JPH0438489A - X線ct用検出器 - Google Patents

X線ct用検出器

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Publication number
JPH0438489A
JPH0438489A JP14435690A JP14435690A JPH0438489A JP H0438489 A JPH0438489 A JP H0438489A JP 14435690 A JP14435690 A JP 14435690A JP 14435690 A JP14435690 A JP 14435690A JP H0438489 A JPH0438489 A JP H0438489A
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JP
Japan
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ray
detector
projection data
electrode plates
slice thickness
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Pending
Application number
JP14435690A
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English (en)
Inventor
Yutaka Shibata
豊 柴田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH0438489A publication Critical patent/JPH0438489A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、X1iCT装置に設けられ、バイアス電極板
間に信号取出用電極板が配置されるとともに希ガスが封
入されたXeガス検出器等のX線CT用検出器に関する
(従来の技術) 従来、この種のX線CT用検出器として、例えば第6図
に示すようなものがある。図においてこの検出器100
は、概略バイアス電圧をかけるための高圧電極板101
と、信号を取り出すための信号電極板102とが交互に
平行配置されており、多数の高圧電極板101及び信号
電極板102が配列されることにより、この配列方向(
矢印a方向)に多チャンネルとされている。高圧電極板
101及び信号電極板102は絶縁体から成るサポート
板103により支持されており、これらの高圧電極板1
01、信号電極板102及びサポート板103は容器1
04内に収納され、容器104内にXeガスが封入され
ている。
この検出器100は、全体の形状が第7図に示すように
円弧状に湾曲した柱状とされており、X線CT装置に設
けられるときには、その湾曲面をX線管110に向けて
X線管110に対向配置される。被検体撮影時には、検
出器100はX線管110とともに被検体Pの回りを回
転し、X線管110から曝射されたX線が被検体Pを透
過した後、検出器100に第6図に示す矢印す方向に入
射する。X線入射により検出器100内のXeガスが電
離して、信号電極板102に被検体PのX線吸収係数に
対応する電流が流れ、信号電極板102から被検体Pの
X線吸収係数に関する画像情報信号が出力される。
この信号は不図示のデータ収集部(DAS)を介して不
図示の情報処理部に送られ、この信号に対数変換等の前
処理が行われて得られた投影データを基にして画像再構
成が行われ、不図示の画像表示装置に再構成画像を内容
とする画像信号が送られて、被検体Pの所定断面の断層
像が表示される。
ここで、検出器100のX線入射面側には、被検体Pの
撮影断面のスライス厚を制限するためのコリメータが配
置されている。また、検出器100は被検体Pの撮影断
面に平行な方向(矢印a方向)には多チャンネルとされ
ているが、スライス厚方向(矢印C方向)には1チヤン
ネルとされているので、1回のスキャンで1スライスの
検出情報しか得られない。
(発明が解決しようとする課題) 上記した従来技術の場合には、検出器100の外部に機
械的な作動を要するコリメータが必要であり、構成が複
雑になるという欠点や、1回のスキャンで1スライスの
検出情報しか得られないという欠点の他に、次に説明す
るパーシャルボリューム効果と呼ばれる現象により表示
画像にアーチファクトを生じることがあるという問題が
あった。
ここで、パーシャルボリューム効果について説明する。
厚いスライスを撮影するときに、被検体PのX線吸収率
がスライス厚方向で急激に変化している場合、例えば第
8図に示すように、スライス厚方向(矢印C方向)にお
いて、検出器100の矢印a方向における所定のチャン
ネルの部分100a、100b、100cに入射するX
線が通過する空間部分にのみ被検体Pが存在する場合に
ついて考える。
検出器の部分100a〜100eの体積は等しく、各部
分100a〜100eに対してX線管110から曝射さ
れるX線の強度を101部分100a〜100eに入射
するX線の強度をそれぞれIa、Ib、Ic、Id、I
eとすると、検出器100で検出される入射X線強度■
は各部分の入射X線強度の和であり、 I−1a+Ib+I c+Id+I eである。この入
射X線強度lの検出データが上記前処理部で対数変換器
120により対数変換されて投影データが導かれる。す
なわち、投影データARは、 となる。(1)式かられかるように、投影データARは
各部分100a〜100eの入射X線強度の相加平均に
対する投影データに相当する。
しかし実際には、各部分100a〜100eに対応する
投影データAa、Ab、Ac、Ad、Aeはそれぞれ、 なので、この検出器100の入射X線強度に対する真の
投影データAtはこれらの投影データAa〜Aeを平均
したものであり、 ・・・(1) となる。すなわち、真の投影データAtは各部分100
a〜100eの入射X線強度の相乗平均に対する投影デ
ータに相当する。
ここで、部分100d、100eに対してはX線は強度
減衰せずに入射するので、Id−1e−1、であり、部
分100a〜100Cに入射するX線の強度は被検体P
を通過することにより減衰するので、I a = I 
b = I c −I 1  とすると、I、<1.で
ある。このとき、 となり、AR<Atとなる。
すなわち、被検体PのX線吸収係数がスライス厚方向で
急激に変化している場合のように、検出器100に入射
するX線の強度がスライス厚方向において大きく変化し
ている場合には、ARくAtとなる。この誤差のために
表示画像にアーチファクトが生じることとなる。このよ
うなパーシャルボリューム効果は、対数変換が非線形演
算であり演算順序を入れ替えると等価とはならないこと
から生じるものである。
本発明は上記した従来技術の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、コリメータを設
けることなく、検出情報を得るスライス厚を可変とし、
X線CT装置において1回のスキャンで厚さが異なる複
数のスライスの検出情報を得ることが可能であり、また
、パーシャルボリューム効果によるアーチファクトの発
生を低減することができるXpCT用検出器を提供する
ことにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明にあっては、バイア
ス電圧をかけるための高圧電極板と信号を取り出すため
の信号電極板とが交互に平行配置され希ガスが封入され
たX線CT用検出器において、 前記信号用電極板がスライス厚方向に分割されて複数の
分割電極板から成り、該信号電極板に対して選択した1
個または複数の分割電極板から信号を取り出すことによ
り所望のスライス厚の検出情報を得るようにしたことを
特徴とする。
(作用) 上記構成を有する本発明のX線CT用検出器においては
、1つの信号電極板がスライス厚方向に分割されて、ス
ライス厚方向に複数チャンネルとされているので、信号
電極板に対して信号を取り出す分割電極板の数、すなわ
ち連結するチャンネル数を変化させることにより、検出
情報を得るスライス厚を変化させることができる。従っ
て、コリメータを設けることなく、検出情報を得るスラ
イス厚を変化させ、この検出器が設けられるX線CT装
置では、1スキヤンで厚さが異なる複数のスライスの検
出情報を得ることができる。
さらに、X1iCT装置において複数チャンネル分のス
ライス厚の投影データを得る場合には、スライス厚方向
の各チャンネルで得られる検出情報毎に対数変換を行っ
て各チャンネルに対応する投影データを得た後、これら
の投影データを加算して平均することにより、対数変換
の順序が逆になることなく、真の投影データに近い投影
データを得ることができる。従って、パーシャルボリュ
ーム効果によるアーチファクトの発生を低減することが
できる。
(実施例) 以下に、本発明の実施例を図に基づいて説明する。第1
図は本発明の一実施例のXIICT用検出器の一部の構
成を示す説明図である。図においてこの検出器1は、バ
イアス電圧をかけるための高圧電極板2と、信号を取り
出すための信号電極板3とが交互に平行に配置され、多
数の高圧電極板2及び信号電極板3が配列されて、この
配列方向(矢印a方向)に多チャンネルとされている。
すなわち、矢印a方向において1枚の信号電極板3に1
チヤンネルが対応する。
高圧電極板2及び信号電極板3は、絶縁体から成るサポ
ート板4により両端部を支持されて、不図示の容器内に
収納されている。この容器内に希ガスとしてXeガスが
封入されている。信号電極板3は矢印C方向に分割され
て多チャンネルとされ、5個の分割電極板3a、3b、
3c、3d。
3eから成る。すなわち、矢印C方向において1個の分
割電極板に1チヤンネルが対応する。また検出器1は、
第7図に示した上記実施例と同様に、全体の形状が矢印
a方向において円弧状に湾曲した柱状とされ、X線はこ
の検出器100に対して矢印す方向に入射する。このX
線入射面が湾曲面である。第2図はX線入射方向から検
出器1を見た状態を概略的に示す図である。
各分割電極板3a〜3eから出力された信号は、第3図
に示すようにマルチプレクサ(以下MPXと記す)10
を介して、データ収集部(以下DASと記す)11に別
々に取り出されるようになっている。また、各出力信号
をMPXIOを介して1つのDAS 11で取り出す代
わりに、各分割電極板毎に個別にDASを設けて、各出
力信号を別々に取り出すようにしてもよい。
検出器1は、第4図に示すようなX線CT装置のスキャ
ナ部20に、X線管21に対向して配置される。被検体
撮影時にはX線管21とともに検出器1が被検体Pの回
りを回転し、X線管21から曝射されたX線が被検体P
を透過して検出器1に入射する。このとき検出器1にお
いて、第1図、第2図に示す矢印a方向は被検体Pの撮
影断面に対して平行な方向であり、矢印C方向は撮影断
面に対して垂直な方向、すなわちスライス厚方向である
検出器1内にX線が入射すると、Xeガスが電離して信
号電極板の各分割電極板3a〜3eに、入射X線強度に
対応する、すなわち被検体PのX線吸収係数に対応する
電流が流れ被検体POX線吸収係数に関する検出信号が
、各分割電極板3a〜3eからDASllを介して情報
処理部22内の前処理部23に送られる。
このとき、分割電極板3a〜3eから1個または複数個
の分割電極板を選択し、選択した分割電極板からのみ信
号を取り出すことにより、所望のスライス厚の検出情報
を得ることができる。例えば、分割電極板3aからのみ
信号を取り出したときのスライス厚を1mmとすると、
3a〜3cから信号を取り出せばスライス厚はその3倍
の3mmとなる。このようにして、撮影断面のスライス
厚を変えたり、1回のスキャンで厚さが異なる複数のス
ライスに関する検出情報を得ることができる。
前処理部23に送られた検出データに対数変換等が行わ
れて投影データが得られた後、画像再構成部24でこの
投影データを基にして画像が再構成され、再構成画像を
内容とする画像信号がCRT等のデイスプレィ25に送
られて、デイスプレィ25の画面上に被検体Pの所定断
面の断層像が表示される。
本実施例においては、検出器1はスライス厚方向にも多
チャンネルとされているので、投影データを得るために
信号を取り出す分割電極板の数を変化させて、スライス
厚方向のチャンネル連結を制御することにより、スライ
ス厚を変化させることができる。この場合にはコリメー
タを設ける必要かないので、構成か簡単になり、コスト
か低減される。また、1回のスキャンで異なるスライス
厚の複数の断面像を得ることができる。
さらに、本実施例においては、パーシャルボリューム効
果によるアーチファクトの発生を低減することができる
。次に、その理由について第5図を用いて説明する。第
8図に示す場合のように、矢印a方向における所定のチ
ャンネルの分割電極板3a、3b、3cに対応する空間
にのみ被検体Pが存在し、分割電極板3a〜3eの総和
に対応するスライス厚の投影データを得る場合について
考える。この場合には、第5図に示すように、各分割電
極板3a〜3eから出力される検出信号のそれぞれに対
して、前処理部23で対数変換器268〜26eにより
対数変換が行われて、各分割電極板38〜3eに対応す
る投影データの算出が行われる。
すなわち、X線管21から各分割電極板3a〜3eに対
して曝射されるX線の強度を10.各分割電極板38〜
3eに入射するX線の強度をIa〜Ieとすると、各分
割電極板3a〜3eに対応する投影データAa、Ab、
Ac、Ad、Aeはそれぞれ、 となる。
これらの投影データA a −A eが加算されてその
平均が投影データとされる。すなわち、この場合のスラ
イス厚の投影データARは、 Aa+Ab+Ac+Ad+Ae AR= O であり、前記(2)式に示すような、スライス厚方向の
各チャンネルの入射X線強度の相乗平均に対する投影デ
ータとなる。
従って、この投影データA、は真の投影データに近い値
となり、入射X線強度がスライス厚方向において急激に
変化しているにもかかわらず投影データARの誤差が小
さく、パーシャルボリューム効果によるアーチファクト
の発生か低減されることとなる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
種々変形実施が可能である。
[発明の効果] 本発明は以上の構成及び作用を有するもので、コリメー
タを設けることなく簡単な構成で、低コストで、検出情
報を得るスライス厚を制限し、変化させることができる
。この検出器が設けられるX線CT装置においては、1
回のスキャンで厚さが異なる複数のスライスの断層像を
得ることが可能となり、また、パーシャルボリューム効
果によるアーチファクトの発生を低減することができる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のX線CT用検出器の一部の
構成を示す説明図、第2図は同検出器をX線入射方向か
ら見た状態を概略的に示す図、第3図は同実施例におけ
る検出信号取出部分の構成を示すブロック図、第4図は
同検出器が設けられたX線CT装置の構成を示す説明図
、第5図は同実施例におけるパーシャルボリューム効果
低減の理由を説明するための説明図、第6図は従来例の
X線CT用検出器の構成を示す一部切欠斜視図、第7図
は同従来例の検出器をX線CT装置に設けた状態を示す
説明図、第8図はパーシャルボリューム効果発生の原理
を説明するための説明図である。 1・・・X線CT用検a器  2・・・高圧電極板3・
・・信号電極板 38〜3e・・・分割電極板 4・・・サポート板 10・・・MPX(マルチプレクサ) 11・・DAS (データ収集部)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  バイアス電圧をかけるための高圧電極板と信号を取り
    出すための信号電極板とが交互に平行配置され希ガスが
    封入されたX線CT用検出器において、 前記信号用電極板がスライス厚方向に分割されて複数の
    分割電極板から成り、該信号電極板に対して選択した1
    個または複数の分割電極板から信号を取り出すことによ
    り所望のスライス厚の検出情報を得るようにしたことを
    特徴とするX線CT用検出器。
JP14435690A 1990-06-04 1990-06-04 X線ct用検出器 Pending JPH0438489A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14435690A JPH0438489A (ja) 1990-06-04 1990-06-04 X線ct用検出器

Applications Claiming Priority (1)

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JP14435690A JPH0438489A (ja) 1990-06-04 1990-06-04 X線ct用検出器

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JPH0438489A true JPH0438489A (ja) 1992-02-07

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ID=15360204

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14435690A Pending JPH0438489A (ja) 1990-06-04 1990-06-04 X線ct用検出器

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JP (1) JPH0438489A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5802138A (en) * 1996-02-29 1998-09-01 Commissariat A L'energie Atomique Multisection imaging device

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