JPH04367376A - 多電極溶接方法 - Google Patents
多電極溶接方法Info
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- JPH04367376A JPH04367376A JP13121691A JP13121691A JPH04367376A JP H04367376 A JPH04367376 A JP H04367376A JP 13121691 A JP13121691 A JP 13121691A JP 13121691 A JP13121691 A JP 13121691A JP H04367376 A JPH04367376 A JP H04367376A
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- Arc Welding In General (AREA)
- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同一継手内において溶
接金属の化学的成分の含有量を制御することができる多
電極溶接方法に関する。
接金属の化学的成分の含有量を制御することができる多
電極溶接方法に関する。
【0002】
【従来の技術】同一の溶接継手内において溶接金属の化
学的成分の含有量を変える必要がある場合がある。例え
ば、図4に示すレールの突合せ継手の場合、頭頂部R,
頭部H,腹部W,底部Fの各部位において該継手内の炭
素量を変える溶接が実施されている。炭素量の設定条件
の一例を示すと表1のとおりである。
学的成分の含有量を変える必要がある場合がある。例え
ば、図4に示すレールの突合せ継手の場合、頭頂部R,
頭部H,腹部W,底部Fの各部位において該継手内の炭
素量を変える溶接が実施されている。炭素量の設定条件
の一例を示すと表1のとおりである。
【表1】
上記のように炭素量を変える理由は、レールの溶接にお
いては、強度的な面から底部と頭部の炭素量が高いこと
が望まれ、腹部においては溶接作業性や耐凝固割れ性の
観点から炭素量の低いことが望まれるからである。また
、頭頂部においては母材と同等程度の耐摩耗性を確保す
る必要があるため、母材並の炭素量が望まれるからであ
る。
いては、強度的な面から底部と頭部の炭素量が高いこと
が望まれ、腹部においては溶接作業性や耐凝固割れ性の
観点から炭素量の低いことが望まれるからである。また
、頭頂部においては母材と同等程度の耐摩耗性を確保す
る必要があるため、母材並の炭素量が望まれるからであ
る。
【0003】このように同一継手内で溶接金属の化学的
組成を変化させる従来技術としては、次のものがある。 1.溶接ワイヤを取り替える。 2.電極ワイヤとは別にフィラーワイヤを用いて、フィ
ラーワイヤの送給量を変化させる。
組成を変化させる従来技術としては、次のものがある。 1.溶接ワイヤを取り替える。 2.電極ワイヤとは別にフィラーワイヤを用いて、フィ
ラーワイヤの送給量を変化させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
1の方法では溶接ワイヤを取り替えるのに時間がかかり
、連続溶接は行えない。また、必要に応じて多数の溶接
ワイヤを用意しなければならずコスト高になる。さらに
、連続的に化学的組成を変化させることは不可能に近い
などの問題がある。次に、上記2の方法ではフィラーワ
イヤの送給量を変えることによって化学的組成を連続的
に変化させることは可能であるが、フィラーワイヤはア
ークを発生させないので、その溶融量には限界があり、
最大でも電極ワイヤの溶融量と同等程度である。また、
フィラーワイヤの送給量を多くすると母材の溶融量が減
るので、溶込み不足等の溶接欠陥を発生させる危険性が
あるほか、母材の溶融量も変化するのでフィラーワイヤ
の溶融量と電極ワイヤの溶融量だけを変数として、溶接
金属の化学的組成を決定することはできなくなる。 さらに、フィラーワイヤの送給量により溶融量が変化す
るので、ビード形状が不揃いになり、溶接欠陥を発生し
やすくなるなどの問題がある。
1の方法では溶接ワイヤを取り替えるのに時間がかかり
、連続溶接は行えない。また、必要に応じて多数の溶接
ワイヤを用意しなければならずコスト高になる。さらに
、連続的に化学的組成を変化させることは不可能に近い
などの問題がある。次に、上記2の方法ではフィラーワ
イヤの送給量を変えることによって化学的組成を連続的
に変化させることは可能であるが、フィラーワイヤはア
ークを発生させないので、その溶融量には限界があり、
最大でも電極ワイヤの溶融量と同等程度である。また、
フィラーワイヤの送給量を多くすると母材の溶融量が減
るので、溶込み不足等の溶接欠陥を発生させる危険性が
あるほか、母材の溶融量も変化するのでフィラーワイヤ
の溶融量と電極ワイヤの溶融量だけを変数として、溶接
金属の化学的組成を決定することはできなくなる。 さらに、フィラーワイヤの送給量により溶融量が変化す
るので、ビード形状が不揃いになり、溶接欠陥を発生し
やすくなるなどの問題がある。
【0005】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたもので、2種以上の異種の溶接ワイヤを用
いて同一継手内において溶接金属の化学的組成を連続的
に変化させることのできる多電極溶接方法を提供するこ
とを目的とする。
めになされたもので、2種以上の異種の溶接ワイヤを用
いて同一継手内において溶接金属の化学的組成を連続的
に変化させることのできる多電極溶接方法を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る多電極溶接方法は、化学的組成の異な
る複数の溶接ワイヤを用いて1つの溶融池を形成し溶接
する場合において、その継手内において溶接部位に応じ
各溶接ワイヤの送給比率を変化させることにより、溶接
金属の化学的組成を制御することを特徴とするものであ
る。また、溶接法として回転アーク溶接法を用いる。
め、本発明に係る多電極溶接方法は、化学的組成の異な
る複数の溶接ワイヤを用いて1つの溶融池を形成し溶接
する場合において、その継手内において溶接部位に応じ
各溶接ワイヤの送給比率を変化させることにより、溶接
金属の化学的組成を制御することを特徴とするものであ
る。また、溶接法として回転アーク溶接法を用いる。
【0007】
【作用】図1,図2を用いて本発明の作用を説明する。
図1は本発明の多電極溶接方法の概要図で、溶接ワイヤ
1,2はそれぞれ給電チップ3,4内を通って送給され
るようになっており、これらの給電チップ3,4を同一
の溶接電源5のプラス側に、母材6を溶接電源5のマイ
ナス側にそれぞれ接続して各溶接ワイヤ1,2の先端か
らアーク7,8を発生させ、1つの溶融池9を形成しな
がら溶接する場合を示している。図中、10は溶接ビー
ドである。なお、同図は回転アークの場合で示してある
が、必ずしもアークは回転させる必要はない。図2は溶
接金属の断面を一般化して示したもので、溶接ワイヤの
溶融による溶着金属断面積Aと、母材の溶融による母材
溶融断面積Bとからなる。そこでいま、溶接金属中の1
つの化学的成分(例えば炭素)に注目する。以下、該化
学的成分をM,その含有量をM量と記述する。母材のM
量をMB (%),溶着金属のM量をMA (%)とす
ると、図2より溶接金属のM量MW (%)は次式で表
される。 MW =(A×MA +B×MB )/(
A+B) …
■ここで、溶接ワイヤ1のM量をM1 (%)溶接ワイ
ヤ2のM量をM2 (%) 溶接ワイヤ1の溶着効率をk1 溶接ワイヤ2の溶着効率をk2 溶接ワイヤ1の単位時間当りの溶融量をvf1溶接ワイ
ヤ2の単位時間当りの溶融量をvf2とすると、 MA =(k1 ・vf1・M1 +k2 ・vf2・
M2 )/(k1 ・vf1+k2 ・vf2)
…■となる。上記■,■式
を用いて、所定のMW が得られるvf1とvf2の比
率(送給比率)を求め、溶接ワイヤ1と溶接ワイヤ2が
その送給比率となるように溶接するのである。当然、希
望するMW が変化すれば溶接ワイヤ1と溶接ワイヤ2
の送給比率も変化する。したがって、同一継手内におい
て溶接部位に応じて溶接金属の化学的組成を連続的に変
化させることが可能となる。
1,2はそれぞれ給電チップ3,4内を通って送給され
るようになっており、これらの給電チップ3,4を同一
の溶接電源5のプラス側に、母材6を溶接電源5のマイ
ナス側にそれぞれ接続して各溶接ワイヤ1,2の先端か
らアーク7,8を発生させ、1つの溶融池9を形成しな
がら溶接する場合を示している。図中、10は溶接ビー
ドである。なお、同図は回転アークの場合で示してある
が、必ずしもアークは回転させる必要はない。図2は溶
接金属の断面を一般化して示したもので、溶接ワイヤの
溶融による溶着金属断面積Aと、母材の溶融による母材
溶融断面積Bとからなる。そこでいま、溶接金属中の1
つの化学的成分(例えば炭素)に注目する。以下、該化
学的成分をM,その含有量をM量と記述する。母材のM
量をMB (%),溶着金属のM量をMA (%)とす
ると、図2より溶接金属のM量MW (%)は次式で表
される。 MW =(A×MA +B×MB )/(
A+B) …
■ここで、溶接ワイヤ1のM量をM1 (%)溶接ワイ
ヤ2のM量をM2 (%) 溶接ワイヤ1の溶着効率をk1 溶接ワイヤ2の溶着効率をk2 溶接ワイヤ1の単位時間当りの溶融量をvf1溶接ワイ
ヤ2の単位時間当りの溶融量をvf2とすると、 MA =(k1 ・vf1・M1 +k2 ・vf2・
M2 )/(k1 ・vf1+k2 ・vf2)
…■となる。上記■,■式
を用いて、所定のMW が得られるvf1とvf2の比
率(送給比率)を求め、溶接ワイヤ1と溶接ワイヤ2が
その送給比率となるように溶接するのである。当然、希
望するMW が変化すれば溶接ワイヤ1と溶接ワイヤ2
の送給比率も変化する。したがって、同一継手内におい
て溶接部位に応じて溶接金属の化学的組成を連続的に変
化させることが可能となる。
【0008】
【実施例】この多電極溶接方法をレールの継手に実施し
た結果を以下に示す。実施例では、溶接電流、アーク電
圧、溶接速度等の溶接条件を一定とするために
vf1+vf2=S(一定)
…■という条件下において本法を実施した。これ
により母材溶融断面積Bは常に一定となるので、あらか
じめ同一溶接条件の予備試験にて母材溶融断面積Bを求
めておけばよい。また、溶着金属断面積Aは次式で与え
られるので、vf1+vf2=一定のもとでは溶着金属
断面積Aもほぼ一定となり、ビード形状が均一となる。 近似的にk1 =k2 =1であるから溶接速度をvと
すると A=(k1 ・vf1+k2 ・vf2
)/v=(vf1+vf2)/v=S/v…■いま、k
1 =k2 =1とすると■〜■式より vf1={
S(MW −M2 )+v・B(MW −MB )}/
(M1 −M2 )…■ vf2=S−vf1
…■が
得られる。そこで、レールの各部位における炭素量を前
記の表1のとおりに設定し、母材レールの炭素含有量M
W =0.8%,溶接ワイヤ1の炭素含有量M1 =0
.1%(ソリッドワイヤを使用),溶接ワイヤ2の炭素
含有量M2 =0.8%(メタルコアードワイヤを使用
)とした。また、vf1+vf2=S=12.5(cm
3 /分),溶接速度v=25(cm/分)と決めた。 ゆえに、溶着金属断面積A=0.5cm2 である。ま
た、予備試験の結果、レールの各部位の母材溶融断面積
Bは以下のとおりであった。 頭頂部:0.333cm2 頭部 :0.125cm2 腹部 :0.214cm2 底部 :0.125cm2 ゆえに、■,■式よりレール各部位でのvf1,vf2
を計算すると表2のようになる。
た結果を以下に示す。実施例では、溶接電流、アーク電
圧、溶接速度等の溶接条件を一定とするために
vf1+vf2=S(一定)
…■という条件下において本法を実施した。これ
により母材溶融断面積Bは常に一定となるので、あらか
じめ同一溶接条件の予備試験にて母材溶融断面積Bを求
めておけばよい。また、溶着金属断面積Aは次式で与え
られるので、vf1+vf2=一定のもとでは溶着金属
断面積Aもほぼ一定となり、ビード形状が均一となる。 近似的にk1 =k2 =1であるから溶接速度をvと
すると A=(k1 ・vf1+k2 ・vf2
)/v=(vf1+vf2)/v=S/v…■いま、k
1 =k2 =1とすると■〜■式より vf1={
S(MW −M2 )+v・B(MW −MB )}/
(M1 −M2 )…■ vf2=S−vf1
…■が
得られる。そこで、レールの各部位における炭素量を前
記の表1のとおりに設定し、母材レールの炭素含有量M
W =0.8%,溶接ワイヤ1の炭素含有量M1 =0
.1%(ソリッドワイヤを使用),溶接ワイヤ2の炭素
含有量M2 =0.8%(メタルコアードワイヤを使用
)とした。また、vf1+vf2=S=12.5(cm
3 /分),溶接速度v=25(cm/分)と決めた。 ゆえに、溶着金属断面積A=0.5cm2 である。ま
た、予備試験の結果、レールの各部位の母材溶融断面積
Bは以下のとおりであった。 頭頂部:0.333cm2 頭部 :0.125cm2 腹部 :0.214cm2 底部 :0.125cm2 ゆえに、■,■式よりレール各部位でのvf1,vf2
を計算すると表2のようになる。
【0009】
【表2】
つまり、表2に示すvf1,vf2が得られるように溶
接ワイヤ1,2の送給速度を決定し、溶接を行った。表
2には溶接後の溶接金属炭素量を分析した結果を併せて
示してある。ほぼ設定値(表1)と等しく、満足できる
成分となっていることがわかる。また、継手性能試験の
結果、十分な継手強度も得られ、頭頂部においては後熱
処理を行うことによって母材と同等の耐摩耗性を有して
いることを確認している。
接ワイヤ1,2の送給速度を決定し、溶接を行った。表
2には溶接後の溶接金属炭素量を分析した結果を併せて
示してある。ほぼ設定値(表1)と等しく、満足できる
成分となっていることがわかる。また、継手性能試験の
結果、十分な継手強度も得られ、頭頂部においては後熱
処理を行うことによって母材と同等の耐摩耗性を有して
いることを確認している。
【0010】なお、溶接トーチには図3に示すような回
転アーク溶接トーチを使用した。図において、1,2は
溶接ワイヤ、11は電極ノズルで、2本の溶接ワイヤ1
,2が軸芯に対し偏心した位置をそれぞれ通る。3,4
は電極ノズル11の先端に取り付けた給電チップである
。12,13はそれぞれ絶縁製ブシュ及び自動調心ベア
リングで、電極ノズル11の上端部における支点14を
構成する。15,16は電極ノズル11の中間部を支持
する絶縁製ブシュ及び自動調心ベアリングで、ギヤ17
を設けた回転円盤18の偏心位置に取り付けられる。 回転円盤18はギヤ17に回転モータ19の駆動ギヤ2
0を噛み合わせて回転させる。21は電極ノズル11及
び回転円盤18を回転自在に支持するハウジングであり
、下部にはシールドガスノズル22が取り付けられてい
る。したがって、この電極ノズル11は上部を支点とし
て、中間部が回転円盤18により回転中心軸23の周り
に円運動するという歳差運動をする。これによって各溶
接ワイヤ1,2の先端から発生するアークがそれぞれ同
一溶融池内で回転する。
転アーク溶接トーチを使用した。図において、1,2は
溶接ワイヤ、11は電極ノズルで、2本の溶接ワイヤ1
,2が軸芯に対し偏心した位置をそれぞれ通る。3,4
は電極ノズル11の先端に取り付けた給電チップである
。12,13はそれぞれ絶縁製ブシュ及び自動調心ベア
リングで、電極ノズル11の上端部における支点14を
構成する。15,16は電極ノズル11の中間部を支持
する絶縁製ブシュ及び自動調心ベアリングで、ギヤ17
を設けた回転円盤18の偏心位置に取り付けられる。 回転円盤18はギヤ17に回転モータ19の駆動ギヤ2
0を噛み合わせて回転させる。21は電極ノズル11及
び回転円盤18を回転自在に支持するハウジングであり
、下部にはシールドガスノズル22が取り付けられてい
る。したがって、この電極ノズル11は上部を支点とし
て、中間部が回転円盤18により回転中心軸23の周り
に円運動するという歳差運動をする。これによって各溶
接ワイヤ1,2の先端から発生するアークがそれぞれ同
一溶融池内で回転する。
【0011】上記実施例はレール継手の場合であるが、
クラッド材や異材継手などの同一継手内において溶接金
属の化学組成を変化させる必要のある溶接継手にも同様
に本溶接方法を適用できるものである。
クラッド材や異材継手などの同一継手内において溶接金
属の化学組成を変化させる必要のある溶接継手にも同様
に本溶接方法を適用できるものである。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数の異
種溶接ワイヤの送給比率を変化させるだけで、同一継手
内において溶接金属の化学的組成を連続的に変化させる
ことができる。したがって、溶接ワイヤを取り替える必
要もなく、また溶接欠陥を発生させることなく均一なビ
ード形状が得られ、その継手内の各部位における母材溶
融量を変化させずに溶接金属の化学的組成を制御するこ
とができる。
種溶接ワイヤの送給比率を変化させるだけで、同一継手
内において溶接金属の化学的組成を連続的に変化させる
ことができる。したがって、溶接ワイヤを取り替える必
要もなく、また溶接欠陥を発生させることなく均一なビ
ード形状が得られ、その継手内の各部位における母材溶
融量を変化させずに溶接金属の化学的組成を制御するこ
とができる。
【図1】本発明の一実施例を示す説明図である。
【図2】溶接金属の断面を一般化して示す図である。
【図3】実施例で使用した回転アーク溶接トーチの断面
図である。
図である。
【図4】レール継手部の断面図である。
1,2 溶接ワイヤ
3,4 給電チップ
5 溶接電源
6 母材
7,8 アーク
9 溶融池
10 溶接ビード
11 電極ノズル
14 支点
18 回転円盤
Claims (2)
- 【請求項1】 化学的組成の異なる複数の溶接ワイヤ
を使用し、1つの溶融池を形成し、その継手内における
溶接部位に応じて各溶接ワイヤの送給比率を変化させる
ことにより、溶接金属の化学的組成を制御する多電極溶
接方法。 - 【請求項2】 回転アーク溶接法を利用する請求項1
記載の多電極溶接方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13121691A JP2536328B2 (ja) | 1991-06-03 | 1991-06-03 | 多電極溶接方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13121691A JP2536328B2 (ja) | 1991-06-03 | 1991-06-03 | 多電極溶接方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04367376A true JPH04367376A (ja) | 1992-12-18 |
JP2536328B2 JP2536328B2 (ja) | 1996-09-18 |
Family
ID=15052753
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13121691A Expired - Lifetime JP2536328B2 (ja) | 1991-06-03 | 1991-06-03 | 多電極溶接方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2536328B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007181876A (ja) * | 2005-12-05 | 2007-07-19 | Daihen Corp | 高合金鋼の2電極アーク溶接方法 |
JP2007268577A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Kobe Steel Ltd | タンデムアーク溶接方法 |
JP2011200937A (ja) * | 2003-12-15 | 2011-10-13 | Fronius Internatl Gmbh | 溶接ユニットおよび少なくとも2つの別個の溶接プロセスを組合せた溶接方法 |
-
1991
- 1991-06-03 JP JP13121691A patent/JP2536328B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011200937A (ja) * | 2003-12-15 | 2011-10-13 | Fronius Internatl Gmbh | 溶接ユニットおよび少なくとも2つの別個の溶接プロセスを組合せた溶接方法 |
JP2007181876A (ja) * | 2005-12-05 | 2007-07-19 | Daihen Corp | 高合金鋼の2電極アーク溶接方法 |
JP2007268577A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Kobe Steel Ltd | タンデムアーク溶接方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2536328B2 (ja) | 1996-09-18 |
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