JPH04371105A - 電磁揺動式ゆりかご - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ゆりかごに関するもの
で、更にくわしくは、幼児の安眠を誘導するための磁石
を利用した電磁揺動式ゆりかごに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、幼児の安眠を誘導するために使用
するものに、ハンモック、ゆりかご、揺動寝台等色々提
供されていたが、何れも手動で動かし続けなければなら
ず、その間介添人は手を離せなかった。特開平１−１３
６６８３号公報で提案されたゆりかごは、基台の上面に
上方に向けて開口する凹部を形成し、同凹部上にかごを
配設し、前記基台とかごとに互に磁気反発してかごを浮
上可能な超電導物質と磁気発生手段とを対向するように
それぞれ設けたもので、その構造は複雑で素材も高価で
あるため、製作費も高く、到底一般家庭で安価に購入で
きるものではない。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】比較的長時間に亘り、
自動的に揺動させることによって、幼児の介添人の手間
を少なくし、構造が簡単で安価なゆりかごを提供するこ
とが、本発明の目的である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】ゆりかご本体１の底面長
手方向の両側縁に弧形揺動脚２を固設し、台座３の長手
方向上面に前記弧形揺動脚２を取り付けたゆりかご本体
１を載置する。

【０００５】弧形揺動脚２には、その裏面の前部に永久
磁石５を表面を露出して埋設し、かつ該弧形揺動脚２が
下降して前記永久磁石５が台座３に接触する際、該永久
磁石に相対する台座３の位置に、電磁石４を表面を露出
して埋設する。

【０００６】また弧形揺動脚２と台座３に、前記のとお
り埋設された永久磁石５と電磁石４のそれぞれの隣接位
置に、互に接触可能なようにスイッチＡ６とスイッチＢ
７とをそれぞれ表面を露出して埋設する。本発明の電磁
揺動式ゆりかごは、以上の通り構成される。

【０００７】

【作用】本発明の電磁揺動式ゆりかごは、次により作動
させることができる。始動は手動によりゆりかご本体１
の前端を、通電した電磁石４とこれに対応する永久磁石
５とが接触する位置まで下降させると、永久磁石５は電
磁石４を引き付け、一旦接触するが、同時にスイッチＡ
とスイッチＢが接触し、瞬時に該スイッチＡ６とスイッ
チＢ７間に電流が流れ、電磁石４に磁力が発生する。こ
の際永久磁石５と相反発する磁極になるよう予め設定し
ておけばこの反発磁力の作用によって弧形揺動脚２は一
定の位置まで上昇し、次いで重力の自然作用で再び下降
し、更に前記のとおり磁石とスイッチの作用で上昇し、
以下同様の作用により下降と上昇をくり返し、ごく自然
な反復揺動運動が得られる。

【０００８】

【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明する
。図１は本発明の一部切欠拡大斜視図、図２は側面図、
図３は手動操作によりゆりかご本体１が弧形揺動脚２を
介して前端が下降した状態を示す側面図である。ゆりか
ご本体１は、通常上面解放形の長方形凾体に形成し、底
面の長手方向両側縁に取り付ける１対の弧形揺動脚２は
、幅５糎乃至１０糎、厚さ約３糎の弧形板とし、台座３
は弧形揺動脚２を配設したゆりかご本体１の全底面積よ
り広い厚板、若しくは内部が空洞の凾体にて形成する。 ゆりかご本体１及び弧形揺動脚２並びに台座３は何れも
合成樹脂製又は木製の非電導材料を使用するのが好適で
ある。

【０００９】ゆりかご本体１の長手方向底面の両側縁に
、１対の弧形揺動脚２の内側を、互に対称になるよう接
着剤又はボルトで固着する。１対の弧形揺動脚２には、
その裏面前部に予め永久磁石５を表面を露出して埋設し
、更に該永久磁石５の前方隣接位置にスイッチＢ７を、
表面を露出して予め埋設して置く。なお、該永久磁石５
の取付位置は、ゆりかご本体が揺動する時の傾斜角度を
考慮して選択すれば良い。

【００１０】次に台座３の表面には、前記弧形揺動脚２
に取り付けた永久磁石５が下降して接触する位置に電磁
石４を、更に前記スイッチＢ７と接触する位置には、ス
イッチＡ６をそれぞれ表面を露出して埋設する。また電
磁石４には、電源に接続した電気コード８の一方を前記
スイッチＡを介して、他方を直接に接続することによっ
て、本発明の電磁揺動式ゆりかごは完成する。

【００１１】なお、ゆりかご本体１に固着した弧形揺動
脚２が、揺動を繰返す間に、台座３から外れないように
、要すれば台座の長手方向の側縁を１糎乃至２糎の高さ
の盛り上げ部９を形成することにより、左右の外れを防
ぐことができる。また前後のずれを防止するため適宜の
紐１０を用いて、ゆりかご本体１と台座３とを繋止して
置けば良い。

【００１２】

【発明の効果】本発明の電磁揺動式ゆりかごは、持ち運
びが容易なため、どこででも使用することができるし、
又始動さえしておけば介添人は不要で、長時間揺動を続
行することができ、幼児の安眠が期待できる。また構造
が簡単であり、素材を合成樹脂を用いれば成型も容易で
あり、安価に生産されるので、一般家庭のみならず、産
院、保育所、託児所等に広く普及できるので、経済効果
も大きい。

【００１３】

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の全容を示す一部切欠拡大斜視図である
。

【図２】側面図である。

【図３】ゆりかご本体が弧形揺動脚を介して前端が下降
した状態を示す側面図である。

【符号の説明】

１　　ゆりかご本体 ２　　弧形揺動脚 ３　　台座 ４　　電磁石 ５　　永久磁石 ６　　スイッチＡ ７　　スイッチＢ ８　　電気コード ９　　盛り上り部 １０　　紐

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　ゆりかご本体１の底面長手方向両側縁
   に固設した一対の弧形揺動脚２を、台座３の上面に載置
   し、該弧形揺動脚２の裏面の前部に、永久磁石５を表面
   を露出して埋設するとともに、前記弧形揺動脚２の前部
   が下降して台座３の表面に於て前記永久磁石５と接触す
   る位置に、電磁石４を表面を露出して埋設し、かつ前記
   永久磁石５と電磁石４のそれぞれの隣接位置に、互いに
   接触可能なスイッチＢ７及びスイッチＡ６を取付けたこ
   とを特徴とする電磁揺動式ゆりかご。