JPH04370286A - パルプ処理用ディスクフィルタ装置 - Google Patents

パルプ処理用ディスクフィルタ装置

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JPH04370286A
JPH04370286A JP14223391A JP14223391A JPH04370286A JP H04370286 A JPH04370286 A JP H04370286A JP 14223391 A JP14223391 A JP 14223391A JP 14223391 A JP14223391 A JP 14223391A JP H04370286 A JPH04370286 A JP H04370286A
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pulp
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disc
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Sadayoshi Watanabe
渡辺 貞良
Kazuyoshi Yamaguchi
山口 一吉
Masaharu Sawamoto
澤本 征華
Mitsugi Sudo
須藤 貢
Kiyoshi Muraoka
清 村岡
Kenji Nakahara
健治 中原
Kazuharu Hashimoto
橋本 和春
Toshiro Urano
浦野 俊郎
Hiroyuki Shibamoto
柴本 弘幸
Masamichi Sakaguchi
正道 坂口
Masatomo Tsuruta
鶴田 政智
Ryuichi Yoshino
吉野 龍一
Kenichi Katayama
憲一 片山
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スラリー状態のパルプ
を洗浄、濃縮し、或いは白水からの回収を行うパルプ処
理用ディスクフィルタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、パルプの製造に際して、蒸解釜
を出たブロー原質は、蒸気とガスを分離され、洗浄機か
らの希黒液で稀釈され、均一な濃度にして洗浄装置に送
られる。そして、洗浄装置によって、ブロー原質から可
溶性不純物を除去してパルプを洗浄すると共に、高濃度
の廃液を回収することを目的とし、また、脱水工程を伴
うことによって、スラリーからパルプを集め、輸送、貯
蔵に適した状態とする。
【0003】従来、上記のパルプ処理装置としては、ド
ラム型、ワイヤーベルト型、ディスク型、テーブル型な
どが知られており、このうち、ディスク型は、垂直方向
に向けた円盤状のディスクフィルタを所定間隔で複数枚
並べて設置したものであって、ディスクフィルタの回転
に伴い下部に位置したときにパルプスラリを吸引してフ
ィルタ表面にパルプを集積し、上部に移行しながら脱水
した後、最終的に集積されてできたパルプマットが、吸
引の停止に伴いフィルタ表面から剥離し、或いはドクタ
ーブレードで掻き落とされて、シュート部に排出される
装置である。この型式は、他の型式と比べて小さな据付
面積で大きな脱水面積を得ることができる利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ディス
ク型パルプ処理装置は、ディスクフィルタから剥離し、
或いは掻き落とされたパルプマットが、シュート部入口
に堆積し、この部分を詰まらせてしまう現象がしばしば
生じる。このため、詰り通しと呼ばれる危険な除去作業
を余儀無くされている。また、シュート部に大量の白水
を流し落とせば有効ではあるが、次工程の漂白濃度を維
持するためには、白水の大量使用は避けなければならず
、少量の白水シャワー程度では、こうした詰りを解消す
ることはできなかった。
【0005】本発明は、上記のディスク型パルプ処理装
置、即ち、パルプ処理用ディスクフィルタ装置において
、従来の問題点を改善した装置を提供しようとするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るディスクフ
ィルタ装置は、回転可能なセンタードラムに対し円盤状
ディスクフィルタを垂直方向に所定間隔で複数枚並べて
取り付けるとともに、このディスクフィルタのサクショ
ン位置にパルプスラリを供給し、且つ非サクション位置
の下方にパルプマット回収用シュート部の入口を配置し
、更にこのシュート部入口の上方にディスクフィルタの
半径方向にパルプマット掻き落とし用ドクターブレード
を配置したパルプ処理用ディスクフィルタ装置において
、前記シュート部入口近傍に、このシュート部の上を直
線状に横断させて白水を圧力下に噴射する白水ノズルを
設置して、シュート部の入口に詰ったパルプマットを切
断すると共に、前記噴射された白水の到達点に白水回収
バットに連通する白水回収手段を設けてシュート部に白
水を流し落さないようにしたことを特徴とする。
【0007】また、請求項2に係るディスクフィルタ装
置は、前記シュート部入口に、前記センタードラムを覆
うパルプマット用滑り板を設ける一方、前記ドクターブ
レード両端のうちセンタードラムから遠い側の一端近傍
に、このドクターブレードの上面に沿って圧力下に白水
を直線状に噴射する白水ノズルを設置すると共に、この
ドクターブレードの他端に位置する前記滑り板の白水衝
突位置に白水回収バットに連通する白水回収穴を設けた
ことを特徴とする。
【0008】更に請求項3に係るディスクフィルタ装置
は、請求項1または2において、前記白水ノズルの内径
が2〜10mm、吐出される白水の水圧が3〜10 K
g/cm2 であって、更に前記白水回収穴の径が前記
白水ノズルの内径の4〜10倍の大きさであることを特
徴とする。
【0009】
【作用】本発明において、ディスクフィルタ装置が稼働
すると、ディスクフィルタのサクションによってパルプ
スラリ中のパルプがディスクフィルタの表面に堆積し、
水分はディスクフィルタの厚みの中に吸引される。堆積
してマット状になったパルプは、ディスクフィルタの回
転に伴い非サクション位置にくると、フィルタの表面か
ら脱落し或いはドクターブレードによって掻き落とされ
る。このとき、シュート部入口を横断して、また好まし
くはドクターブレードの表面に沿って噴射されている圧
力白水の衝突によってパルプマットは切断されるので、
パルプマットは、詰ることなく容易に回収用シュート部
中に落下する。一方、圧力白水は、パルプマットとの衝
突がない場合は勿論、衝突した後にもその勢いが多少減
衰し僅かに流れの径が大きくなる程度で、大半の白水は
好ましくはパルプマット用滑り板に設けられている白水
回収穴中に流れ込み、白水回収バットに回収される。
【0010】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基いて説明
する。図1は、本発明に係るディスクフィルタ装置の平
面図、図2は、この装置の作動原理を示す説明図、図3
は本発明に係るディスクフィルタ装置の主要部斜視図で
ある。図1において、主軸10に取り付けられたセンタ
ードラム1に対して6個の円盤状ディスクフィルタ2が
所定間隔で取付けられている。ディスクフィルタ2は、
表面が金属製のコアに覆われていると共にサクション可
能に構成されている。図1には、これらディスクフィル
タ2の上部が示されており、主軸10はその両端を軸受
11に支持されており、図示しない駆動装置によって、
ディスクフィルタ2は図中を上方から下方に向けて所定
の速度で回転している。図2に示すように、これらディ
スクフィルタ2の下部には、パルプスラリを溜めるスラ
リ用バット3が、スラリ供給口4と連通して設けられて
おり、またディスクフィルタ2に対しては、その1回転
中に、サクション部と非サクション部とが設けられてい
る。
【0011】図1及び図3に示されるように、非サクシ
ョン部では、ディスクフィルタ2の表面に堆積したパル
プ繊維のマットを掻き落すドクターブレード5が、ディ
スクフィルタ2の表面に近接して且つその半径方向に延
びて設けられていると共に、その下方には落ちたパルプ
マットを回収するシュート部10の入口が開口している
。また、このシュート部10の入口では、センタドラム
1を覆うようにして、パルプマットの落下を助ける滑り
板7が設けられている。更に、ドクターブレード5のセ
ンタードラム1から遠い方の一端の近傍において、ほぼ
そのドクターブレード5の上面に沿う方向に向けて圧力
下に白水を直線状に噴射する白水ノズル8が設けられて
いる。この白水ノズル8は白水配管12と接続されてい
る。また、白水ノズルの反対側、つまりセンタードラム
1側の滑り板7の白水が衝突する位置には、白水回収バ
ットに繋がる白水回収穴9が設けられている。
【0012】このような装置において、ディスクフィル
タ2が回転駆動されると、ディスクフィルタ2はスラリ
用バット3中のパルプスラリに浸責されたときに、これ
を吸引して、フィルタを通過した水分と、フィルタの表
面に付着、堆積したパルプ繊維とを区分けする。ディス
クフィルタ2が更に半回転程して非サクション部に至る
と、パルプ繊維の堆積物であるパルプマットは、フィル
タの表面から剥離脱落するか、ドクターブレード5によ
って掻き落され、滑り板7に助けられながらシュート部
10内へ落下する。
【0013】そして、シュート部10の入口にパルプシ
ートが引掛かった場合には、このパルプシートは、ノズ
ル8から噴射される白水の圧力によって、切断され小さ
くされてシュート部10内へ落下する。この場合、白水
は容易にパルプマットを切断する圧力があるので、切断
時に失われる白水は、極めて少なく大半が白水回収穴9
から回収される。
【0014】この実施例においては、圧力下に噴射され
る白水は、ドクターブレード5の上を通るように設定さ
れているが、これはパルプマットが最も引掛かり易い場
所を白水が通るようにしたものである。従って、パルプ
マット切断の効率を最優先とするのでなければ、必ずし
もドクターブレードの上を通過させる必要はなく、シュ
ート部10の入口の上方を横断するものであれば、どの
ような位置に取り付けても差支えない。
【0015】なお、白水ノズル8は、内径2〜10mm
程度、好ましくは7〜8mm、水圧3〜10 Kg/c
m2 程度、好ましくは4〜7 Kg/cm2 とする
。一方、白水回収穴9の径は、白水ノズル8の内径の4
〜10倍程度の大きさとすれば良い。
【0016】
【発明の効果】本発明は、叙上の如く、パルプマットが
シュート部に詰る現象を極めて簡単な装置で解消するこ
とができる。この装置によれば、危険な詰り通し作業を
必要としなくなるばかりか、使用した白水のうち、パル
プマットと共にシュート部へ落下してしまう量が極めて
少なくその大半が回収されるので、漂白濃度を殆ど低下
させることもなく、漂白効率を維持することができる。 特に、ドクターブレード上を圧力白水が通過するように
、白水ノズルを配置した場合には、極めて効率良く、パ
ルプマットの詰りを解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクフィルタ装置の平面図。
【図2】ディスクフィルタ装置の原理図。
【図3】本発明に係るディスクフィルタ装置の部分斜視
図。
【符号の説明】
1  センタードラム 2  ディスクフィルタ 5  ドクターブレード 7  滑り板 8  白水ノズル 9  白水回収穴

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転可能なセンタードラムに対し円盤状デ
    ィスクフィルタを垂直方向に所定間隔で複数枚並べて取
    り付けるとともに、このディスクフィルタのサクション
    位置にパルプスラリを供給し、且つ非サクション位置の
    下方にパルプマット回収用シュート部の入口を配置し、
    更にこのシュート部入口の上方にディスクフィルタの半
    径方向にパルプマット掻き落とし用ドクターブレードを
    配置したパルプ処理用ディスクフィルタ装置において、
    前記シュート部入口に、このシュート部の上を直線状に
    横断させて白水を圧力下に噴射する白水ノズルを設置す
    ると共に、前記噴射された白水の到達点に白水回収バッ
    トに連通する白水回収手段を設けたことを特徴とするパ
    ルプ処理用ディスクフィルタ装置。
  2. 【請求項2】回転可能なセンタードラムに対し円盤状デ
    ィスクフィルタを垂直方向に所定間隔で複数枚並べて取
    り付けるとともに、このディスクフィルタのサクション
    位置にパルプスラリを供給し、且つ非サクション位置の
    下方にパルプマット回収用シュート部の入口を配置し、
    更にこのシュート部入口の上方にディスクフィルタの半
    径方向にパルプマット掻き落とし用ドクターブレードを
    配置したパルプ処理用ディスクフィルタ装置において、
    前記シュート部入口に、前記センタードラムを覆うパル
    プマット用滑り板を設ける一方、前記ドクターブレード
    両端のうちセンタードラムから遠い側の一端近傍に、こ
    のドクターブレードの上面に沿って圧力下に白水を直線
    状に噴射する白水ノズルを設置すると共に、このドクタ
    ーブレードの他端に位置する前記滑り板の白水衝突位置
    に白水回収バットに連通する白水回収穴を設けたことを
    特徴とするパルプ処理用ディスクフィルタ装置。
  3. 【請求項3】前記白水ノズルの内径が2〜10mm、吐
    出される白水の水圧が3〜10 Kg/cm2 であっ
    て、更に前記白水回収穴の径が前記白水ノズルの内径の
    4〜10倍の大きさであることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載のパルプ処理用ディスクフィルタ装
    置。
JP14223391A 1991-06-14 1991-06-14 パルプ処理用ディスクフィルタ装置 Expired - Fee Related JPH07116677B2 (ja)

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JPH04370286A true JPH04370286A (ja) 1992-12-22
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3421111A1 (en) * 2017-06-27 2019-01-02 Valmet Technologies Oy A device for filtering fiber suspensions

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP3421111A1 (en) * 2017-06-27 2019-01-02 Valmet Technologies Oy A device for filtering fiber suspensions

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