JPH0436862Y2 - - Google Patents

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JPH0436862Y2
JPH0436862Y2 JP7288087U JP7288087U JPH0436862Y2 JP H0436862 Y2 JPH0436862 Y2 JP H0436862Y2 JP 7288087 U JP7288087 U JP 7288087U JP 7288087 U JP7288087 U JP 7288087U JP H0436862 Y2 JPH0436862 Y2 JP H0436862Y2
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pachinko
ball
pachinko balls
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【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、パチンコ球と研磨材との混合物を螺
旋体の回転により攪拌・研磨しながら揚送するパ
チンコ球の揚送装置に関するものである。
<従来の技術> 揚送パイプ内に螺旋体を挿入し、揚送パイプの
上端開口部を選別装置に連通させたパチンコ球の
揚送装置は、例えば特公昭58−15151号公報によ
り公知である。このパチンコ球揚送装置において
は、螺旋体の回転によりパチンコ球と研磨材とを
攪拌し、このときの摩擦によりパチンコ球の表面
に付着した汚れを除去する。
<考案が解決しようとする問題点> しかしながら、上記した従来のパチンコ球揚送
装置は、パチンコ球とプラスチツク製研磨材との
摩擦により静電気が発生するので、パチンコ球が
帯電してしまう。このため、選別装置によりパチ
ンコ球と研磨材とを選別しても、静電気の作用に
よりパチンコ球の表面に微細なゴミが付着してお
り、このゴミによりパチンコ機列上の球補給樋が
汚れたり、各パチンコ機の球貯留タンクや球流下
樋が汚れる。パチンコ球の表面に付着したゴミを
除去するためには、揚送パイプの下端近傍に吸気
機を設け、該吸気機の吸気口に一端を接続した吸
気パイプの他端を選別装置に接続することも考え
られる。しかし、選別装置から遠く離れ揚送パイ
プの下端近傍に吸気機を設けると、吸気効率が低
下するたので、大型の吸気機が必要となり、揚送
装置が大型化してしまうばかりでなく、吸気機と
選別装置とを接続する接続管の内面に静電気を帯
びたゴミが付着してしまう。この接続管の内面に
ゴミが付着すると、このゴミを除去することはで
きない。
また、パチンコ球の表面にゴミが付着すること
を防止するためには、帯電したパチンコ球の静電
気を除去することが望ましい。
<問題点を解決するための手段> 本考案は上記に鑑み提案されたもので、パチン
コ球と研磨材の混合物を溜める球貯留部と、該球
貯留部内に下端開口部が臨んで上端開口部がパチ
ンコ球の選別装置に連通する揚送パイプと、該揚
送パイプ内に挿入された螺旋体と、該螺旋体を回
転させる駆動源とを備えたパチンコ球の揚送装置
であつて、パチンコ球と研磨材とを選別する選別
装置の流下路の上方に静電気除去装置と吸気機を
配設し、該吸気機の吸気口を上記流下路に臨ま
せ、吸気機の排気口側に集塵フイルタを装脱可能
に設けたものである。
<作用> 選別装置内においては、揚送パイプから流出し
た混合物が流下路を流下すると静電気除去装置の
作用によりパチンコ球及び研磨材の静電気が除去
される。そして、このパチンコ球と研磨材が流下
路を流下すると、小さな研磨材は途中で落下して
パチンコ球から分離され、選別されたパチンコ球
だけが流下路の下り傾斜により転動して球補給樋
に供給される。パチンコ球が流下路上を流下する
とき、大きなゴミは研磨材とともに落下し、小さ
なゴミはパチンコ球の転動の際の震動によりパチ
ンコ球表面から離脱して空気中に浮遊する。吸気
機の作動により流路上の空気を吸引して集塵フイ
ルタに通すと、空気中に浮遊している微細な塵埃
を集塵フイルタに回収することができる。したが
つて、選別装置を通過したパチンコ球の表面には
微細なゴミが付着することがない。
<実施例> 以下、本考案の実施例を図面にもとづいて説明
する。
本考案に係るパチンコ球の揚送装置1は、第1
図に示すように、パチンコ機2…を複数並設した
パチンコ機列の例えば端部に配設されており、各
パチンコ機2から排出されるパチンコ球Aの回収
樋3の下流端部に設けた球貯留部4内に、揚送パ
イプ5と研磨材循環樋6の下端を臨ませている。
揚送パイプ5内には、螺旋体7が挿入されてお
り、この螺旋体7の下端部は揚送パイプ5の下端
開口部から突出し、また揚送パイプ5の上端には
螺旋体7を回転駆動する減速器付モータ等の駆動
源8が設けられている。そして、揚送パイプ5の
上端開口部9には選別装置10が接続され、該選
別装置10の下端に開設した研磨材排出口11に
上記研磨材循環樋6の入口を接続するとともに、
各パチンコ機2にパチンコ球Aを補給する球補給
樋12の傾斜上端を選別装置10の球出口に接続
している。
球貯留部4は、各パチンコ機2…からの汚れた
パチンコ球Aを一時的に貯留するとともに、該パ
チンコ球Aに研磨材循環樋6から排出されるプラ
スチツク粒等の研磨材B…を混入するものであ
り、パチンコ球Aと研磨材Bとの混合物をある程
度の深さで貯留する底深部13と、該底深部13
に回収樋3からのパチンコ球Aと研磨材Bとを混
合しながら導入する底面傾斜状の導入部14とか
ら成る。
揚送パイプ5は、球貯留部4内から垂直方向に
起立する中空パイプであり、下端開口部が球貯留
部4の底深部13に臨む。
したがつて、駆動源8の駆動により螺旋体7を
回転すると、パチンコ球Aと研磨材Bとの混合物
が下端開口部から揚送パイプ5内に導入され、揚
送パイプ5内に導入された混合物は螺旋体7の回
転によつて攪拌され、研磨材Bがパチンコ球Aの
表面に付着したゴミやサビを清浄し、研磨する。
この攪拌清浄作用は、混合物が揚送パイプ5内に
存在する限り行われ、上端開口部9まで上昇する
間にパチンコ球Aは充分に清浄される。
混合物が揚送パイプ5の上端開口部9まで上昇
すると、該開口部9から流出して選別装置10に
流入する。
選別装置10は、パチンコ球Aと研磨材Bとを
選別するもので、例えば間隔が研磨材Bの外径よ
りも大きくてパチンコ球Aの径よりも小さい簀の
子15を僅かに下り傾斜させて配設して流下路1
6を構成し、該簀の子15の下方には研磨材B等
を受ける受皿17を設け、流下路16の上方の揚
送パイプ5側には静電気除去装置18を設け、該
静電気除去装置18の下流側に位置する流下路1
6の上方には吸気機19を設けてある。
静電気除去装置18は、例えばコロナ放電によ
りイオンを発生させ、このイオンを含有する気流
をパチンコ球等に浴びせて静電気を除去するもの
である。
また、吸気機19は、空気を吸引する機能を有
すればどのような構成でもよいが、図面に示す実
施例は、上下方向に配設したダクト20内にモー
タ21の駆動により回転するフアン22を設けて
なり、吸気口23を流下路16に向け、反対側に
排気口を上方に向けてある。そして、該排気口側
には集塵フイルタ24を装脱可能に設けてある。
集塵フイルタ24は、把手25と鍔部26′を有
する枠体26内に濾紙や不織布等のフイルター材
27を充填したもので、選別装置10の上面に開
設した開口部に着脱自在に嵌合されている。な
お、この集塵フイルタ24は集塵機能を有するも
のであればどのような構成でもよい。
揚送パイプ5の上端開口部9から流出した混合
物が選別装置10の簀の子15上を流下すると、
静電気除去装置18から送出されたイオン化風が
パチンコ球Aや研磨材Bに当つてパチンコ球Aの
静電気が除去され、また、研磨材Bが流下途中で
簀の子15の間隔から受皿17に落下する。した
がつて、静電気が除去されたパチンコ球Aだけが
選別されて簀の子15上を流下し続ける。パチン
コ球Aが簀の子15上を転動すると、その際の震
動によりパチンコ球Aの表面に付着した微細な塵
等が空気中に飛散する。本考案においては吸気機
19の作動により選別装置10内に簀の子15か
ら吸気機19に向う空気の流れが発生しているの
で、パチンコ球Aから離れて空中に浮遊した塵等
がこの気流に乗つて吸気口から吸引されて集塵フ
イルタ24のフイルター材27に集められる。し
たがつて、一旦空気中に飛散した塵等が再びパチ
ンコ球Aの表面に吸着することは殆どない。な
お、本考案では静電気除去装置18がパチンコ球
Aの静電気を除去するので、僅かな震動が与えら
れただけでもパチンコ球Aの表面に付着している
塵等が極めて簡単に離脱する。したがつて、パチ
ンコ球の清浄効果を一層高めることができる。
この様にして選別されたパチンコ球Aは、簀の
子15の傾斜下端に接続した球補給樋12へ流下
し、パチンコ機2毎に設けてある球補給装置28
によつて各パチンコ機2の球貯留タンク内に補給
される。なお、選別装置10から流出するパチン
コ球は、静電気除去装置18の作用により静電気
が除去されているので、球補給樋12等を流下す
る途中で塵等を吸着することが殆どない。したが
つて、球補給樋12等の球流下路の汚れが従来に
比較すると著しく少なくなる。
一方、受皿17に落下した研磨材Bは、研磨材
循環樋6によつて再び球貯留部4へ供給される。
上記した集塵フイルタ24は、長期間使用する
と、回収した塵がフイルター材27を目詰まりさ
せてるので、集塵機能が低下する。この様な場合
には集塵フイルタ24を取り外して浄化し、集塵
機能を回復させるか、或は新しいものと交換す
る。また、集塵フイルタ24が目詰まりすると、
吸気機19の気流が集塵フイルタ24を通過する
際の抵抗が増加し、モータ21に過負荷が掛る虞
れがある。このため、本実施例では集塵フイルタ
24を取り付ける部分の両側に通気路29,29
を設けてある。この通気路29は、複雑に屈曲し
ているので通過抵抗が高い。したがつて、集塵フ
イルタ24が詰まつていない正常状態において
は、吸気機19から送られた空気が集塵フイルタ
24を通過し、集塵フイルタ24が詰まつて通過
抵抗が増加した場合には吸気機19から送られた
空気は集塵フイルタ24よりも通過抵抗の少ない
各通気路29を通つて出口29′から外部に排出
される。このため、モータ21に過負荷が掛る虞
れはない。
なお、本考案における選別装置は、上記した簀
の子式のものに限定されるものではなく、パチン
コ球と研磨材とを選別する機能を有すればどのよ
うな構成でもよい。また、静電気除去装置は、静
電気を除去する機能を備えていれば、コロナ放電
によつてイオンを発生するもので限らず、どの様
な構成でもよい。更に、吸気機は、選別装置内の
空気を吸引することができれば、どのような構成
でもよい。
<考案の効果> 以上説明したように本考案によれば、選別装置
の流下路の上方に静電気除去装置と吸気機を配設
し、吸気機の吸気口を流下路に臨ませ、吸気機の
排気口側に集塵フイルタを設けたので、静電気除
去装置の作用によりパチンコ球の静電気を除去す
ることができる。したがつて、揚送途中で発生し
た静電気により表面に吸着したゴミ等がパチンコ
球の表面から簡単に離脱する。
また、本考案は、パチンコ球の表面から離脱し
て空気中を浮遊している細かな塵等を吸気機の吸
気能力を充分に活用して効率良く吸引し、集塵フ
イルタで濾過して集塵することができる。したが
つて、選別装置を通過したパチンコ球には静電気
による微細なゴミの付着がなく、球補給樋やパチ
ンコ機の球流下樋が汚れることを防止することが
できる。
また、本考案は、吸気機を選別装置の流下路の
上方に配置したので吸気効率が高く、したがつて
小型な吸気機を設ければ充分である。このため、
球揚送装置が大型化する弊害がない。
更に、吸気機の排気口側に集塵フイルタを装脱
可能に設けたので、パチンコ球から離脱して空気
中に浮遊した塵等を吸気機の作用により吸引して
集塵フイルタにより直ちに回収することができ
る。したがつて、選別装置から離隔して設けた吸
気機と選別装置とを接続管で接続した場合に生じ
る不都合、即ち接続管の内面に静電気を帯びたゴ
ミが付着してしまうという不都合がない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は一部を欠截したパチンコ球揚送装置の正面図、
第2図は選別装置の断面図、第3図は簀の子の平
面図である。 図中、1はパチンコ球の揚送装置、2はパチン
コ機、3は回収樋、4は球貯留部、5は揚送パイ
プ、6は研磨材循環樋、7は螺旋体、8は駆動
源、9は上端開口部、10は選別装置、12は球
補給樋、15は簀の子、16は流下路、18は静
電気除去装置、19は吸気機、20はダクト、2
1はモータ、22はフアン、23は吸気口、24
は集塵フイルタ、27ハフイルター材である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パチンコ球と研磨材の混合物を溜める球貯留部
    と、該球貯留部内に下端開口部が臨んで上端開口
    部がパチンコ球の選別装置に連通する揚送パイプ
    と、該揚送パイプ内に挿入された螺旋体と、該螺
    旋体を回転させる駆動源とを備えたパチンコ球の
    揚送装置であつて、パチンコ球と研磨材とを選別
    する選別装置の流下路の上方に静電気除去装置と
    吸気機を配設し、該吸気機の吸気口を上記流下路
    に臨ませ、吸気機の排気口側に集塵フイルタを装
    脱可能に設けたことを特徴とするパチンコ球の揚
    送装置。
JP7288087U 1987-05-18 1987-05-18 Expired JPH0436862Y2 (ja)

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JP7288087U JPH0436862Y2 (ja) 1987-05-18 1987-05-18

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JPS63184086U JPS63184086U (ja) 1988-11-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2569884Y2 (ja) * 1991-12-04 1998-04-28 狭山精密工業株式会社 パチンコ玉揚送装置に於ける集塵装置

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JPS63184086U (ja) 1988-11-28

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