JPH0438170Y2 - - Google Patents

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JPH0438170Y2
JPH0438170Y2 JP1987081870U JP8187087U JPH0438170Y2 JP H0438170 Y2 JPH0438170 Y2 JP H0438170Y2 JP 1987081870 U JP1987081870 U JP 1987081870U JP 8187087 U JP8187087 U JP 8187087U JP H0438170 Y2 JPH0438170 Y2 JP H0438170Y2
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JP
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insulating material
cold insulating
hairpin pipe
fins
heat exchanger
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、フイン型熱交換器の保冷材構造に係
り、特に、小型化しても局部的に冷却されること
なく外装材に露の発生を防止するに好適な空調機
用熱交換器に関する。
〔従来の技術〕
従来は、第2図に示されるように、所要のピツ
チで設けられる複数の板状のフイン1と、それぞ
れの該フイン1を貫通し、かつ、密着した複数の
管が少なくとも1個以上のヘヤピンパイプ2で接
続されて冷媒の流路を形成し、その冷媒がフイン
1を介して冷却する空気の出入口をフイン1を包
む全周保冷材8とヘヤピンパイプ2に相対する側
面保冷材7とで区画し、全周保冷材8と側面保冷
材7との外側を外装材3で包囲する空調機用熱交
換器では、ヘヤピンパイプ2と外装材1とのなす
間〓L寸法を50mm程度とらないと、夏期、梅雨期
の湿度が高い環境では外装材1の側面Bに露が発
生し、この露が滴下して室内の床や机上等の書類
を汚すトラブルが発生する。
また、第3図に示されるように、側面Bとヘヤ
ピンパイプ2との間隔がない場合は5mm〜10mm厚
さ程度の気ほう性保冷材9を両者の間に施工して
もヘヤピンパイプ2の接触部付近には露5が発生
してしまう。これは、JISA4008露付き試験に規
定された試験条件に近似しており、露の発生は明
らかである。
一方、前記L寸法の〓間は空調材としては無駄
なスペースでこれを少なくすれば50mm程度その幅
が縮小でき、部品コストおよび保管コストの低減
ができるとともに、設置スペースが減少できるの
で利点は大きい。
〔考案が解決しようとする問題点〕
熱交換器のヘヤピンパイプ側に無駄なスペース
があつて空調機を大きくしており、このスペース
をつめてヘヤピンパイプに保冷材を近ずけると外
装材に露付き事故が発生していた。
本考案の目的は、熱交換器のヘヤピンパイプに
保冷材が接触しても外装材に露が発生しない構造
の保冷材を備えた空調機用熱交換器を提供するこ
とにある。
〔問題点を解決するための手段〕
前記の目的を達成するため、本考案はフインに
密着した複数の管の少なくとも1箇のヘヤピンパ
イプで接続されて冷媒の流路を形成し、該冷媒が
前記フインを介して冷却する空気の出入口を該フ
インを包む全周保冷材とそれぞれのヘヤピンパイ
プに対向する側面保冷材とで区画し、全周保冷材
と該側面保冷材との外側を外装材で包囲した空調
機用熱交換器において、側面保冷材をそれぞれの
ヘヤピンパイプに近接させるとともに側面保冷材
を、気ほう性保冷材と、気ほう性保冷材のそれぞ
れのヘヤピンパイプ側の面に貼着した良熱伝動の
金属フイルムとからなる2重材で形成するように
構成されている。
〔作用〕
本考案によれば、空調機用熱交換器の側面保冷
材が気ほう性保冷材とその内面に貼着した良熱伝
導の金属フイルムとの2重材からなるので、冷媒
が流れるヘヤピンパイプが接触する構造にしても
この金属フイルム全体に冷熱が伝えられるので局
部的に冷えることがなく、側面保冷材の内面とそ
の部分の外装材表面との温度勾配がゆるやかにな
つて外装材表面に露付きがなくなるとともに、熱
交換器の無駄なスペースがなくなる。
〔実施例〕
本考案の一実施例を第1a図〜第1c図を参照
しながら説明する。
第1a図に示されるように、所要のピツチで平
行して設けられる複数の板状のフイン1と、それ
ぞれのフイン1と直交し、かつ、密着した複数の
管が少なくとも1個以上のヘヤピンパイプ2で接
続されて冷媒の流路を形成し、冷媒がフイン1を
介して冷却する空気の出入口をフイン1を包む全
周保冷材8とヘヤピンパイプ2に相対する側面保
冷材7とで区画し、全周保冷材8と側面保冷材7
との外側を外装材3で包囲する空調機用熱交換器
において、側面保冷材7をそれぞれのヘヤピンパ
イプ2に近接させとともに側面保冷材7が、気ほ
う性保冷材9と、そのヘヤピンパイプ2側の面に
貼着した良熱伝導の金属フイルム6とからなる2
重材で形成される構成である。
気ほう性保冷材9としては、独立発泡ポリエチ
レンなどの厚さ5mmのものが使用され、金属フイ
ルム6は熱伝導率が良いアルミ、銅などの金属フ
イルムで厚さは0.1mm〜1.0mmのものから選んで貼
り着けてある。従来技術では第2図に示されるL
寸法が50mm程度へだててヘヤピンパイプ2と外装
材3が配置されているが、本考案では、独立発泡
ポリエチレンがアルミフイルムでラミネートされ
た複合保冷材が側面保冷材7を形成して、ヘヤピ
ンパイプにによつてわずかに圧縮された形で配置
されるので、ヘヤピンパイプ2と空調機側面との
間は約5mm程度になつている。
側面保冷材7としての複合保冷材は第1b図に
示されるように、独立発泡ポリエチレンなどの気
泡性保冷材9の表面にフイン1の幅Cと高さDに
等しい寸法のアルミなどの金属フイルム6を貼り
着けたもので、幅方向と高さ方向にはこの側面保
冷材7をフイン1の端部の固定枠に取り付けるた
めののり代を残してある。こののり代には熱伝導
を防止するためにアルミフイルムなどは貼り着け
ない構造である。そして、側面保冷材7は実際に
は第1C図に示されるように、フイン1端部の固
定枠に接着されヘヤピンパイプ2の部分を包みか
くすように取り付けられる。ヘヤピンパイプ2が
金属フイルム6に押しつけられる接触面積が大き
く、かつ、金属フイルム6の厚さが薄い方が冷熱
の伝導が良く金属フイルム6の温度が均一になる
わけで、金属フイルム6の厚さは0.3mm以下が適
当であり、強度上は0.05mmが下限である。
この側面保冷材7はその下端がドレンパンの内
側になるように設計すべきであり、ドレンパンあ
ふれ面より下まで施工した方が良い。
つぎに、熱交換器内の作用を説明する。
熱交換器で通風にさらされるのはフイン1が付
いている直管の部分である。ヘヤピンパイプ2の
部分は熱交換効率が低いため、空気流が通らない
ような構造にしてあり、これはこの部分は風道に
すると空気抵抗が少ないので空気流が良く通過し
て放熱すべきフイン1の所に空気流が流れなくな
るためである。その結果、この部分のヘヤピンパ
イプ2の表面温度はこのパイプ内を流れる冷媒
(水、フロン等を含む)温度に近い。そこで、第
3図に示されるように、外気に近接して設置され
た場合、金属フイルム6が貼着していないと保冷
材があつてもヘヤピンパイプ2が接触している付
近は例えば、5℃〜−3℃に冷やされて外部に向
つて熱伝導が少しずつ行なわれ、外気に接してい
る外装材3を冷やし露付きが始まる。
本発明では、気ほう性保冷材9とヘヤピンパイ
プ2の接触面にアルミなどの金属フイルム6が貼
着してあり、その接触面だけが冷やされることな
く、アルミフイルム全体に冷熱が伝導して温度が
うすめられるように作用し、保冷材の内側温度は
全体として高い状態に維持され外装材3と内側と
の温度勾配がゆるやかになつて、第1a図に示さ
れるように接触してヘヤピンパイプ2が配置され
ても外装材3の表面での露付きは発生しないこと
になる。
実験では、JISA4008の露付き試験環境(室温
27° CDB,24° CWB、供給冷媒温度5℃、冷水
出口温度9℃以下)で気ほう性保冷材9に独立発
泡ポリエチレン(独泡、みかけ密度0.03g/cm3
熱伝導率0.027Kcal/mhr℃)の厚さ5mmを使
用し、金属フイルム6にアルミフイルムの厚さ
0.05mmを使用したが4時間〜5時間経過後、露付
き発生は生じなかつた。
金属フイルム6は熱伝導率が良いアルミ、銅な
どを使用するが、他の材料でも表面に数ミクロン
程度の表面保護膜があつて長期的に耐久性を有す
るものであれば良い。
〔考案の効果〕
本考案によれば、空調機用熱交換器の側面保冷
材が気ほう性保冷材と金属フイルムとからなる2
重材なので、ヘヤピンパイプが接触する構造で
も、金属フイルム全体に冷熱が伝導して局部的に
冷えることがなくなり、従つて外装材表面に露付
きがなくなつて室内の物品を汚すことがなくなる
とともに熱損失も低下する。一方、空調機の幅も
50mm程度小型化できる。
【図面の簡単な説明】
第1a図は本考案の一実施例を示す一部断面
図、第1b図は本考案の側面保冷材を示す斜視
図、第1c図は本考案の側面保冷材とフインとの
関連を示す斜視図、第2図は従来技術を示す一部
断面図、第3図は従来技術の問題点を示す一部断
面図である。 1……フイン、2……ヘヤピンパイプ、3……
外装材、6……金属フイルム、7……側面保冷
材、8……全周保冷材、9……気ほう性保冷材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フインに密着した複数の管が少なくとも1箇の
    ヘヤピンパイプで接続されて冷媒の流路を形成
    し、該冷媒が前記フインを介して冷却する空気の
    出入口を該フインを包む全周保冷材とそれぞれの
    ヘヤピンパイプに対向する側面保冷材とで区画
    し、前記全周保冷材と該側面保冷材との外側を外
    装材で包囲した空調機用熱交換器において、前記
    側面保冷材をそれぞれのヘヤピンパイプに近接さ
    せるとともに該側面保冷材を、気ほう性保冷材
    と、該気ほう性保冷材のそれぞれのヘヤピンパイ
    プ側の面に貼着した良熱伝導の金属フイルムとか
    らなる2重材で形成したことを特徴とする空調機
    用熱交換器。
JP1987081870U 1987-05-28 1987-05-28 Expired JPH0438170Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987081870U JPH0438170Y2 (ja) 1987-05-28 1987-05-28

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JPS63190788U JPS63190788U (ja) 1988-12-08
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ID=30934000

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5147221U (ja) * 1974-10-07 1976-04-08

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5147221U (ja) * 1974-10-07 1976-04-08

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JPS63190788U (ja) 1988-12-08

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