JPH04365517A - 放電加工用電極 - Google Patents

放電加工用電極

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Publication number
JPH04365517A
JPH04365517A JP13925891A JP13925891A JPH04365517A JP H04365517 A JPH04365517 A JP H04365517A JP 13925891 A JP13925891 A JP 13925891A JP 13925891 A JP13925891 A JP 13925891A JP H04365517 A JPH04365517 A JP H04365517A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
machining
electric discharge
discharge machining
recess
Prior art date
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Pending
Application number
JP13925891A
Other languages
English (en)
Inventor
▲高▼田 清治
Seiji Takada
Masatoshi Kato
正敏 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP13925891A priority Critical patent/JPH04365517A/ja
Publication of JPH04365517A publication Critical patent/JPH04365517A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は放電加工に用いられる電
極に関し、詳しくはその電極の形状の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】放電による固体の消耗現象を利用した放
電加工は、被加工物が導電体であれば硬さに関係なく加
工することができるという特徴がある。したがって、切
削加工がやりにくい超硬合金や焼入後の工具鋼などの加
工に威力を発揮し、例えば鍛造型などの型加工に多用さ
れている。
【0003】ところで放電加工の能率を大きく左右する
ものの一つに、加工時に発生するガスやチップの処理の
適否がある。放電部分に発生したガスが滞留すると、放
電が円滑に行われなくなり加工精度が低下する。またチ
ップが滞留すると電極に付着しやすく、チップが電極に
付着するとそのチップと被加工物との間で二次放電が生
じるため、加工精度が低下する。そこで従来より電極形
状や加工方法に種々の対策が講じられている。
【0004】例えば、軸方向に貫通するガス抜き穴をも
つ電極を用いる方法がある。また被加工物に被加工面か
ら外部へ連通する逃がし穴を形成する方法もある。この
ように逃がし穴を形成し、自然にあるいは吸引などで強
制的にガスとチップを被加工面から排出することにより
、加工精度を向上させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
図4及び図5に示すように、被加工物200の被加工面
201に幅の狭い溝状の凹形状部202を形成する場合
、電極100は短辺が加工先端となる長尺板状の形状と
なり、長手方向に貫通するガス抜き穴を設けることは困
難である。また被加工物に逃がし穴を設けることが困難
な場合も多い。そこで、このように逃がし穴を設けられ
ない場合には、電極100を定期的に被加工面201か
ら離れる方向へ移動させ(以下、ジャンプという)、そ
の間に被加工面201に加工液を噴射してガスやチップ
を排出する方法で対処している。
【0006】ところが上記したような幅の狭い溝状の凹
形状部を形成する場合には、電極をジャンプさせる方法
ではガスやチップの排出が充分でなく、ジャンプしてい
る時間を長くしたり、ジャンプさせる間隔を短くしたり
する必要があった。そのため加工時間が長くなるという
弊害が発生していた。またチップの排出が円滑に行われ
ないために、電極への付着による二次放電が発生しやす
い。そのため加工電流を下げて二次放電を防止している
が、加工時間が長くなり、かつ被加工面の精度が低下す
るという不具合がある。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、被加工面に幅の狭い溝状の凹形状部を形成
する場合に、ガスやチップを円滑に排出できる電極形状
とすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の放電加工用電極は、被加工面に幅の狭い溝状の凹形
状部を形成するのに用いられ長尺板状で短辺が加工先端
面となる放電加工用電極であって、先端部に厚さ方向に
窪んで長手方向に延びる凹部をもち、凹部は凹形状部の
放電加工時に凹部の一端が常に凹形状部から外部に表出
する長さとされたことを特徴とする。
【0009】本発明の放電加工用電極は、長尺板状で短
辺が加工先端面となっている。そして先端部に厚さ方向
に窪み長手方向に延びる凹部をもつところに特色を有す
る。この凹部は、溝状であってもよいし、厚さ方向に貫
通するスリットであってもよい。また溝の途中に、貫通
する穴やスリットが部分的に設けられた形状とすること
もできる。
【0010】この凹部は、凹形状部の放電加工時に一端
が常に凹形状部から外部に表出する長さとされている。 この凹部が凹形状部から外部に表出する長さは、少なく
とも2mm以上であることが望ましい。この長さが短い
と、ガスやチップの円滑な排出が困難となる場合がある
。また凹部の幅も同様な理由により2mm以上とするこ
とが望ましい。なお、凹部を設ける位置は電極の外周側
部に近接した位置が望ましい。そして電極の形状に応じ
て、凹部を複数個設けることも好ましい。この場合、複
数の凹部が全て凹形状部の放電加工時に凹形状部から外
部に表出する長さとするか、もしくは全ての凹部が、凹
形状部から外部に表出する凹部に連通するように構成す
る必要がある。
【0011】本発明の電極は、従来と同様に銅、グラフ
ァイトなどから形成することができる。
【0012】
【発明の作用及び効果】本発明の放電加工用電極では、
放電加工時に発生したガスやチップは凹部を通じて外部
に円滑に排出される。このとき加工液を電極側方より噴
射すれば、排出を一層円滑に行うことができる。すなわ
ち本発明の放電加工用電極によれば、被加工面に幅の狭
い溝状の凹形状部を形成する場合においても電極のジャ
ンプ時間を短縮することができ、場合によってはジャン
プを廃止することも可能である。さらに加工電流を下げ
る必要がなく最適な電流値で加工することができる。し
たがって加工時間を短縮できる。またチップの排出が円
滑となるので、二次放電が防止され加工精度も向上する
【0013】
【実施例】以下、実施例により具体的に説明する。本実
施例の電極は、厚さ1.5mmのリブ部を成形体に形成
するための、深さ25mm、幅15mmの溝状の凹形状
部を金型に形成するのに用いられる。図1及び図2に本
実施例の放電加工用電極の正面図と断面図を示す。この
電極1は、厚さ0.5〜1.2mmの銅板から打ち抜き
により長尺形状に形成されている。この電極1は、幅1
5mmの基部10と、基部10の先端から延び幅10m
m長さ15mmの先端部11とからなり、基部10と先
端部11との境界には両側面に肩部12が形成されてい
る。そして幅方向中央部には、先端部11の先端面から
2mm内側より長手方向に延びる幅2mm、長さ28m
mの縦スリット13が形成され、肩部12表面から2m
m内側で基部10の側面から2mm内側の位置には、縦
スリット13と直交する幅2mmの横スリット14が形
成されている。
【0014】この電極1を用いて金型2に深さ25mm
の2段形状の凹形状部21を形成する。放電加工は加工
液中で行い、被加工面20の加工部分に加工液を常に噴
射しながら加工を行う。先ず先端部11の先端と被加工
面20との間で放電し、凹形状部21が形成されるにつ
れて先端部11が金型2内に侵入する。すると先端部1
1の表面と金型2との間でも放電が始まり、次いで肩部
12及び基部10の表面でも放電して加工が進行する。
【0015】加工初期において、先端部11での放電に
より発生したガス及びチップは、縦スリット13内を通
じて外部へ円滑に排出される。加工中期において肩部1
2が金型2内に侵入すると、肩部12での放電により発
生したガス及びチップは、まず横スリット14に入り、
次いで縦スリット13内を通じて外部へ円滑に排出され
る。そして加工終期においては、図3に示すように縦ス
リット13は少なくとも2mmは被加工面20から外部
へ表出している。したがって基部10での放電により生
じたガス及びチップは、縦スリット13を通じて外部へ
円滑に排出される。
【0016】すなわち本実施例の電極によれば、加工時
に発生するガス及びチップは縦スリット13及び横スリ
ット14を通じて外部に円滑に排出される。特に横スリ
ット14の存在により、縦スリット13だけでは滞留し
やすい凹形状部21の段部21aのチップを円滑に排出
することができる。したがって放電加工が安定し、加工
時間の短縮を図ることができる。
【0017】また縦スリット13及び横スリット14は
、それぞれ電極1の外周から最短距離で2mmの間隔を
隔てて形成されているため、放電加工に耐え得るだけの
電極1の強度が維持され、かつガス及びチップを円滑に
排出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の放電加工用電極の正面図で
ある。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本発明の一実施例の放電加工用電極で金型を加
工している状態の説明図である。
【図4】従来の放電加工用電極で被加工物を加工してい
る状態の説明図である。
【図5】図4のB−B断面図である。
【符号の説明】
1:電極                  2:金
型(被加工物)10:基部 11:先端部              12:肩部
            13:縦スリット(凹部) 14:横スリット(凹部)  20:被加工面    
    21:凹形状部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  被加工面に幅の狭い溝状の凹形状部を
    形成するのに用いられ長尺板状で短辺が加工先端面とな
    る放電加工用電極であって、先端部に厚さ方向に窪んで
    長手方向に延びる凹部をもち、該凹部は該凹形状部の放
    電加工時に該凹部の一端が常に該凹形状部から外部に表
    出する長さとされたことを特徴とする放電加工用電極。
JP13925891A 1991-06-11 1991-06-11 放電加工用電極 Pending JPH04365517A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13925891A JPH04365517A (ja) 1991-06-11 1991-06-11 放電加工用電極

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13925891A JPH04365517A (ja) 1991-06-11 1991-06-11 放電加工用電極

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04365517A true JPH04365517A (ja) 1992-12-17

Family

ID=15241107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13925891A Pending JPH04365517A (ja) 1991-06-11 1991-06-11 放電加工用電極

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JP (1) JPH04365517A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009167446A (ja) * 2008-01-11 2009-07-30 Ihi Corp 放電表面処理用の電極保持具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009167446A (ja) * 2008-01-11 2009-07-30 Ihi Corp 放電表面処理用の電極保持具

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