JPH04363207A - 多孔無機質成形品の製造方法 - Google Patents

多孔無機質成形品の製造方法

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JPH04363207A
JPH04363207A JP13770491A JP13770491A JPH04363207A JP H04363207 A JPH04363207 A JP H04363207A JP 13770491 A JP13770491 A JP 13770491A JP 13770491 A JP13770491 A JP 13770491A JP H04363207 A JPH04363207 A JP H04363207A
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carbon dioxide
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inorganic molded
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Yoichiro Okimura
沖村 要一郎
Takeshi Kawaguchi
川口 猛
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多孔無機質成形品の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、軽量で優れた機械的強度、不燃性
乃至難燃性、切断や釘打ち可能等の良好な加工性等を兼
ね備えた、多孔無機質成形品が使用されている。
【0003】これらの多孔無機質成形品は通常、セメン
ト、石膏、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム等のよう
な水硬性無機材料、無機繊維あるいは有機繊維、粘結剤
、水等を混練し、押出成形法等によって成形した後加熱
養生し、硬化させることによって製造されるが、軽量化
及び加工性の改善のために、発泡体粒子を内部に均一に
分散させたり、空洞部を均一に分散して形成すること等
が行われている。
【0004】発泡体粒子を均一に分散させる方法として
は、例えば発泡スチロール等の発泡プラスチック粒子を
混合し、押出成形によって成形する方法が従来より知ら
れている。しかし、発泡プラスチック粒子は、押出機あ
るいは金型等の中では数Kg/cm2 〜30Kg/c
m2 といった高い圧力によって圧縮されて体積が収縮
しているが、金型を通過後に圧力から開放されると膨張
し(これをスプリングバックと称する)、このため成形
体に亀裂が発生し、外観や物性を損なうと云った問題が
ある。
【0005】また、空洞部を均一に分散して形成する方
法として、特開昭58−55360号公報、特開昭59
−162167号公報には、発泡スチロール等の熱可塑
性発泡粒子を加えた後、このような発泡粒子が溶融する
100℃以上の高温、通常には120℃〜180℃に加
熱して熱可塑性発泡粒子を溶融させることにより内部に
空洞部を形成する技術が開示されている。しかし有機繊
維その他の有機質材料を含む場合、これらの有機質材料
が高温に曝されて劣化し、強度の低い製品しか得られな
いことがある。
【0006】更にまた特開昭59−141455号公報
には、熱可塑性樹脂発泡粒子とこの熱可塑性樹脂発泡粒
子が可溶性である溶剤を加え、発泡粒子を溶解すること
により空洞部を形成する技術が開示されている。しかし
この場合、有機質材料が溶剤によって侵され、同様に強
度上悪影響を及ぼすと云う問題がある。
【0007】また、上記いずれの方法においても、無機
質材料、補強繊維その他の添加物、水等に、これらと比
重が著しく異なる発泡プラスチック粒子等を均一に混入
するのは厄介であり、且つ製造工程も複雑になる。
【0008】このような点から、発泡プラスチック粒子
等の混入を必要とせずに無機質成形品内に均一に分散し
た空洞部を形成する技術として、特開昭59−9331
0号公報に、無機質材料を押出成形する際、押出成形口
中に配設した多数の中空針状体から空気その他の高圧の
流体を押出材料の流れ方向に噴出させる技術が提案され
ている。しかし、高圧の流体として空気を用いた場合、
有機質材料が高温度あるいは溶剤の悪影響を受けないの
で強度(最終強度)は高くなるが、初期強度が低く且つ
最終強度に達するまでに長時間を要する。また、液体状
あるいは固体(粉体)状の流体を用いた場合には、高圧
流体の供給設備、特に中空針状体等の内面の錆び、腐食
、詰まり、磨耗等が発生し易く、また、流体の種類の切
替えも厄介である等の問題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような従
来技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、発
泡プラスチック粒子等の混入を必要とせず、容易に、且
つ簡単な設備を用いて、均一に分散した空洞部を形成す
ることによって、軽量で且つ高い強度、特に高い初期強
度を有する多孔無機質成形品を製造することを目的とす
るものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の多孔無機質成形品の製造方法は、無機質
材料押出成形装置の金型内部に、金型の吐出方向に開口
端を有する中空針状体を押出材料の流れ方向に沿って並
列に多数配設し、金型内を通過する無機質材料中に上記
中空針状体から高圧の炭酸ガスを噴出させて多数の空洞
部を形成することを要旨とするものである。
【0011】本発明に用いられる無機質材料としては、
セメント、石膏、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム等
の水硬性無機材料を主成分とし、これに珪砂、パーライ
ト、フライアッシュ等の骨材、補強あるいは加工性改善
の目的でガラス繊維、ロックウール、金属繊維、炭素繊
維等の無機繊維、ビニロン、ポリプロピレン、ポリエス
テル、アラミド繊維等の有機合成繊維、更に成形時の保
型の目的でセルロース等を加えることが一般に行われて
いる。
【0012】次に、押出材料中に高圧の炭酸ガスを噴出
させて多数の空洞部を形成する方法について、図面を用
いて説明する。図1は本発明の多孔無機質成形品の製造
方法の概略説明図である。押出成形装置1は、通常、2
段スクリュー式真空押出成形機2とその先に装着された
金型3より構成されており、金型3内には無機質材料M
の流れ方向(矢印aで示す)に沿って、金型の吐出方向
に開口端を有する中空針状体4,4・・・が並列に多数
設けられ、その他端は金型3内のガス溜め5に支持され
、且つガス溜め5内に開口している。ガス溜め5は配管
6を通じて炭酸ガス供給源7に連結されている。炭酸ガ
スの供給圧力、供給量等は、炭酸ガス供給源7の元圧あ
るいは弁8等によって調節されるが、更に、炭酸ガスが
連続的あるいは間欠的に供給可能となされていることが
好ましい。また、炭酸ガスの噴出位置が変えられるよう
に、中空針状体4,4・・・の位置が上下あるいは前後
に調節可能とされていることがより好ましい。これらの
手段は、無機質材料Mの配合、成形品の形状、寸法、成
形速度等によって、最適な炭酸ガス噴出条件とするのに
有効である。
【0013】2段スクリュー式真空押出成形機2で脱気
及び混練された無機質材料Mが金型3内を通過する際、
金型3内に並列に多数配設された中空針状体4,4・・
・の開口端から高圧の炭酸ガスを噴出することによって
、無機質材料Mの内部に炭酸ガスの泡B,B・・・が多
数形成される。この炭酸ガスの泡B,B・・・は金型3
内を通過するに従って押出圧力、金型3の通路断面縮小
による圧力上昇等のため圧潰及び分散され、金型3の吐
出口31から吐出される際には無機質材料Mの内部に炭
酸ガスの微細な空洞部が無数に形成されるのである。
【0014】このようにして成形された成形体Fは形が
崩れないように保持して常温で養生し、次いで有機繊維
その他の有機質材料が高温による悪影響を受けないよう
80℃以下程度の温度で水蒸気養生して、多孔無機質成
形品の製品を得る。
【0015】
【作用】無機質成形品中に均一に分散して形成された空
洞部内の炭酸ガスの存在によって水和反応が促進され、
その結果、多孔無機質成形品の初期強度が向上する。
【0016】
【実施例】以下に、前記の製造方法によって多孔無機質
成形品の製造を行った実施例について記載する。 実施例 セメント100重量部(以下単に部と記す)、フライア
ッシュ40部、ビニロン繊維2部、メチルセルローズ2
部、及び水35部から成る組成物をミキサーによって混
練後2段スクリュー式真空押出成形機2に供給し、金型
3から押出して巾600mm×厚さ20mm×定尺(切
断長さ)400mmの平板状の成形体を成形した。成形
に際しては、図1に示した装置及び方法によって炭酸ガ
スを押出材料M中に噴出しつつ成形した。この成形体を
20〜25℃の常温下で養生し、次いで60℃の水蒸気
中で8時間養生して多孔無機質成形品を得た。得られた
製品の主要な物性を測定した結果、表1のA欄に示す通
りであった。 比較例1 セメント100重量部、フライアッシュ40部、ビニロ
ン繊維2部、メチルセルローズ2部、直径2mmの発泡
スチロールの球状粒子10部、及び水35部から成る組
成物を常温下でミキサーによって混練後2段スクリュー
式真空押出成形機2に供給し、金型3から押出して巾6
00mm×厚さ20mm×定尺400mmの平板状の成
形体を成形した。この成形体を20〜25℃の常温下で
養生、乾燥し、次いで60℃の水蒸気中で8時間養生し
て多孔無機質成形品を得た。得られた製品の主要な物性
を測定した結果、表1のB欄に示す通りであった。 比較例2 60℃の水蒸気養生の代りに120℃で8時間オートク
レーブ養生して発泡スチロールの球状粒子を溶融して空
洞部を形成する以外は比較例1と同じ方法で製造し、表
1のC欄に示すような物性の製品を得た。 比較例3 比較例1の配合に溶剤として脂肪酸メチルエステル5部
を加え、発泡スチロールの球状粒子を溶解して空洞部を
形成する以外は比較例1と同じ方法で製造し、表1のD
欄に示すような物性の製品を得た。 比較例4 炭酸ガスの代わりに空気を噴出する以外はすべて実施例
と同じ方法で製造し、表1のE欄に示すような物性の製
品を得た。
【0017】
【表1】
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、軽量で且つ高い初期強度を有する多孔無機質
成形品を、容易に、且つ簡単な設備を用いて製造するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】  は本発明の製造方法の概略説明図である。
【符号の説明】
1        押出成形装置 2        2段スクリュー式真空押出成形機3
        金型 31      吐出口 4        中空針状体 5        ガス溜め 6        配管 7        炭酸ガス供給源 8        弁 M        無機質材料 F        成形体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  無機質材料押出成形装置の金型内部に
    、金型の吐出方向に開口端を有する中空針状体を押出材
    料の流れ方向に沿って並列に多数配設し、金型内を通過
    する無機質材料中に上記中空針状体から高圧の炭酸ガス
    を噴出させて多数の空洞部を形成することを特徴とする
    多孔無機質成形品の製造方法。
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