JPH0437691B2 - - Google Patents
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- JPH0437691B2 JPH0437691B2 JP61265177A JP26517786A JPH0437691B2 JP H0437691 B2 JPH0437691 B2 JP H0437691B2 JP 61265177 A JP61265177 A JP 61265177A JP 26517786 A JP26517786 A JP 26517786A JP H0437691 B2 JPH0437691 B2 JP H0437691B2
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- greenhouse
- slat
- condensed water
- opening
- shutter
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/25—Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P60/00—Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
- Y02P60/14—Measures for saving energy, e.g. in green houses
Landscapes
- Greenhouses (AREA)
- Building Environments (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、野菜、果物、花等の植物を育成栽培
する栽培温室における結露水の処理構造に関する
ものである。
する栽培温室における結露水の処理構造に関する
ものである。
[従来技術及び発明が解決すようとする問題点]
一般に、この種栽培用の温室は、冬季等の寒い
季節において、霧地栽培ができないか、あるいは
促成栽培によつて植物を早期に育成できるよう、
透光性のフイルムや板材等と透光性部材で周囲を
囲繞し、室温が外気温よりも高く維持できるよう
になつている。しかるに従来、透光性部材は一重
であるためどうても断熱性に欠けることとなり、
このため夜間等において外気温が大きく低下する
ことに伴い温室内の温度低下が進み、植物に悪影
響を与えてしまうことがある。そしてこれに対処
するには暖房をして室内温度を高めることも必要
となるが、暖房のための経費負担も多くなる。そ
こで夜間での保温性を上げるため、透光性部材を
二重にすることが行われるが、この様にした場合
には、太陽光線は、二重の透光性部材を透過しな
ければならないこととなつて、日照量が著しく低
下するという別の欠点が生じる。
季節において、霧地栽培ができないか、あるいは
促成栽培によつて植物を早期に育成できるよう、
透光性のフイルムや板材等と透光性部材で周囲を
囲繞し、室温が外気温よりも高く維持できるよう
になつている。しかるに従来、透光性部材は一重
であるためどうても断熱性に欠けることとなり、
このため夜間等において外気温が大きく低下する
ことに伴い温室内の温度低下が進み、植物に悪影
響を与えてしまうことがある。そしてこれに対処
するには暖房をして室内温度を高めることも必要
となるが、暖房のための経費負担も多くなる。そ
こで夜間での保温性を上げるため、透光性部材を
二重にすることが行われるが、この様にした場合
には、太陽光線は、二重の透光性部材を透過しな
ければならないこととなつて、日照量が著しく低
下するという別の欠点が生じる。
そこで温室内に開閉自在なシヤツターを設ける
ようにして、昼間における日照量の確保の夜間に
おける保温性の確保とができるようにしたものを
先に提案し、相当の成果を上げることができた
が、このものにおいて、シヤツターカーテンを構
成するスラツトの内面が温度差によつて結露し易
く、その場合に結露水が水滴となつて落下し、植
物に悪影響を与えてしまう惧れがあり問題とな
る。
ようにして、昼間における日照量の確保の夜間に
おける保温性の確保とができるようにしたものを
先に提案し、相当の成果を上げることができた
が、このものにおいて、シヤツターカーテンを構
成するスラツトの内面が温度差によつて結露し易
く、その場合に結露水が水滴となつて落下し、植
物に悪影響を与えてしまう惧れがあり問題とな
る。
[問題を解決するための手段]
本発明は、上記の如き実情に鑑み、これらの欠
点を一掃することができる栽培温室における結露
水の処理構造を提供することを目的として創案さ
れたものであつて、透光性部材で囲繞形成される
栽培用温室に開閉自在な開閉シヤツターを内装し
て、栽培用温室を、透光性部材による一重層の温
室と、全閉したシヤツターと透光性部材による二
重層の温室とに切換え可能にすると共に、前記開
閉シヤツターを構成するスラツトの温室内側内面
を、該内面に付着した結露水がスラツト側縁側に
向いて流れるよう傾斜せしめたことを特徴とする
ものである。
点を一掃することができる栽培温室における結露
水の処理構造を提供することを目的として創案さ
れたものであつて、透光性部材で囲繞形成される
栽培用温室に開閉自在な開閉シヤツターを内装し
て、栽培用温室を、透光性部材による一重層の温
室と、全閉したシヤツターと透光性部材による二
重層の温室とに切換え可能にすると共に、前記開
閉シヤツターを構成するスラツトの温室内側内面
を、該内面に付着した結露水がスラツト側縁側に
向いて流れるよう傾斜せしめたことを特徴とする
ものである。
そして本発明は、この構成によつて、温室内に
開閉自在なシヤツターを設けたものにおいて、シ
ヤツタースラツトの内面に付着した結露水が滴下
してしまうことを確実に防止できるようにしたも
のものである。
開閉自在なシヤツターを設けたものにおいて、シ
ヤツタースラツトの内面に付着した結露水が滴下
してしまうことを確実に防止できるようにしたも
のものである。
[実施例]
次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説明
する。図面において、1は温室であつて、該温室
1は妻側が略東西を向くようにして東西の方向に
長く建付けられるものであり、そして南面側の垂
直状の支柱2、上端側ほど南面側に変位するよう
傾斜した北面側の支柱3、並びに両支柱2,3の
上端部間に南面側ほど低くなるよう傾斜状に支架
された屋根支柱4を用いて枠組形成されている。
そしてこれら支柱2,3,4、並びに図示しない
補助枠材に透光性の樹脂製フイルム5が全面に張
設されていることによつて温室1が形成されてい
る。
する。図面において、1は温室であつて、該温室
1は妻側が略東西を向くようにして東西の方向に
長く建付けられるものであり、そして南面側の垂
直状の支柱2、上端側ほど南面側に変位するよう
傾斜した北面側の支柱3、並びに両支柱2,3の
上端部間に南面側ほど低くなるよう傾斜状に支架
された屋根支柱4を用いて枠組形成されている。
そしてこれら支柱2,3,4、並びに図示しない
補助枠材に透光性の樹脂製フイルム5が全面に張
設されていることによつて温室1が形成されてい
る。
一方、6は断熱材を兼ねた反射板であつて、該
反射板6は、その表面にアルミ箔等の部材によつ
て形成される反射面を有するものであるが、この
反射板6は、北側支柱3を略平行となるようにし
て温室内の北側部に、北面側支柱3とは所定間隔
を存するようして、反射面が南面を向くようにし
て傾斜状に立設されていて、太陽光線を反射し、
その反射光を温室内の床土面に向けて反射するよ
うになつている。
反射板6は、その表面にアルミ箔等の部材によつ
て形成される反射面を有するものであるが、この
反射板6は、北側支柱3を略平行となるようにし
て温室内の北側部に、北面側支柱3とは所定間隔
を存するようして、反射面が南面を向くようにし
て傾斜状に立設されていて、太陽光線を反射し、
その反射光を温室内の床土面に向けて反射するよ
うになつている。
また7は温室内に組付けられる開閉シヤツター
であつて、該開閉シヤツター7を構成するガイド
レール8は、温室1の両妻側面の支柱に直接かあ
るいは支持枠を介して一体的に取付けられてい
る。そして実施例において、ガイドレール8は、
内外に並設する二連のレール体8a,8bによつ
て構成されており、かつ南面側においては南面側
支柱2と略平行な垂直方向を向き、天井側におい
ては屋根支柱4より緩傾斜であるが、南面側が低
くなるように敷設されている。さらに北面側にお
いては、反射板6と北面側支柱3との間隙に形成
される収納部に配され、かつ外周側レール体8a
は支柱3と平行状に、また内周側レール体8bは
それよりも急傾斜となるようにして敷設されてい
る。
であつて、該開閉シヤツター7を構成するガイド
レール8は、温室1の両妻側面の支柱に直接かあ
るいは支持枠を介して一体的に取付けられてい
る。そして実施例において、ガイドレール8は、
内外に並設する二連のレール体8a,8bによつ
て構成されており、かつ南面側においては南面側
支柱2と略平行な垂直方向を向き、天井側におい
ては屋根支柱4より緩傾斜であるが、南面側が低
くなるように敷設されている。さらに北面側にお
いては、反射板6と北面側支柱3との間隙に形成
される収納部に配され、かつ外周側レール体8a
は支柱3と平行状に、また内周側レール体8bは
それよりも急傾斜となるようにして敷設されてい
る。
一方、シヤツターカーテンを構成するスラツト
9は、例えば硬質発泡ポリウレタンフオーム等の
断熱材から形成されるものであるが、スラツト9
内面は、左右両側縁部が低くなり中央側ほど高く
なるよう湾曲状に形成されている。さらに、スラ
ツト9の内外表面には前記反射板6と同様の反射
面が形成されており、かつスラツト9の左右両側
縁には走行ローラ10,11が内外両面に齟齬状
にそれぞれ取付けられている。そして内面側走行
ローラ10は内周側レール体8bを、外面側走行
ローラ11は外周側レール体8aをそれぞれ走行
するように組立てられている。また15はガイド
レール8の室内側において、該ガイドレール8に
沿うよう天井側から南面側にわたつて設けられる
樋であつて、該樋15は、後述するようにスラツ
ト側縁に流れてここから滴下する結露水を受けて
排水するようになつている。
9は、例えば硬質発泡ポリウレタンフオーム等の
断熱材から形成されるものであるが、スラツト9
内面は、左右両側縁部が低くなり中央側ほど高く
なるよう湾曲状に形成されている。さらに、スラ
ツト9の内外表面には前記反射板6と同様の反射
面が形成されており、かつスラツト9の左右両側
縁には走行ローラ10,11が内外両面に齟齬状
にそれぞれ取付けられている。そして内面側走行
ローラ10は内周側レール体8bを、外面側走行
ローラ11は外周側レール体8aをそれぞれ走行
するように組立てられている。また15はガイド
レール8の室内側において、該ガイドレール8に
沿うよう天井側から南面側にわたつて設けられる
樋であつて、該樋15は、後述するようにスラツ
ト側縁に流れてここから滴下する結露水を受けて
排水するようになつている。
一方、12は内面側走行ローラ10のローラ軸
10aに取付けられる作動チエンであつて、該作
動チエン12は、互いに隣接するスラツト9の縁
部同志が所定の間隙Lを存して対向する関係でス
ラツト9を連続的に連結している。また、13は
ガイドレール8の北面側コーナー部に設けた開閉
機であつて、該開閉機13にチエン伝動された駆
動スプロケツト14が前記作動チエン12に噛合
するようになつており、開閉機13の正逆駆動に
伴う駆動スプロケツト14のチエン強制移送作動
によつて、シヤツターカーテンの開閉作動を行う
ことができるようになつている。即ち、シヤツタ
ーカーテンは、全開状態では、北面側に形成され
た前記収納部のガイドレール8に積層状に収納さ
れているが、開閉機13の駆動によつて作動チエ
ン12を南面側に移送することに連繋して上側の
スラツト9から順に送り出され、先頭スラツト9
がガイドレール8の先端部に達し、さらに各スラ
ツト9間の間隙Lが無くなる状態で全開となり、
この状態を図示しない下限リミツトスイツチで検
知して開閉機13の駆動を停止するようになつて
いる。逆に、開閉機13を上記とは逆駆動させる
ことよつてスラツト9は北面側の収納部に順次送
り込まれて全開状態となり、これを前記とは別の
上限リミツトスイツチによつて検知し、開閉機1
3の駆動を停止するようになつており、この様に
して開閉シヤツター7の開閉制御を行うことがで
きるようになつている。
10aに取付けられる作動チエンであつて、該作
動チエン12は、互いに隣接するスラツト9の縁
部同志が所定の間隙Lを存して対向する関係でス
ラツト9を連続的に連結している。また、13は
ガイドレール8の北面側コーナー部に設けた開閉
機であつて、該開閉機13にチエン伝動された駆
動スプロケツト14が前記作動チエン12に噛合
するようになつており、開閉機13の正逆駆動に
伴う駆動スプロケツト14のチエン強制移送作動
によつて、シヤツターカーテンの開閉作動を行う
ことができるようになつている。即ち、シヤツタ
ーカーテンは、全開状態では、北面側に形成され
た前記収納部のガイドレール8に積層状に収納さ
れているが、開閉機13の駆動によつて作動チエ
ン12を南面側に移送することに連繋して上側の
スラツト9から順に送り出され、先頭スラツト9
がガイドレール8の先端部に達し、さらに各スラ
ツト9間の間隙Lが無くなる状態で全開となり、
この状態を図示しない下限リミツトスイツチで検
知して開閉機13の駆動を停止するようになつて
いる。逆に、開閉機13を上記とは逆駆動させる
ことよつてスラツト9は北面側の収納部に順次送
り込まれて全開状態となり、これを前記とは別の
上限リミツトスイツチによつて検知し、開閉機1
3の駆動を停止するようになつており、この様に
して開閉シヤツター7の開閉制御を行うことがで
きるようになつている。
叙述の如く構成された本発明の実施例におい
て、太陽光線が照射する昼間においては、開閉シ
ヤツター7は全開状態としておき、この様にする
ことによつて太陽光線を一重の樹脂製フイルム5
から極めて効率良く入射して必要な日照を確保す
ることができる。一方、夜間等になつて外気温が
低下し、これに伴つて室内温度も異常に低下する
惧れのある場合には、開閉機13を駆動して開閉
シヤツター7を全閉状態とする。この様にするこ
とによつて、温室1は、外側の樹脂製フイルム5
と内側と全閉状態となつたシヤツターカーテンと
による二重断熱層となり、従つて、開閉シヤツタ
ー7内の室温の低下を確実に防止できて、保温性
を頗る向上できることになる。
て、太陽光線が照射する昼間においては、開閉シ
ヤツター7は全開状態としておき、この様にする
ことによつて太陽光線を一重の樹脂製フイルム5
から極めて効率良く入射して必要な日照を確保す
ることができる。一方、夜間等になつて外気温が
低下し、これに伴つて室内温度も異常に低下する
惧れのある場合には、開閉機13を駆動して開閉
シヤツター7を全閉状態とする。この様にするこ
とによつて、温室1は、外側の樹脂製フイルム5
と内側と全閉状態となつたシヤツターカーテンと
による二重断熱層となり、従つて、開閉シヤツタ
ー7内の室温の低下を確実に防止できて、保温性
を頗る向上できることになる。
一方、このものにおいて開閉シヤツター7が全
閉状態のときに、開閉シヤツター7に囲まれる内
室Aと、開閉シヤツター7と外側の樹脂製フイル
ム5とのあいだの中間室Bとに温度差があると、
開閉シヤツター7のスラツト9内面に結露が発生
し易い状態となり、該発生した結露が水滴となつ
て落下する惧れがある。しかるに本発明にあつて
は、スラツト9の内面が、中央部位側ほど高く両
側縁部が低くなるよう湾曲状に形成されているの
で、スラツト9の内面に付着した結露水は、傾斜
しているスラツト内表面に伝わつて側縁部へと流
れていく。そしてこの結露水は樋15によつて受
けられて排水される。
閉状態のときに、開閉シヤツター7に囲まれる内
室Aと、開閉シヤツター7と外側の樹脂製フイル
ム5とのあいだの中間室Bとに温度差があると、
開閉シヤツター7のスラツト9内面に結露が発生
し易い状態となり、該発生した結露が水滴となつ
て落下する惧れがある。しかるに本発明にあつて
は、スラツト9の内面が、中央部位側ほど高く両
側縁部が低くなるよう湾曲状に形成されているの
で、スラツト9の内面に付着した結露水は、傾斜
しているスラツト内表面に伝わつて側縁部へと流
れていく。そしてこの結露水は樋15によつて受
けられて排水される。
このような本発明にあつては、開閉シヤツター
7全閉時にスラツト9内面に結露水が付着したと
しても、該結露水は傾斜するスラツト内表面を伝
わつて側縁部側に流れていく。このため、結露水
が水滴となつてそのまま落下し、植物に当たり、
成育に悪影響を与えることを確実に回避できて、
植物の健全なる育成を成さしめることができる。
7全閉時にスラツト9内面に結露水が付着したと
しても、該結露水は傾斜するスラツト内表面を伝
わつて側縁部側に流れていく。このため、結露水
が水滴となつてそのまま落下し、植物に当たり、
成育に悪影響を与えることを確実に回避できて、
植物の健全なる育成を成さしめることができる。
尚、本発明は、前記実施例に限定されるもので
ないことは勿論であつて、スラツト内面の形状と
しては湾曲状ではなくて、第6図に示す如く中央
側ほど高くなる山形状のものでもよい。さらにス
ラツト内面を、第7図に示す如く左右の一端側が
高く他端側が低くなるよう傾斜せしめたものでも
良く、このものにおいてはシヤツターカーテン収
納時を考慮して、傾斜の向きが交互となるように
スラツトを組付けるとよい。
ないことは勿論であつて、スラツト内面の形状と
しては湾曲状ではなくて、第6図に示す如く中央
側ほど高くなる山形状のものでもよい。さらにス
ラツト内面を、第7図に示す如く左右の一端側が
高く他端側が低くなるよう傾斜せしめたものでも
良く、このものにおいてはシヤツターカーテン収
納時を考慮して、傾斜の向きが交互となるように
スラツトを組付けるとよい。
また、スラツト内面の傾斜角度は、水滴が落下
せず側縁部に流れる角度であることが必要である
が、スラツト内面に流滴剤(界面活性剤)を塗布
して、結露水が水滴とならずスラツト内面に広が
るようにしておけば、結露水が傾斜下方に向いて
流れやすく、従つて傾斜角度を低くできることに
なる。
せず側縁部に流れる角度であることが必要である
が、スラツト内面に流滴剤(界面活性剤)を塗布
して、結露水が水滴とならずスラツト内面に広が
るようにしておけば、結露水が傾斜下方に向いて
流れやすく、従つて傾斜角度を低くできることに
なる。
[作用効果]
以上要するに、本発明は叙述の如く構成された
ものであるから、採光時には透光性部材による一
重層として太陽光線を効率良く入射することがで
き、また夜間においては全閉状態の開閉シヤツタ
ーと透光性部材とにより二重層にして保温性を頗
る高めることができるものでありながら、開閉シ
ヤツター全閉時に温度差によつてスラツト内面に
結露が発生したとしても、スラツト内面は、付着
した結露水がスラツト側縁側へ向つて流れるよう
傾斜状に形成されているので、付着した結露水が
そのまま水滴となつて落下してしまうようなこと
がなく、従つて、植物の結露水による悪影響を無
くし得て、健全な生育を確保できるものである。
ものであるから、採光時には透光性部材による一
重層として太陽光線を効率良く入射することがで
き、また夜間においては全閉状態の開閉シヤツタ
ーと透光性部材とにより二重層にして保温性を頗
る高めることができるものでありながら、開閉シ
ヤツター全閉時に温度差によつてスラツト内面に
結露が発生したとしても、スラツト内面は、付着
した結露水がスラツト側縁側へ向つて流れるよう
傾斜状に形成されているので、付着した結露水が
そのまま水滴となつて落下してしまうようなこと
がなく、従つて、植物の結露水による悪影響を無
くし得て、健全な生育を確保できるものである。
図面は、本発明に係る栽培温室における結露水
の処理構造を示したものであつて、第1図は開閉
シヤツターを全開した状態を示す温室の縦断面
図、第2図は開閉シヤツターを全閉した状態を示
す温室の縦断面図、第3図は要部斜視図、第4図
は要部縦断面図、第5図はスラツトの正面図、第
6図、第7図はそれぞれ他例を示すスラツトの正
面図である。 図中、1は温室、7は開閉シヤツター、8はガ
イドレール、9はスラツトである。
の処理構造を示したものであつて、第1図は開閉
シヤツターを全開した状態を示す温室の縦断面
図、第2図は開閉シヤツターを全閉した状態を示
す温室の縦断面図、第3図は要部斜視図、第4図
は要部縦断面図、第5図はスラツトの正面図、第
6図、第7図はそれぞれ他例を示すスラツトの正
面図である。 図中、1は温室、7は開閉シヤツター、8はガ
イドレール、9はスラツトである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 透光性部材で囲繞形成される栽培用温室に開
閉自在な開閉シヤツターを内装して、栽培用温室
を、透光性部材による一重層の温室と、全閉した
開閉シヤツターと透光性部材による二重層の温室
とに切換え可能にすると共に、前記開閉シヤツタ
ーを構成するスラツトの温室内側内面を、該内面
に付着した結露水がスラツト側縁側に向いて流れ
るよう傾斜せしめたことを特徴とする栽培温室に
おける結露水の処理構造。 2 前記スラツトは、その内面を中心側ほど高く
なるよう湾曲状に傾斜せしめて構成したことを特
徴とする特許請求の範囲第1項記載の栽培温室に
おける結露水の処理構造。 3 前記スラツトは、その内面を中央側ほど高く
なるよう山形状に傾斜せしめて構成したことを特
徴とする特許請求の範囲第1項記載の栽培温室に
おける結露水の処理構造。 4 前記スラツトは、その内面をスラツトの一端
側が高く、他端部が低くなるように傾斜せしめて
構成したことを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載の栽培温室における結露水の処理構造。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61265177A JPS63119636A (ja) | 1986-11-07 | 1986-11-07 | 栽培温室における結露水の処理構造 |
US07/116,383 US4979331A (en) | 1986-11-07 | 1987-11-03 | Hothouse for cultivation |
KR1019870012367A KR910002378B1 (ko) | 1986-11-07 | 1987-11-04 | 재배용온실 |
FR8715346A FR2611112B1 (fr) | 1986-11-07 | 1987-11-05 | Serre chaude de culture |
GB8725993A GB2197007B (en) | 1986-11-07 | 1987-11-05 | Hothouse for cultivation |
SE8704332A SE8704332L (sv) | 1986-11-07 | 1987-11-05 | Drivhus for kultivering |
DE3737780A DE3737780C2 (de) | 1986-11-07 | 1987-11-06 | Gewächshaus |
NL8702659A NL8702659A (nl) | 1986-11-07 | 1987-11-06 | Kweekkas. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61265177A JPS63119636A (ja) | 1986-11-07 | 1986-11-07 | 栽培温室における結露水の処理構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63119636A JPS63119636A (ja) | 1988-05-24 |
JPH0437691B2 true JPH0437691B2 (ja) | 1992-06-22 |
Family
ID=17413647
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61265177A Granted JPS63119636A (ja) | 1986-11-07 | 1986-11-07 | 栽培温室における結露水の処理構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63119636A (ja) |
-
1986
- 1986-11-07 JP JP61265177A patent/JPS63119636A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63119636A (ja) | 1988-05-24 |
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