 1988025158U JP 2515888 U JP2515888 U JP 2515888U JP H0438508 Y2 JPH0438508 Y2 JP H0438508Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、フランジを有するコアを回転せし
め、その周囲にワイヤを巻き付ける小型コイル巻
線装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、小型コイルの巻線は、例えば、特公昭59
−4476号公報(以下この公報を「先願公報」と称
す)に示される如き装置にて行われていた。
第5図及び第6図は、ワイヤを巻き付けるべき
コア1を示し、ドラム2の両端にフランジ3,4
が設けられ、その端面には球面状の凹部5,6が
設けられている。フランジ3,4の周囲にはワイ
ヤをガイドする溝7,8,9,10が設けられて
いる。
第7図、第8図はワイヤ11の巻線が終つた状
態のコイル12を示す。ワイヤ11は、その始端
13は円弧状に曲げられて凹部5に密着し、フラ
ンジ3を越えてドラム2に巻き付けられ、フラン
ジ4を越え、終端14は円弧状に曲げられ、凹部
6に密着している。
このようなコイル12を製造するのに従来はコ
ア保持ユニツト(先願公報第3図、第4図、第5
図、第7図)を、種々の下降ステーシヨンに移送
し、巻線ステーシヨン(先願公報第10図、符号
18)においてはコアを保持した開閉ツメ(先願
公報第4図符号28)を回転せしめてワイヤを巻
き付けるようになつている。
その巻き始めの動作を第9〜11図にて示せ
ば、開閉ツメ(図示せず)でフランジ3が把持さ
れて静止して保持されたコア1のフランジ3の端
面に近接してワイヤ15が配備される。16は押
し棒(先願公報第4図、第34図符号32に相
当)であり、開閉ツメと共に回転し、かつ、軸方
向に往復するようになつており、その先端17は
球面となつている。18はカツタ(先願公報第3
図、第7図符号42に相当)であり、押し棒16
と平行に、独立に往復するようになつている。
第9図の状態から先ず押し棒16を右に移動せ
しめ、第10図の如くワイヤ15を凹部5に押し
付け変形させ、かつ、挟持する。次にカツタ18
を右に移動せしめて第10図の如くワイヤ15の
フランジ3から出た部分を切断して除去する。次
にカツタ18のみを引込めて、ワイヤ15の端部
を押し棒16でフランジ3との間に挟持したまま
開閉ツメを回転させてコア1を回転させ、ワイヤ
15をドラム2に巻き取るようになつている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような手段においては、ワ
イヤ15の巻き始めに当たつて、第11図に示す
如く、ワイヤ15がフランジ3を越えるところで
フランジ3の外周面から離れて浮き上がり部19
の如く浮き上がる。これは特に太いワイヤの場合
に顕著であり、そのため、ドラム2への最初の巻
き付けの始まりが、第7図の如くフランジ3に接
することなく第11図に示す如く隙間Sを生ず
る。このような異常な形状により、ドラム2上に
所定の仕様巻数が巻ききれず、また、仕様巻数を
巻くとコイル外径寸法が限界を越え、或は2層目
がこの異常形状の部分に乗り上げたり、隙間Sに
入り込んだりして整然とワイヤ15を巻くことが
できず、品質が安定しないなどの問題点を有する
ものであつた。
本考案はこのような問題点を解決し、コアにワ
イヤを整然と巻き付け、製品の形状寸法及び性能
上の品質を安定せしめる小型コイル巻線装置を提
供することを目的とするものである。
〔課題を解決しようとする手段〕
本考案は、フランジのあるコアを保持する挟持
体の先端部にスリツトをおいて開閉ツメを開閉自
在に対設し、該開閉ツメで前記コアのフランジを
握持し、かつ、ワイヤの一端を前記フランジの端
面に押し棒にて押し付けた状態で、前記コアを回
転させて、該コアの周囲に前記ワイヤを巻き付け
る小型コイル巻線装置において、前記開閉ツメの
スリツト内に、ワイヤをフランジの外周面の溝に
密着押付けるワイヤ抑えを、コアのフランジの円
周部に合致する横断面弧状の凹部に形成すると共
に、該ワイヤ抑えを前記押し棒の頭部に少なくと
も一ケ前記フランジの外周面の溝に臨むように装
備したことを特徴とする小型コイル巻線装置であ
る。
〔作用〕
本考案の小型コイル巻線装置は、ワイヤをフラ
ンジの外周面に密着せしめて押し付けるワイヤ抑
えを押し棒の先端に備えているので、押し棒とコ
アとの間にワイヤを挟持する動作でワイヤはフラ
ンジの外周面に密着する形状に折曲して変形せし
められて成型される。
従つて、ワイヤがフランジから浮き上がらない
ので、コアにワイヤを整然と巻き付け値製品の形
状寸法及び性能上の品質が安定した小型コイルを
製造することができる。
〔実施例〕
本考案の実施例を第1〜4図を用いて説明す
る。
20は、コア1にワイヤ21を巻き付けるとき
にコア1を保持する挟持体で、基端部は円筒体
に、先端部は互いに直角な4個のスリツト22に
より4個の開閉ツメ23に、形成されている。そ
して、開閉ツメ23の開閉により(例えば開閉ツ
メ23自体に開く向きの弾性を持たせ、弾性に抗
して開閉ツメ23を閉じせしめる閉じ部材、例え
ば先願公報第4図符号30、を設ける)、コア1
の一方のフランジ3を挟持してコア1を保持し、
又、解放するもので、中心軸線24に平行の方向
に往復動可能且つ中心軸線24のまわりに回転可
能に設けられている。
25は、挟持体20の内部に挟持体20と同じ
中心軸線24をもつて挿入された押し棒で、先端
部に、コア1のフランジ外端面の球面状の凹部5
に合致する球面状の凸部26を備えた円筒体の頭
部27を有しており、中心軸線24に平行の方向
に挟持体20に対して相対的に往復動可能に、か
つ挟持体20と共に回転するように設けられてい
る。そしてこの頭部27にワイヤ抑え28,28
が設けられる。
ワイヤ抑え28は、ワイヤ21が走行するスリ
ツト22,22に位置する如く、凸部26を挟む
両側に凸部26よりも突出して一対設けられる
が、ワイヤ抑え28,28の対向面はコア1のフ
ランジ3の円周部に合致する横断面弧状の凹部2
9に形成され、凹部29の長さは、第3図に示
すワイヤ成型時にワイヤ抑え28の先端面が開閉
ツメ23先端面及びコア1のフランジ3内側側面
と同一平面上に位置するように設けられる。
30はワイヤ押出具で、切断される側のワイヤ
21を抑えるワイヤ抑え28に近接して、スリツ
ト22内外を中心軸線24と平行の方向に往復動
可能に設けられている。
31は開閉ツメ23の外側に設けた斜面で、ワ
イヤ21をコア1のドラム2に滑り込ませるため
のものである。
次に、コア1に例えばφ0.28mmの太いワイヤ2
1を巻き付ける動作について説明する。
先ず、第1図の如く挟持体20でコア1を保持
する。このとき挟持体20は前進位置、押し棒2
5とワイヤ押出具30はともに後退位置にあり、
挟持体20のスリツト22,22中にワイヤ21
を位置させた後、コア1が、フランジ3の溝7,
8をワイヤ21の走行方向に合わせた状態で、供
給され、フランジ3を開閉ツメ23により握持さ
れて保持される。
次いで、押し棒25を第3図の如く前進させて
押し棒25とコア1との間にワイヤ21を挟持す
る。この挟持動作のときに、ワイヤ21はフラン
ジ3の溝7,8に押し込まれ、凹部5に押し付け
られて曲げられ、従来例として第11図に示した
如き浮き上がり部19のない、フランジ3に密着
した形状に変形せしめられて成型される。
この後、ワイヤ押出具30を第3図2点鎖線で
示す位置に前進させる。
ワイヤ押出具30を前進させると、ワイヤ21
は、大きな塑性変形を生じて弱くなつているコア
1のエツジ部(フランジ3の凹部5と溝8のエツ
ジ)で切れる。ワイヤ21が比較的太い場合には
必ずこのエツジで切れることが多くの実験で確認
されている。
次いで挟持体20を中心軸線24のまわりに回
転させると第4図の如くワイヤ21はコア1のド
ラム2に巻き付けられる。
以上、ワイヤ抑え28を一対設けた例で説明し
たが、溝7側のワイヤ抑え28のみを設けるだけ
でもよい。その場合は溝8側のエツジに極力近接
してカツタを設けることができるので、例えばワ
イヤ21がφ0.05mmと細く、カツタとコアエツジ
を近接させないとカツトミスが生じる場合にも適
用することができる。
また、フランジ3の外周面に軸方向の溝7,8
を備えたコア1の例で説明したが、溝7,8のな
いコア1にも適用できる。その場合はワイヤ抑え
28とフランジ3との間にワイヤ21の径と同じ
程度の隙間が生じる如く配備すればよい。
〔考案の効果〕
本考案は、コアを保持する開閉ツメのスリツト
内に、ワイヤをフランジの外周面の溝に密着押付
けるワイヤ抑えを、コアのフランジの円周部に合
致する横断面弧状の凹部に形成すると共に、該ワ
イヤ抑えを前記押し棒の頭部に少なくとも一ケ前
記フランジの外周面の溝に臨むように装備したこ
とにより、コアにワイヤを巻き付けるのに際し、
押し棒の頭部にワイヤ抑えが取付けられコアのフ
ランジ外周面の溝に臨んでいるので、ワイヤがコ
アのフランジの外周面から離れて浮き上がること
がなくフランジに沿つてワイヤを適確に能率よく
ドラムに巻き付けることができ、安定した巻線作
業が可能で品質均等で製品の形状寸法及び性能上
の品質が安定した小型コイルを製造することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は本考案の実施例を示し、第1図は
コア1を保持した状態の縦断面平面図、第2図は
その正面図、第3図はワイヤ21を成型した状態
の、第4図はワイヤ21を巻き付けているとき
の、それぞれ縦断面平面図、第5図はコア1の一
部切断側面図、第6図は第5図−線断面図、
第7図はコイル12の縦断面側面図、第8図は第
7図−線矢視図、第9図、第10図、第11
図は従来のワイヤ15の巻き始めの動作を示す、
それぞれ縦断面平面図である。 1……コア、2……ドラム、3……フランジ、
4……フランジ、5……凹部、7……溝、8……
溝、9……溝、10……溝、11……ワイヤ、1
2……コイル、13……始端、14……終端、1
5……ワイヤ、16……押し棒、17……先端、
18……カツタ、19……浮き上がり部、20…
…挟持体、21……ワイヤ、22……スリツト、
23……開閉ツメ、24……中心軸線、25……
押し棒、26……凸部、27……頭部、28……
ワイヤ抑え、29……凹部、30……ワイヤ押出
具、31……斜面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フランジ3のあるコア1を保持する挟持体20
    の先端部にスリツト22,22をおいて開閉ツメ
    23,23を開閉自在に対設し、該開閉ツメ23
    で前記コア1のフランジ3を握持し、かつ、ワイ
    ヤ21の一端を前記フランジ3の端面に押し棒2
    5にて押し付けた状態で、前記コア1を回転させ
    て、該コア1の周囲に前記ワイヤ21を巻き付け
    る小型コイル巻線装置において、前記開閉ツメ2
    3のスリツト22内に、ワイヤ21をフランジ3
    の外周面の溝7に密着押付けるワイヤ抑え28を
    コア1のフランジ3の円周部に合致する横断面弧
    状の凹部29に形成すると共に、該ワイヤ抑え2
    8を前記押し棒25の頭部27に少なくとも一ケ
    前記フランジ3の外周面の溝7に臨むように装備
    したことを特徴とする小型コイル巻線装置。
JP1988025158U 1988-02-29 1988-02-29 Expired JPH0438508Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1988025158U JPH0438508Y2 (ja) 1988-02-29 1988-02-29

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55124217A (en) * 1979-06-12 1980-09-25 Tdk Corp Manufacturing method and apparatus of coil

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