JPH0437911Y2 - - Google Patents

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JPH0437911Y2
JPH0437911Y2 JP10520886U JP10520886U JPH0437911Y2 JP H0437911 Y2 JPH0437911 Y2 JP H0437911Y2 JP 10520886 U JP10520886 U JP 10520886U JP 10520886 U JP10520886 U JP 10520886U JP H0437911 Y2 JPH0437911 Y2 JP H0437911Y2
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duct
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 (産業上の利用分野) この考案は粗紡機、精紡機、カード等の紡機に
おけるダスト処理装置に関するものである。
(従来の技術) 一般にこの種の紡機においてはニユーマチツク
クリヤラ、落綿収集装置等を各紡機機台に配設し
風綿、落綿等のダストを各機台毎に集積し、集積
されたダストを作業員が定期的に回収する方法が
取られていた。ところが、前記方法では作業者の
作業量が増すばかりでなく、各紡機機台に設置す
るダスト収容部の据え付け面積も大きくなるとい
う不都合があつた。このため複数台の紡機機台に
共通のメインダクトを設け各紡機機台で生じたダ
ストを直接吸引除去する装置も提案されている
が、吸引源に大きな動力を必要とするという問題
がある。この問題を解決するために昭和43年1月
13日公告の特公昭43−902号公報には第9図に示
すように、複数台並列された各紡機機台51毎に
フイルダーボツクス52を備えた集綿装置を設
け、各フイルダーボツクス52には電磁バルブ5
3を備えた連結管54の一端を連結するとともに
その他端を吸引装置55を有する主集綿装置56
に接続されたメインダクト57に連結し、各電磁
バルブ53を所定時間毎に順次作動しそれぞれの
フイルターボツクス52を連結管54を介して順
次主集綿装置56に連通させて各紡機機台51の
ダストを吸引除去するようにした装置が開示され
ている。
(考案が解決しようとする問題点) 前記従来装置においては複数台の紡機機台51
に配設された集綿装置のフイルダーボツクス52
が電磁バルブの作用により順次主集綿装置56に
連通するメインダクト57と連通可能となるた
め、多数台の紡機機台51のダスト処理を1台の
主集綿装置56の吸引装置55により行うにもか
かわらず吸引装置55の動力消費の節減を図るこ
とができる。ところが、このように各紡機台毎に
電磁バルブ53を配設し、各電磁バルブを順次作
動するためには各機台毎に電磁バルブ制御用のシ
ーケンサを必要としコストが高くなるという問題
がある。
考案の構成 (問題点を解決するための手段) 前記の問題点を解決するためこの考案において
は、複数台並設された各紡機機台毎に吸気源に接
続されたメインダクトに連通するダクトを設ける
とともに該ダクト内へ風綿、落綿等のダストを集
める収集装置を設け、前記各ダクト内に前記メイ
ンダクトへの連通部を開閉するダイヤフラムを設
けた。そして、負圧源と圧縮気体源とにそれぞれ
連結される入力ポートを装備するとともにモータ
により駆動される分配盤の回転によりその出力ポ
ートが順次前記負圧源あるいは圧縮気体源と連通
状態に切換可能なロータリバルブの出力ポートと
前記各ダイヤフラムで区画される室とをパイプで
連結した。
(作用) この考案においては各紡機機台で発生したダス
トは各機台毎に配設された収集装置によりメイン
ダクトに連通するダクト内に収集される。各ダク
トは常にはダイヤフラムによりメインダクトへの
連通部が閉鎖されており、ロータリーバルブの分
配盤がモータにより駆動されるとダイヤフラムが
負圧源と連通常体に切り換えられて収縮し、該ダ
クトがメインダクトへ開放された各ダクト内に収
集されたダストが順次メインダクトへ吸収され
る。
(実施例1) 以下この考案を粗紡機に具体化した第1の実施
例を第1〜7図に従つて説明する。第1図に示す
ように複数台並設された粗紡機機台1の一側には
粗紡機機台1の長手方向と直交する状態でメイン
ダクト2が配設されている。メインダクト2はそ
の一端において吸気源としてブロアを備えた集綿
装置3に接続され、他端にはダクト内の空気の流
速を調整するダンパー2aが配設されている。各
粗紡機機台1にはその端部に前記メインダクト2
に連通するダクト4が配設されている。また、上
面にはフライヤ支持レール上に風綿等が堆積する
のを防止するための清掃装置を構成するネツト1
aに付着した風綿等のダストを前記ダクト4内へ
集める集綿装置としてのスクレーパ5が、粗紡機
機台1の長手方向に沿つて往復移動可能に配設さ
れている。スクレーパ5はダクト4側へ向かつて
移動する際にネツト1a上からダストをかき取る
ようになつている。
前記各ダクト4内にはメインダクト2への連通
部を開閉する環状のダイヤフラム6が配設される
とともに、環状部の中心にはダイヤフラム6の膨
張時における連通部の密閉状態を確実にするとと
もにメインダクト2への空気取り入れ用の役割を
果たすパイプ7が配設されている。各ダイヤフラ
ム6とダクト4の壁面とから構成される室8は連
結パイプ9によりロータリバルブ10に連結され
ている。
ロータリバルブ10は第4図に示すように有底
円筒状のケース11aと蓋体11bとからハウジ
ング11が形成され、該ハウジング11内に前記
ケース11aの外面に固定された減速機付きのモ
ータMの出力Maに対して一体回転可能に嵌着さ
れた分配盤12が摺動可能に収容されている。分
配盤12のケース11a側外面には同心円状に通
気溝13,14が形成され、中心側に形成された
通気溝13はケース11aに形成された入力ポー
トとしての負圧源連通孔15に、外側に形成され
た通気溝14は同じくケース11aに形成された
入力ポートとしての圧縮気体源通気孔16に対し
てそれぞれ連通している。また、分配盤12には
両通気溝13,14を挾む状態でOリング12a
が装着されている。負圧源連通孔15には一端が
メインダクト2に連結された連結パイプ17の他
端が連結され、圧縮気体源連通孔16には一端が
圧縮気体源に連結され途中に圧力調整バルブ18
を有する連結パイプ19の他端が連結されてい
る。分配盤12の蓋体11b側外面には幅広で円
弧状の通気溝20と半径方向に延びる通気溝21
とが形成され、一方の通気溝20が分配盤12の
軸方向に延びるように形成された連通孔22によ
り前記通気溝14と連通され、他方の通気溝21
は同じく分配盤12の軸方向に延びるように形成
された通気孔23を介して前記通気溝13と連通
している。
ハウジング11の蓋体11bには前記両通気溝
20,21と連通可能な位置に多数の出力ポート
としての連通孔24が前記ダイヤフラム6と同数
形成され、各連通孔24が連結パイプ9により前
記ダイヤフラム6と連結されている。
また、ケース11aには近接スイツチ25が取
付けられるとともに分配盤12のケース11a側
外面には近接スイツチ25と対応可能な位置に鉄
片26が埋設されている。
次に前記のように構成された装置の作用を説明
する。ロータリバルブ10はモータMが駆動され
ていない状態においては近接スイツチ25と鉄片
26とが対応した位置にあり、このとき分配盤1
2は通気溝20が全ての連通孔24と対応する位
置に配置されている。そして各ダイヤフラム6の
室8には圧縮気体源からの圧縮気体が連結パイプ
19、通気溝14、連通孔22、通気溝20、連
通孔24及び連結パイプ9を経て供給され、ダイ
ヤフラム6が膨張し各ダクト4のメインダクト2
への連通部が閉鎖状態に保持されている。すなわ
ちこの状態ではロータリバルブ10の各ポートの
連通状態は第7図aで示される。ダイヤフラム6
が膨張する際その中心部にパイプ7が配設されて
いることによりダイヤフラム6の外周面がパイプ
7に圧接され連通部が確実に密閉される。この状
態で各粗紡機機台1に配設されたスクレーパ5が
粗紡機機台1の長手方向に沿つて往復動され、風
綿等のダストがダクト4内へと搬送される。ダク
ト4内に搬送されたダストはダイヤフラム6が収
縮してメインダクト2への連通部が開放されるま
でダクト4内に一時的に貯蔵される。
所定時間になるとモータMが駆動され、分配盤
12が一定方向(第3図の時計方向)に回転され
る。これによりそれまで圧縮気体源に連通する通
気溝20と連通状態に保持されていた連通孔24
のうち第1の連通孔24が第6図,第7図bに示
すように負圧源としてのメインダクト2と連通状
態にある通気溝21と連通する状態となる。連通
孔24が通気溝21と連通する状態となると、該
連通孔24と連通状態となつたダイヤフラム6の
室8は連通パイプ9、連通孔24、通気溝21、
連通孔23、通気溝13、連通孔15及び連通パ
イプ17を介してメインダクト2と連通状態とな
りメインダクト2の吸引流により負圧が生じるた
め室8内の圧縮気体がメイダクト2内へ排出さ
れ、ダイヤフラム6が収縮しダクト4の連通部が
開放されてダクト4内に溜つていたダストがメイ
ンダクト2内へ吸引除去される。その状態からさ
らに分配盤12が回転すると第7図cに示すよう
に、通気溝21と連通状態にあつた連通孔24は
再び通気溝20と連通する状態となる。これによ
り収縮状態にあつたダイヤフラム6の室8内に再
び圧縮気体が供給されてダイヤフラム6が膨張
し、ダクト4の連通部が閉鎖状態に復帰するとと
もに次のダイヤフラム6が前記と同様にして収縮
し、該ダイヤフラム6が配設されたダクト4内の
ダストがメインダクト2へと吸引除去される。以
下同様にして分配盤12の回転により順次ダイヤ
フラム6が収縮、膨張しダクト4内のダストがメ
インダクト2へと吸引除去される。そして分配盤
12が1回転して鉄片26が近接スイツチ25と
対応する状態となつた時点でその検知信号により
モータMが停止する。このように各粗紡機機台1
に配設されたダクト4内に貯蔵されたダストに対
するメインダクト2の吸引作用が粗紡機機台1の
1台毎に順次施されるため、粗紡機機台1の台数
が多くともメインダクト2の吸引源の吸引力を高
めることなく各ダクト4内のダストの吸引除去を
円滑に行うことができる。
(実施例2) 次にこの考案を精紡機に具体化した第2の実施
例を第8図に従つて説明する。この実施例におい
てはメインダクト2に連結されたダクト4の構造
とダクト4に風綿等のダストを集める収集装置の
構成が前記実施例と異なつている。すなわち、ダ
クト4内へダストを集める装置としてニユーマチ
ツククリヤラ27が配設され、メインダクト2側
に配設されたフイルターボツクス28内には多数
の小孔を有するケージローラ29が回転可能に配
設されている。また、ケージローラ29の周面下
方には一対の剥取りローラ30がその長手方向に
沿つて配設され、ケージローラ29の周面に堆積
したダストを剥取り、隔壁31により隔絶された
ダクト4内へ落下させるようになつている。この
装置においてもダクト4内に配設されたダイヤフ
ラム6はこの室8が連通パイプ9を介してロータ
リバルブ10と連結され、モータMの駆動により
分配盤12が回転されることにより順次メインダ
クト2とダクト4とが連通状態となり、ダクト4
内のダストがメインダクト2へと吸引除去され
る。
なお、この考案は前記両実施例に限定されるも
のではなく、例えば、実施例1においてフライヤ
レール上の風綿等のダストをダクト4へ集める装
置としてスクレーパ5に代えてベルトコンベアを
配設したり、ダイヤフラム6の中央部に配設した
パイプ7を省略したり、ロータリバルブ10のモ
ータMの停止状態において連結パイプ9が連結さ
れた連通孔24の中の1つが負圧源に連通する通
気溝21と連通する状態に保持されダイヤフラム
6のうちいずれか1個が開いた状態に保持される
構成にしたり、ロータリバルブ10の連通孔15
をメインダクト2と連通する代わりに他の負圧源
に連結したり、粗紡機、精紡機以外のカード、撚
糸機等他の紡機に具体化してもよい。
考案の効果 以上詳述したように、この考案によれば多数の
紡機機台から発生するダストをメインダクトを介
して1箇所に集める際、各機台毎に配設されたダ
クトとメインダクトとの連通部に配設されたダイ
ヤフラムがロータリバルブを介して順次開閉され
るため、各ダクトに対する吸引作用はメインダク
トの吸引源を大型化することなく十分発揮され、
各ダクト内に一時的に集積されたダストを確実に
吸引除去できるとともにロータリバルブの使用に
より装置の構造が簡単となり製作コストも低減す
るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1〜7図はこの考案を具体化した第1の実施
例を示すものであつて第1図は概略平面図、第2
図は要部断面図、第3図はロータリバルブの蓋体
の半分を切欠いた正面図、第4図は第3図のA−
A線断面図、第5図は第4図のB−B線断面図、
第6図は作用を説明する一部切欠き正面図、第7
図a〜cは作用を示す概略図、第8図は第2の実
施例を示す一部破断側面図、第9図は従来装置の
平面図である。 粗紡機機台1、メインダクト2、ダクト4、ダ
イヤフラム6、室8、連結パイプ9,17,1
9、ロータリバルブ10、分配盤12、入力ポー
トとしての連通孔15,16、出力ポートとして
の連通孔24、モータM。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 複数台並設された各紡機機台毎に吸気源に接
    続されたメインダクトに連通するダクトを設け
    るとともに該ダクト内へダストを集める収集装
    置を設け、前記各ダクト内に前記メインダクト
    への連通部を開閉するダイヤフラムを設け、負
    圧源と圧縮気体源とにそれぞれ連結される入力
    ポートを装備するとともにモータにより駆動さ
    れる分配盤の回転によりその出力ポートが順次
    前記負圧源あるいは圧縮気体源と連通状態に切
    換え可能なロータリバルブの出力ポートと前記
    各ダイヤフラムで区画される室とをパイプで連
    結した紡機におけるダスト処理装置。 2 前記ダイヤフラムは常には圧縮気体源と連通
    状態にあり、分配盤の回転により1個ずつ順次
    負圧源と連通状態に切換えられダクトをメイン
    ダクトへ開放する実用新案登録請求の範囲第1
    項に記載の紡機におけるダスト処理装置。 3前記負圧源はメインダクトである実用新案登録
    請求の範囲第1項又は第2項に記載の紡機にお
    けるダスト処理装置。
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JPS6311578U (ja) 1988-01-26

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