JPH04372641A - Binder comprising modified chlorinated polyolefin - Google Patents

Binder comprising modified chlorinated polyolefin

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JPH04372641A
JPH04372641A JP3177473A JP17747391A JPH04372641A JP H04372641 A JPH04372641 A JP H04372641A JP 3177473 A JP3177473 A JP 3177473A JP 17747391 A JP17747391 A JP 17747391A JP H04372641 A JPH04372641 A JP H04372641A
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JP
Japan
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binder
group
molecular weight
weight
polyolefin
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Application number
JP3177473A
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Japanese (ja)
Inventor
Shinji Yamashita
進二 山下
Hiroshi Nishimoto
博 西本
Hiroshi Fujita
寛 藤田
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Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

PURPOSE:To provide a binder which gives a printing ink (esp. a special gravure ink) exhibiting a sufficient adhesion to various plastic films and an excellent direct laminability. CONSTITUTION:A binder which comprises a modified chlorinated polyolefin resin prepd. by reacting a chlorination product of a maleic anhydride-modified polypropylene with polybutylene adipate (having an average mol.wt. of 2,000) in a solvent (toluene).

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は新規な樹脂組成物に関す
る。とくにプラスチックフィルム、シ−トまたは成形品
に用いる印刷インキ、塗料あるいは接着剤用のバインダ
−として有用な樹脂組成物に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、包装材、家具類、家電製品あるい
は自動車内外装部品等の多様化、高機能化に伴い、これ
らに用いるプラスチックフィルム、シート、成形品等の
材料も意匠性の向上が求められている。また、これら材
料に用いる接着剤、印刷インキ、各種塗装剤等にもより
高度な性能が求められている。なかでも、フレキシブル
パッケージと呼ばれる、ポリエステルフィルム(PET
)、ナイロンフィルム(NY)あるいは延伸ポリプロピ
レンフィルム(OPP)などのプラスチックフィルムを
基材とする包装材の製造においては、包装材にヒートシ
ール性や気密性等の機能性向上のため、フィルム基材に
グラビア印刷あるいはフレキソ印刷等の方式で印刷後、
ドライラミネート加工またはエクストルージョンラミネ
ート加工により、ポリエチレンフィルム、無延伸ポリプ
ロピレンフィルムをラミネートすることが通常行われる
。 とりわけ、溶融したポリエチレンまたはポリプロピレン
で被覆するエクストルージョンラミネート加工において
は、インキ層との接着強度を付与する目的で、通常ポリ
エチレンイミンあるいはポリイソシアネートを主体とす
るアンカーコート剤(AC剤)が使用されるが、AC剤
を用いずに直接溶融ポリプロピレン等でラミネートする
加工方法(ダイレクトラミネート)も行われている。ダ
イレクトラミネート方式が経済的には有利である。従来
、ダイレクトラミネート適性(接着性)を有する印刷イ
ンキ用バインダ−樹脂としては、塩素化ポリプロピレン
などの塩素化ポリオレフィンが使用されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、塩素化
ポリオレフィンをバインダーに用いたインキはOPPに
はよく接着するが、PET、NY等に対しては接着性が
不十分なため、使用できる基材フィルムが限定されると
いう問題点がある。このため従来より接着性を改善する
方法として、塩素化ポリオレフィンの酸変性物を使用す
ることが提案されている(例えば特開昭59−1665
34号公報)。しかしこれらのものでも各種プラスチッ
クフィルムとの接着性は十分でない。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、印刷イン
キのバインダ−として用いることにより、各種プラスチ
ックフィルムに対して十分な接着性を有し、且つ良好な
ラミネート加工適性を備えた印刷インキとすることがで
き、塗料用バインダ−、接着剤などにも用いることがで
きる樹脂組成物を得るべく鋭意検討した結果、本発明に
到達した。すなわち本発明は、無水カルボン酸基を有す
る低分子量塩素化ポリオレフィン(A)と、水酸基、ア
ミノ基およびエポキシ基からなる群より選ばれる官能基
1種以上を少なくとも1個分子中に有する化合物(B)
とから誘導される変性塩素化ポリオレフィン(C)から
なることを特徴とするバインダ−である。 【0005】本発明に用いる無水カルボン酸基を有する
低分子量塩素化ポリオレフィン(A)としては、■ポリ
オレフィン(i)に不飽和ポリカルボン酸無水物(ii
)を反応させた酸変性ポリオレフィンを塩素化したもの
、並びに、■塩素化した、ポリオレフィン(i)に不飽
和ポリカルボン酸無水物(ii)を反応させたものが挙
げられる。 【0006】■において、ポリオレフィン(i)として
は、例えば高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、
低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポ
リ−4−メチルペンテン−1、エチレンとα−オレフィ
ンの共重合体、エチレン−プロピレンゴム、エチレン−
プロピレン−ジエン三元共重合体(EPDM)、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、ブチルゴム、ブタジエンゴム
、低結晶性エチレン−プロピレン共重合体、プロピレン
−ブテン共重合体、エチレン−ビニルエステル共重合体
、およびこれらの2種以上の併用が挙げられる。これら
のうち好ましいのはポリプロピレン、プロピレンとα−
オレフィンの共重合体である。ポリオレフィン(i)の
平均分子量は通常1000〜30000、好ましくは2
000〜25000である。ポリオレフィン(i)は高
分子量ポリオレフィンを熱分解により減成する方法で得
られるものでもよく、通常のテロメリゼ−ション(α−
オレフィンを単独または共重合させる)で得られるもの
でもよい。 【0007】不飽和ポリカルボン酸無水物(ii)とし
ては、無水マレイン酸、無水シトラコン酸、無水イタコ
ン酸などのα、β−不飽和ポリカルボン酸の無水物があ
げられる。 【0008】■において、酸変性ポリオレフィンの製法
を例示すると、不活性ガス雰囲気中、ポリオレフィン(
i)を芳香族および/または塩素系などの溶剤の存在下
または非存在下に、またラジカル発生触媒(パ−オキシ
ド類たとえばジ−tert−ブチルパ−オキシド、te
rt−ブチルハイドロパ−オキシド、ジクミルパ−オキ
シド、ベンゾイルパ−オキシド、tert−ブチルパ−
オキシドベンゾエ−トなど、アゾニトリル類たとえばア
ゾビスイソブチロニトリル、アゾビスイソバレロニトリ
ル、アゾビスイソプロピオニトリルなど)の存在下また
は非存在下に通常120℃〜220℃に加熱溶解し、不
飽和ポリカルボン酸無水物を分割または一括に投入して
反応(グラフト重合)させることにより酸変性ポリオレ
フィンを得ることが出来る。 【0009】この酸変性ポリオレフィンを塩素化する方
法は公知の方法でよく、例えば酸変性ポリオレフィンを
四塩化炭素などの塩素系溶剤に加熱溶解し50〜120
℃の温度で塩素ガスを吹き込み反応させることにより(
A)を得ることが出来る。反応を促進させるため紫外線
を照射しても、加圧下で行ってもよい。酸変性塩素化ポ
リオレフィンの結合塩素含有重量は好ましくは5〜50
%、さらに好ましくは10〜35%である。5%未満お
よび50%を超えると接着性が低下する。 【0010】■における塩素化したポリオレフィンを構
成するポリオレフィン(i)としては、■の項で例示し
たものと同様のものが挙げられる。また、このポリオレ
フィン(i)を塩素化する方法も■の項で例示した方法
と同様でよい。不飽和ポリカルボン酸無水物(ii)も
■の項で例示したものと同じものが挙げられる。塩素化
したポリオレフィン(i)に、不飽和ポリカルボン酸無
水物(ii)を反応させる方法も■の項で例示した方法
と同様でよい。 【0011】(A)を構成する無水カルボン酸(ii)
の含有重量は、(A)より塩素原子を除いた重量に対し
て好ましくは0.5〜30%、さらに好ましくは1〜2
0%である。0.5%未満ではPET、NYフィルムと
の接着性が低下し、また30%を越えるとOPPフィル
ムとの接着性が低下する。 【0012】本発明の(B)において、水酸基を有する
化合物としては、1価アルコ−ル類(a1)、2価アル
コ−ル類(a2)、高分子ポリオ−ル類(a3)、ポリ
オキシアルキレンモノオ−ル類(a4)、水酸基を有す
るアクリルポリオ−ル(a5)などが挙げられる。 【0013】1価アルコ−ル類(a1)としては、例え
ばメチルアルコ−ル、エチルアルコ−ル、n−プロピル
アルコ−ル、イソプロピルアルコ−ル、n−ブチルアル
コ−ル、イソブチルアルコ−ル、2−エチルヘキサノ−
ル、ステアリルアルコ−ル、シクロヘキサノ−ルなどが
挙げられる。2価アルコ−ル類(a2)としては、例え
ば脂肪族低分子ジオ−ル類[エチレングリコ−ル、ジエ
チレングリコ−ル、プロピレングリコ−ル、ジプロピレ
ングリコ−ル、1,4−,1,3−ブタンジオ−ル、ネ
オペンチルグリコール、ペンタンジオ−ル、3−メチル
ペンタンジオ−ル、1,6−ヘキサンジオ−ル、1,8
−オクタメチレンジオ−ル、アルキルジアルカノ−ルア
ミンなど]、環状基を有する低分子ジオ−ル類[例えば
特公昭4−1474号記載のものなど]が挙げられる。 【0014】高分子ポリオ−ル(a3)としては、例え
ばポリエ−テルジオ−ル、ポリエステルジオ−ルおよび
ポリオレフィンジオ−ルが挙げられる。ポリエ−テルジ
オ−ルとしては、■低分子ジオ−ルのアルキレンオキシ
ド付加物、■環状エ−テルの開環(共)重合体などが挙
げられる。 【0015】■における低分子ジオ−ルとしては、例え
ば(a2)の項で示したものが挙げられる。また■にお
けるアルキレンオキシドとしては、炭素数2〜4のアル
キレンオキシド[エチレンオキシド 、プロピレンオキ
シド、ブチレンオキシドなど]が挙げられる。 【0016】■の開環(共)重合体としては、■の項で
例示したアルキレンオキシドおよび/または環状エ−テ
ル(テトラヒドロフランなど)を開環重合または開環共
重合(ブロックおよび/またはランダム)させて得られ
るものが挙げられる。 【0017】ポリエ−テルジオ−ルの具体例としては、
ポリエチレングリコ−ル、ポリプロピレングリコ−ル、
ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンジオ−ル(
ブロックおよび/またはランダム)、ポリテトラメチレ
ンエ−テルグリコール、ポリテトラメチレンエ−テル−
ポリオキシエチレンジオ−ル(ブロックおよび/または
ランダム)、ポリテトラメチレンエ−テル−ポリオキシ
プロピレンジオ−ル(ブロックおよび/またはランダム
)、およびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。 【0018】ポリエステルジオ−ルとしては、■低分子
ジオ−ルおよび/または分子量1000以下のポリエ−
テルジオ−ルとジカルボン酸および/またはヒドロキシ
ルモノカルボン酸とを反応させて得られる縮合ポリエス
テルジオ−ルや、■ラクトンの開環重合により得られる
ポリラクトンジオ−ルなどが挙げられる。 【0019】■における低分子ジオ−ルとしては■の項
で例示したものが挙げられる。■における分子量100
0以下のポリエ−テルジオールとしては、前記ポリエ−
テルジオ−ルのうち、分子量1000以下のもの、例え
ばポリエチレングリコ−ル、ポリテトラメチレンエ−テ
ルグリコ−ル、ポリプロピレングリコ−ル、トリエチレ
ングリコ−ルおよびこれらの2種以上の混合物が挙げら
れる。 【0020】また■におけるジカルボン酸としては脂肪
族ジカルボン酸(コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、
グルタル酸、アゼライン酸 、マレイン酸、フマル酸な
ど)、重合脂肪酸系二塩基酸(ダイマ−酸など)、芳香
族ジカルボン酸(テレフタル酸、イソフタル酸など)お
よびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。■におけ
るラクトンとしてはε−カプロラクトン、δ−バレロラ
クトンなどが挙げられる。 【0021】これらのポリエステルジオ−ルの具体例と
しては、ポリエチレンアジペ−ト、ポリブチレンアジペ
−ト、ポリヘキサメチレンアジペ−ト、ポリネオペンチ
ルアジペ−ト、ポリ−3−メチルペンタンアジペ−ト、
ポリエチレンプロピレンアジペ−ト、ポリエチレンブチ
レンアジペ−ト、ポリブチレンヘキサメチレンアジペ−
ト、ポリジエチレンアジペ−ト、ポリ(ポリテトラメチ
レンエ−テル)アジペ−ト、ポリエチレンアゼレ−トポ
リエチレンセバケ−ト、ポリブチレンアゼレ−ト、ポリ
ブチレンセバケ−ト、ポリカプロラクトンジオ−ル、ポ
リバレロラクトンジオ−ル、ポリカ−ボネ−トジオ−ル
およびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。 【0022】ポリオレフィンジオ−ルとしてはブタジエ
ン類を重合して両末端に水酸基を付けたジオ−ルやこの
ものを水素添加したジオ−ルなどが挙げられる。これら
のポリオレフィンジオ−ルの具体例としては、ポリブタ
ジエンジオ−ル、ポリイソプレンジオ−ル、水素添加ポ
リブタジエンジオ−ル、水素添加ポリイソプレンジオ−
ルおよびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。 【0023】ポリオキシアルキレンモノオ−ル(a4)
としては1価アルコ−ルにアルキレンオキシドを付加重
合したものが挙げられる。1価アルコ−ルとしては(a
1)の項で示したものが使用できる。またアルキレンオ
キシドとしては■の項で例示したアルキレンオキシドが
挙げられる。 【0024】水酸基を有するアクリルポリオ−ル(a5
)としては水酸基を有しラジカル反応性不飽和二重結合
を有するモノマ−に他の共重合可能なモノマ−1種また
は2種以上を反応させた重合物が挙げられる。水酸基を
有するモノマ−としては、2−ヒドロキシルエチル(メ
タ)アクリレ−ト、アリルアルコ−ルなど、共重合可能
なモノマ−としてはアルキル(メタ)アクリレ−ト類[
例えばメチル(メタ)アクリレ−ト、エチル(メタ)ア
クリレ−ト、ブチル(メタ)アクリレ−ト、2−エチル
ヘキシル(メタ)アクリレ−トなど]、スチレン、塩化
ビニル、アクリロニトリルなどが挙げられる。 【0025】これらの水酸基を有する化合物を使用する
場合は、単独あるいは混合して使用できる。これらのう
ちで好ましいのは、分子量100〜10,000の、1
価アルコ−ル類、2価アルコ−ル類、ポリエ−テルジオ
−ル類、縮合ポリエステルジオ−ル類、ポリオレフィン
ジオ−ル類、ポリオキシアルキレンモノオ−ル類および
これらの2種以上の混合物である。さらに好ましいもの
は、分子量500〜5,000の、ポリエ−テルジオ−
ル類、縮合ポリエステルジオ−ル類、ポリオレフィンジ
オ−ル類、ポリオキシアルキレンモノオ−ル類およびこ
れらの2種以上の混合物である。 【0026】アミノ基を有する化合物としては、ジアミ
ン類(b1)、ジアルキルアミン類(b2)などが挙げ
られる。(b1)としては、脂肪族ジアミン(エチレン
ジアミン、ヘキサメチレンジアミン、1,2−プロピレ
ンジアミン、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジ
アミン、2−ヒドロキシエチルエチレンジアミン、ジ−
2−ヒドロキシエチルエチレンジアミンなど)、脂環式
ジアミン(イソホロンジアミン、4,4’−ジシクロヘ
キシルメタンジアミン、イソプロピリデンジシクロヘキ
シル−4,4’−ジアミン、1,4−ジアミノシクロヘ
キサンなど)、芳香族ジアミン(4,4’−ジアミノジ
フェニルメタンなど)、芳香脂肪族ジアミン(キシレン
ジアミンなど)、ヒドラジン、ジヒドラジッド(アジピ
ン酸ジヒドラジッドなど)、ポリオキシプロピレンジア
ミン、ポリオキシエチレンジアミンなどが挙げられる。 (b2)としては、ジブチルアミン、ジ−2−エチルヘ
キシルアミンなどが挙げられる。これらのうちで好まし
いのは分子量100〜10,000の、ジアミン類およ
びジアキルアミン類である。さらに好ましいのは分子量
500〜5,000の、ポリオキシプロピレンジアミン
、ポリオキシエチレンジアミンである。 【0027】エポキシ基を有する化合物としては、モノ
エポキシ類(c1)およびポリエポキシ類(c2)など
が挙げられる。(c1)としては、ブチルグリシジルエ
−テル、フェニルグリシジルエ−テルなどが挙げられる
。 (c2)としては、ポリエチレンジグリシジルエ−テル
、ポリプロピレンジグリシジルエ−テル、グリシジルフ
ェニルグリシジルエ−テル、ビスフェノ−ルAジグリシ
ジルエ−テルなどが挙げられる。これらのうちで好まし
いのは分子量100〜10,000のモノエポキシ類お
よびポリエポキシ類である。 【0028】(C)を製造するにあたり、(A)と(B
)との割合は種々変えることができ、(A)と(B)と
の重量比率は好ましくは(A)/(B)=99/1〜3
0/70、さらに好ましくは95/5〜50/50であ
る。 (B)が1%未満ではPET、NYフィルムとの接着性
が低下し、70%を越えるとラミネ−ト適性が低下する
。 また(A)中の無水カルボン酸基と、(B)中の各官能
基との当量比は通常1/0.1〜1/2.0、好ましく
は1/0.2〜1/1.5である。 【0029】製造は、溶剤の存在下あるいは非存在下で
行われるが、均一な反応を行わせるには溶剤存在下が好
ましい。溶剤は、(A)および(B)と非反応性の溶剤
が使用できる。例えば、ケトン系溶剤(アセトン、メチ
ルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなど)、エス
テル系溶剤(酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチルな
ど)、エ−テル系溶剤(テトラハイドロフランなど)、
芳香族炭化水素系溶剤(トルエン、キシレンなど)、ア
ミド系溶剤(ジメチルホルムアミドなど)スルホキサイ
ド系溶剤(ジメチルスルホキサイドなど)およびこれら
の2種以上の混合溶剤が挙げられる。これらのうち好ま
しいものはアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトン、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル
、テトラハイドロフラン、トルエン、キシレンおよびこ
れらの2種以上の混合溶剤である。溶剤の使用量は樹脂
固形分と溶剤の重量比が100/0〜10/90、好ま
しくは80/20〜20/80の範囲になる量である。 【0030】(B)が水酸基を有する化合物の場合は、
(A)と(B)とを混合し、溶剤存在下では50〜15
0℃に加熱して反応させることにより(C)が得られる
。また溶剤非存在下では100〜200℃に加熱し溶融
状態で反応させることにより(C)が得られる。(B)
がアミノ基を有する化合物の場合も、水酸基を有する化
合物の場合と同様に反応させることにより(C)が得ら
れる。またエポキシ基を有する化合物の場合は、必要に
よりトリエタノ−ルアミンなどのアミン系触媒を加えて
、水酸基を有する化合物の場合と同様にして(C)が得
られる。 【0031】本発明のバインダ−は必須成分として、変
性塩素化ポリオレフィン(C)を含有するものであるが
、任意成分として未反応の(A)、未反応の(B)、溶
剤などを含有してもよい。バインダ−中の固形分当りの
(C)の含有重量は通常10〜100%、好ましくは3
0〜100%、さらに好ましくは50〜100%である
。(C)の含有重量が10%未満では接着性が低下する
。溶剤の使用量は、バインダ−中の固形分と溶剤の重量
比が100/0〜10/90、好ましくは80/20〜
20/80の範囲になる量である。 【0032】本発明のバインダ−をインキ用バインダー
として用いる場合は、従来のインキ用バインダー(例え
ば塩素化ポリプロピレン)と同様の方法で使用できる。 すなわち本発明のバインダ−に顔料や必要により他のバ
インダ−用樹脂類、溶剤および顔料分散剤等の添加剤を
配合し、ボ−ルミルなどの通常のインキ製造装置を用い
て混練することによって印刷インキを製造して使用する
。前記の他のバインダ−用樹脂類としてはポリウレタン
、ポリアミド、ニトロセルロ−ズ、ポリアクリレ−ト類
、ポリ塩化ビニル、塩化ビニルと酢酸ビニルのコポリマ
−、塩素化ポリオレフィン、ポリスチレン、ブタジエン
ゴム、エポキシ樹脂などが挙げられる。 【0033】本発明のバインダ−を使用した印刷インキ
の配合処方例は下記のとおりである(%は重量%を示す
)。     本発明のバインダ−(固形分当り)     
      10〜20    %    顔料   
                         
            5〜40    %    
他のバインダ−用樹脂類              
        0〜20    %    溶剤(バ
インダ−中の溶剤も含む)           40
〜75    %    添加剤          
                         
   適  量  【0034】また、本発明のバイン
ダ−は、いわゆる一液型印刷インキ用として使用しても
よいが、ポリイソシアネ−ト系硬化剤と併用して二液型
印刷インキ用として使用することもできる。この場合ポ
リイソシアネ−ト系硬化剤としては、例えばトリメチロ
ールプロパン1モルと1,6−ヘキサメチレンジイソシ
アネート、トリレンジイソシアネートまたはイソホロン
ジイソシアネート3モルから合成されるアダクト体;1
,6−ヘキサメチレンジイソシアネートまたはイソホロ
ンジイソシアネートのイソシアネート基の環状三量化に
よって合成されるイソシアヌレート基含有の三量体;水
1モルと1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート3モ
ルから合成される部分ビュレット反応物及びこれらの二
種以上の混合物が好適である。 添加量はインキに対して、通常0.5〜10重量%であ
る。 本発明のバインダ−を用いた印刷インキによる印刷方法
は従来の特殊グラビアインキの場合と同様でよい。 【0035】 【実施例】以下実施例により本発明をさらに説明するが
、本発明はこれに限定されるものではない。実施例、製
造例及び比較例中「部」は重量部、「%」は重量%を示
す 。実施例1 高分子量のポリプロピレン(平均分子量125000)
を熱分解して得られる平均分子量4000のポリプロピ
レン500部、および無水マレイン酸50部を還流管つ
きの装置に仕込み、キシレン1170部を加えた後15
0℃に昇温し、均一に溶解したあとジクミルパ−オキサ
イド27部を3時間で添加し、さらに4時間反応を続け
たあと減圧下キシレンおよび未反応の無水マレイン酸を
留去し、無水マレイン酸含有量が9.0重量%の酸変性
ポリプロピレンを得た。 この酸変性ポリプロピレン400部、および四塩化炭素
1600部を還流管つきの装置に仕込み、65〜70℃
に加熱して均一に溶解後、1時間あたり70部の塩素ガ
スを反応液中に3時間導入した。塩素化後、反応液中の
残存塩素および四塩化炭素を減圧下留去し結合塩素含有
重量17%の酸変性塩素化ポリプロピレン(A−1)を
得た。この(A−1)300部をトルエン577部に溶
解しポリブチレンアジペ−ト(平均分子量2000)8
5部を加え、100℃で1時間反応させて固形分40%
、粘度20ホ゜イス゛/25℃の均一な変性塩素化ポリ
ポロピレン溶液(I)を得た。 【0036】実施例2 実施例1で得られた酸変性塩素化ポリプロピレン(A−
1)300部をトルエン540部に溶解し、ポリプロピ
レングリコ−ル60部を加え、100℃で3時間反応さ
せて、固形分40%、粘度20ホ゜イス゛/25℃の均
一な変性塩素化ポリプロピレン溶液(II)を得た。 【0037】実施例3 高分子量のポリプロピレン(平均分子量125000)
を熱分解して得られる平均分子量10000のポリプロ
ピレン500部、および無水マレイン酸30部を還流管
つきの装置に仕込み、キシレン1100部を加えた後1
50℃に昇温し、均一に溶解したあとジクミルパ−オキ
サイド27部を3時間で添加し、さらに4時間反応を続
けたあと減圧下キシレンおよび未反応の無水マレイン酸
を留去し、無水マレイン酸含有重量が5.3重量%の酸
変性ポリプロピレンを得た。この酸変性ポリプロピレン
400部、および四塩化炭素1600部を還流管つきの
装置に仕込み、65〜70℃に加熱して均一に溶解後、
1時間あたり70部の塩素ガスを反応液中に6時間導入
した。塩素化後、反応液中の残存塩素および四塩化炭素
を減圧下留去し結合塩素含有重量30%の酸変性塩素化
ポリプロピレン(A−2)を得た。この(A−2)30
0部をトルエン480部に溶解し、ポリオキシプロピレ
ンジアミン(平均分子量600)20部を加え、50℃
で1時間反応させて固形分40%、粘度60ホ゜イス゛
/25℃の均一な変性塩素化ポリプロピレン溶液(II
I)を得た。 【0038】実施例4 実施例3で得た酸変性塩素化ポリプロピレン(A−2)
300部をトルエン540部に溶解し、ビスフェノ−ル
Aジグリシジルエ−テル60部およびトリエタノ−ルア
ミン0.5部を加え、100℃で4時間反応させた後に
、固形分40%、粘度40ホ゜イス゛/25℃の均一な
変性塩素化ポリプロピレン溶液(IV)を得た。 【0039】試験例1〜4 前記実施例1〜4で得た樹脂溶液(I)〜(IV)をバ
インダー溶液として下記の配合にて印刷インキを調製し
た。 上記の材料を内容積500mlのスチール缶に入れ、ペ
イントコンディショナー(レッドデビル社製)にて1時
間混練してインキを作成した。得られた印刷インキを使
用してグラビア校正機にてポリエステルフィルム(PE
T)、ナイロンフィルム(NY)および延伸ポリプロピ
レンフィルム(OPP)に印刷した。得られた印刷物に
ついて下記の性能試験を行った。 【0040】(性能試験項目と試験方法)(1)接着性 印刷面にニチバンセロテ−プ(12mm巾)を貼り、こ
のニチバンセロテ−プの一端を印刷面に対して直角方向
に急速に引きはがした時の印刷面の状態を観察した。 (2)耐ブロッキング性 印刷面と非印刷面を重ね合せ、温度40℃、湿度60%
RHの中で、1.0Kg/cm2の荷重をかけ24時間
後それを剥して表面の状態を観察した。 (3)耐油性 25℃の菜種油に印刷物を24時間浸漬した後の表面状
態を観察した。 (4)ダイレクトラミネート適性 OPPの印刷物に未処理の低密度ポリエチレンフィルム
をはりあわせ、ヒ−トシ−ラ−(東洋精機社製)で20
0℃×1KG/cm2にて熱溶融圧着し、1日後にT剥
離強度を測定した。各試験結果の判定基準は、◎極めて
良好、○良好、△やや不良、×不良である。その結果を
表1に示す。 【0041】比較例1,2 バインダー樹脂として、酸無水物基含有塩素化ポリプロ
ピレン樹脂(A−1)のみおよび塩素化ポリプロピレン
(東洋化成工業製ハ−ドレン15L塩素含量30%)を
用いた以外は試験例1〜4と同様にしてインキの調製、
印刷ならびに性能試験を行った。その結果を表1に示す
。 【0042】 【表1】 【0043】 【発明の効果】本発明のバインダ−は印刷インキ用のバ
インダ−として有用なものであり、とくに本発明のバイ
ンダ−を用いた印刷インキはポリオレフィンフィルム、
ポリエステルフィルム、ナイロンフィルム等広範なプラ
スチックフィルムなどに対する良好な接着性、ダイレク
トラミネート加工適性など優れた特性を有するので、従
来のバインダー樹脂に比べ、広範な使用目的に応じたイ
ンキの設計が可能である。また、本発明のバインダ−は
各種プラスチックに対して優れた接着性を有するので、
種々のプラスチック成形品たとえば自動車内外装部品な
どの塗装プライマーまたは塗料としても適用できるもの
である。
Description: FIELD OF INDUSTRIAL APPLICATION This invention relates to a novel resin composition. In particular, the present invention relates to a resin composition useful as a binder for printing inks, paints or adhesives used for plastic films, sheets or molded articles. [0002] In recent years, with the diversification and high functionality of packaging materials, furniture, home appliances, automobile interior and exterior parts, etc., the materials used for these materials, such as plastic films, sheets, and molded products, have also become more attractive. There is a need for improvement. Furthermore, adhesives, printing inks, various coating agents, and the like used for these materials are required to have even higher performance. Among them, polyester film (PET), which is called flexible packaging, is
), nylon film (NY) or oriented polypropylene film (OPP), etc., in the production of packaging materials based on plastic films such as nylon film (NY) or stretched polypropylene film (OPP), film base materials are used to improve functionality such as heat sealability and airtightness. After printing using methods such as gravure printing or flexo printing,
Polyethylene films and unstretched polypropylene films are usually laminated by dry lamination or extrusion lamination. In particular, in extrusion lamination processing in which the material is coated with molten polyethylene or polypropylene, an anchor coating agent (AC agent) mainly composed of polyethyleneimine or polyisocyanate is usually used to provide adhesive strength to the ink layer. However, there is also a processing method (direct lamination) in which lamination is performed directly with molten polypropylene or the like without using an AC agent. The direct lamination method is economically advantageous. Conventionally, chlorinated polyolefins such as chlorinated polypropylene have been used as binder resins for printing inks that have direct lamination suitability (adhesion). [Problems to be Solved by the Invention] However, although ink using chlorinated polyolefin as a binder adheres well to OPP, it has insufficient adhesion to PET, NY, etc., so it cannot be used. There is a problem that the base film is limited. For this reason, the use of acid-modified chlorinated polyolefins has been proposed as a method of improving adhesion (for example, in JP-A-59-1665
Publication No. 34). However, even these materials do not have sufficient adhesion to various plastic films. [0004]Means for Solving the Problems The present inventors have developed a material that has sufficient adhesion to various plastic films and has good suitability for lamination by using it as a binder for printing ink. As a result of intensive studies aimed at obtaining a resin composition that can be used as a printing ink and also used as a paint binder, adhesive, etc., the present invention has been achieved. That is, the present invention provides a low molecular weight chlorinated polyolefin (A) having a carboxylic anhydride group, and a compound (B) having at least one functional group selected from the group consisting of a hydroxyl group, an amino group, and an epoxy group in its molecule. )
A binder characterized by comprising a modified chlorinated polyolefin (C) derived from. The low molecular weight chlorinated polyolefin (A) having a carboxylic anhydride group used in the present invention includes (i) polyolefin (i) and an unsaturated polycarboxylic anhydride (ii).
(1) A chlorinated acid-modified polyolefin obtained by reacting the following: [0006] In (1), the polyolefin (i) includes, for example, high density polyethylene, medium density polyethylene,
Low density polyethylene, polypropylene, polybutene, poly-4-methylpentene-1, copolymer of ethylene and α-olefin, ethylene-propylene rubber, ethylene-
Propylene-diene terpolymer (EPDM), ethylene-vinyl acetate copolymer, butyl rubber, butadiene rubber, low-crystalline ethylene-propylene copolymer, propylene-butene copolymer, ethylene-vinyl ester copolymer, and combinations of two or more of these. Among these, polypropylene, propylene and α-
It is an olefin copolymer. The average molecular weight of polyolefin (i) is usually 1000 to 30000, preferably 2
000-25000. The polyolefin (i) may be obtained by degrading a high molecular weight polyolefin by thermal decomposition, and may also be obtained by a method of degrading a high molecular weight polyolefin by thermal decomposition, or by ordinary telomerization (α-
It may be obtained by copolymerizing olefins alone or by copolymerizing them. Examples of the unsaturated polycarboxylic anhydride (ii) include anhydrides of α,β-unsaturated polycarboxylic acids such as maleic anhydride, citraconic anhydride, and itaconic anhydride. [0008] In (2), to exemplify the method for producing acid-modified polyolefin, polyolefin (
i) in the presence or absence of aromatic and/or chlorinated solvents and with radical generating catalysts (peroxides such as di-tert-butyl peroxide, te
rt-butyl hydroperoxide, dicumyl peroxide, benzoyl peroxide, tert-butyl peroxide
oxide benzoate, etc., in the presence or absence of an azonitrile (e.g., azobisisobutyronitrile, azobisisovaleronitrile, azobisisopropionitrile, etc.), usually by heating and dissolving at 120°C to 220°C. An acid-modified polyolefin can be obtained by adding a saturated polycarboxylic anhydride in portions or all at once and reacting (graft polymerization). [0009] The acid-modified polyolefin may be chlorinated by any known method. For example, the acid-modified polyolefin is dissolved by heating in a chlorinated solvent such as carbon tetrachloride, and the
By blowing chlorine gas into the reaction at a temperature of ℃ (
A) can be obtained. In order to accelerate the reaction, the reaction may be carried out by irradiation with ultraviolet rays or under pressure. The combined chlorine content weight of the acid-modified chlorinated polyolefin is preferably 5 to 50
%, more preferably 10 to 35%. When it is less than 5% and more than 50%, adhesiveness decreases. The polyolefin (i) constituting the chlorinated polyolefin in (2) may be the same as those exemplified in (2). Further, the method for chlorinating this polyolefin (i) may be the same as the method exemplified in section (2). The unsaturated polycarboxylic acid anhydride (ii) may also be the same as those exemplified in the section (2). The method of reacting the chlorinated polyolefin (i) with the unsaturated polycarboxylic anhydride (ii) may be the same as the method exemplified in the section (2). Carboxylic anhydride (ii) constituting (A)
The content weight of (A) is preferably 0.5 to 30%, more preferably 1 to 2%, based on the weight of (A) excluding chlorine atoms.
It is 0%. If it is less than 0.5%, the adhesiveness with PET and NY films will decrease, and if it exceeds 30%, the adhesiveness with OPP film will decrease. In (B) of the present invention, the compounds having a hydroxyl group include monohydric alcohols (a1), dihydric alcohols (a2), polymer polyols (a3), polyoxy Examples include alkylene monools (a4) and acrylic polyols having a hydroxyl group (a5). Examples of monovalent alcohols (a1) include methyl alcohol, ethyl alcohol, n-propyl alcohol, isopropyl alcohol, n-butyl alcohol, isobutyl alcohol, 2- Ethylhexano
alcohol, stearyl alcohol, cyclohexanol and the like. Examples of dihydric alcohols (a2) include aliphatic low molecular weight diols [ethylene glycol, diethylene glycol, propylene glycol, dipropylene glycol, 1,4-, 1,3 -butanediol, neopentyl glycol, pentanediol, 3-methylpentanediol, 1,6-hexanediol, 1,8
-octamethylene diol, alkyl dialkanolamine, etc.], and low molecular weight diols having a cyclic group (for example, those described in Japanese Patent Publication No. 4-1474). Examples of the polymeric polyol (a3) include polyether diol, polyester diol and polyolefin diol. Examples of polyether diols include (1) alkylene oxide adducts of low molecular diols, and (2) ring-opened (co)polymers of cyclic ethers. [0015] Examples of the low-molecular diol in (2) include those shown in the section (a2). Examples of the alkylene oxide in (2) include alkylene oxides having 2 to 4 carbon atoms [ethylene oxide, propylene oxide, butylene oxide, etc.]. [0016] As the ring-opening (co)polymer of (■), ring-opening polymerization or ring-opening copolymerization (block and/or random) of the alkylene oxide and/or cyclic ether (tetrahydrofuran, etc.) exemplified in the section (■) can be used. Examples include those obtained by Specific examples of polyether diols include:
polyethylene glycol, polypropylene glycol,
Polyoxyethylene-polyoxypropylene diol (
block and/or random), polytetramethylene ether glycol, polytetramethylene ether
Examples include polyoxyethylene diol (block and/or random), polytetramethylene ether-polyoxypropylene diol (block and/or random), and mixtures of two or more thereof. As the polyester diol, (1) low molecular diol and/or polyester with a molecular weight of 1000 or less;
Examples include condensed polyester diol obtained by reacting terdiol with dicarboxylic acid and/or hydroxyl monocarboxylic acid, and polylactone diol obtained by ring-opening polymerization of lactone. [0019] Examples of the low-molecular diol in (2) include those exemplified in (2). Molecular weight in ■ 100
As the polyether diol of 0 or less, the above-mentioned polyether diol
Among the terdiols, those having a molecular weight of 1000 or less, such as polyethylene glycol, polytetramethylene ether glycol, polypropylene glycol, triethylene glycol, and mixtures of two or more thereof, can be mentioned. In addition, the dicarboxylic acids in (2) include aliphatic dicarboxylic acids (succinic acid, adipic acid, sebacic acid,
glutaric acid, azelaic acid, maleic acid, fumaric acid, etc.), polymerized fatty acid dibasic acids (dimer acid, etc.), aromatic dicarboxylic acids (terephthalic acid, isophthalic acid, etc.), and mixtures of two or more of these. . Examples of the lactone in (2) include ε-caprolactone and δ-valerolactone. Specific examples of these polyester diols include polyethylene adipate, polybutylene adipate, polyhexamethylene adipate, polyneopentyl adipate, and poly-3-methylpentane. adipate,
Polyethylene propylene adipate, polyethylene butylene adipate, polybutylene hexamethylene adipate
polydiethylene adipate, poly(polytetramethylene ether) adipate, polyethylene azelate, polyethylene sebacate, polybutylene azelate, polybutylene sebacate, polycaprolactone diol -ol, polyvalerolactone diol, polycarbonate diol, and mixtures of two or more thereof. Examples of polyolefin diols include diols obtained by polymerizing butadiene and adding hydroxyl groups to both ends, and diols obtained by hydrogenating these diols. Specific examples of these polyolefin diols include polybutadiene diol, polyisoprene diol, hydrogenated polybutadiene diol, and hydrogenated polyisoprene diol.
and mixtures of two or more thereof. Polyoxyalkylene monool (a4)
Examples include those obtained by addition polymerizing an alkylene oxide to a monohydric alcohol. As a monohydric alcohol (a
Those shown in section 1) can be used. Further, examples of the alkylene oxide include the alkylene oxides exemplified in the section (1). Acrylic polyol having hydroxyl group (a5
) includes a polymer obtained by reacting a monomer having a hydroxyl group and a radically reactive unsaturated double bond with one or more other copolymerizable monomers. Examples of monomers having hydroxyl groups include 2-hydroxylethyl (meth)acrylate and allyl alcohol; examples of copolymerizable monomers include alkyl (meth)acrylates [
Examples include methyl (meth)acrylate, ethyl (meth)acrylate, butyl (meth)acrylate, 2-ethylhexyl (meth)acrylate, etc.], styrene, vinyl chloride, acrylonitrile, and the like. When these compounds having hydroxyl groups are used, they can be used alone or in combination. Among these, preferred are those having a molecular weight of 100 to 10,000;
Hydrolic alcohols, dihydric alcohols, polyether diols, condensed polyester diols, polyolefin diols, polyoxyalkylene monools, and mixtures of two or more of these. be. More preferred is a polyether di-
These include polyester diols, condensed polyester diols, polyolefin diols, polyoxyalkylene monools, and mixtures of two or more of these. Examples of the compound having an amino group include diamines (b1) and dialkylamines (b2). (b1) includes aliphatic diamines (ethylenediamine, hexamethylenediamine, 1,2-propylenediamine, 2,2,4-trimethylhexamethylenediamine, 2-hydroxyethylethylenediamine, di-
2-hydroxyethylethylene diamine, etc.), alicyclic diamines (isophorone diamine, 4,4'-dicyclohexylmethane diamine, isopropylidene dicyclohexyl-4,4'-diamine, 1,4-diaminocyclohexane, etc.), aromatic diamines (4,4'-dicyclohexylmethane diamine, etc.), aromatic diamines (2-hydroxyethylethylenediamine, etc.), . Examples of (b2) include dibutylamine and di-2-ethylhexylamine. Among these, diamines and diacylamines having a molecular weight of 100 to 10,000 are preferred. More preferred are polyoxypropylene diamine and polyoxyethylene diamine having a molecular weight of 500 to 5,000. Examples of compounds having epoxy groups include monoepoxies (c1) and polyepoxies (c2). Examples of (c1) include butylglycidyl ether and phenylglycidyl ether. Examples of (c2) include polyethylene diglycidyl ether, polypropylene diglycidyl ether, glycidylphenylglycidyl ether, bisphenol A diglycidyl ether, and the like. Among these, monoepoxies and polyepoxies having a molecular weight of 100 to 10,000 are preferred. In producing (C), (A) and (B
) can be varied, and the weight ratio of (A) and (B) is preferably (A)/(B) = 99/1 to 3.
0/70, more preferably 95/5 to 50/50. If (B) is less than 1%, the adhesion to PET and NY films will decrease, and if it exceeds 70%, lamination suitability will decrease. The equivalent ratio of the carboxylic anhydride group in (A) to each functional group in (B) is usually 1/0.1 to 1/2.0, preferably 1/0.2 to 1/1. It is 5. The production is carried out in the presence or absence of a solvent, but the presence of a solvent is preferred in order to carry out a uniform reaction. As the solvent, a solvent that is non-reactive with (A) and (B) can be used. For example, ketone solvents (acetone, methyl ethyl ketone, methyl isobutyl ketone, etc.), ester solvents (ethyl acetate, propyl acetate, butyl acetate, etc.), ether solvents (tetrahydrofuran, etc.),
Examples include aromatic hydrocarbon solvents (toluene, xylene, etc.), amide solvents (dimethylformamide, etc.), sulfoxide solvents (dimethylsulfoxide, etc.), and mixed solvents of two or more of these solvents. Among these, preferred are acetone, methyl ethyl ketone, methyl isobutyl ketone, ethyl acetate, propyl acetate, butyl acetate, tetrahydrofuran, toluene, xylene, and mixed solvents of two or more of these. The amount of solvent to be used is such that the weight ratio of resin solid content to solvent is in the range of 100/0 to 10/90, preferably 80/20 to 20/80. When (B) is a compound having a hydroxyl group,
(A) and (B) are mixed, and in the presence of a solvent, 50 to 15
(C) is obtained by heating to 0°C and reacting. Further, in the absence of a solvent, (C) can be obtained by heating to 100 to 200°C and reacting in a molten state. (B)
When is a compound having an amino group, (C) can be obtained by reacting in the same manner as in the case of a compound having a hydroxyl group. In the case of a compound having an epoxy group, (C) can be obtained in the same manner as in the case of a compound having a hydroxyl group, by adding an amine catalyst such as triethanolamine if necessary. The binder of the present invention contains modified chlorinated polyolefin (C) as an essential component, but may also contain unreacted (A), unreacted (B), a solvent, etc. as optional components. You can. The content weight of (C) per solid content in the binder is usually 10 to 100%, preferably 3
It is 0 to 100%, more preferably 50 to 100%. If the weight content of (C) is less than 10%, adhesiveness decreases. The amount of solvent to be used is such that the weight ratio of solid content in the binder to solvent is 100/0 to 10/90, preferably 80/20 to
The amount is in the range of 20/80. When the binder of the present invention is used as an ink binder, it can be used in the same manner as conventional ink binders (for example, chlorinated polypropylene). That is, the binder of the present invention is blended with a pigment and, if necessary, other binder resins, solvents, pigment dispersants, and other additives, and the mixture is kneaded using ordinary ink manufacturing equipment such as a ball mill to print. Manufacture and use ink. Other binder resins mentioned above include polyurethane, polyamide, nitrocellulose, polyacrylates, polyvinyl chloride, copolymers of vinyl chloride and vinyl acetate, chlorinated polyolefins, polystyrene, butadiene rubber, and epoxy resins. Can be mentioned. An example of the formulation of a printing ink using the binder of the present invention is as follows (% indicates weight %). Binder of the present invention (per solid content)
10-20% pigment

5-40%
Other binder resins
0-20% Solvent (including solvent in binder) 40
~75% additives

[0034]Although the binder of the present invention may be used for so-called one-component printing inks, it can also be used in combination with a polyisocyanate curing agent for two-component printing inks. can. In this case, the polyisocyanate curing agent is, for example, an adduct synthesized from 1 mole of trimethylolpropane and 3 moles of 1,6-hexamethylene diisocyanate, tolylene diisocyanate or isophorone diisocyanate;
Isocyanurate group-containing trimer synthesized by cyclic trimerization of isocyanate groups of , 6-hexamethylene diisocyanate or isophorone diisocyanate; partial biuret reaction product synthesized from 1 mole of water and 3 moles of 1,6-hexamethylene diisocyanate and mixtures of two or more of these are preferred. The amount added is usually 0.5 to 10% by weight based on the ink. The printing method using the printing ink using the binder of the present invention may be the same as that for conventional special gravure ink. [Examples] The present invention will be further explained below with reference to Examples, but the present invention is not limited thereto. In Examples, Production Examples, and Comparative Examples, "part" indicates part by weight, and "%" indicates weight %. Example 1 High molecular weight polypropylene (average molecular weight 125,000)
500 parts of polypropylene with an average molecular weight of 4000 obtained by thermal decomposition of
After raising the temperature to 0°C and dissolving it uniformly, 27 parts of dicumyl peroxide was added over 3 hours, and the reaction was continued for an additional 4 hours, and then xylene and unreacted maleic anhydride were distilled off under reduced pressure. Acid-modified polypropylene with a content of 9.0% by weight was obtained. 400 parts of this acid-modified polypropylene and 1,600 parts of carbon tetrachloride were charged into a device equipped with a reflux tube, and heated to 65 to 70°C.
After uniformly dissolving the mixture by heating, 70 parts of chlorine gas per hour was introduced into the reaction solution for 3 hours. After chlorination, residual chlorine and carbon tetrachloride in the reaction solution were distilled off under reduced pressure to obtain acid-modified chlorinated polypropylene (A-1) with a combined chlorine content of 17% by weight. 300 parts of this (A-1) was dissolved in 577 parts of toluene, and 8 parts of polybutylene adipate (average molecular weight 2000) was dissolved.
Add 5 parts and react at 100℃ for 1 hour to reduce the solid content to 40%.
A uniform modified chlorinated polypropylene solution (I) having a viscosity of 20°C/25°C was obtained. Example 2 Acid-modified chlorinated polypropylene (A-
1) Dissolve 300 parts in 540 parts of toluene, add 60 parts of polypropylene glycol, and react at 100°C for 3 hours to obtain a uniform modified chlorinated polypropylene solution (solid content 40%, viscosity 20°C/25°C). II) was obtained. Example 3 High molecular weight polypropylene (average molecular weight 125,000)
500 parts of polypropylene with an average molecular weight of 10,000 obtained by thermally decomposing the polypropylene and 30 parts of maleic anhydride were placed in a device equipped with a reflux tube, and 1,100 parts of xylene was added.
After raising the temperature to 50°C and dissolving it uniformly, 27 parts of dicumyl peroxide was added over 3 hours, and the reaction was continued for an additional 4 hours, and then xylene and unreacted maleic anhydride were distilled off under reduced pressure. Acid-modified polypropylene containing 5.3% by weight was obtained. 400 parts of this acid-modified polypropylene and 1,600 parts of carbon tetrachloride were charged into a device equipped with a reflux tube, heated to 65 to 70°C to uniformly dissolve them, and then
70 parts of chlorine gas per hour was introduced into the reaction solution for 6 hours. After chlorination, residual chlorine and carbon tetrachloride in the reaction solution were distilled off under reduced pressure to obtain acid-modified chlorinated polypropylene (A-2) with a combined chlorine content of 30% by weight. This (A-2) 30
0 part was dissolved in 480 parts of toluene, 20 parts of polyoxypropylene diamine (average molecular weight 600) was added, and the mixture was heated at 50°C.
A homogeneous modified chlorinated polypropylene solution (II
I) was obtained. Example 4 Acid-modified chlorinated polypropylene (A-2) obtained in Example 3
300 parts were dissolved in 540 parts of toluene, 60 parts of bisphenol A diglycidyl ether and 0.5 parts of triethanolamine were added, and after reacting at 100°C for 4 hours, the solid content was 40% and the viscosity was 40%/25%. A uniform modified chlorinated polypropylene solution (IV) at a temperature of 0.degree. C. was obtained. Test Examples 1 to 4 Printing inks were prepared using the resin solutions (I) to (IV) obtained in Examples 1 to 4 as binder solutions according to the following formulations. The above materials were placed in a steel can with an internal volume of 500 ml and kneaded for 1 hour using a paint conditioner (manufactured by Red Devil Co., Ltd.) to prepare an ink. Using the obtained printing ink, a polyester film (PE
T), printed on nylon film (NY) and oriented polypropylene film (OPP). The following performance tests were conducted on the obtained printed matter. (Performance test items and test methods) (1) Adhesive Nichiban Sellotape (12 mm width) is applied to the printed surface, and one end of the Nichiban Sellotape is rapidly pulled in a direction perpendicular to the printed surface. The state of the printed surface was observed when it was removed. (2) Blocking resistance Printed and non-printed surfaces are overlapped at a temperature of 40°C and a humidity of 60%.
A load of 1.0 Kg/cm2 was applied in RH, and after 24 hours, it was peeled off and the surface condition was observed. (3) Oil resistance After immersing the printed matter in rapeseed oil at 25° C. for 24 hours, the surface condition was observed. (4) Glue an untreated low-density polyethylene film onto the OPP print suitable for direct lamination, and use a heat sealer (manufactured by Toyo Seiki Co., Ltd.) for 20 minutes.
Hot melt pressure bonding was carried out at 0° C. x 1 KG/cm 2 , and T-peel strength was measured one day later. The criteria for determining each test result are: ◎Very good, ○Good, △Slightly poor, and ×Poor. The results are shown in Table 1. Comparative Examples 1 and 2 Except for using only acid anhydride group-containing chlorinated polypropylene resin (A-1) and chlorinated polypropylene (Toyo Kasei Kogyo Harden 15L chlorine content 30%) as the binder resin. Preparation of ink in the same manner as Test Examples 1 to 4,
Printing and performance tests were conducted. The results are shown in Table 1. [Table 1] [Effects of the Invention] The binder of the present invention is useful as a binder for printing inks, and in particular, the printing ink using the binder of the present invention can be applied to polyolefin films,
It has excellent properties such as good adhesion to a wide range of plastic films such as polyester films and nylon films, and suitability for direct lamination, making it possible to design inks that suit a wide range of purposes compared to conventional binder resins. . Furthermore, since the binder of the present invention has excellent adhesive properties to various plastics,
It can also be used as a paint primer or paint for various plastic molded products, such as interior and exterior parts of automobiles.

Claims (7)

【特許請求の範囲】[Claims] 【請求項1】無水カルボン酸基を有する低分子量塩素化
ポリオレフィン(A)と、水酸基、アミノ基およびエポ
キシ基からなる群より選ばれる官能基1種以上を少なく
とも1個分子中に有する化合物(B)とから誘導される
変性塩素化ポリオレフィン(C)からなることを特徴と
するバインダ−。
Claim 1: A low molecular weight chlorinated polyolefin (A) having a carboxylic anhydride group, and a compound (B) having at least one functional group selected from the group consisting of a hydroxyl group, an amino group and an epoxy group in the molecule. ) A binder comprising a modified chlorinated polyolefin (C) derived from
【請求項2】(A)と(B)との比率が重量比で99/
1〜30/70である請求項第1項記載のバインダ−。
Claim 2: The weight ratio of (A) and (B) is 99/
2. The binder according to claim 1, wherein the binder has a molecular weight of 1 to 30/70.
【請求項3】(A)中の塩素原子の含有重量が5〜50
%である請求項1または2のいずれか記載のバインダ−
Claim 3: The weight of chlorine atoms contained in (A) is 5 to 50.
% of the binder according to claim 1 or 2.
.
【請求項4】(A)を構成する無水カルボン酸の含有重
量が(A)より塩素原子を除いた重量に対して0.5〜
30%である請求項1〜3のいずれか記載のバインダ−
[Claim 4] The content weight of the carboxylic anhydride constituting (A) is 0.5 to 0.5 to the weight of (A) excluding chlorine atoms.
The binder according to any one of claims 1 to 3, wherein the binder content is 30%.
.
【請求項5】(B)が1価アルコ−ル類、2価アルコ−
ル類、ポリエ−テルジオ−ル類、縮合ポリエステルジオ
−ル類、ポリオレフィンジオ−ル類、ポリオキシアルキ
レンモノオ−ル類からなる群より選ばれ、且つ分子量が
100〜10,000の化合物1種または2種以上であ
る請求項1〜4のいずれか記載のバインダ−。
Claim 5: (B) is a monohydric alcohol, a dihydric alcohol
One compound selected from the group consisting of polyester diols, polyether diols, condensed polyester diols, polyolefin diols, and polyoxyalkylene monools, and having a molecular weight of 100 to 10,000. or 2 or more kinds of binders according to any one of claims 1 to 4.
【請求項6】(B)がジアミン類およびジアキルアミン
類からなる群より選ばれ、且つ分子量が100〜10,
000の化合物1種または2種以上である請求項1〜4
のいずれか記載のバインダ−。
6. (B) is selected from the group consisting of diamines and diacylamines, and has a molecular weight of 100 to 10,
Claims 1 to 4 are one or more types of compounds of 000.
The binder according to any one of the above.
【請求項7】(B)がモノエポキシ類およびポリエポキ
シ類からなる群より選ばれ、且つ分子量が100〜10
,000の化合物1種または2種以上である請求項1〜
4のいずれか記載のバインダ−。
7. (B) is selected from the group consisting of monoepoxies and polyepoxies, and has a molecular weight of 100 to 10
,000 compounds or more.
4. The binder according to any one of 4.
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