JPH04368404A - ガス絶縁受電設備 - Google Patents

ガス絶縁受電設備

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JPH04368404A
JPH04368404A JP3144888A JP14488891A JPH04368404A JP H04368404 A JPH04368404 A JP H04368404A JP 3144888 A JP3144888 A JP 3144888A JP 14488891 A JP14488891 A JP 14488891A JP H04368404 A JPH04368404 A JP H04368404A
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Masaru Miyagawa
勝 宮川
Nobuo Masaki
信男 正木
Kosei Wakabayashi
孝生 若林
Ryoichi Kodama
児玉 良一
Tomio Go
郷 富夫
Masaki Ikuta
生田 正樹
Junichi Ikeda
順一 池田
Kazuhito Horikiri
和仁 堀切
Katsumi Goto
勝美 後藤
Yasufumi Nagata
永田 恭文
Kiyoshi Kawamata
川又 清
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二つの系統から受電す
るガス絶縁受電設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のガス絶縁受電設備の受電系統図を
図11に示す。図11において、常用・予備2CB受電
−二次バンク一次断路器の特別高圧受電設備は、ケーブ
ルヘッド50の負荷側に、電圧検出器51を介して接地
装置付の断路器52と接地断路器53がそれぞれ接続さ
れ、このうち、断路器52の負荷側には、変流器54、
真空遮断器55と接地装置付の断路器56が直列にそれ
ぞれ接続され、断路器56の負荷側は互いに接続され、
これらの機器は、後述する受電盤に収納されている。
【0003】次に、各断路器56の負荷側には、PCT
7を介して、2個の接地装置付断路器58と断路器60
が並列に接続され、このうち、各断路器58の負荷側に
は、変流器59を介して乾式の降圧用の変圧器62がそ
れぞれ接続され、断路器60の負荷側には、避雷器61
が接続されている。
【0004】図12は、図11の機器をガス絶縁受電設
備の箱体に収納した状態を示す単線結線配置図である。 図12において、列盤に構成されたガス絶縁受電設備の
中央のPCT盤72には、下部にPCT7と断路器60
と避雷器61が収納され、これらの上部には、断路器5
8が左右に収納されている。このPCT盤72の左右に
は、受電盤71がそれぞれ隣設され、この受電盤71に
は、ケーブルヘッド50,電圧検出器51,断路器52
,接地断路器53,変流器54,真空遮断器55と断路
器56がそれぞれ収納されて接続され、断路器56の負
荷側とPCT7は、各箱体の上部に配設されたケーブル
で詳細後述するように接続されている。また、各受電盤
71の外側には、変圧器盤73が隣設され、この変圧器
盤71の内部に収納された変圧器62の一次側は、変圧
器盤73,受電盤73とPCT盤72の上部に配設され
たケーブルで上述のPCT盤72の断路器の負荷側に詳
細後述するように接続されている。
【0005】次に、図13は、図11,図12で示した
ガス絶縁受電設備の箱体の配置図を示し、(a)は、平
面図、(b)は正面図である。図13において、中央の
PCT盤72の前後面には、後述する両開き扉が設けら
れ、このPCT盤72の左右の受電盤71には、前後面
に片開き扉が設けられ、両端の変圧器盤73には、前面
左側に両開き扉に右側に片開き扉が設けられ、後面中央
に片開き扉がそれぞれ設けられている。これらの各箱体
の上部には、ダクト74A,74B,74Cがそれぞれ
設けられ、このうち、ダクト74Cの上部には、排気口
が設けられている。これらのダクトのうち中央左右のダ
クト74Aと中央のダクト74Bの内部には、高圧架橋
ポリエチレンケーブル(以下、ケーブルという)80A
が前方からR,S,Tの順に、ダクト74Bと左右端の
ダクト74Cの内部には、ケーブル80Bが前方からR
,S,Tの順にそれぞれ配設されている。
【0006】図14は、受電盤71の右側面図を示す。 図14において、受電盤71の箱体は、中央部に設けら
れた気密構造の主回路箱71aと、この主回路箱71a
の前側の低圧箱71cと、後部のケーブル箱71bで構
成され、このうち、低圧箱71cの前面には、正面扉8
3Aが、ケーブル箱71bの背面には、背面扉83Bが
取り付けられている。また、ケーブル箱71bの上端に
は、小さい気密室71dが設けられ、主回路箱71aは
上,中,下段とガス区分され、主回路箱71aと気密室
71dには、六ふっ化硫黄ガス(以下、SF6ガスとい
う)が封入されている。
【0007】主回路箱71aの前壁には、上部に接地装
置付の断路器56の電動操作部がブレードを主回路箱7
1aの上部に突き出して気密に取り付けられ、この断路
器56の下方には、真空遮断器55の操作部がバルブ側
を主回路箱71aに突き出して気密に取り付けられてい
る。真空遮断器55の下部には、接地装置付の断路器5
2がブレードを主回路箱71aの下部に突き出して同じ
く気密に取り付けられ、上下の断路器56,52と真空
遮断器55の上部に設けられた駆動部との間には、一点
鎖線で示す詳細省略した駆動ロッドが箱体の左右端に配
設されている。
【0008】一方、主回路箱71aの天井板には、詳細
省略したT型ブッシング4Aが貫設され、このT形ブッ
シング4Aの下端は、導体84Aで断路器56の上極に
接続され、この断路器56の下極は、その下方の横の隔
壁に貫設されたスペーサ86Bの上部端子に接続され、
このスペーサ86Bの下部端子は、真空遮断器55の上
極に導体で接続されている。
【0009】この真空遮断器55の下極は、主回路箱7
1aの後壁中央に前後に貫設された変流器87の上部端
子に接続され、この変流器87の下部端子は、その下方
の横の隔壁に貫設されたスペーサ86Aの上部端子に接
続され、このスペーサ86Aの下部端子は、断路器52
の上極に接続されている。この断路器52の下極は、が
いし85で支持された導体84Bを介して主回路箱71
aの後壁下部に貫設されたT型ブッシング4Aの前端に
接続されている。
【0010】また、気密室71dの前壁には、T形ブッ
シング4Aが貫設され、気密室71dの後壁には、耐電
圧試験用の課電端子51aが取り付けられ、この課電端
子51aの下方には、I形ケーブルヘッド50が縦に気
密に貫設され、このI形ケーブルヘッド50と前面壁の
T形ブッシング4Aとの間には、電圧検出器51が取り
付けられている。これらの電圧検出器51,課電端子5
1aとI形ケーブルヘッド50の上端及びT形ブッシン
グ4Aの後端は、導体で接続され、上下のT形ブッシン
グ4Aは、ケーブル82で接続されている。
【0011】図15は、PCT盤72の右側面図を示す
。図15において、箱体91の前面には、前述した観音
開きの扉92Aが取り付けられ、箱体91の後面にも同
じく観音開きの扉92Bが取り付けられ、天井部の下面
には、気密室91bが設けられてて、その下方のPCT
室91aと区画され、天井部の上面には、中央にダクト
74B1が、後部にダクト74B2が載置されている。
【0012】このうち、ダクト74B1,74B2には
、T形ブッシング4A,4Bが気密室91bの天井板に
気密に貫設され、このT形ブッシング4Aと図14で示
した受電盤71のダクト74Aの内部のT形ブッシング
4Aとの間は、図13で示すようにケーブル80Aで接
続されている。気密室91bの下面には、前部にブッシ
ング22が縦に気密に貫設され、この後方には、断路器
58が操作部をPCT室91aに突き出して貫設され、
気密室91bの後壁には、変流器59が端子側とブレー
ドを前方にして収納されている。このうち、ダクト74
B1のT形ブッシング4Aの下部端子とブッシング22
の上部端子は、導体93Aで接続され、ブッシング22
の上部端子と断路器58の上極は、がいし85で中間を
支えられた導体93Bで接続され、断路器58の下極は
、変流器59を介して、ダクト74B2の内部のT形ブ
ッシング4Aと同じT形ブッシング4Bの下部端子に接
続され、このT形ブッシング4Bの上部端子は、図13
で示すようにケーブル80Bで変圧器盤73のダクト7
4C内の図示しないT形ブッシングの上部端子に接続さ
れた後、変圧器62の図示しない一次側端子に接続され
ている。さて、このように構成されたガス絶縁受電設備
においては、各前面扉と背面扉を開いて、前面と後面の
両側から保守できるようになっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
構成されたガス絶縁受電設備においては、ダクト内のケ
ーブルの配置が前後2箇所となっているため、箱体の奥
行寸法が増え、各箱体の配列順序が制約される。更に、
受電盤71の真空遮断器55,断路器52,56の取り
付けられる壁面の前側には、継電器や制御用品を取り付
けるための図14で示す制御用品の取付空間88A,8
8Bが必要であるが、上述のように、真空遮断器55と
断路器52,56の操作機構部の突き出し寸法が異なる
ため、制御用品の取付空間88A,88Bが正面扉83
Aの上部と下部に分れ、制御用品取付のための設計を行
うときには、その都度配置を決めて図面を書かなくては
ならないので、設計面においても、現場の組立作業にお
いても時間がかかる。
【0014】また、真空遮断器55と断路器52,56
の主回路部の奥行寸法が異なるため、箱体の奥行方向の
寸法は主回路部寸法の合計が長い部分で決まり、短い部
分は、絶縁距離が冗長となるだけでなく、例えば、PC
T盤72の気密室91bのように奥行寸法が長くなる。 更に、主回路部と他の箱体側部品との取合方法が異なる
ため、接続用の導体や支持部品の種類と数が増え、支持
部品の製作と組立作業に時間がかかる。
【0015】次に、真空遮断器55,断路器52,56
が収納された主回路箱71aとI形ケーブルヘッド50
が収納されたケーブル箱71bが個別のガス室となって
いるため、これを接続するためのT形ブッシング4A,
4B、垂直ゲーブル母線82が要り、これを取り付ける
部分のガスシール部も増え、それだけ、ガス漏れのおそ
れが高くなる。また、これらのT形ブッシング4A,4
Bを取り付けるための奥行寸法が増えるとともに、組立
作業時間が長くなる。
【0016】更に、I形ケーブルヘッド50に課電端子
がないので、課電ブッシング51aが各相に1個必要で
あり、これを取り付けるために時間がかかり、ガスシー
ル部があるので、それだけ信頼性が低下し、部品点数が
増えるので不経済となる。
【0017】そこで、本発明の目的は、設置床面積を減
らすことができ、製造容易で、多様な仕様に容易に対応
することができ、ガスシールの信頼性を上げることので
きるガス絶縁受電設備を得ることである。
【0018】
【課題を解決するための手段及び作用】第1の発明は、
第1の系統に接続された第1の受電盤と第2の系統に接
続された第2の受電盤の内側にPCT盤が隣設され、第
1,第2の受電盤の外側に変圧器盤が隣設され、第1,
第2の受電盤とPCT盤の上部に第1,第2の受電盤と
PCT盤を接続するケーブルが配設され、第1,第2の
受電盤とPCT盤,変圧器盤の上部にPCT盤と変圧器
盤を接続するケーブルが配設されたガス絶縁受電設備に
おいて、第1,第2の受電盤とPCT盤を接続するケー
ブルと、PCT盤と変圧器盤を接続するケーブルを交互
に配設することで、箱体の奥行を浅くして設置床面積を
減らし、製造容易で、ガスシールの信頼性を上げ、多様
な仕様に容易に対応できるガス絶縁受電設備である。
【0019】また、第2の発明は、第1の系統に接続さ
れた第1の受電盤と第2の系統に接続された第2の受電
盤の内側にPCT盤が隣設され、第1,第2の受電盤の
外側に変圧器盤が隣設され、受電盤の内部の中間部に真
空遮断器が取り付けられ、この真空遮断器の上下に断路
器が取り付けられたガス絶縁受電設備において、真空遮
断器と断路器の駆動部の奥行寸法を同一とし、真空遮断
器と断路器の主回路部の奥行寸法を同一とすることで、
箱体の奥行を浅くして設置床面積を減らし、製造容易で
、ガスシールの信頼性を上げ、多様な仕様に容易に対応
できるガス絶縁受電設備である。
【0020】更に、第3の発明は、第1の系統に接続さ
れた第1の受電盤と第2の系統に接続された第2の受電
盤の内側にPCT盤が隣設され、第1,第2の受電盤の
外側に変圧器盤が隣設されガス絶縁受電設備において、
受電盤の主回路室とケーブル室を左右に隣設することで
、箱体の奥行を浅くして設置床面積を減らし、製造容易
で、ガスシールの信頼性を上げ、多様な仕様に容易に対
応できるガス絶縁受電設備である。
【0021】更に、第4の発明は、第1の系統から受電
する第1の受電盤と、第2の系統から受電する第2の受
電盤と、第1,第2の受電盤に接続されたPCT盤と変
圧器盤の上部に、第1,第2の受電盤とPCT盤を接続
する第1のケーブルと、PCT盤と変圧器盤を接続する
第2のケーブルが配設されたガス絶縁受電設備において
、第1,第2の受電盤を隣設し、この受電盤の片側にP
CT盤を隣設し、このPCT盤の他側に変圧器盤を隣設
し、第1,第2のケーブルを交互に配設することで、箱
体の奥行を浅くして設置床面積を減らし、ガスシールの
信頼性を上げ、多様な仕様に容易に対応できるガス絶縁
受電設備である。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は、従来の図13に対応する本発明のガス
絶縁受電設備の配置図を示し、(a)は平面図、(b)
は正面図である。
【0023】図1において、中央のPCT盤2の上面中
央部には、このPCT盤2の左右に隣接された受電盤1
と詳細後述するように接続するケーブル12Aが接続さ
れたT形ブッシング4Aが、前方からR,S,Tの順に
後述するように取り付けられ、この3個の各R,S,T
相のT形ブッシング4Aの間には、左右にT形ブッシン
グ4Bが取り付けられ、このT形ブッシング4Bは右端
に配置された変圧器盤3の上面に設けられたT形ブッシ
ング4Bとケーブル12Bで接続されている。
【0024】図2は、受電盤1の右側面図を示す。図2
において、主回路箱11aの前壁11fには、上部に接
地装置付の断路器6Bが、中央に真空遮断器5が、下部
に接地装置付の断路器6Aがそれぞれ駆動部を低圧箱1
1cに突き出して前面から気密に取り付けられ、このう
ち、断路器6Aの下方には、更に避雷器9が気密に取り
付けられている。そして、このうち、断路器6A,6B
と真空遮断器5の駆動部の前壁11fへの取付面からの
突出高さは、後述するようにほぼ同一寸法に設計・製作
され、この結果、前面扉11dの背面の一点鎖線で示す
制御用品取付空間11hは、上下端に亘って同一奥行寸
法となっている。
【0025】主回路箱11aの上部には、断路器6Bと
真空遮断器5の後部間を仕切る略Z形の隔壁11jが主
回路箱11aの前壁11fと後壁11gの間に設けられ
、この隔壁11jの下部には、スペーサ17が縦に気密
に貫設されている。主回路箱11aの天井部には、図1
で示したT形ブッシング4Aが前後に3個同一取付ベー
スに取り付けられ、これらの各T形ブッシング4Aの後
方には、図1で示す3本のケーブル12Bがそれぞれ貫
通している。このうちT形ブッシング4Aの下部端子は
、がいし16で支持された導体15Aで断路器6Bの上
部端子に接続され、この断路器6Bの下部端子は、スペ
ーサ17の上部端子に接続され、このスペーサ17の下
部端子は真空遮断器5の上極に接続されている。
【0026】真空遮断器5の下極は、上下のがいし16
で支持された導体15Bで断路器6Aの上部端子に接続
され、断路器6Aの下部端子は、がいし16で支持され
た導体15Cでその下方の避雷器9と後壁11gの上部
に取り付けられたT形ケーブルヘッド10の前側の端子
に接続されている。このT形ケーブルヘッド10の下部
には、この受電盤1の設置床から立ち上ったケーブル1
3が接続され、このケーブル13が立ち上ったケーブル
室11bの中間部には、変流器8A,零相変流器8Bと
ケーブルサポート14がそれぞれ取り付けられている。
【0027】このように構成された受電盤1においては
、前面扉11dの背面に取り付けられる継電器,制御用
品などが受電設備の仕様で異なっても、扉11dの背面
に全面に形成された取付空間で、配置の制約がないので
、容易に対応することができる。また、ケーブル13は
、直接T形ケーブルヘッド10に接続されているので、
ケーブル室11bの奥行寸法を減らすことができ、箱体
の奥行きを減らすことができる。更に、ケーブル室11
bと主回路室11aとのガスシールは、T形ケーブルヘ
ッド10の取付部分だけでよいので、従来の図14で示
すガスシール部が図14において、上下のT形ブッシン
グ4Aと中間の変流器87と後端のI形ケーブルヘッド
50の合計4箇所必要であったのに対し、1箇所となり
、ガス漏れのおそれを減らすことができる。また、ガス
封入部も中央の主回路室11aだけになり、従来の気密
室71dはないので、箱体の製造も容易になる。
【0028】次に、図3は、PCT盤2の右側面図で、
従来の図15に対応する図である。図3においては、箱
体21の中央の主回路室21aの天井部には、中央部と
左右の前後方向にT形ブッシング4Bがそれぞれ貫設さ
れ、このうち、中央のT形ブッシング4Bの下端の端子
は、導体22Aで後部の隔壁21gに取り付けられた変
流器8の上部端子に接続され、この変流器8Cの下部端
子は、導体22Bで主回路室21aの前壁21fの上部
に取り付けられた接地装置付の断路器6Cの上部端子に
接続されている。
【0029】この断路器6Cの下部端子は、その下方の
仕切り21jの上部に取り付けられたがいし16に支え
られた導体22Cにそれぞれ接続され、この導体22C
は、この導体22Cの紙面直交方向の両端に下端が接続
され縦に配設された図示しない導体で、天井部の左右に
貫設された合計6個のT形ブッシング4Bの下部端子に
それぞれ接続されている。一方、付切り21jには、が
いし16の後方にブッシング22が貫設され、このブッ
シング22の上部端子は各導体22Cに接続され、ブッ
シング22の下部端子は、その下方のPCT7に接続さ
れ、天井部の前端には、避雷器10が貫設されている。
【0030】このように構成されたPCT盤2において
は、断路器6Cを前壁21fの上部に設け、天井面の中
央に前後に貫設され、受電盤1と接続するための各T形
ブッシング4Aの左右後部に変圧器盤3と接続するため
のT形ブッシング4Bを貫設することで、箱体21の奥
行寸法を減らすことができ、前述の受電盤1の奥行と同
一寸法まで減らすことができる。
【0031】次に、図4は、前述の真空遮断器5の拡大
詳細図を示し、(a)は正面図、(b)は右側面図、図
5は、同じく断路器6A,6Bの拡大詳細図で、(a)
は正面図、(b)は右側面図である。図4及び図5にお
いて、真空遮断器5の操作機構5aの奥行D1と幅W1
は、断路器6A,6Bの操作機構6aの奥行D3及び幅
W2とそれぞれほぼ同一である。同じく、真空遮断器5
の主回路部5bの奥行D2と断路器6A,6Bの主回路
部6bの寸法D4もそれぞれほぼ同一である。更に、真
空遮断器5の後端の導体接続用の接触子5cと断路器6
A,6Bの後部の接触子6cも全く同一の接触子を使っ
ている。
【0032】このように真空遮断器5と断路器5A,5
Bを構成することで、真空遮断器5の操作機構5aと断
路器6の操作機構6aの前面に前述したように図2で示
す扉11dまでの寸法を同一とした制御用品を取り付け
る取付空間11hを正面扉13の裏面の全面に亘って設
けることができる。同様に、主回路室11aに突き出た
高圧部の突き出し長さを同一とすることができ、主回路
室11aの内部の機器の占有効率を上げることができ、
接続導体の折り曲げ高さを同一にすることができ、形状
を簡素化でき共用化することができ、部品の製作や組立
が容易な受電盤となる。同様に、機器相互間及び対接地
間の絶縁距離を均一にすることができ、機器相互間の絶
縁協調をとることもできる。
【0033】ところで、このように構成されたガス絶縁
受電設備においては、図6で示すように、受電盤1の背
面扉11eを開いて、据付後の耐電圧試験を行うことが
できる。図6において、まず、T形ケーブルヘッド10
の後端の詳細省略した盲栓を取り外し、代りに課電ケー
ブル19を接続し、箱体11、固定されたケーブル支え
18で課電ケーブル19を支持する。課電ケーブル19
の他端は、気中終端部19aとして処理されており、所
定の耐電圧値を満足できるようになっている。これを架
台20に固定し、図示しない別置の電圧印加試験装置と
接続して、現地での耐電圧試験を行う。T型ケーブルヘ
ッド10の課電用ケーブル19との接続部は、T形ブッ
シング4Aなどと同一の取り合い構造になっているので
、主回路ケーブルの分岐(例えば、設備増設時の接続部
)としても利用することができる。
【0034】このように、本発明のガス絶縁受電設備は
、受電盤1とPCT盤2の収納機器の合理的配置により
、二組の三相の箱体間接続ケーブル母線を各相交互に配
置することができ、箱体の奥行寸法を減らすことができ
る。
【0035】一方、このように構成された前後面保守形
のガス絶縁受電設備においては、設置されるビルなどの
条件によって、受電盤の一部を図7,図8及び図9のよ
うに変えて、背面をビルの壁面に隣接させる第3の発明
の前面保守形のガス絶縁受電設備とすることもできる。 すなわち、図7は、前面保守形の受電盤41の右側面図
で、図2に対応する図、図8は図7のA−A断面図、図
9は図8のB−B断面図である。
【0036】図7,図8及び図9において、図2に示す
前後面保守形の受電盤1の箱体11と外形が同一の箱体
42Aは、この箱体42Aの後半を形成する主回路箱4
2aと、この主回路箱42aの前面に連結され、図1の
低圧箱11cと同一の低圧箱42cで構成され、これら
の主回路箱42a,低圧箱42cの左側面には、図8及
び図9で示すように、ほぼ箱体42Aと外形が等しいケ
ーブル箱42Bが連結され、このケーブル箱42Bの中
間部には、このケーブル箱42Bを前後に仕切る仕切り
42f2 が設けられている。
【0037】このうち、主回路箱42aの上部には、断
路器6Bと真空遮断器5の間を横に仕切る隔壁42jが
設けられ、この隔壁42jには、図2と同様にスペーサ
17が貫設され、主回路箱42aの下部とは、上下に配
設されたがいし16の前面に横母線45Aが配設され、
各横母線45Aは、その前方の断路器6Aの下部端子と
その下方の避雷器9に接続され、他は図2と同様である
【0038】一方、ケーブル箱42Bの中間部の仕切り
42f2 の上端には、T形ケーブルヘッド10が図8
で示すように横に配設され、このT形ケーブルヘッド1
0の下部には、床面から立ち上ったケーブル13が接続
され、このケーブル13の上部は、変流器8Aを貫通し
、ケーブル13の下部は零相変流器8Bを貫通している
。 また、T形ケーブルヘッド10の後部端子には、がいし
16に支えられた導体45Bの上端が接続され、この導
体45Bの他端は、下部後方の上述の横母線45Aに接
続されている。
【0039】次に、図10は、第4の発明のガス絶縁受
電設備の配置図を示し、列盤構成を、左から受電盤1,
PCT盤2,2,変圧器盤3,3と設置して、受電盤1
とPCT盤2をT形ブッシング4Aとケーブル12Aで
接続し、PCT盤2と変圧器盤3をT形ブッシング4B
とケーブル12Bで接続して、仕様の異なる絶縁ガス受
電設備に対応したものである。
【0040】
【発明の効果】以上、第1の発明によれば、第1,第2
の受電盤の外側に変圧器盤が隣設され、第1,第2の受
電盤とPCT盤の上部に第1,第2の受電盤とPCT盤
を接続するケーブルが配設され、第1,第2の受電盤と
PCT盤,変圧器盤の上部にPCT盤と変圧器盤を接続
するケーブルが配設されたガス絶縁受電設備において、
第1,第2の受電盤とPCT盤を接続するケーブルとP
CT盤と変圧器盤を接続するケーブルを、交互に配設し
たので、設置床面積を減らし、製造容易で、ガスシール
の信頼性を上げ、多様な仕様に容易に対応することので
きるガス絶縁受電設備を得ることができる。
【0041】また、第2の発明によれば、第1の系統に
接続された第1の受電盤と第2の系統に接続された第2
の受電盤の内側にPCT盤が隣設され、内部の中間部に
真空遮断器が取り付けられ、この真空遮断器の上下に断
路器が取り付けられたガス絶縁受電設備において、真空
遮断器と断路器の駆動部の奥行寸法を同一とし、真空遮
断器と断路器の主回路部の奥行寸法を同一としたので、
設置床面積を減らし、製造容易で、ガスシールの信頼性
を上げ、多様な仕様に容易に対応できるガス絶縁受電設
備を得ることができる。
【0042】更に、第3の発明によれば、第1の系統に
接続された第1の受電盤と第2の系統に接続された第2
の受電盤の内側にPCT盤が隣設され、第1,第2の受
電盤の外側に変圧器盤が隣設されたガス絶縁受電設備に
おいて、受電盤の主回路室とケーブル室を左右に隣設し
たので、設置床面積を減らし、製造容易で、ガスシール
の信頼性を上げ、多様な仕様に容易に対応することので
きるガス絶縁開閉装置を得ることができる。
【0043】更に、第4の発明によれば、第1の系統か
ら受電する第1の受電盤と、第2の系統から受電する第
2の受電盤と、第1,第2の受電盤に接続されたPCT
盤と変圧器盤の上部に、第1,第2の受電盤とPCT盤
を接続する第1のケーブルと、PCT盤と変圧器盤を接
続する第2のケーブルが配設されたガス絶縁受電設備に
おいて、第1,第2の受電盤を隣設し、この受電盤の片
側にPCT盤を隣設し、このPCT盤の他側に変圧器盤
を隣設し、第1,第2のケーブルを交互に配設したので
、設置床面積を減らし、製造容易で、ガスシールの信頼
性を上げ、多様な仕様に容易に対応することのできるガ
ス絶縁受電設備を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1,第2の発明のガス絶縁受電設備の一実施
例を示す配置図で、(a)は平面図、(b)は正面図。
【図2】第1,第2及び第4の発明のガス絶縁受電設備
を構成する受電盤を示す右側面図。
【図3】第1,第2,第3及び第4の発明のガス絶縁受
電設備を構成するPCT盤を示す右側面図。
【図4】第1,第2,第3及び第4の発明のガス絶縁受
電設備を構成する受電盤に収納された真空遮断器の外形
図で、(a)は正面図、(b)は右側面図。
【図5】第1,第2,第3及び第4の発明のガス絶縁受
電設備を構する受電盤に収納された断路器の外形図で、
(a)は正面図、(b)は右側面図。
【図6】第1,第2及び第4の発明のガス絶縁受電設備
の作用を示す右側面図。
【図7】第3の発明のガス絶縁受電設備の一実施例の受
電盤を示す右側面図。
【図8】図7のA−A断面図。
【図9】図8のB−B断面図。
【図10】第4の発明のガス絶縁受電設備の他の実施例
を示す配置図。
【図11】従来のガス絶縁受電設備の受電系統を示す単
線結線図。
【図12】従来のガス絶縁受電設備の単線結線配置図。
【図13】従来のガス絶縁受電設備の配置図で、(a)
は平面図、(b)は正面図。
【図14】従来のガス絶縁受電設備を構成する受電盤の
右側面図。
【図15】従来のガス絶縁受電設備を構成するPCT盤
の右側面図。
【符号の説明】
1…受電盤、2…PCT盤、3…変圧器盤、4A,4B
…T形ブッシング、5…真空遮断器、6A,6B,6C
…断路器、7…PCT、8A,8C,52,56,59
…変流器、8B…零相変流器、9…避雷器、10…T形
ケーブルヘッド、11,21,41A,42A,42B
…箱体、12A,12B,13…ケーブル。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  第1の系統に接続された第1の受電盤
    と第2の系統に接続された第2の受電盤の内側にPCT
    盤が隣設され、前記第1,第2の受電盤の外側に変圧器
    盤が隣設され、前記第1,第2の受電盤と前記PCT盤
    の上部に前記第1,第2の受電盤と前記PCT盤を接続
    するケーブルが配設され、前記第1,第2の受電盤と前
    記PCT盤,変圧器盤の上部に前記PCT盤と前記変圧
    器盤を接続するケーブルが配設されたガス絶縁受電設備
    において、前記第1,第2の受電盤と前記PCT盤を接
    続するケーブルと、前記PCT盤と前記変圧器盤を接続
    するケーブルを、交互に配設したことを特徴とするガス
    絶縁受電設備。
  2. 【請求項2】  第1の系統に接続された第1の受電盤
    と第2の系統に接続された第2の受電盤の内側にPCT
    盤が隣設され、前記第1,第2の受電盤の外側に変圧器
    盤が隣設され、前記受電盤の内部の中間部に真空遮断器
    が取り付けられ、この真空遮断器の上下に断路器が取り
    付けられたガス絶縁受電設備において、前記真空遮断器
    と前記断路器の駆動部の奥行寸法を同一とし、前記真空
    遮断器と前記断路器の主回路部の奥行寸法を同一とした
    ことを特徴とするガス絶縁受電設備。
  3. 【請求項3】  第1の系統に接続された第1の受電盤
    と第2の系統に接続された第2の受電盤の内側にPCT
    盤が隣設され、前記第1,第2の受電盤の外側に変圧器
    盤が隣設されたガス絶縁受電設備において、前記受電盤
    の主回路室とケーブル室を左右に隣設したことを特徴と
    するガス絶縁受電設備。
  4. 【請求項4】  第1の系統から受電する第1の受電盤
    と、第2の系統から受電する第2の受電盤と、前記第1
    ,第2の受電盤に接続されたPCT盤と変圧器盤の上部
    に、前記第1,第2の受電盤と前記PCT盤を接続する
    第1のケーブルと、前記PCT盤と前記変圧器盤を接続
    する第2のケーブルが配設されたガス絶縁受電設備にお
    いて、前記第1,第2の受電盤を隣設し、この受電盤の
    片側に前記PCT盤を隣設し、このPCT盤の他側に前
    記変圧器盤を隣設し、前記第1,第2のケーブルを交互
    に配設したことを特徴とするガス絶縁受電設備。
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WO2013021678A1 (ja) * 2011-08-05 2013-02-14 三菱電機株式会社 ガス絶縁開閉装置

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