JPH0437224B2 - - Google Patents

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JPH0437224B2
JPH0437224B2 JP58099475A JP9947583A JPH0437224B2 JP H0437224 B2 JPH0437224 B2 JP H0437224B2 JP 58099475 A JP58099475 A JP 58099475A JP 9947583 A JP9947583 A JP 9947583A JP H0437224 B2 JPH0437224 B2 JP H0437224B2
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JP
Japan
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storage tank
dismantled
jacks
locking
dismantling
Prior art date
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Application number
JP58099475A
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English (en)
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JPS59224774A (ja
Inventor
Takashi Agui
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishii Iron Works Co Ltd
Original Assignee
Ishii Iron Works Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ishii Iron Works Co Ltd filed Critical Ishii Iron Works Co Ltd
Priority to JP9947583A priority Critical patent/JPS59224774A/ja
Publication of JPS59224774A publication Critical patent/JPS59224774A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、石油化学その他各種のプラントな
どの付帯設備として設けられている原油タンクな
どの大型鋼製貯槽類の解体工法に関するものであ
る。
(従来の技術及び問題点) 大型の塔槽類を解体する場合、一般には、その
構造物の上部から順次解体する方法がとられてい
るのが多い。すなわち被解体構造物のまわりに架
設足場を構築し、その架設足場を利用して順次上
部から解体する方法である。
ところで、塔槽類をはじめ一般に大型の構造物
を解体する場合は、前述したように足場を架設す
る必要があるばかりでなく、その解体作業に伴う
安全性を確保するため周囲との間を安全シートで
仕切るとか、解体作業に伴ういろいろな附帯設備
が必要とされる。また、その費用は膨大なもので
ある。
この従来の上部から順次解体する架設足場を利
用した解体工法は、費用の面、安全性の面で問題
があり、殊に被解体構造物が石油類など可燃物を
貯蔵する貯槽類であつて、火気の取扱いに制約を
受けるような場合は、特に問題である。
そこで、上記従来の上部から順次解体を行う解
体工法に代わつて、ブラケツトとジヤツキを用い
て地上で被解体構造物を下部より順次切断撤去す
る解体工法が、例えば特公昭56−48667号公報に
開示されている。
このブラケツトとジヤツキを使用した従来工法
は、仮設足場が要らず高所作業もなく解体作業が
低所で実施されるので、経済的で安全性が高く能
率的な作業が行なえる等の点で多くの利点がある
が、ブラケツトは同一高さの周壁に一定のピツチ
で取付け、かつ被解体構造物の高さ方向にも一定
のピツチで繰り返し取付けなければならず、ブラ
ケツトの取付け、取外しに多大の作業工数と時間
及び機材等が必要となりその経費も多くかかると
いう大きな問題点があつた。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、このような問題点を解決するため、
先に開発された特公昭56−48667号に係るブラケ
ツトとジヤツキを用いた大型鋼製貯槽類の解体工
法をさらに改良し、解体作業の大幅な短縮化を図
るとともに解体作業の容易化を図り解体作業の一
層の効率性、経済性、安全性を図つた解体工法を
提供するものである。
(課題を解決するための手段) 即ち本発明の大型鋼製貯槽類の解体工法は、特
公昭56−48667号に開示された解体工法の被解体
構造物をブラケツトを介したジヤツキで支えて降
下させるところを、ブラケツトに代えて被解体貯
槽類の底部より人の高さ相当の周壁全周に一定の
ピツチで穿設した係止孔を用いて、この係止孔に
ジヤツキに設けた係止片を差込み係合して貯槽類
を支えながら降下させ、解体作業の効率性、経済
性と安全性を図るようにしたものである。
(実施例) 以下、実施例図に基づいて本工法を工程順に説
明する。
まず第1図は、本発明工法で解体する固定屋根
付の円筒型貯槽で、貯槽本体1の底板2より人の
高さ相当(1〜2m)の周壁3全周に、一定のピ
ツチで係止孔4を穿設した状態を示す。
第2図は、係止片5を前記係止孔4に係合させ
るとともに、この係止孔5をジヤツキ6で支え、
貯槽本体1をジヤツキ6を用いた架台で支えた状
態を示す。
第3図は、第2図の状態で周壁3の前記係止孔
4を穿設した以下の部分3′を切断撤去した状態
を示す。
第4図は、最初に穿設した係止孔4を介して支
えた係止片5を備えたジヤツキ6で貯槽本体1を
降下させるとともに、第1図で説明した要領で上
段の周壁全周に係止孔4を穿設し、それに係止片
5をかませてジヤツキ6をもつて貯槽本体1を支
えようとしている状態を示す。
その際、第1回目のジヤツキダウンに使用した
ジヤツキ6は撤去して第2回目のジヤツキダウン
に転用しても良い。
第5図は、第4図の状態でジヤツキ6で支えた
貯槽本体1の周壁下段部分3″を切断撤去した状
態を示す。
第6図は、第5図の状態から第2回目のジヤツ
キダウンをした状態を示すものである。
以上の作業を順次繰返し、被解体構造物である
貯槽本体1を下部周壁部分から上部周壁部分へと
切断撤去し、全体の解体作業を促進するものであ
る。
次に従来工法と本願工法とを具体的事例によつ
て比較する。
例えば、容量1万キロリツトルの大型鋼製貯槽
の解体を想定し、従来のブラケツトを使用した工
法と本願の係止孔を使用した工法とを比較試算し
てみる。
貯槽寸法は、直径32m、高さ15mで外周長は約
100mとなる。ジヤツキを円周方向に4m間隔で設
置し、上下作動ストロークを1mとした場合、ジ
ヤツキの個数は一周で25台、貯槽の高さ方向15段
回の降下ストローク回数となる。この条件で解体
を行う場合、ジヤツキの使用回数は、延べ合計で
375回となる。
作業工数について、従来工法と本願工法を概略
試算し、比較する。
ブラケツト使用の従来工法の場合、ブラケツト
の溶接取付工数が75工数、ガウジング取外し工数
が25工数で合計100工数必要となるのに対し、本
願工法の場合、係止孔のガス切断に25工数必要と
なり、本願工法は従来工法に比べ工数で約4分の
1に削減できる。
なお、上記従来工法は、ブラケツトを取り外し
再使用して順次上段へ付け替えて使用する場合を
想定して、ガウジング取外し工数の25工数を加え
たが、この工数を削減するためにブラケツトを使
い捨てにして取外さない場合には、ブラケツトが
15段回分で総数375個必要となり、ブラケツトの
製作費、搬送費がその分かさむことになる。
次に、従来工法と本願工法の作業内容を比較す
る。
ブラケツト使用の従来工法の場合、熟練工とし
て溶接作業者が必要であり、また、溶接及びガウ
ジングに要する溶接機、発電機、ガウジング装置
等が必要であるのに対し、本願工法の場合、作業
員はガス切断工のみで良く、またガス切断機は解
体作業に使うものが流用できるので、特別な人も
装置も必要でなく大きく削減できる。
次に、従来工法と本願工法の工程及び経費を比
較する。
従来工法は、ブラケツトが重量物であるため取
り付け取り外し時の位置決めや取り扱い等作業が
大変で、かつ繁雑で手間がかかるのに対し、本願
工法は、単に孔明け位置をマーキングするだけで
良く短時間で簡単にできる。また、経費面でも、
従来工法は、ブラケツトの製作・運搬費、熟練作
業員の人工、装置や道具代、溶接棒代、電気代等
が必要で高価となるが、本願工法は、ガス代だけ
でよく極めて安価となる。
以上のように、本願工法は、工数、作業内容、
用具、工程、経費の全ての点で従来工法より優れ
ている。
(発明の効果) 本発明工法は以上説明したように、まず被解体
構造物である貯槽類の底部より人の高さ相当の周
壁全周に一定ピツチで、その貯槽類自体をジヤツ
キで支えるための係止孔を穿設し、この係止孔に
各ジヤツキに設けた係止片を差込み係合させて貯
槽の全体を支え、係止孔の下部周壁部分を切断撤
去し、しかるのち係止孔に差込み係合した係止片
を備えたジヤツキで被解体構造物をジヤツキダウ
ンするとともに以下前記作業を順次繰返して、下
部周壁から上部周壁に向けて解体作業を行うもの
であるため、まず第1に従来の上部から解体を始
める工法やジヤツキ用のブラケツト、又は受台を
用いる工法に比較し、多くの仮設々備やジヤツキ
用の仮設用具を必要としない上に、周壁にブラケ
ツトを取付けるといつた熟練を要する面倒な溶接
作業等が一切不要である。
とくに、本工法ではジヤツキの係止片を差込む
係止孔を鋼製貯槽の周壁に穿設するだけであるた
め、熟練工を要することなく作業が簡単で、かつ
ブラケツトの取付溶接や取外し切除の作業に要す
る手間が格段に省略されるとともに、仮設用具の
ブラケツトを用いないのでその破損の恐れもな
く、安全に効率良く被解体構造物を降下させて切
断解体作業を行うことができる。
しかも、被解体貯槽類をジヤツキにて降下させ
る作業においても、ジヤツキの係止片を係止孔に
差込んだ状態で降下させるために、降下中に周方
向の振動が万一働こうとも、被解体貯槽類がジヤ
ツキからずれ落ちるといつた危険性がなく、安全
に降下させることができ、作業上の安全が確保で
きる。
また、解体作業が低所にて行えるため、作業の
安全性が高く効率的で、周囲に他の構造物がある
場合でも解体作業に支障がなく、さらに周壁部分
の切断作業に火気を伴うが、その作業が低所であ
るため、安全確保が容易である。
【図面の簡単な説明】
図は本発明工法に係る解体工法を固定屋根付円
筒型貯槽に適用した場合の実施例を示すもので、
第1図は被解体構造物に係止孔を穿設した状態、
第2図は被解体構造物をジヤツキで支えた状態、
第3図は下端周壁部を切断撤去した状態、第4図
はジヤツキダウンするとともに、次の係止孔を穿
設した状態、第5図は2回目下端周壁部を切断撤
去した状態、第6図はジヤツキダウンした状態を
示し、第7図はジヤツキ取付部の詳細側面説明図
である。 1……被解体構造物である貯槽本体、2……底
板、3,3′,3″……周壁、4……係止孔、5…
…係止片、6……ジヤツキ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 原油タンクなど大型鋼製貯槽類の解体に際し、
    その被解体貯槽類の底部より人の高さ相当の周壁
    全周に一定のピツチで係止孔を穿設する工程と、
    その各係止孔に上下作動する各ジヤツキに設けた
    係止片を差込み係合させて被解体貯槽類を支える
    工程と、被解体貯槽類が支えられた状態で各係止
    孔下部周壁の所定幅の周壁を切断撤去する工程
    と、撤去後の被解体貯槽類の各係止孔に係合した
    係止片で支えながら前記各ジヤツキにて降下させ
    る工程とを順次繰返して貯槽本体を地上で周壁下
    部から周壁上部へと順次解体することを特徴とす
    る大型鋼製貯槽類の解体工法。
JP9947583A 1983-06-06 1983-06-06 大型鋼製貯槽類の解体工法 Granted JPS59224774A (ja)

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JPS59224774A JPS59224774A (ja) 1984-12-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3259978B2 (ja) * 1992-03-30 2002-02-25 九石興業株式会社 円筒形貯槽の解体方法
JP2003082861A (ja) * 2001-09-14 2003-03-19 Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd 切断解体工法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5178033A (ja) * 1974-12-27 1976-07-07 Tsukishima Kikai Co Chosonokaitaikoho
JPS5363720A (en) * 1976-11-18 1978-06-07 Ohara Kaitai Doboku Kk Method of disassembling structure

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