JPH04363977A - ノイズ低減回路 - Google Patents
ノイズ低減回路Info
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- JPH04363977A JPH04363977A JP3139134A JP13913491A JPH04363977A JP H04363977 A JPH04363977 A JP H04363977A JP 3139134 A JP3139134 A JP 3139134A JP 13913491 A JP13913491 A JP 13913491A JP H04363977 A JPH04363977 A JP H04363977A
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- 101000800807 Homo sapiens Tumor necrosis factor alpha-induced protein 8 Proteins 0.000 description 1
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- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 1
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- Picture Signal Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】[発明の目的]
【0002】
【産業上の利用分野】本発明はPAL、SECAM及び
NTSC等のカラーテレビ信号伝送方式に於けるビデオ
信号のS/N比を改善するノイズ低減回路に関する。
NTSC等のカラーテレビ信号伝送方式に於けるビデオ
信号のS/N比を改善するノイズ低減回路に関する。
【0003】
【従来の技術】これまで、カラーテレビジョンの標準方
式は、日本,アメリカ,カナダ等が採用しているNTS
C方式と、西ドイツ,イギリス,オーストラリア等が採
用しているPAL方式と、フランス,ソ連,中近東諸国
が採用しているSECAM方式がある。これらの三方式
は映像帯域内に置かれた副搬送波を用いて、二つの色信
号成分を伝送する点で共通しているが、その伝送の方法
が夫々異なっている。NTSC方式は搬送波抑圧の直角
2相変調方式が使われ、3.58MHz色副搬送波の位
相を90°ずらしたものを二つの平衡変調器に加え、こ
れらを色差信号B−YとR−Yで変調し搬送波を抑圧し
て合成している。そして、この方式では色副搬送波信号
の周波数を水平走査周波数の半分の奇数倍、即ち上記3
.58MHzに選び輝度信号の側波帯の中間に正確に挿
入される。
式は、日本,アメリカ,カナダ等が採用しているNTS
C方式と、西ドイツ,イギリス,オーストラリア等が採
用しているPAL方式と、フランス,ソ連,中近東諸国
が採用しているSECAM方式がある。これらの三方式
は映像帯域内に置かれた副搬送波を用いて、二つの色信
号成分を伝送する点で共通しているが、その伝送の方法
が夫々異なっている。NTSC方式は搬送波抑圧の直角
2相変調方式が使われ、3.58MHz色副搬送波の位
相を90°ずらしたものを二つの平衡変調器に加え、こ
れらを色差信号B−YとR−Yで変調し搬送波を抑圧し
て合成している。そして、この方式では色副搬送波信号
の周波数を水平走査周波数の半分の奇数倍、即ち上記3
.58MHzに選び輝度信号の側波帯の中間に正確に挿
入される。
【0004】PAL方式は色差信号B−YとR−Yを同
時に送ることはNTSC方式と同じであるが、R−Y信
号を走査線ごとに位相反転し、これとB−Y信号とで搬
送波を直角変調して送っている。この方式ではベネチア
ンブラインドと称する縦縞妨害を防止する為に色副搬送
波の周波数は1/4ラインオフセットを用い約4.43
MHzとなる。又、SECAM方式は色差信号B−Yと
R−Yに比例する二つの信号を周波数変調し、線順次で
送り受信機では水平1ライン遅延線を用いて順次信号を
同時信号に変換し復調している。
時に送ることはNTSC方式と同じであるが、R−Y信
号を走査線ごとに位相反転し、これとB−Y信号とで搬
送波を直角変調して送っている。この方式ではベネチア
ンブラインドと称する縦縞妨害を防止する為に色副搬送
波の周波数は1/4ラインオフセットを用い約4.43
MHzとなる。又、SECAM方式は色差信号B−Yと
R−Yに比例する二つの信号を周波数変調し、線順次で
送り受信機では水平1ライン遅延線を用いて順次信号を
同時信号に変換し復調している。
【0005】さて、マルチVCR(ビデオカセットレコ
ーダ…家庭用VTRのことで米国で主に使われる呼称)
は前記三方式の各信号をいずれも記録・再生できる磁気
記録再生装置で、このマルチVCRに於いてはフォーマ
ットの相違によりPAL/SECAM方式の方がNTS
C方式よりビデオS/N比が良いこと、或はマルチVC
Rが主に販売される地域の放送方式がPAL/SECA
M方式である等の理由から、ビデオ信号系の主要仕様は
PAL/SECAM方式となっている。従って、PAL
/SECAM方式ではその一水平走査周期(1H)が6
4マイクロセカンドであり、一方、NTSC方式の一水
平走査周期が約63.556マイクロセカンドで約45
0ナノセカンドの違いがあっても、ビデオ信号のS/N
比を改善するノイズ低減回路の1H遅延素子にはPAL
/SECAM用が用いられている。
ーダ…家庭用VTRのことで米国で主に使われる呼称)
は前記三方式の各信号をいずれも記録・再生できる磁気
記録再生装置で、このマルチVCRに於いてはフォーマ
ットの相違によりPAL/SECAM方式の方がNTS
C方式よりビデオS/N比が良いこと、或はマルチVC
Rが主に販売される地域の放送方式がPAL/SECA
M方式である等の理由から、ビデオ信号系の主要仕様は
PAL/SECAM方式となっている。従って、PAL
/SECAM方式ではその一水平走査周期(1H)が6
4マイクロセカンドであり、一方、NTSC方式の一水
平走査周期が約63.556マイクロセカンドで約45
0ナノセカンドの違いがあっても、ビデオ信号のS/N
比を改善するノイズ低減回路の1H遅延素子にはPAL
/SECAM用が用いられている。
【0006】図2は従来のマルチVCRに於けるノイズ
低減回路を示し、1H遅延素子には色副搬送波の周波数
fSCのn(n:自然数)倍で設定されるPAL用1H
遅延素子5aが用いられている。尚、前記色副搬送波の
周波数fSCはPAL方式とSECAM方式とでほぼ等
しい。このノイズ低減回路では、PAL/SECAM方
式のビデオ輝度信号が供給されるときはテープスピード
SP/LP(SP…STANDARD PLAYの略
で2時間30分の録画・再生ができるテープスピードモ
ード、LP…LONGPLAYの略で8時間の録画・再
生ができるテープスピードモード)の両モードでスイッ
チSをONしてノイズ低減回路を作動させる。即ち、ノ
イズがランダムに発生していることを利用するもので、
Y−くし回路YCに於いて、入力ビデオ輝度信号にPA
L用1H遅延素子5aで一水平走査周期遅らせたビデオ
輝度信号のノイズ分を加算することにより、入力ビデオ
輝度信号のノイズ分を低減してビデオS/N比を改善し
ている。
低減回路を示し、1H遅延素子には色副搬送波の周波数
fSCのn(n:自然数)倍で設定されるPAL用1H
遅延素子5aが用いられている。尚、前記色副搬送波の
周波数fSCはPAL方式とSECAM方式とでほぼ等
しい。このノイズ低減回路では、PAL/SECAM方
式のビデオ輝度信号が供給されるときはテープスピード
SP/LP(SP…STANDARD PLAYの略
で2時間30分の録画・再生ができるテープスピードモ
ード、LP…LONGPLAYの略で8時間の録画・再
生ができるテープスピードモード)の両モードでスイッ
チSをONしてノイズ低減回路を作動させる。即ち、ノ
イズがランダムに発生していることを利用するもので、
Y−くし回路YCに於いて、入力ビデオ輝度信号にPA
L用1H遅延素子5aで一水平走査周期遅らせたビデオ
輝度信号のノイズ分を加算することにより、入力ビデオ
輝度信号のノイズ分を低減してビデオS/N比を改善し
ている。
【0007】一方、NTSC方式のビデオ輝度信号が供
給されるときは、テープスピードEP(EP…EXTE
NDED PLAYのことで5時間の録画・再生がで
きるテープスピードモード)のときのみ前記スイッチS
をONしてノイズ低減回路を作動させるが、前記テープ
スピードSPのときは、前述したように一水平走査周期
がPAL/SECAM方式とNTSC方式とでは約45
0ナノセカンド相違し、この結果Y−くし回路YCを適
確に作動できない為、ビデオ輝度信号のノイズ分を取除
くことはできず画質が大きく劣下する。
給されるときは、テープスピードEP(EP…EXTE
NDED PLAYのことで5時間の録画・再生がで
きるテープスピードモード)のときのみ前記スイッチS
をONしてノイズ低減回路を作動させるが、前記テープ
スピードSPのときは、前述したように一水平走査周期
がPAL/SECAM方式とNTSC方式とでは約45
0ナノセカンド相違し、この結果Y−くし回路YCを適
確に作動できない為、ビデオ輝度信号のノイズ分を取除
くことはできず画質が大きく劣下する。
【0008】そこで、図3に示すようにマルチVCRに
、1H遅延素子としてPAL用1H遅延素子5aとNT
SC用1H遅延素子5bとを備えたノイズ低減回路が提
案され、入力されるPAL/SECAM方式又はNTS
C方式の各ビデオ輝度信号に応じて、夫々スイッチSで
PAL用1H遅延素子5aとNTSC用1H遅延素子5
bとを切換えてY−くし回路YCを作動してノイズ分を
取除きビデオS/N比を改善している。
、1H遅延素子としてPAL用1H遅延素子5aとNT
SC用1H遅延素子5bとを備えたノイズ低減回路が提
案され、入力されるPAL/SECAM方式又はNTS
C方式の各ビデオ輝度信号に応じて、夫々スイッチSで
PAL用1H遅延素子5aとNTSC用1H遅延素子5
bとを切換えてY−くし回路YCを作動してノイズ分を
取除きビデオS/N比を改善している。
【0009】このように、マルチVCRのノイズ低減回
路は、PAL用1H遅延素子を1個備えてPAL/SE
CAM方式のビデオ輝度信号のS/N比を全テープスピ
ードモードについて改善すると共に、NTSC方式のビ
デオ輝度信号のときはテープスピードEPのときだけス
イッチをONにしてS/N比を改善するか、或はPAL
用1H遅延素子とNTSC用1H遅延素子の2個備えて
、PAL/SECAM方式又はNTSC方式の各ビデオ
輝度信号に応じてスイッチを切換え、夫々PAL用1H
遅延素子とNTSC用1H遅延素子を使用してビデオ輝
度信号のS/N比を改善している。
路は、PAL用1H遅延素子を1個備えてPAL/SE
CAM方式のビデオ輝度信号のS/N比を全テープスピ
ードモードについて改善すると共に、NTSC方式のビ
デオ輝度信号のときはテープスピードEPのときだけス
イッチをONにしてS/N比を改善するか、或はPAL
用1H遅延素子とNTSC用1H遅延素子の2個備えて
、PAL/SECAM方式又はNTSC方式の各ビデオ
輝度信号に応じてスイッチを切換え、夫々PAL用1H
遅延素子とNTSC用1H遅延素子を使用してビデオ輝
度信号のS/N比を改善している。
【0010】前者はカラーテレビジョンの標準方式の全
てのビデオ輝度信号のS/N比を改善することはできず
不完全であり、又後者は3方式の全てのビデオ輝度信号
のS/N比を改善できるが1H遅延素子をPAL用と、
NTSC用の2個用意しなければならず回路構成が複雑
になると共に、両者共に前述のようにテープスピードモ
ード、又は信号伝送方式の相違に応じてスイッチの切換
え操作を行わなければならない。
てのビデオ輝度信号のS/N比を改善することはできず
不完全であり、又後者は3方式の全てのビデオ輝度信号
のS/N比を改善できるが1H遅延素子をPAL用と、
NTSC用の2個用意しなければならず回路構成が複雑
になると共に、両者共に前述のようにテープスピードモ
ード、又は信号伝送方式の相違に応じてスイッチの切換
え操作を行わなければならない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
ノイズ低減回路はPAL用1H遅延素子を1個備えたも
のは、NTSC方式の輝度信号についてはテープスピー
ドがEPモードだけに限定されて不完全であり、又PA
L/SECAM方式、NTSC方式の全てのビデオ輝度
信号のビデオS/N比を改善するためにはPAL用とN
TSC用の2種類の1H遅延素子を備えなければならず
回路構成が複雑になると共に、前者はNTSC方式のと
きはテープスピードモードにより、後者は信号伝送方式
の相違に応じてスイッチの切換えが必要でありその操作
が煩瑣であるという不都合あった。 本発明は係る従
来の問題点を解決するために為されたもので、1個の遅
延素子だけでPAL方式、SECAM方式、NTSC方
式の各ビデオ輝度信号が供給されても、その信号の種類
に応じて適確に作動してノイズを低減しビデオS/N比
を改善できるノイズ低減回路を提供することを目的とす
る。
ノイズ低減回路はPAL用1H遅延素子を1個備えたも
のは、NTSC方式の輝度信号についてはテープスピー
ドがEPモードだけに限定されて不完全であり、又PA
L/SECAM方式、NTSC方式の全てのビデオ輝度
信号のビデオS/N比を改善するためにはPAL用とN
TSC用の2種類の1H遅延素子を備えなければならず
回路構成が複雑になると共に、前者はNTSC方式のと
きはテープスピードモードにより、後者は信号伝送方式
の相違に応じてスイッチの切換えが必要でありその操作
が煩瑣であるという不都合あった。 本発明は係る従
来の問題点を解決するために為されたもので、1個の遅
延素子だけでPAL方式、SECAM方式、NTSC方
式の各ビデオ輝度信号が供給されても、その信号の種類
に応じて適確に作動してノイズを低減しビデオS/N比
を改善できるノイズ低減回路を提供することを目的とす
る。
【0012】[発明の構成]
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、入力されたビデオ信号に応じてその水平走
査周波数に基づいた周波数を有するクロック信号を出力
する可変周波数発振手段と、前記クロック信号により前
記入力ビデオ信号を入力ビデオ信号の一水平走査周期だ
け遅延させる遅延手段と、前記遅延手段からのビデオ信
号と前記入力ビデオ信号とにより前記入力ビデオ信号の
ノイズ分を低減するくし形回路とを具備したものである
。
に本発明は、入力されたビデオ信号に応じてその水平走
査周波数に基づいた周波数を有するクロック信号を出力
する可変周波数発振手段と、前記クロック信号により前
記入力ビデオ信号を入力ビデオ信号の一水平走査周期だ
け遅延させる遅延手段と、前記遅延手段からのビデオ信
号と前記入力ビデオ信号とにより前記入力ビデオ信号の
ノイズ分を低減するくし形回路とを具備したものである
。
【0014】
【作用】可変周波数発振手段はビデオ信号が供給される
と前記ビデオ信号の水平走査周波数に基づいた周波数を
有するクロック信号を遅延手段に供給して、該遅延手段
の遅延時間を入力ビデオ信号の一水平走査周期に一致さ
せる。そして、前記遅延手段で遅延されたビデオ信号と
前記入力ビデオ信号は共にくし形回路に供給され、該く
し形回路に於いて遅延されたビデオ信号に基づいて入力
ビデオ信号のノイズ分を低減する。
と前記ビデオ信号の水平走査周波数に基づいた周波数を
有するクロック信号を遅延手段に供給して、該遅延手段
の遅延時間を入力ビデオ信号の一水平走査周期に一致さ
せる。そして、前記遅延手段で遅延されたビデオ信号と
前記入力ビデオ信号は共にくし形回路に供給され、該く
し形回路に於いて遅延されたビデオ信号に基づいて入力
ビデオ信号のノイズ分を低減する。
【0015】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。図1は本発明に係わるノイズ低減回路の一実施例
を示すブロック図である。位相比較器1、VCO(電圧
制御発振器)2、そして分周器3はPLL(Phase
Locked Loop)回路を構成し、位相比
較器1はVCO2の入力側に接続され、該VCO2の出
力側は分周器3を介して前記位相比較器1に接続される
。 又、前記VCO2の出力側は入力端子4が接続されてい
る遅延素子5に接続され、該遅延素子5は前記入力端子
4と接続される減算器6に接続される。そして、前記減
算器6はリミッタ回路7を介して一端が基準電位点に接
続されている可変抵抗器8の他端に接続されると共に、
この可変抵抗器8は一端が前記入力端子4に他端が出力
端子10に接続される加算器9と接続される。尚、前記
減算器6、リミッタ回路7、可変抵抗器8及び加算器9
によってY−くし回路YCが構成される。
する。図1は本発明に係わるノイズ低減回路の一実施例
を示すブロック図である。位相比較器1、VCO(電圧
制御発振器)2、そして分周器3はPLL(Phase
Locked Loop)回路を構成し、位相比
較器1はVCO2の入力側に接続され、該VCO2の出
力側は分周器3を介して前記位相比較器1に接続される
。 又、前記VCO2の出力側は入力端子4が接続されてい
る遅延素子5に接続され、該遅延素子5は前記入力端子
4と接続される減算器6に接続される。そして、前記減
算器6はリミッタ回路7を介して一端が基準電位点に接
続されている可変抵抗器8の他端に接続されると共に、
この可変抵抗器8は一端が前記入力端子4に他端が出力
端子10に接続される加算器9と接続される。尚、前記
減算器6、リミッタ回路7、可変抵抗器8及び加算器9
によってY−くし回路YCが構成される。
【0016】次に、上記実施例の動作を説明する。例え
ば、入力端子4にPAL/SECAM方式のビデオ輝度
信号(以下、原信号という)が供給されると同時に、位
相比較器1に前記PAL/SECAM方式のビデオ信号
に於ける水平走査周波数fH の水平同期信号が供給さ
れると、位相比較器1はこの入力水平同期信号と、VC
O2から発生される前記水平走査周波数fH のn(n
:自然数)倍の信号を分周器3で1/nにした信号との
間の位相差を比較し、その位相差に応じた電圧を前記V
CO2に供給する。すると、前記電圧はVCO2の制御
電圧として働き、該VCO2の周波数を正確に水平走査
周波数fH のn倍に一致させる。尚、PAL方式とS
ECAM方式のビデオ信号双方の水平走査周波数fH
は15.625(KHz)である。
ば、入力端子4にPAL/SECAM方式のビデオ輝度
信号(以下、原信号という)が供給されると同時に、位
相比較器1に前記PAL/SECAM方式のビデオ信号
に於ける水平走査周波数fH の水平同期信号が供給さ
れると、位相比較器1はこの入力水平同期信号と、VC
O2から発生される前記水平走査周波数fH のn(n
:自然数)倍の信号を分周器3で1/nにした信号との
間の位相差を比較し、その位相差に応じた電圧を前記V
CO2に供給する。すると、前記電圧はVCO2の制御
電圧として働き、該VCO2の周波数を正確に水平走査
周波数fH のn倍に一致させる。尚、PAL方式とS
ECAM方式のビデオ信号双方の水平走査周波数fH
は15.625(KHz)である。
【0017】そして、前記水平走査周波数fH のn倍
の信号がクロック信号として遅延素子5に供給され、こ
の遅延素子5の遅延時間を正確に前記ビデオ信号の一水
平走査周期と一致するように設定する。従って、前記原
信号が遅延素子5に供給されると、正確に一水平走査周
期だけ遅延されて次段の減算器6に供給される。一方、
前記減算器6には原信号が直接供給され、該原信号と前
記遅延素子5からの遅延されたビデオ輝度信号との差成
分が求められるが、このとき輝度信号のライン相関によ
り輝度信号は殆ど相殺されるので、次段のリミッタ回路
7で前記差成分のうち低レベルの成分をノイズと判断し
て分離抽出する。
の信号がクロック信号として遅延素子5に供給され、こ
の遅延素子5の遅延時間を正確に前記ビデオ信号の一水
平走査周期と一致するように設定する。従って、前記原
信号が遅延素子5に供給されると、正確に一水平走査周
期だけ遅延されて次段の減算器6に供給される。一方、
前記減算器6には原信号が直接供給され、該原信号と前
記遅延素子5からの遅延されたビデオ輝度信号との差成
分が求められるが、このとき輝度信号のライン相関によ
り輝度信号は殆ど相殺されるので、次段のリミッタ回路
7で前記差成分のうち低レベルの成分をノイズと判断し
て分離抽出する。
【0018】更に、前記ノイズのレベルを可変抵抗器8
でレベル調整後、ノイズは加算器9に於いて前記入力端
子4からの原信号と加算され、ノイズのランダム性によ
って原信号のノイズが低減されてS/N比の向上したビ
デオ輝度信号となって出力端子10から出力される。次
に、入力端子4を介してNTSC方式のビデオ輝度信号
が供給された場合には、位相比較器1に前記NTSC方
式のビデオ信号に於ける水平走査周波数fH(15.7
34(KHz))の水平同期信号が供給され、前述のよ
うにVCO2は正確に入力水平同期信号の水平走査周波
数fH のn倍を遅延素子5に供給する。
でレベル調整後、ノイズは加算器9に於いて前記入力端
子4からの原信号と加算され、ノイズのランダム性によ
って原信号のノイズが低減されてS/N比の向上したビ
デオ輝度信号となって出力端子10から出力される。次
に、入力端子4を介してNTSC方式のビデオ輝度信号
が供給された場合には、位相比較器1に前記NTSC方
式のビデオ信号に於ける水平走査周波数fH(15.7
34(KHz))の水平同期信号が供給され、前述のよ
うにVCO2は正確に入力水平同期信号の水平走査周波
数fH のn倍を遅延素子5に供給する。
【0019】そして、前記水平走査周波数fH のn倍
の信号がクロック信号として遅延素子5に供給され、こ
の遅延素子5の遅延時間を正確に前記NTSC方式のビ
デオ信号の一水平走査周期になるように設定する。従っ
て、前述したPAL/SECAM方式のビデオ輝度信号
の場合と同様に後段のY−くし回路YCが適確に作動し
て、ノイズが低減されてS/N比の向上したビデオ輝度
信号となって出力端子10から出力される。このように
して、1個の遅延素子の遅延時間が供給されるテレビ信
号の方式に応じて正確に、ビデオ信号の一水平走査周期
に設定されるので、PAL/SECAM方式及びNTS
C方式のいずれの方式のビデオ輝度信号でもY−くし回
路が最適な条件で作動してノイズを低減し、ビデオ輝度
信号のS/N比を向上して画質の改善がなされる。
の信号がクロック信号として遅延素子5に供給され、こ
の遅延素子5の遅延時間を正確に前記NTSC方式のビ
デオ信号の一水平走査周期になるように設定する。従っ
て、前述したPAL/SECAM方式のビデオ輝度信号
の場合と同様に後段のY−くし回路YCが適確に作動し
て、ノイズが低減されてS/N比の向上したビデオ輝度
信号となって出力端子10から出力される。このように
して、1個の遅延素子の遅延時間が供給されるテレビ信
号の方式に応じて正確に、ビデオ信号の一水平走査周期
に設定されるので、PAL/SECAM方式及びNTS
C方式のいずれの方式のビデオ輝度信号でもY−くし回
路が最適な条件で作動してノイズを低減し、ビデオ輝度
信号のS/N比を向上して画質の改善がなされる。
【0020】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、可
変周波数発振手段から送出される水平走査周波数に基づ
いた周波数を有するクロック信号によって、1個の遅延
手段の遅延時間を入力ビデオ信号の一水平走査周期に一
致させることにより、くし形回路を入力ビデオ信号に応
じて適確に作動させることができる。しかして、PAL
/SECAM方式及びNTSC方式のいずれの方式のビ
デオ輝度信号でもノイズ分を低減してS/N比を向上で
きると共に、遅延手段も1個で、且つスイッチも不要と
なり回路構成が簡単でその操作性が向上するという優れ
た効果を奏する。
変周波数発振手段から送出される水平走査周波数に基づ
いた周波数を有するクロック信号によって、1個の遅延
手段の遅延時間を入力ビデオ信号の一水平走査周期に一
致させることにより、くし形回路を入力ビデオ信号に応
じて適確に作動させることができる。しかして、PAL
/SECAM方式及びNTSC方式のいずれの方式のビ
デオ輝度信号でもノイズ分を低減してS/N比を向上で
きると共に、遅延手段も1個で、且つスイッチも不要と
なり回路構成が簡単でその操作性が向上するという優れ
た効果を奏する。
【図1】本発明に係わるノイズ低減回路の一実施例を示
すブロック図。
すブロック図。
【図2】従来のノイズ低減回路を示すブロック図。
【図3】従来の他のノイズ低減回路を示すブロック図。
1…位相比較器、
2…VCO(電圧制御発振器)、
3…分周器、
5…遅延素子、
YC…Y−くし回路。
Claims (1)
- 【請求項1】 入力されたビデオ信号に応じてその水
平走査周波数に基づいた周波数を有するクロック信号を
出力する可変周波数発振手段と、前記クロック信号によ
り前記入力ビデオ信号を入力ビデオ信号の一水平走査周
期だけ遅延させる遅延手段と、前記遅延手段からのビデ
オ信号と前記入力ビデオ信号とにより前記入力ビデオ信
号のノイズ分を低減するくし形回路とを具備したことを
特徴とするノイズ低減回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3139134A JPH04363977A (ja) | 1991-06-11 | 1991-06-11 | ノイズ低減回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3139134A JPH04363977A (ja) | 1991-06-11 | 1991-06-11 | ノイズ低減回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04363977A true JPH04363977A (ja) | 1992-12-16 |
Family
ID=15238332
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3139134A Pending JPH04363977A (ja) | 1991-06-11 | 1991-06-11 | ノイズ低減回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04363977A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0630354A (ja) * | 1992-04-15 | 1994-02-04 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 映像信号処理装置 |
-
1991
- 1991-06-11 JP JP3139134A patent/JPH04363977A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0630354A (ja) * | 1992-04-15 | 1994-02-04 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 映像信号処理装置 |
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