JPH04362896A - 定電流ループ回路 - Google Patents
定電流ループ回路Info
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- JPH04362896A JPH04362896A JP13875691A JP13875691A JPH04362896A JP H04362896 A JPH04362896 A JP H04362896A JP 13875691 A JP13875691 A JP 13875691A JP 13875691 A JP13875691 A JP 13875691A JP H04362896 A JPH04362896 A JP H04362896A
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- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 230000003321 amplification Effects 0.000 description 6
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 description 6
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 229920006395 saturated elastomer Polymers 0.000 description 2
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 1
- 230000005236 sound signal Effects 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信網における加入者
回線に使用されるPCM(パルス符号変調)端局装置等
において、2線式搬送方式のための定電流のループ電流
を生成するための定電流ループ回路に関する。
回線に使用されるPCM(パルス符号変調)端局装置等
において、2線式搬送方式のための定電流のループ電流
を生成するための定電流ループ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】電話網等の通信網において、2線式のア
ナログ信号と4線式のディジタル信号との変換のために
PCM端局装置が用いられている。例えば、電話機等の
加入者端末をPCM端局装置を介してディジタル伝送路
に接続し、このディジタル伝送路にPCM端局装置を介
してアナログ交換機を接続した網において、交換機に接
続されたPCM端局装置は、加入者端末の発呼、ダイヤ
ルパルス等の情報や、音声信号を、ディジタル信号から
アナログ信号に変換する信号変換回路を有する。この変
換は、例えば、加入者端末の発呼、ダイヤルパルス等の
情報に関しては、ループ電流を断続することで行う。ま
た、このループ電流に音声信号が重畳される。ここで、
ループ電流は交換機のトランクから供給され、このトラ
ンクは、ループ電流を監視することによって加入者端末
の発呼、ダイヤルパルス等を検出する。
ナログ信号と4線式のディジタル信号との変換のために
PCM端局装置が用いられている。例えば、電話機等の
加入者端末をPCM端局装置を介してディジタル伝送路
に接続し、このディジタル伝送路にPCM端局装置を介
してアナログ交換機を接続した網において、交換機に接
続されたPCM端局装置は、加入者端末の発呼、ダイヤ
ルパルス等の情報や、音声信号を、ディジタル信号から
アナログ信号に変換する信号変換回路を有する。この変
換は、例えば、加入者端末の発呼、ダイヤルパルス等の
情報に関しては、ループ電流を断続することで行う。ま
た、このループ電流に音声信号が重畳される。ここで、
ループ電流は交換機のトランクから供給され、このトラ
ンクは、ループ電流を監視することによって加入者端末
の発呼、ダイヤルパルス等を検出する。
【0003】ところで、上記の信号変換回路において、
ループ電流を流す場合に抵抗だけを用いると電流が流れ
過ぎて熱を発生する場合がある。そこで、これを防止す
るために、ループ電流を定電流化する定電流ループ回路
が用いられている。
ループ電流を流す場合に抵抗だけを用いると電流が流れ
過ぎて熱を発生する場合がある。そこで、これを防止す
るために、ループ電流を定電流化する定電流ループ回路
が用いられている。
【0004】図3は、従来の定電流ループ回路の一例を
示す回路図である。この定電流ループ回路は、図示しな
い交換機トランクに接続される接続端子25、26を有
し、この接続端子25、26には、整流および保護用の
4つのダイオード21、22、23、24が接続されて
いる。すなわち、接続端子25にはダイオード21のア
ノードおよびダイオード23のカソードが接続され、接
続端子26にはダイオード22のカソードおよびダイオ
ード24のアノードが接続されている。ダイオード21
、24のカソードと、ダイオード22、23のアノード
の間には、バイアス設定用抵抗器16、17が直列に接
続されている。抵抗器17の両端間には、定電流値を電
圧値にて設定するための定電圧素子15が接続されてい
る。また、ダイオード21、24のカソードには、トラ
ンジスタ18のコレクタおよびトランジスタ19のコレ
クタが接続されている。トランジスタ18のベースは抵
抗器16、17間に接続され、エミッタはトランジスタ
19のベースに接続されている。トランジスタ19のエ
ミッタはバイアス設定用抵抗器20を介してダイオード
22、23のアノードに接続されている。
示す回路図である。この定電流ループ回路は、図示しな
い交換機トランクに接続される接続端子25、26を有
し、この接続端子25、26には、整流および保護用の
4つのダイオード21、22、23、24が接続されて
いる。すなわち、接続端子25にはダイオード21のア
ノードおよびダイオード23のカソードが接続され、接
続端子26にはダイオード22のカソードおよびダイオ
ード24のアノードが接続されている。ダイオード21
、24のカソードと、ダイオード22、23のアノード
の間には、バイアス設定用抵抗器16、17が直列に接
続されている。抵抗器17の両端間には、定電流値を電
圧値にて設定するための定電圧素子15が接続されてい
る。また、ダイオード21、24のカソードには、トラ
ンジスタ18のコレクタおよびトランジスタ19のコレ
クタが接続されている。トランジスタ18のベースは抵
抗器16、17間に接続され、エミッタはトランジスタ
19のベースに接続されている。トランジスタ19のエ
ミッタはバイアス設定用抵抗器20を介してダイオード
22、23のアノードに接続されている。
【0005】次に、この定電流ループ回路の動作につい
て説明する。図示しない交換機トランクとこの定電流ル
ープ回路を接続する線路による電圧降下を交換機トラン
クの給電電圧から除いた電圧が接続端子25、26に加
わり、接続端子26を仮想接地として考え、接続端子2
5は仮想接地に対し正電位の状態であるとする。このと
き、接続端子25からダイオード21を介してバイアス
設定用抵抗器16から抵抗器17へバイアス電流が流れ
る。また、抵抗器17と並列に定電圧素子15が接続さ
れているため、抵抗器17の両端に加わる電圧は一定と
なり、この電圧がトランジスタ18のベースと、トラン
ジスタ20のエミッタと接続されていない抵抗器20の
端子との間に加わる。従ってトランジスタ18、19の
ベース・エミッタ間にはそれぞれ順方向電圧が加わり、
トランジスタ18、19は遮断状態から飽和状態となる
。
て説明する。図示しない交換機トランクとこの定電流ル
ープ回路を接続する線路による電圧降下を交換機トラン
クの給電電圧から除いた電圧が接続端子25、26に加
わり、接続端子26を仮想接地として考え、接続端子2
5は仮想接地に対し正電位の状態であるとする。このと
き、接続端子25からダイオード21を介してバイアス
設定用抵抗器16から抵抗器17へバイアス電流が流れ
る。また、抵抗器17と並列に定電圧素子15が接続さ
れているため、抵抗器17の両端に加わる電圧は一定と
なり、この電圧がトランジスタ18のベースと、トラン
ジスタ20のエミッタと接続されていない抵抗器20の
端子との間に加わる。従ってトランジスタ18、19の
ベース・エミッタ間にはそれぞれ順方向電圧が加わり、
トランジスタ18、19は遮断状態から飽和状態となる
。
【0006】トランジスタ18が飽和状態においては抵
抗器16を流れるバイアス電流は定電圧素子15、抵抗
器17およびトランジスタ18のベースへと流れ込む。 トランジスタ18のベースに流れ込んだ電流は、トラン
ジスタ18の直流増幅率倍され、トランジスタ19のベ
ースに流れ込むため、抵抗器20にはトランジスタ18
の直流増幅率とトランジスタ19の直流増幅率との積倍
された電流が流れる。ここで、抵抗器16、17は数十
kΩの抵抗値とし、抵抗器20は数百Ωまたは数十Ωの
抵抗値とする。よって、接続端子25からダイオード2
1を介して流れる電流の大部分はトランジスタ18、1
9から抵抗器20へと流れる。抵抗器20の両端電圧は
定電圧素子15で一定電圧に保持されているため、抵抗
器20を介して流れる電流は定電流となる。つまり、接
続端子25、26間電位を抵抗器16、17の比で分圧
し、抵抗器17の両端に加わる電圧が、定電圧素子15
により任意に設定された一定電圧を越える範囲において
、接続端子25、26間電圧が変動してもほぼ正確な定
電流が流れる。
抗器16を流れるバイアス電流は定電圧素子15、抵抗
器17およびトランジスタ18のベースへと流れ込む。 トランジスタ18のベースに流れ込んだ電流は、トラン
ジスタ18の直流増幅率倍され、トランジスタ19のベ
ースに流れ込むため、抵抗器20にはトランジスタ18
の直流増幅率とトランジスタ19の直流増幅率との積倍
された電流が流れる。ここで、抵抗器16、17は数十
kΩの抵抗値とし、抵抗器20は数百Ωまたは数十Ωの
抵抗値とする。よって、接続端子25からダイオード2
1を介して流れる電流の大部分はトランジスタ18、1
9から抵抗器20へと流れる。抵抗器20の両端電圧は
定電圧素子15で一定電圧に保持されているため、抵抗
器20を介して流れる電流は定電流となる。つまり、接
続端子25、26間電位を抵抗器16、17の比で分圧
し、抵抗器17の両端に加わる電圧が、定電圧素子15
により任意に設定された一定電圧を越える範囲において
、接続端子25、26間電圧が変動してもほぼ正確な定
電流が流れる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この従来の定電流ルー
プ回路では、線間電圧を抵抗器16、17の比で分圧し
、一方の抵抗器17の両端電圧を定電圧素子15で一定
とし、ループ電流を流すためのトランジスタのベース電
位を一定に保持して定電流回路を構成している。この定
電流回路では、定電圧素子15に任意の一定電圧が加わ
ると定電流となるが、定電流状態において定電圧素子1
5に流れる電流は回路内で漏れ電流となり、この漏れ電
流と、定電圧素子15により設定された定電流値の和が
線間電流となり交換機トランクへ流れる。従って、定電
流ループ回路と交換機トランクを接続する線路抵抗によ
る電圧降下や交換機トランクの電源変動によって定電圧
素子15に流れる電流が変化すると必然的に定電流値も
変化していた。従って、従来の定電流ループ回路では、
線路抵抗の変動等による線間電圧の変動に対するループ
電流の特性が図4に示すようになり、ループ電流を一定
にすることが困難であった。
プ回路では、線間電圧を抵抗器16、17の比で分圧し
、一方の抵抗器17の両端電圧を定電圧素子15で一定
とし、ループ電流を流すためのトランジスタのベース電
位を一定に保持して定電流回路を構成している。この定
電流回路では、定電圧素子15に任意の一定電圧が加わ
ると定電流となるが、定電流状態において定電圧素子1
5に流れる電流は回路内で漏れ電流となり、この漏れ電
流と、定電圧素子15により設定された定電流値の和が
線間電流となり交換機トランクへ流れる。従って、定電
流ループ回路と交換機トランクを接続する線路抵抗によ
る電圧降下や交換機トランクの電源変動によって定電圧
素子15に流れる電流が変化すると必然的に定電流値も
変化していた。従って、従来の定電流ループ回路では、
線路抵抗の変動等による線間電圧の変動に対するループ
電流の特性が図4に示すようになり、ループ電流を一定
にすることが困難であった。
【0008】そこで本発明の目的は、所定の範囲内の線
間電圧の変動に対して定電流値の変動を少なくした定電
流ループ回路を提供することにある。
間電圧の変動に対して定電流値の変動を少なくした定電
流ループ回路を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の定電流ループ回
路は、電流供給源に接続された整流回路と、この整流回
路の第1の出力端に第1の抵抗器を介してコレクタおよ
びベースが接続された第1のトランジスタと、コレクタ
が整流回路の第1の出力端に接続され、ベースが第1の
トランジスタのコレクタおよびベースに接続され、第1
のトランジスタと共にカレントミラー回路を構成する第
2のトランジスタと、一端が整流回路の第1の出力端に
接続され、他端が逆流防止用ダイオードを介して第1の
トランジスタのエミッタに接続され、第1のトランジス
タおよび第2のトランジスタに流れる電流を一定値に設
定するための定電圧素子と、コレクタが整流回路の第1
の出力端に接続され、ベースが第2のトランジスタのエ
ミッタに接続され、エミッタが第2の抵抗器を介して整
流回路の第2の出力端に接続され、第2のトランジスタ
に流れる電流によって制御されるループ電流を流すため
の第3のトランジスタと、逆流防止用ダイオードおよび
第1のトランジスタのエミッタと、整流回路の第2の出
力端との間に設けられた第3の抵抗器とを備えたもので
ある。
路は、電流供給源に接続された整流回路と、この整流回
路の第1の出力端に第1の抵抗器を介してコレクタおよ
びベースが接続された第1のトランジスタと、コレクタ
が整流回路の第1の出力端に接続され、ベースが第1の
トランジスタのコレクタおよびベースに接続され、第1
のトランジスタと共にカレントミラー回路を構成する第
2のトランジスタと、一端が整流回路の第1の出力端に
接続され、他端が逆流防止用ダイオードを介して第1の
トランジスタのエミッタに接続され、第1のトランジス
タおよび第2のトランジスタに流れる電流を一定値に設
定するための定電圧素子と、コレクタが整流回路の第1
の出力端に接続され、ベースが第2のトランジスタのエ
ミッタに接続され、エミッタが第2の抵抗器を介して整
流回路の第2の出力端に接続され、第2のトランジスタ
に流れる電流によって制御されるループ電流を流すため
の第3のトランジスタと、逆流防止用ダイオードおよび
第1のトランジスタのエミッタと、整流回路の第2の出
力端との間に設けられた第3の抵抗器とを備えたもので
ある。
【0010】この定電流ループ回路では、整流回路の第
1の出力端から第1の抵抗器を介して第1のトランジス
タに電流が流れると、この第1のトランジスタと共にカ
レントミラー回路を構成する第2のトランジスタにも同
じ電流が流れる。第1の抵抗器の両端電圧と第1のトラ
ンジスタのコレクタ・エミッタ間電圧の和は、定電圧素
子により一定に保持されているので、第1のトランジス
タおよび第2のトランジスタに流れる電流は一定である
。第2のトランジスタに流れる電流は、第3のトランジ
スタのベースに流れ込み、この第3のトランジスタの直
流増幅率倍され、第2の抵抗器を介して整流回路の第2
の出力端へ流れる。この第3のトランジスタに流れる電
流も一定であり、これがループ電流となる。第3の抵抗
器の抵抗値を、第2の抵抗器の抵抗値に比べて大きくす
ることにより定電圧素子および第1のトランジスタを介
して第3の抵抗器へ流れる電流、すなわち漏れ電流は、
第3のトランジスタを流れる電流と比較すると無視でき
る値になる。
1の出力端から第1の抵抗器を介して第1のトランジス
タに電流が流れると、この第1のトランジスタと共にカ
レントミラー回路を構成する第2のトランジスタにも同
じ電流が流れる。第1の抵抗器の両端電圧と第1のトラ
ンジスタのコレクタ・エミッタ間電圧の和は、定電圧素
子により一定に保持されているので、第1のトランジス
タおよび第2のトランジスタに流れる電流は一定である
。第2のトランジスタに流れる電流は、第3のトランジ
スタのベースに流れ込み、この第3のトランジスタの直
流増幅率倍され、第2の抵抗器を介して整流回路の第2
の出力端へ流れる。この第3のトランジスタに流れる電
流も一定であり、これがループ電流となる。第3の抵抗
器の抵抗値を、第2の抵抗器の抵抗値に比べて大きくす
ることにより定電圧素子および第1のトランジスタを介
して第3の抵抗器へ流れる電流、すなわち漏れ電流は、
第3のトランジスタを流れる電流と比較すると無視でき
る値になる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1および図2は本発明の一実施例に係り
、図1は本実施例の定電流ループ回路を示す回路図であ
る。
て説明する。図1および図2は本発明の一実施例に係り
、図1は本実施例の定電流ループ回路を示す回路図であ
る。
【0012】本実施例の定電流ループ回路は、図示しな
い交換機トランクに接続される接続端子13、14を有
し、この接続端子13、14には、ブリッジ整流回路を
構成する整流および保護用の4つのダイオード9、10
、11、12が接続されている。すなわち、接続端子1
3にはダイオード9のアノードおよびダイオード11の
カソードが接続され、接続端子14にはダイオード10
のカソードおよびダイオード12のアノードが接続され
ている。整流回路の第1の出力端となるダイオード9、
12のカソードには、第1の抵抗器を介して、第1のト
ランジスタ4のコレクタおよびベースと第2のトランジ
スタ5のベースとが接続されている。第2のトランジス
タ5のコレクタは、ダイオード9、12のカソードに接
続されている。この第1のトランジスタ4および第2の
トランジスタ5はカレントミラー回路を構成している。 また、ダイオード9、12のカソードには、第3のトラ
ンジスタ7のコレクタが接続され、この第3のトランジ
スタ7のベースは第2のトランジスタ5のエミッタに接
続され、エミッタは第2の抵抗器8を介して整流回路の
第2の出力端となるダイオード10、11のアノードに
接続されている。
い交換機トランクに接続される接続端子13、14を有
し、この接続端子13、14には、ブリッジ整流回路を
構成する整流および保護用の4つのダイオード9、10
、11、12が接続されている。すなわち、接続端子1
3にはダイオード9のアノードおよびダイオード11の
カソードが接続され、接続端子14にはダイオード10
のカソードおよびダイオード12のアノードが接続され
ている。整流回路の第1の出力端となるダイオード9、
12のカソードには、第1の抵抗器を介して、第1のト
ランジスタ4のコレクタおよびベースと第2のトランジ
スタ5のベースとが接続されている。第2のトランジス
タ5のコレクタは、ダイオード9、12のカソードに接
続されている。この第1のトランジスタ4および第2の
トランジスタ5はカレントミラー回路を構成している。 また、ダイオード9、12のカソードには、第3のトラ
ンジスタ7のコレクタが接続され、この第3のトランジ
スタ7のベースは第2のトランジスタ5のエミッタに接
続され、エミッタは第2の抵抗器8を介して整流回路の
第2の出力端となるダイオード10、11のアノードに
接続されている。
【0013】また、ダイオード9、12のカソードには
、定電流値を電圧値によって設定する定電圧素子1の一
端が接続され、この定電圧素子1の他端は、逆流を防止
して定電圧素子1を保護する保護用ダイオード2のアノ
ードに接続されている。このダイオード2のカソードは
、第1のトランジスタ4のエミッタと第3の抵抗器6の
一端に接続されている。第3の抵抗器6の他端は、ダイ
オード10、11のアノードに接続されている。
、定電流値を電圧値によって設定する定電圧素子1の一
端が接続され、この定電圧素子1の他端は、逆流を防止
して定電圧素子1を保護する保護用ダイオード2のアノ
ードに接続されている。このダイオード2のカソードは
、第1のトランジスタ4のエミッタと第3の抵抗器6の
一端に接続されている。第3の抵抗器6の他端は、ダイ
オード10、11のアノードに接続されている。
【0014】次に、この定電流ループ回路の動作につい
て説明する。接続端子13、14に図示しない交換機ト
ランク内の給電回路が接続されている状態において、交
換機トランクとこの定電流ループ回路を接続する線路に
よる電圧降下を交換機トランクの給電電圧から除いた入
力電圧が接続端子13、14に加わる。この入力電圧は
、抵抗器3と抵抗器6とにより分圧される。分圧された
入力電圧のうちの抵抗器3の両端電圧とトランジスタ4
のコレクタ・エミッタ間電圧の和が、定電圧素子1の定
電圧値とダイオード2の順方向電圧の和より大きい値を
示すとき、抵抗器3側の分圧電圧は入力電圧に依存せず
、定電圧素子1に支配される。従って、抵抗器3および
トランジスタ4のコレクタ電流には、ある任意の電流値
以上は流れることがない。トランジスタ4、5によりカ
レントミラー回路が形成されているため、トランジスタ
5のコレクタ電流もある任意の電流値に制限される。 トランジスタ5に流れる電流は、トランジスタ7のベー
スへ流れ込み、このトランジスタ7によって、このトラ
ンジスタ7の直流増幅率倍される。従って、このトラン
ジスタ7を流れる電流も一定となり、これがループ電流
となる。
て説明する。接続端子13、14に図示しない交換機ト
ランク内の給電回路が接続されている状態において、交
換機トランクとこの定電流ループ回路を接続する線路に
よる電圧降下を交換機トランクの給電電圧から除いた入
力電圧が接続端子13、14に加わる。この入力電圧は
、抵抗器3と抵抗器6とにより分圧される。分圧された
入力電圧のうちの抵抗器3の両端電圧とトランジスタ4
のコレクタ・エミッタ間電圧の和が、定電圧素子1の定
電圧値とダイオード2の順方向電圧の和より大きい値を
示すとき、抵抗器3側の分圧電圧は入力電圧に依存せず
、定電圧素子1に支配される。従って、抵抗器3および
トランジスタ4のコレクタ電流には、ある任意の電流値
以上は流れることがない。トランジスタ4、5によりカ
レントミラー回路が形成されているため、トランジスタ
5のコレクタ電流もある任意の電流値に制限される。 トランジスタ5に流れる電流は、トランジスタ7のベー
スへ流れ込み、このトランジスタ7によって、このトラ
ンジスタ7の直流増幅率倍される。従って、このトラン
ジスタ7を流れる電流も一定となり、これがループ電流
となる。
【0015】なお、例えばトランジスタを用いた図示し
ないスイッチによってループ電流を断続することによっ
て、加入者端末の発呼、ダイヤルパルス等の情報が2線
式のアナログ信号として交換機トランクに伝送される。 交換機トランクでは、このループ電流をリレー等を用い
て監視することによって加入者端末の発呼、ダイヤルパ
ルス等を検出する。
ないスイッチによってループ電流を断続することによっ
て、加入者端末の発呼、ダイヤルパルス等の情報が2線
式のアナログ信号として交換機トランクに伝送される。 交換機トランクでは、このループ電流をリレー等を用い
て監視することによって加入者端末の発呼、ダイヤルパ
ルス等を検出する。
【0016】ここで、抵抗器3の抵抗値は数百Ωに、抵
抗器6の抵抗値は数十kΩに、抵抗器8の抵抗値は数十
Ωに設定し、定電圧素子1の任意の一定電圧と抵抗器3
の関係よりカレントミラー回路の定電流値を設定する。 この設定された定電流値のトランジスタ7の直流増幅率
倍された電流がループ電流として流れるので、ループ電
流も定電流である。抵抗器6の抵抗値は数十kΩと、抵
抗器8の抵抗値に比べて極めて大きいので、定電圧素子
1およびトランジスタ4を介して抵抗器6へ流れる電流
、すなわち漏れ電流は、トランジスタ7を流れるループ
電流と比較すると無視できる値である。
抗器6の抵抗値は数十kΩに、抵抗器8の抵抗値は数十
Ωに設定し、定電圧素子1の任意の一定電圧と抵抗器3
の関係よりカレントミラー回路の定電流値を設定する。 この設定された定電流値のトランジスタ7の直流増幅率
倍された電流がループ電流として流れるので、ループ電
流も定電流である。抵抗器6の抵抗値は数十kΩと、抵
抗器8の抵抗値に比べて極めて大きいので、定電圧素子
1およびトランジスタ4を介して抵抗器6へ流れる電流
、すなわち漏れ電流は、トランジスタ7を流れるループ
電流と比較すると無視できる値である。
【0017】ここで、抵抗器3と抵抗器6の各抵抗値に
ついて説明を加える。接続端子13、14に接続される
交換機トランク内の給電回路のリレーを動作させるため
に流す線路電流は、トランジスタ7のコレクタ電流とし
て流される。ここで、接続端子13、14間電圧が小さ
いときにも線路電流をなるべく多く流すために、一般に
抵抗器8の電圧降下を小さくし、トランジスタ7のコレ
クタ・エミッタ間電圧を大きく設定するため、トランジ
スタ7のコレクタ・エミッタ間電圧と抵抗器8の両端電
圧の比に対応する抵抗器3、6の抵抗値は、抵抗器3の
抵抗値が抵抗器6の抵抗値より大きくなるように設定さ
れる。このような関係が成立する場合において、定電圧
素子1が動作する場合を考えると、定電圧素子1に流れ
る電流は、抵抗器6により制限でき、抵抗器6を最適値
に設定すれば、定電圧素子1に流れる電流を最小限に抑
えられる。一方、抵抗器3は抵抗器6よりも大きな抵抗
値となるため、抵抗器3を通して流れる電流はさらに小
さくなり、必要以上の漏れ電流は流れなくなる。
ついて説明を加える。接続端子13、14に接続される
交換機トランク内の給電回路のリレーを動作させるため
に流す線路電流は、トランジスタ7のコレクタ電流とし
て流される。ここで、接続端子13、14間電圧が小さ
いときにも線路電流をなるべく多く流すために、一般に
抵抗器8の電圧降下を小さくし、トランジスタ7のコレ
クタ・エミッタ間電圧を大きく設定するため、トランジ
スタ7のコレクタ・エミッタ間電圧と抵抗器8の両端電
圧の比に対応する抵抗器3、6の抵抗値は、抵抗器3の
抵抗値が抵抗器6の抵抗値より大きくなるように設定さ
れる。このような関係が成立する場合において、定電圧
素子1が動作する場合を考えると、定電圧素子1に流れ
る電流は、抵抗器6により制限でき、抵抗器6を最適値
に設定すれば、定電圧素子1に流れる電流を最小限に抑
えられる。一方、抵抗器3は抵抗器6よりも大きな抵抗
値となるため、抵抗器3を通して流れる電流はさらに小
さくなり、必要以上の漏れ電流は流れなくなる。
【0018】従って、線間電圧が定電圧素子1の一定電
圧によって決まる所定電圧を越えると、トランジスタ4
、5による定電流カレントミラー回路が動作し、次にト
ランジスタ7が動作して定電流ループ回路を形成し、図
2に示すように、定電圧素子1の一定電圧によって決ま
る所定電圧以上の電圧が線間電圧として与えられている
範囲においてループ電流は略一定となる。図2は、線路
抵抗の変動等による線間電圧の変動に対するループ電流
の特性を示す特性図である。なお、この図では横軸を線
路抵抗としているが、線間電圧は線路抵抗に応じて変化
するので、この図は定電流ループ回路の電圧−電流特性
を示していると言える。
圧によって決まる所定電圧を越えると、トランジスタ4
、5による定電流カレントミラー回路が動作し、次にト
ランジスタ7が動作して定電流ループ回路を形成し、図
2に示すように、定電圧素子1の一定電圧によって決ま
る所定電圧以上の電圧が線間電圧として与えられている
範囲においてループ電流は略一定となる。図2は、線路
抵抗の変動等による線間電圧の変動に対するループ電流
の特性を示す特性図である。なお、この図では横軸を線
路抵抗としているが、線間電圧は線路抵抗に応じて変化
するので、この図は定電流ループ回路の電圧−電流特性
を示していると言える。
【0019】これに対し、図3に示す従来の定電流ルー
プ回路では、定電圧素子15が安定した定電圧を発生す
るためにはこの定電圧素子15にある程度の電流を流す
必要がある。そのため、抵抗器16の抵抗値をあまり大
きくできない。さらに、抵抗器17の抵抗値は、抵抗器
16の抵抗値よりも小さくする必要がある。従って、漏
れ電流を小さくすることができない。
プ回路では、定電圧素子15が安定した定電圧を発生す
るためにはこの定電圧素子15にある程度の電流を流す
必要がある。そのため、抵抗器16の抵抗値をあまり大
きくできない。さらに、抵抗器17の抵抗値は、抵抗器
16の抵抗値よりも小さくする必要がある。従って、漏
れ電流を小さくすることができない。
【0020】このように本実施例によれば、定電圧素子
1によって設定されるカレントミラー回路の一定電流を
トランジスタ7に入力し、このトランジスタ7に流れる
ループ電流を定電流化すると共に、抵抗器6によって定
電圧素子1およびカレントミラー回路に流れる電流を低
減したので、定電流ループ回路の電圧−電流特性として
は、図2に示すようにある範囲内において電流値が平行
となる特性が得られる。すなわち、線路抵抗増大による
電圧降下増大に対して、定電圧素子1の一定電圧によっ
て決まる所定電圧以上の電圧が線間電圧として与えられ
ている範囲においてループ電流が略一定となる特性が得
られる。
1によって設定されるカレントミラー回路の一定電流を
トランジスタ7に入力し、このトランジスタ7に流れる
ループ電流を定電流化すると共に、抵抗器6によって定
電圧素子1およびカレントミラー回路に流れる電流を低
減したので、定電流ループ回路の電圧−電流特性として
は、図2に示すようにある範囲内において電流値が平行
となる特性が得られる。すなわち、線路抵抗増大による
電圧降下増大に対して、定電圧素子1の一定電圧によっ
て決まる所定電圧以上の電圧が線間電圧として与えられ
ている範囲においてループ電流が略一定となる特性が得
られる。
【0021】なお、本発明は、交換機トランクから給電
を受けるPCM端局装置内の定電流ループ回路に限らず
、PCM端局装置から給電を受ける交換機のトランク内
の定電流ループ回路等、2線式搬送方式のための定電流
のループ電流を生成するための定電流ループ回路全般に
適用することができる。
を受けるPCM端局装置内の定電流ループ回路に限らず
、PCM端局装置から給電を受ける交換機のトランク内
の定電流ループ回路等、2線式搬送方式のための定電流
のループ電流を生成するための定電流ループ回路全般に
適用することができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、定
電圧素子によって設定されるカレントミラー回路の一定
電流を、ループ電流を流すための第3のトランジスタに
入力してループ電流を定電流化すると共に、第3の抵抗
器によって定電圧素子およびカレントミラー回路に流れ
る電流を低減したので、所定の範囲内の線間電圧の変動
に対して定電流値の変動を少なくすることができるとい
う効果がある。
電圧素子によって設定されるカレントミラー回路の一定
電流を、ループ電流を流すための第3のトランジスタに
入力してループ電流を定電流化すると共に、第3の抵抗
器によって定電圧素子およびカレントミラー回路に流れ
る電流を低減したので、所定の範囲内の線間電圧の変動
に対して定電流値の変動を少なくすることができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の定電流ループ回路を示す回
路図である。
路図である。
【図2】図1の定電流ループ回路の電圧−電流特性を示
す特性図である。
す特性図である。
【図3】従来の定電流ループ回路を示す回路図である。
【図4】図3の定電流ループ回路の電圧−電流特性を示
す特性図である。
す特性図である。
1 定電圧素子
2、9〜12 ダイオード
3 第1の抵抗器
4 第1のトランジスタ
5 第2のトランジスタ
6 第3の抵抗器
7 第3のトランジスタ
8 第2の抵抗器
Claims (1)
- 【請求項1】 電流供給源に接続された整流回路と、
この整流回路の第1の出力端に第1の抵抗器を介してコ
レクタおよびベースが接続された第1のトランジスタと
、コレクタが整流回路の第1の出力端に接続され、ベー
スが第1のトランジスタのコレクタおよびベースに接続
され、第1のトランジスタと共にカレントミラー回路を
構成する第2のトランジスタと、一端が整流回路の第1
の出力端に接続され、他端が逆流防止用ダイオードを介
して第1のトランジスタのエミッタに接続され、第1の
トランジスタおよび第2のトランジスタに流れる電流を
一定値に設定するための定電圧素子と、コレクタが整流
回路の第1の出力端に接続され、ベースが第2のトラン
ジスタのエミッタに接続され、エミッタが第2の抵抗器
を介して整流回路の第2の出力端に接続され、第2のト
ランジスタに流れる電流によって制御されるループ電流
を流すための第3のトランジスタと、前記逆流防止用ダ
イオードおよび第1のトランジスタのエミッタと、整流
回路の第2の出力端との間に設けられた第3の抵抗器と
を具備することを特徴とする定電流ループ回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13875691A JPH04362896A (ja) | 1991-06-11 | 1991-06-11 | 定電流ループ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13875691A JPH04362896A (ja) | 1991-06-11 | 1991-06-11 | 定電流ループ回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04362896A true JPH04362896A (ja) | 1992-12-15 |
Family
ID=15229452
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13875691A Pending JPH04362896A (ja) | 1991-06-11 | 1991-06-11 | 定電流ループ回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04362896A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7391702B2 (en) | 2003-07-08 | 2008-06-24 | Optware Corporation | Holographic optical information recording and reproducing apparatus which parallel-translates light ray flux to correct tilt |
JP2010257390A (ja) * | 2009-04-28 | 2010-11-11 | Yokogawa Electric Corp | 電流入力装置および電流入出力装置 |
-
1991
- 1991-06-11 JP JP13875691A patent/JPH04362896A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7391702B2 (en) | 2003-07-08 | 2008-06-24 | Optware Corporation | Holographic optical information recording and reproducing apparatus which parallel-translates light ray flux to correct tilt |
JP2010257390A (ja) * | 2009-04-28 | 2010-11-11 | Yokogawa Electric Corp | 電流入力装置および電流入出力装置 |
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